【初心者必見】後悔しないギターの選び方!

ギター

初めての一本で失敗しない5つのポイントとは?

この記事を読めばわかること
  • ギターの種類と特徴の違いがわかる
  • 自分に合った予算帯とおすすめモデルが見つかるヒントになる
  • 好きな音楽ジャンルにぴったりなギターが選べる
  • 体格や年齢に合ったギターサイズについて知れる
  • 初心者に必要なアクセサリが一目でわかる

1. ギターの種類と特徴を知ろう

ギターは主に3種類に分けられます。どれが「正解」というわけではなく、自分のやりたい音楽や目的に合ったものを選ぶのがコツです。

アコースティックギター

  • 明るく力強い音が特徴
  • 弾き語りやフォーク・ポップスにぴったり
  • 生音が大きく、アンプ不要で始めやすい
  • 弦が硬めなので最初は指が痛くなることも
アコースティックギター

エレキギター

  • 音をアンプで出すため、生音は小さい
  • アンプ&エフェクターで多彩な音作りが可能
  • ロック、ジャズ、メタルなど幅広いジャンルで活躍
  • 弦が柔らかく弾きやすいが、機材が必要になる

4. エレキギターの形の種類について

エレキギターには、音色だけでなく形状の違いによっても演奏性や見た目、ジャンル適性が大きく変わります。ここでは、代表的なエレキギターの形とその特徴を紹介します。

エレキギター、ストラトキャスター、レスポール、テレキャスター

左から、ストラトキャスター、レスポール、テレキャスター

ストラトキャスター(Stratocaster)

フェンダー社が生んだ最も有名な形のひとつ。ボディにくびれがあり、丸みを帯びたシェイプが特徴。3つのシングルコイルピックアップを搭載し、シャープで抜けの良いクリーントーンが得意です。ポップスやロック、ブルース、ファンクなど幅広いジャンルで使われており、初心者にも非常に人気があります。

テレキャスター(Telecaster)

こちらもフェンダー社の代表モデル。シンプルなボディ形状と2つのシングルコイルピックアップが特徴で、歯切れのよいカッティングやカントリーサウンドが魅力。ストラトよりやや太めで乾いた音が出せるため、ロックンロールやブルースにも適しています。

レスポール(Les Paul)

ギブソン社による伝統的なモデルで、丸みを帯びた重厚なボディと2つのハムバッカーピックアップが特徴。太く甘いサウンドが魅力で、ロックやメタル、ジャズ、ブルースなどのジャンルに向いています。重量はやや重めですが、サステイン(音の伸び)が長く、ソロ演奏にも最適です。

エレキギター、SG、フライングV、ジャズマスター

左から、SG、フライングV、ジャズマスター

SG(エスジー)

レスポールの派生モデルとして誕生した軽量ボディのギター。ギブソン社が開発し、左右対称の角ばったデザインが特徴です。レスポールより軽く、ハイフレットまでアクセスしやすいため、ハードロックやメタル、パンクなどに好まれています。

フライングV / エクスプローラーなどの変形モデル

見た目のインパクトが強く、主にメタル系ギタリストに人気のある形状。ステージ映えするデザイン性が高いですが、座っての演奏にはやや不向きなものもあるため、初心者にはやや扱いにくい一面もあります。

ジャズマスター / ジャガーなど

フェンダー系の派生モデルで、オフセットボディと呼ばれる斜めに傾いたユニークな形が特徴。インディーロックやシューゲイザーなど、ややニッチなジャンルで愛用されています。独特のサウンドとルックスが魅力で、個性を出したいプレイヤーにおすすめです。

クラシックギター

  • ナイロン弦で柔らかく温かい音色
  • 指弾きに適しており、クラシック・ボサノバなどに使われます
  • ネックが太めで独特な構え方が必要
クラシックギター

2. 予算別おすすめギターとコスパ重視の選び方

~15,000円:とにかく安く始めたい人向け

  • ノーブランドや初心者セットが主流
  • 音質や耐久性には期待できないので、”お試し”向き

20,000~30,000円:最もおすすめの価格帯

  • ヤマハやスクワイヤ、エピフォンなど信頼あるブランド多数
  • 高コスパで長く使えるモデルが揃う

~50,000円:一歩先を目指す初心者に

  • 単板ボディやハムバッカー搭載などスペックも上がる
  • 海外有名メーカーの入門機も視野に

100,000円以上:最初から一生モノを狙うなら

  • ギブソンやマーチンなど憧れブランドも
  • 扱いが繊細なので初心者にはやや上級者向け

3. 音楽ジャンル別・おすすめギタータイプ

どんなジャンルの音楽を演奏したいかによって、適したギターの種類は変わってきます。以下では代表的なジャンル別におすすめのギタータイプを紹介します。

ロック(Rock)

ロックをやりたいなら、エレキギターが圧倒的におすすめです。特に歪んだ(ディストーション)サウンドが重要なため、ハムバッカーを搭載したレスポールタイプや、万能型のストラトキャスターが人気です。パワーコードやギターソロ、激しいリフなど、ロックの醍醐味を存分に味わえるのがエレキギターの魅力です。憧れのギタリストの多くもエレキギターを使っており、ロックを始めるならこれ一択と言えるでしょう。

ポップス / 歌謡曲(Pops)

ポップス系では、アコギとエレキのどちらも使われます。弾き語りスタイルを目指すならアコギがぴったり。生音で歌を引き立てる温かいサウンドが特徴です。バンド形式やバッキングでの演奏を想定しているなら、エレキでクリーントーンやカッティングを活かした演奏ができます。例えば、あいみょんやOfficial髭男dismなど、多くのアーティストが曲によって使い分けています。

クラシック(Classic)

クラシック音楽を演奏したいなら、クラシックギター一択です。ナイロン弦による繊細でまろやかな音色は、バッハやタレガといった名曲を演奏するのに最適。基本は譜面を見ながらの独奏で、正しい構え方や奏法を身につけることが求められます。ボサノバや映画音楽などでも活躍するので、柔らかく深みのある音が好きな人にはおすすめです。

フォーク / カントリー

コードをストロークしながら歌いたい、軽快なリズムを刻みたい人にはアコギが最適です。特にフォークソングやカントリーミュージックでは、アコギの明るく歯切れの良い音が映えます。吉田拓郎やボブ・ディランのようなスタイルを目指す人には、アコースティックギターをぜひおすすめしたいところです。

ジャズ / ブルース

ジャズではセミアコやフルアコなど、空洞構造を持つエレキギターが主流。甘く丸みのあるトーンが特徴で、コードワークやアドリブに最適です。ブルースはストラトキャスターやテレキャスターを使ったチョーキングやスライド奏法などが魅力。ロックに近い演奏スタイルを持つブルースでは、ハムバッカー搭載のギターも相性が良いです。

自分が演奏したいジャンルに合わせてギターの種類を選ぶことが、長く続けるための大きなポイントになります。


4. 体格や年齢に合ったギターサイズの選び方

  • 子ども(小学生):3/4サイズやミニギター(例:YAMAHA JR2)
  • 女性・小柄な人:コンパクトなアコースティックギターのヤマハFSシリーズや、エレキであればストラトキャスターの選択がおすすめ
  • 成人男性:標準サイズでOK、大き目のボディのギターも選択肢に
  • 手の小さい方:ショートスケールや細ネックモデルがおすすめ

5. 初心者に必要なアクセサリとおすすめセット内容

最低限必要なもの:

  • チューナー(音のチューニングに必要)
  • ピック(弾くための道具)
  • ギターケース(持ち運び・保管)
  • ストラップ(立って弾く時に)
  • 教本(独学派には必須)
初心者向けギター入門セット

エレキならさらに:

  • アンプ&シールド(音を出すための必需品)

あると便利なもの:

  • ギタースタンド(ギターの置き場としてあったら便利)

💡初心者セットを選べば、これらが全部揃ってすぐ始められるので便利です。セット内容や評価を確認してから選ぶと失敗しにくいです。


まとめ・考察:初めてのギター選びで後悔しないために

ギターは一生の趣味にもなり得る素晴らしい楽器ですが、最初の一本選びを間違えると「弾きづらい」「音が合わない」と挫折の原因にもなります。
そのためには、自分が「どんな音楽をやりたいのか」「どれくらい続けたいか」「どのくらいの予算が出せるか」を明確にし、それに合った種類・サイズ・価格帯のギターを選ぶことが大切です。

この記事で紹介したように、アコギ・エレキ・クラシックの違い、予算ごとのおすすめモデル、ジャンルや体格に合わせた選び方を知っておくだけで、初めての一本に自信が持てるはずです。

まずは手に取ってみて、気に入ったギターと出会えたら、ぜひその一本を相棒にギターライフを楽しんでください。
「自分で音を鳴らせた!」という最初の感動は、きっと一生忘れられない思い出になることでしょう!

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