- ベース用ワイヤレスシステムの選び方と仕組み
- ベース特有の低音域に対応したモデルの特徴
- 自宅練習からライブまで使用シーン別のおすすめ
- 価格帯別(~1万円、2~3万円台、5万円以上)の比較
- 人気ブランド(Line 6、BOSS、SHURE、Xviveなど)の強みと違い
ベース用ワイヤレスシステムの特徴と選び方のポイント
ベースギターはギターと比べて出力される音の周波数帯が低く、ワイヤレスシステムにもより広い帯域幅と高いダイナミクス性能が求められます。特に5弦ベースやアクティブタイプのベースでは、低域の再現力が音作りに直結するため、選ぶモデルによって音質に大きな差が出ます。
ベース用に適したワイヤレスシステムの主なポイントは以下の通り:
- 広帯域対応(最低10Hzまたは20Hz以下)
- 低レイテンシー(3ms以下が理想)
- コンパンダーレスまたはナチュラルな音質のアナログ方式
- アクティブPU対応の入力感度
- 電波干渉に強い帯域選択(UHF帯やデュアルバンドなど)
使用シーン別|おすすめタイプ
自宅・スタジオ練習
・コストパフォーマンス重視で選びたいなら2.4GHzデジタル方式のモデル(Xvive、LEKATOなど)がおすすめ。低遅延で使いやすく、省スペースな設計が魅力です。
バンドリハ・小規模ライブ
・安定性と音質のバランスを考えると、BOSSやLine 6の中級機種が安心です。音痩せも少なく、低域までしっかり再現できます。
プロユース・ツアー
・UHF帯のアナログ方式(例:SHURE BLX14)やデュアルバンド対応のデジタル機(Shure GLX-D+)が最適。干渉にも強く、信頼性が高いです。
価格帯別おすすめモデル(10選)
| 製品名 | 方式 | レイテンシ | 電源 | 到達距離 | 価格帯 Amazon 4/7調査 |
特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
LEKATO WS-80 |
2.4GHz デジタル |
~5ms | 充電式 | ~30m | ¥7,000 | 初心者向け、ノイズ報告多め |
|
Xvive U2 |
2.4GHz デジタル |
~6ms | 充電式 | ~30m | ¥15,000 | 低音の再現はやや不利 |
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BOSS WL-20 |
2.4GHz デジタル |
2.3ms | 充電式 | ~15m | ¥25,000 | 高音質 |
|
BOSS WL-50 |
2.4GHz デジタル |
2.3ms | 充電式 | ~20m | ¥30,000 | ペダルボード組込型 |
|
Line 6 Relay G10S |
2.4GHz デジタル |
~2.9ms | 充電式 | ~40m | ¥37,000 | ステージ向け高音質 |
|
Line 6 Relay G30 |
2.4GHz デジタル |
~2.9ms | 単3×2本 | ~30m | ¥33,000 | 広帯域ベースにも |
|
SHURE BLX14 |
B帯 アナログ |
0ms | 単3×2本 | ~90m | ¥64,000 | 安定性UHF方式、安定性抜群 |
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NUX B-5RC |
2.4GHz デジタル |
~5ms | 充電式 | ~30m | ¥27,000 | アクティブベース相性懸念 |
|
SHURE GLX-D16+ |
デジタル 2.4/5.8GHz |
~4ms | 充電式 | ~30m | ¥79,000 | デュアルバンド、高音質 |
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SENNHEISER XSW-D Instrument Set |
2.4GHz デジタル |
~3.9ms | 充電式 | ~75m | ¥25,000 | 高音質コンパクト |
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↓表の見方について解説です
| 方式 | ワイヤレス信号の通信方式。主に「アナログ(UHF/B帯)」と「デジタル(2.4GHzなど)」があり、アナログは遅延が少なく、デジタルは音質や干渉回避に優れる特徴があります。 |
| レイテンシ | 音声信号がマイクからスピーカーに届くまでの時間(遅延)をミリ秒(ms)単位で表したもの。4ms以下であれば、歌っていて違和感はほとんど感じません。 |
| 電源 | ワイヤレスマイク(送信機)に使用される電源タイプ。乾電池式(単3など)と内蔵充電式バッテリーがあり、前者は交換が容易、後者はコストパフォーマンスに優れます。 |
| 到達距離 | 電波が届く最大距離の目安。遮蔽物のない見通しの良い条件での最大値を表します。実際の使用では屋内・人混みなどで短くなる場合もあります。 |
ブランド別の特徴(ベース対応視点)
- Line 6:Relayシリーズは10Hz~20kHz対応で、ベースのローエンドも自然に再現。コンパンダーレス設計。
- BOSS:WL-20やWL-50などはベース使用実績も多く、クリアなサウンドが特徴。
- SHURE:アナログもデジタルも豊富。GLX-D16+はベース兼ギタリストにも人気。
- Sennheiser:業務用クオリティ。アナログUHFで音圧も高く、低域に強い。
- Xvive / NUX / LEKATO:安価ながら高性能な直結型モデルが充実。自宅~小規模用途に◎。
まとめ(ベース編)
ベース用ワイヤレスシステムは、音質・遅延・帯域幅といった技術面において非常にシビアな選択が求められます。特に5弦ベースやスラップ奏法では、低域の迫力とアタックの速さを正確に伝える能力が重要です。
2025年現在では、2万円前後でも十分に実用可能なモデルが増えており、BOSSやLine 6のような信頼ブランドであればライブでも安心して使用できます。逆に、宅録や日常練習だけなら、XviveやLEKATOといったコンパクトモデルでコストを抑えるのも一つの選択肢です。
ワイヤレスだからといって音質を妥協する必要はありません。広帯域・低遅延・安定した接続を重視し、用途や楽器特性に合ったベストなモデルを選んで、快適なベースライフを送りましょう。


