ギターを 弾いている と 必ず直面する 「弦選び」 の問題。 楽器店に 行くと、 棚に ずらりと 並んだ弦のパッケージを 前に、 どれを 選べばいいのか 分か らなくなってしまった経験は ありません か ?
私も 初心者の頃は 「何と なく」 で 弦を 選んで いました が、 弦の違いを 理解してか ら、 自分の演奏スタイルに 合った弦を 選べるように なると、 サウンドも 弾き心地も 大きく変わりました。
この記事で は、 ギター弦の基本か ら選び方のポイント、 おすすめの弦まで、 あなたが 「も う迷わない 」 ための情報を すべてお伝えします。 10代の学生か ら、 趣味で ギターを 再開した 50代の方まで、 どなたに も 役立つ内容に なっています。
この記事で は、 も う迷わない ! ギター弦選びの完全ガイドを 厳選してご紹介します。
あわせて読みたい: 【保存版】 ギターピック選び完全ガイド
ギター弦選びで知っておきたい基礎知識

まずは 弦選びの前提と なる基礎知識を 押さえておきましょう。 ギター弦に は、 大きく分けて 「エレキギター用」 「アコースティックギター用」 「クラシックギター用」 の3種類が あります。
エレキギター弦の特徴
エレキギター弦は、 すべての弦が 金属製で、 マグネットピックアップで 音を 拾う構造に なっています。 一般的に は ニッケル合金や ステンレススチールで 作られており、 細めのゲージ (太さ) が 主流で す。
エレキギターの場合、 弦の素材や 太さに よって、 サウンドキャラクターが 大きく変わります。 ロックや メタルのような歪んだサウンドか ら、 ジャズのクリーントーンまで、 幅広い音楽性に 対応で きるのが 特徴で す。
アコースティックギター弦の特徴
アコースティックギター弦は、 低音弦 (4〜6弦) が 金属の巻き線、 高音弦 (1〜3弦) が プレーン弦 (無垢の金属線) と いう構造が 一般的で す。 弦の振動が ボディに 直接伝わって音が 出るため、 エレキ弦よりも 太めのゲージが 使われます。
素材に は 主に ブロンズや リン青銅 (フォスファーブロンズ) が 使われており、 それぞれ音色が 異なります。 アコギ特有の煌びや か で 豊か な倍音が 特徴で す。
クラシックギター弦の特徴
クラシックギター弦は、 高音弦が ナイロン製、 低音弦が ナイロン芯に 金属を 巻いた構造に なっています。 金属弦に 比べて柔らか く、 指へ の負担が 少ない ため、 初心者や 子ども に も 扱いや すい特徴が あります。
音色は 温か みが あり、 まろや か で 優しいサウンドが 得られます。 フラメンコや 古典音楽だけで なく、 ボサノヴァなどのジャンルで も 愛用されています。
弦のゲージ (太さ) による違いを理解する

弦選びで 最も 重要な要素の一つが 「ゲージ」 、 つまり弦の太さで す。 ゲージは 演奏性と サウンドの両方に 大きな影響を 与えます。
ライトゲージ (細い弦) の特徴
エレキギターで は .009〜.042インチ、 アコースティックギターで は .011〜.052インチ程度が 「ライトゲージ」 と 呼ばれます。
メリット:
- 押弦が楽で、 初心者や手の小さい方でも弾きやすい
- チョーキング (ベンド) がしやすい
- フィンガリングのスピードを出しやすい
- 長時間の演奏でも指が疲れにくい
デメリット:
- 音量が小さめになる傾向がある
- サウンドが細くなりやすい
- テンション (張力) が弱く、 強くピッキングすると音がビビりやすい
- 耐久性がやや低い
ライトゲージは、 リードギターを 多く弾く方、 速弾きを する 方、 ロックや ポップスを 演奏する 方に 向いています。 また、 ギターを 始めたばか りの初心者に も おすすめで す。
ミディアムゲージ (中間の太さ) の特徴
エレキギターで は .010〜.046インチ、 アコースティックギターで は .012〜.054インチ程度が 「ミディアムゲージ」 で す。 多くのギタリストが 選ぶ、 バランスの取れた太さで す。
メリット:
- 音量と演奏性のバランスが良い
- 適度な張りがあり、 安定したサウンドが得られる
- 幅広い音楽ジャンルに対応できる
- ライトゲージより耐久性が高い
デメリット:
- ライトゲージに比べると押弦に力が必要
- チョーキングがやや重い
オールラウンドに 使えるゲージで、 ジャズ、 ブルース、 ロック、 フォークなど、 さまざまなジャンルに 対応で きます。 迷ったらまずミディアムゲージを 試してみるのが おすすめで す。
ヘビーゲージ (太い弦) の特徴
エレキギターで は .011〜.050インチ以上、 アコースティックギターで は .013〜.056インチ以上が 「ヘビーゲージ」 と 呼ばれます。
メリット:
- 音量が大きく、 豊かな低音が得られる
- サステイン (音の伸び) が長い
- 強いピッキングにも耐えられる
- ダウンチューニングに適している
- 耐久性が高い
デメリット:
- 押弦に力が必要で、 初心者には難しい
- チョーキングが重く、 テクニカルなプレイが難しくなる
- ギターのネックに負担がかかる
- 長時間の演奏で指が疲れやすい
ヘビーゲージは、 ジャズギタリスト、 ブルースプレイヤー、 ヘビーメタルで ダウンチューニングを する 方に 好まれます。 また、 指弾き (フィンガーピッキング) を メインに する アコギプレイヤーに も 人気が あります。
弦の素材による音色の違い

ゲージと 並んで 重要なのが 弦の素材で す。 素材に よってサウンドキャラクターが 大きく変わります。
エレキギター弦の素材
ニッケルプレイテッドスチール:
最も 一般的な素材で、 スチール弦の表面に ニッケルメッキを 施した も ので す。 バランスの取れた明るいサウンドが 特徴で、 どんなジャンルに も 対応で きる万能性が あります。
ピュアニッケル:
ヴィンテージサウンドを 求める方に 人気の素材で す。 ニッケルプレイテッドより温か みが あり、 丸みのある 音色が 得られます。 50〜60年代のブルースや ロックンロールのサウンドを 再現した い方に おすすめで す。
ステンレススチール:
非常に 明るく、 ブライトなサウンドが 特徴で す。 耐久性が 高く、 サビに も 強いため、 手汗を か きや すい方に 向いています。 ただし、 フレットの摩耗が 早くなる可能性が あります。
アコースティックギター弦の素材
80/20ブロンズ:
銅80%、 亜鉛20%の合金で、 「ブラスブロンズ」 と も 呼ばれます。 非常に ブライトで 煌びや か な音色が 特徴で すが、 時間と とも に 音が 変化しや すい性質が あります。 新しい弦の輝か しいサウンドを 好む方に 人気で す。
フォスファーブロンズ (リン青銅) :
銅に リンを 加えた合金で、 80/20ブロンズより温か みが あり、 バランスの取れたサウンドが 得られます。 耐久性が 高く、 音色の変化が 緩や か なため、 多くのプロギタリストに 愛用されています。
コーティング弦:
弦の表面に 特殊なコーティングを 施した も ので、 素材と いうより加工技術の一種で す。 サビや 汚れに 強く、 通常の弦の3〜5倍長持ちします。 少し高価で すが、 頻繁に 弦交換で きない 方や、 手汗が 多い方に は 経済的で す。
演奏スタイル別:あなたに合った弦の選び方

ここまで の知識を 踏まえて、 実際に どう選べばいいのか、 演奏スタイル別に 見ていきましょう。
初心者の方へのおすすめ
ギターを 始めたばか りの方に は、 まず 「弾きや すさ」 を 重視した 弦選びを おすすめします。 指の痛みで 挫折してしまうこと を 避けるため、 ライトゲージか ら始めましょう。
エレキギター初心者:.009〜.042インチのライトゲージ、 ニッケルプレイテッドスチール
アコギ初心者:.011〜.052インチのライトゲージ、 フォスファーブロンズ
クラシックギター初心者:ノーマルテンションのナイロン弦
最初は 有名ブランドのスタンダードなモデルを 選ぶと 失敗が 少ない で す。 慣れてきたら、 少しずつ太いゲージや 異なる素材を 試して、 自分の好みを 探っていくと いいで しょう。
ロック・メタル系プレイヤーへ
ロックや メタルを 演奏する 方は、 演奏スタイルに よって選択が 分か れます。
リードギター中心:チョーキングや タッピングが しや すいライトゲージ (.009〜.042や .010〜.046) が おすすめで す。 速弾きを する 方に は 特に ライトゲージが 向いています。
リズムギター中心・ダウンチューニング:太めのゲージ (.010〜.052や .011〜.054) を 選びましょう。 特に ドロップチューニングを 使う場合、 ヘビーゲージで ない と 弦が 緩すぎて音が ビビってしまいます。
ジャズ・ブルースプレイヤーへ
ジャズや ブルースで は、 太めの弦に よる豊か な音色と サステインが 重視されます。 ミディアムか らヘビーゲージ (.011〜.050や .012〜.054) を 選ぶプレイヤーが 多いで す。
素材は ピュアニッケルや フラットワウンド弦 (巻き線が 平らな弦) が 人気で す。 フラットワウンド弦は、 メロウで 温か みのある サウンドが 得られ、 ジャズに 最適で す。
フォーク・弾き語りプレイヤーへ
アコギで 弾き語りを する 方に は、 バランスの取れたミディアムゲージ (.012〜.054) が おすすめで す。 コードストロークと アルペジオの両方に 対応で き、 声と のバランスも 取りや すい音量が 得られます。
素材は フォスファーブロンズが 定番で すが、 新品の煌びや か なサウンドが 好みなら80/20ブロンズを 試してみてください。 頻繁に 弦交換で きない 方は、 コーティング弦が 経済的で す。
フィンガースタイル・ソロギタープレイヤーへ
フィンガースタイルで は、 各弦の音量バランスが 重要に なります。 ミディアムゲージ (.012〜.054や .013〜.056) で、 フォスファーブロンズが 一般的な選択で す。
低音弦を 強調した い場合は、 カスタムライトゲージ (高音弦が 細く、 低音弦が 太い組み合わせ) も おすすめで す。 各弦の音量差が 小さくなり、 バランスの良いサウンドが 得られます。
弦の寿命と交換のタイミング

どんなに 良い弦を 選んで も、 古くなれば音質は 劣化します。 適切なタイミングで 交換する こと が、 良いサウンドを 保つ秘訣で す。
弦の寿命を判断するポイント
弦の寿命は 演奏頻度や 環境に よって異なります が、 以下のサインが 現れたら交換時期で す。
- 音が曇ってきた:新品の頃の明るさや煌びやかさが失われ、 くすんだ音になる
- チューニングが安定しない:すぐに音程が狂う、 チューニングしても合わせにくい
- サビや変色がある:視覚的にサビや汚れが目立つ
- 弦の表面がザラザラする:巻き線のデコボコが指に引っかかる
- 特定の音がビビる:弦が部分的に劣化して振動が不均一になっている
交換の目安
毎日練習する 方:2〜4週間ごと
週2〜3回練習する 方:1〜2ヶ月ごと
週1回程度の方:2〜3ヶ月ごと
たまに 弾く程度の方:半年〜1年ごと、 または 音が 気に なったと き
ただし、 ライブや レコーディングの前は、 たと え最近交換した ばか りで も 新しい弦に 張り替えること を おすすめします。 新品の弦は 音の輝きが 全く違います。
弦を長持ちさせるコツ
弦の寿命を 延ばすために は、 日々のケアが 重要で す。
- 演奏後は必ず弦を拭く (専用のストリングワイパーやクロスを使用)
- 手を洗ってから演奏する (手の油分や汚れが弦の大敵)
- 湿度の高い場所を避けて保管する
- 長期間弾かない場合は弦を緩めておく
- コーティング弦を使用する
これらのケアを 実践すれば、 通常の弦で も 2〜3倍長持ちさせること が で きます。
よくある質問と答え

Q1: ギターを買ったときに付いている弦はどうですか?
A: 新品のギターに 張られている 弦は、 多くの場合、 メーカーが 汎用的に 選んだ安価な弦で す。 悪くは ありません が、 質の高い弦に 交換する こと で、 音質が 驚くほど向上する こと が あります。 購入後、 慣らし運転を 兼ねて1〜2週間弾いたら、 自分で 選んだ弦に 交換してみること を おすすめします。
Q2: エレキギター用の弦をアコギに張っても大丈夫?
A: 基本的に は おすすめしません。 エレキ弦は アコギ弦より細く、 張力が 弱いため、 アコギに 張ると 音量が 小さく、 サウンドも 貧弱に なります。 逆に アコギ弦を エレキに 張ること も、 ピックアップと の相性や ネックへ の負担の面か ら推奨されません。 それぞれのギター専用の弦を 使いましょう。
Q3: 弦は1本だけ交換してもいいですか?
A: 1本だけ切れた場合、 その弦だけ交換する こと は 可能で すが、 あまりおすすめしません。 古い弦と 新しい弦で は 音色が 異なり、 バランスが 悪くなります。 また、 1本切れたと いうこと は 他の弦も 劣化している 証拠で す。 で きれば全弦を 一度に 交換しましょう。 どうしても 1本だけ交換する 場合は、 スペア弦を 常備しておくと 便利で す。
Q4: コーティング弦は本当に長持ちしますか?
A: は い、 通常の弦より3〜5倍長持ちします。 ただし、 コーティングに よって若干音色が 変わり、 「生々しさ」 が 減ると 感じる人も います。 また、 価格は 通常の弦の2〜3倍します が、 長持ちする ため、 長期的に は 経済的で す。 音色の好みと 交換頻度のバランスで 選びましょう。
Q5: ゲージを変えるとギターの調整が必要ですか?
A: は い、 特に ゲージを 大きく変更する 場合 (例:.009か ら.011へ ) は、 ネックの反りや オクターブチューニングに 影響が 出ること が あります。 ネックの調整 (トラスロッド調整) や 弦高の調整が 必要に なる場合が ある ので、 自信が なければ楽器店で セットアップしても らうこと を おすすめします。
まとめ:自分に合った弦を見つける旅を楽しもう
ギター弦選びは、 一見複雑に 見えます が、 基本を 押さえれば決して難しくありません。 この記事で お伝えした 内容を まと めます。
- ゲージ (太さ) は演奏性とサウンドに最も影響する要素。 初心者はライトゲージから始めよう
- 素材によって音色が変わる。 エレキはニッケル系、 アコギはブロンズ系が定番
- 演奏スタイルに合わせて選ぶことが重要。 速弾きには細い弦、 ジャズには太い弦
- 弦の寿命は演奏頻度によって異なるが、 定期的な交換が良いサウンドの秘訣
- コーティング弦は長持ちするが、 音色の好みが分かれる
最終的に は、 いろいろな弦を 実際に 試してみること が 一番の近道で す。 最初は 定番の弦か ら始めて、 慣れてきたらゲージや 素材を 変えて実験してみてください。 「この弦、 自分に 合ってる! 」 と 感じる瞬間は、 ギタリストと しての成長を 実感で きる喜びの瞬間で す。
弦は ギターの 「声」 を 決める重要なパーツで す。 自分の音楽性や 演奏スタイルに 合った弦を 見つけること で、 あなたのギタープレイは さらに 楽しく、 表現豊か に なるで しょう。
次回の弦交換のと きは、 この記事を 参考に、 いつも と 違う選択を してみません か ? 新しい発見が あなたを 待っている か も しれません。


