ギター弾き語りは簡単コード4つから|初心者が歌と合わせる4週間練習法

ギター

結論:ギター弾き語りは「Em・G・Am・Cの簡単な4コード」と「ハミングから始める5ステップ」で、1日30分×4週間あれば1曲を通せます。難しいのはコードでもストロークでもなく、弾きながら歌う=2つを同時にやることです。この記事は初心者がその1点を最短で越えるための手順書です。

Fコードは後回しで構いません。4コードだけの曲を1曲仕上げてから挑戦するほうが、途中でやめずに済みます。

ギター弾き語りを始めたいあなたへ

アコースティックギターで弾き語りをする初心者

「好きな曲を自分で弾いて歌いたい」「路上ライブやオープンマイクに挑戦してみたい」そんな憧れを持ちながら、何から始めればいいかわからず悩んでいませんか?

ギター弾き語りは、楽器演奏と歌を同時に行う音楽表現です。一見難しそうに思えますが、実は正しいステップを踏めば、初心者でも数ヶ月で 1曲を完成させることができます。私自身、最初は指が思うように動かず、歌いながら弾くなんて不可能だと感じていましたが、基礎から順番に積み上げることで、今では人前で演奏できるようになりました。

この記事では、ギター弾き語りを始めるために必要な準備から、コードストローク、歌との合わせ方まで、初心者が最短で上達するための具体的な方法をお伝えします。10代の学生から50代で趣味を始める方まで、誰でも実践できる内容になっています。

ギター弾き語りに必要な準備

結論:弾き語り目的なら、スチール弦のアコースティックギター(フォークギター)を1〜3万円台の入門モデルで選べば十分です。弾き語りで使うギターは主に2種類あり、どちらを選ぶかで練習環境・費用・音の雰囲気が変わります。

種類 音量 弦の硬さ 価格帯(入門) 弾き語りへの適性 おすすめの人
アコースティックギター(スチール弦) 大きい(アンプ不要) やや硬め 1〜5万円 ◎弾き語りの王道。マイク・アンプ不要で人前演奏もできる 弾き語りをメインにしたい・路上ライブや発表を考えている人
クラシックギター(ナイロン弦) 中程度 柔らかい 1〜4万円 ○指が痛くなりにくい。ただし弾き語りには音色がやや合わないことも 指の痛みが心配・クラシック・ボサノバに興味がある人
エレキギター 小さい(アンプで調整) 柔らかい 1〜5万円 △弾き語り向きではないが練習用には使える。深夜練習に◎ ロック・ポップスをメインにしたい・深夜に練習したい人

ギター本体を予算別に比較したい、初心者セットの中身まで確認したい場合はギター初心者におすすめの最初の1本【2026年版】で解説しています。本記事は「ギターは決まった、ここから何をするか」に絞って進めます。

アコースティックギターのコードを押さえる手元のクローズアップ

ギターの選び方|アコギ?エレキ?

弾き語りには主にアコースティックギターが使われますが、エレキギターでもアンプなしで練習することは可能です。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものを選びましょう。

アコースティックギターは、電源不要で豊かな音量が出るため、弾き語りに最適です。ただし、弦が硬めで最初は指が痛くなりやすいというデメリットもあります。スチール弦のフォークギターと、ナイロン弦のクラシックギターがありますが、弾き語りにはスチール弦が一般的です。

エレキギターは弦が柔らかく押さえやすいため、指の痛みが少なく初心者でも演奏しやすいです。アンプなしでも小さい音が出るので、深夜の練習にも向いています。ただし、弾き語りらしい響きを出すにはアコギの方が適しています。

初心者向けのアコースティックギターとしては、

がバランスの取れた選択肢です。音質と弾きやすさを両立しており、長く使える1本として多くの初心者に選ばれています。

最低限必要なアイテム

ギター本体以外にも、快適に練習するためのアイテムがいくつかあります。

  • チューナー:正確な音程で練習するために必須です。クリップ式が便利で、

    のようなコンパクトなモデルが人気です。

  • ピック:ストローク演奏に使います。厚さはミディアム(0.7〜0.8mm)から始めるのがおすすめです。
  • カポタスト:キーを変えるための器具で、弾き語りでは頻繁に使います。

    は多くのプロも愛用する定番モデルです。

  • ギタースタンド:ギターを安全に保管し、いつでも手に取れる状態にしておくことで練習習慣が身につきます。
  • 予備の弦:弦は消耗品なので、切れた時のために予備を用意しておきましょう。

これらは楽器店でまとめて揃えられますが、チューナーとメトロノームは無料のブラウザツールで代用できるので、買う前に試して構いません。使う道具は本記事の「練習に使う無料ツール」にまとめています。

基礎中の基礎|ギターの持ち方と構え方

椅子に座ってギターを構える正しい姿勢

正しい姿勢が上達の近道

結論:椅子に深く座り、ギターのくびれを利き足の太ももに乗せ、ネックは水平かやや上向き。この3点を守れば弾き語りに必要な構えは足ります。姿勢が崩れると音の質と疲労度に直結し、肩や腰を痛める原因にもなります。

座って演奏する場合、椅子に深く座り、背筋を伸ばします。ギターのくびれ部分を右足(利き手が右の場合)の太ももに乗せ、ボディを軽く胸に引き寄せます。ネックは地面と平行か、やや上向きにします。

立って演奏する場合はストラップが必須です。ストラップの長さは、座った時と同じ高さになるように調整するのが基本ですが、低い位置で構えるとロックっぽく、高い位置だと演奏しやすくなります。

左手と右手のフォーム

左手(フレットを押さえる手) は、親指をネックの裏側に添え、他の指で弦を押さえます。指は立てて、指先で弦を押さえることを意識しましょう。寝かせて押さえると、隣の弦に触れてしまい音が詰まります。

右手(弦を弾く手) は、肘をボディの上部に軽く置き、手首の回転でストロークします。肩や腕全体に力を入れず、リラックスした状態を保つことが大切です。

最初に覚えるべき基本コード

弾き語りの入門として、まず以下の5コードを覚えましょう。この5つだけで100曲以上のJ-POP・洋楽を演奏できます。

コード名 押さえる指の数 難易度 習得目安 よく使われる曲のジャンル 初心者へのポイント
C 3本 ★★(中) 1〜2週間 J-POP・フォーク・洋楽全般 人差し指〜薬指の3本で押さえる。親指をネック裏の中央に
G 3〜4本 ★(入門) 3〜7日 J-POP・ロック・カントリー 指が広がるが形が大きく安定しやすい。最初に覚えるべき1つ目
Am 3本 ★(入門) 3〜7日 バラード・J-POP・洋楽 Aマイナーコード。暗く切ない雰囲気を出せる。Cコードと形が近い
Em 2本 ★(最易) 1〜3日 ロック・J-POP・フォーク 押さえる指が2本だけ。最も簡単なコードのひとつ。最初の練習に最適
F 全弦(セーハ) ★★★★(難) 1〜3ヶ月 J-POP・洋楽ほぼ全般 初心者最大の壁。人差し指1本で全弦を押さえる。まず簡易版Fから練習する

推奨練習順序:Em → G → Am → C の順に覚え、最後にFに挑戦しましょう。Em・G・Am・C の4コードだけでも多くの曲を弾き語りできます。Fは焦らず毎日少しずつ練習するのが最短ルートです。

初心者向けの5つのコード

ギター弾き語りの第一歩は、基本的なコードを覚えることです。以下の5つのコードが弾ければ、多くの曲を演奏できるようになります。

  • C(シーメジャー) :明るく温かい響き。5弦3フレット、4弦2フレット、2弦1フレットを押さえます。
  • G(ジーメジャー) :開放的で明るい音。6弦3フレット、5弦2フレット、1弦3フレットを押さえます。
  • D(ディーメジャー) :華やかな響き。4弦の開放弦から1弦までを鳴らします。
  • Em(イーマイナー) :切ないメロディに合う。5弦2フレット、4弦2フレットだけを押さえるシンプルなコードです。
  • Am(エーマイナー) :落ち着いた雰囲気。4弦2フレット、3弦2フレット、2弦1フレットを押さえます。

これらのコードは「オープンコード」と呼ばれ、開放弦(押さえない弦)を多く含むため、初心者でも比較的押さえやすく、響きも豊かです。

コードチェンジの練習方法

コードを覚えても、スムーズに切り替えられなければ曲になりません。コードチェンジの練習は、以下のステップで進めましょう。

ステップ1:各コードをしっかり鳴らす
まず1つのコードを押さえて、全ての弦を 1本ずつ弾いてみます。全ての音がクリアに鳴るまで、指の位置を微調整します。

ステップ2:2つのコード間を行き来する
Cと Gなど、2つのコードを交互に押さえる練習をします。最初はゆっくりで構いません。メトロノームを使って、一定のテンポでチェンジできるように練習しましょう。

ステップ3:共通する指を見つける
コードチェンジを速くするコツは、動かさなくていい指を見つけることです。例えば、CからAmへのチェンジでは、2弦1フレットを押さえている指はそのまま残せます。

ステップ4:曲のコード進行で練習する
実際の曲のコード進行(例:C→G→Am→F)を使って練習すると、実践的なスキルが身につきます。

ストロークパターンの基礎

ダウンストロークとアップストロークの動きを示す図

ダウンストロークとアップストローク

結論:弾き語りは8ビートの「↓↓↑↑↓↑」1パターンだけで、最初の1曲は十分に成立します。ストロークはピックや指で弦をまとめて弾く奏法で、基本は2種類です。

ダウンストローク(↓) は、6弦側から1弦側に向かって弾きます。力強く、リズムの表拍(1拍目、3拍目)で使われることが多いです。

アップストローク(↑) は、1弦側から6弦側に向かって弾きます。軽やかで、裏拍(2拍目、4拍目の間)で使われます。

弾き語りで使うストロークパターン2つ

パターン1:8ビートの基本
↓↓↑↑↓↑
これは最も基本的な8ビートのストロークパターンです。ポップスやロックの多くの曲で使えます。「ダン・ダカ・アカダカ」とリズムを口ずさみながら練習すると覚えやすいです。

パターン2:バラードの基本
↓ー↓↑ー
ゆったりとした曲に適したパターンです。「ー」は休符で、その部分は弾きません。手首の動きは止めず、空振りして次のストロークに備えます。

16ビートやカッティングなど、この2つ以外のパターンは1曲を通せるようになってからで間に合います。増やす段階になったらギターストロークパターン入門にリズム別の一覧があります。

ストローク練習では、メトロノームでテンポを一定に保つことが重要です。BPM60で正確に刻めたら70、次に80と5〜10ずつ上げるのが失敗しない上げ方です。手持ちがなくても無料のブラウザ版で足ります(後述の「練習に使う無料ツール」)。

歌とギターを合わせるコツ

ギターを弾きながら歌う弾き語りの練習風景

結論:ギターパートを「考えずに弾ける」状態にしてから、ハミング→小声→通常の声量の順に足していきます。同時にできない原因はほぼ全て「ギターがまだ無意識化していない」ことで、歌が下手だからではありません。

「同時にできない」の原因を30秒で切り分ける

次の3つを順に試すと、自分がどこで詰まっているかが分かります。

  • 手元を見ずに8小節弾けるか:見ないと弾けないなら原因はコードチェンジ。まだ歌を足す段階ではありません。
  • テンポを半分(BPM50〜60)にしたら歌えるか:歌えるなら原因はテンポ。原速に近づけるのは最後の工程です。
  • ハミングなら弾けるか:ハミングで弾けるなら原因は歌詞の記憶。歌詞を見ながら弾く回数を増やします。
弾きながら歌えない原因を切り分ける3つのチェック
手元を見ずに弾けるか・テンポ半分で歌えるか・ハミングなら弾けるか。この3つで詰まっている原因が特定できる

別々に練習してから合わせる5ステップ

いきなり両方を同時にやろうとせず、段階的に進めます。1日30分なら2〜4週間が目安です。

ステップ1:ギターパートを完璧にする
まずコード進行とストロークパターンを、考えなくても弾けるレベルまで練習します。手元を見なくても弾ける状態が理想です。

ステップ2:歌のメロディを覚える
ギターなしで、歌だけを練習します。正確な音程とリズムで歌えるようにしましょう。原曲を聴きながら、または歌詞を見ながら歌う練習を繰り返します。

ステップ3:ハミングしながら弾く
いきなり歌詞を歌わず、メロディをハミングしながらギターを弾きます。これにより、リズムの取り方やブレス(息継ぎ)のタイミングが掴めます。

ステップ4:歌詞を小さく歌いながら弾く
声量を抑えて、ボソボソと歌いながら弾いてみます。間違えても止まらず、最後まで通すことを優先しましょう。

ステップ5:普通の声量で弾き語る
慣れてきたら、通常の声量で歌います。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに自然にできるようになります。

リズムキープのテクニック

ギターと歌のズレは、スマホで1回録音すれば9割わかります。弾き語りで重要なのはギターのリズムと歌のリズムを一致させることです。以下のポイントを意識しましょう。

  • 右手は止めない:歌に気を取られて右手のストロークが止まることがよくあります。右手は機械のように一定のリズムを刻み続けることを意識します。
  • コードチェンジは歌の前に:コードが変わるタイミングは、歌のフレーズが変わる少し前です。「♪あなたに〜」の「あ」の直前にコードをチェンジするイメージです。
  • 難しい部分は簡略化する:複雑なコードやストロークで躓く場合、その部分だけシンプルにしても構いません。全体の流れを保つことが優先です。

録音チェックの手順:①スマホの録音アプリで1曲通して録る(間違えても止めない)②聞き返して「ギターが止まった場所」と「声が小さくなった場所」だけをメモする③その2〜4小節だけを10回繰り返す。週1回これをやると、練習した実感と実際の進み方がズレなくなります。

弾き語りにおすすめの練習曲

1曲目は「使用コード3〜4個・BPM80〜100・自分が何度も聴いた曲」から選びます。この3条件のうち最後が最も重要で、好きな曲ならメロディが体に入っているぶん習得が速くなります。使用コード数・テンポ・知名度で選んだ候補は次の表のとおりです。

曲名 アーティスト 使用コード(主要) 難易度 おすすめポイント
チューリップ(童謡) C・G・F(3コード) ★(入門) 3コードのみで完結。最初の1曲として最適
カントリーロード John Denver G・D・Em・C(4コード) ★(入門) テンポがゆっくりでコードチェンジの練習に最適
さくらんぼ 大塚愛 G・Em・C・D(4コード) ★★(初級) J-POPの定番コード進行。弾き語りの入門曲として有名
中島みゆき G・Em・Am・C・D(5コード) ★★(初級) テンポが安定していてリズムキープの練習になる
ひまわりの約束 秦基博 G・Em・C・D・Am(5コード) ★★(初級) アルペジオ入門にも最適。知名度が高く弾き応えがある
チェリー スピッツ G・C・D・Em・F(Fあり) ★★★(中級) Fコードを克服した後の目標曲として定番
夜に駆ける YOASOBI Am・F・C・G(4コード) ★★★(中級) テンポが速めでリズム感強化に効果的

この表以外から選びたい場合はアコギ初心者の練習曲おすすめ15選に洋楽・J-POPを含む15曲を難易度つきで並べています。

ジャンル別に見た向き・不向き

最初の1曲はJ-POPバラードかフォークが最も失敗しません。どちらもテンポが遅く、オープンコードだけで成立する曲が多いためです。洋楽ポップスは4コード(C-G-Am-F)の繰り返しが多く進行を覚えやすい反面、Fが早い段階で必要になります。テンポの速いロックやボカロ曲は、弾き語りの1曲目には向きません。

コード譜の探し方と読み方

コード譜(コードダイアグラム)は、インターネット上の無料コード譜サイトで検索できます。ただし、これらのサイトには著作権的にグレーな部分もあるため、できれば公式の楽譜集や楽譜販売サイトを利用することをおすすめします。

コード譜には歌詞の上にコード名が書かれており、そのコードをそのタイミングで弾き始めるという意味です。最初は原曲を聴きながら、どこでコードが変わるかを確認しましょう。コード名を見ても押さえ方が分からない時は、ギターコード一覧表(無料ツール)でルートと種類を選べば指板図がそのまま出ます。

よくある壁と乗り越え方

初心者がつまずくのはFコード・同時演奏・声量の3か所だけで、いずれも1〜4週間で抜けられます。まず早見表で自分の症状を特定し、そのあとの手順を実行してください。

壁・悩み 主な原因 今すぐできる解決策 克服の目安
Fコードが押さえられない・音が鳴らない ①指の力不足②人差し指の当て方が直角すぎる③ネックを握り込みすぎている ①まず簡易Fコード(1〜4弦のみ)から練習する②人差し指を少し斜めに当てる(指の側面を使う)③カポタストを使ってFが不要なキーに変える④毎日5分だけFコードを押さえる練習を継続 毎日5分継続で1〜3週間
歌いながら弾くと指が止まる・同時にできない ギターパートがまだ「無意識」レベルで弾けていない ①ギターパートを「考えなくても弾けるレベル」まで先に完成させる②歌は最初ハミングから③テンポを半分に落として練習する④録音して客観的に確認する ギターを体に覚えさせるまで2〜4週間
声が小さくなる・音程が不安定になる ギターに集中しすぎて歌に意識が向かない ①ギターパートを完全に自動化させてから歌と合わせる②一人練習時から本番と同じ声量で歌う習慣をつける③スマホで録音して自分の声を客観的に聴き返す ギターが自動化されれば自然に改善する

Fコードが押さえられないときの逃げ道

結論:Fは後回しでよく、簡易Fとカポで回避しながら1日5分だけ練習します。毎日続ければ1〜3週間で音が詰まらなくなります。

簡易Fの押さえ方
6弦と5弦は鳴らさず、4弦3フレット・3弦3フレット・2弦1フレット・1弦1フレットを押さえます。ストロークで弾く曲なら、フルバレーとの差はほとんど聞き取れません。

カポで回避する
キーCの曲でFが出てくる場合、カポを1フレットに付けてキーB♭として弾けば、Fの代わりにEを押さえるだけで済みます。カポの位置とキーの対応はカポタストの使い方の早見表が使えます。

音が詰まるときに直す順番
①人差し指を少し倒して指の側面を使う②親指をネック裏の中央まで下げる③握り込まずに肘を体から離す。この順に試すと、力任せにせずに鳴るようになります。

歌いながら弾くと指が止まるときの仕上げ

結論:ギターパートを「テレビを見ながらでも弾ける」水準まで持っていけば止まりません。脳が2つの処理を同時にできないことが原因なので、片方を無意識化すれば解決します。

歌詞を思い出す負担を消すために、「ラララ」「タタタ」で歌う練習を挟むのも効果的です。それでも止まる場所は、その2〜4小節だけをテンポ半分で10回繰り返します。

声が小さくなる・音程が不安定になる

結論:声を大きくするのではなく、ギターの音量を下げてバランスを取ります。ギターの音量に負けて声が小さくなり、ギターの音に惑わされて音程が不安定になるのが典型です。

解決策:ギターの音量を下げる
ピックを持つ力を弱めたり、ストロークを浅くして、ギターの音量を意図的に下げます。声とギターのバランスが取れると、歌いやすくなります。

解決策:自分の声を録音して確認する
スマートフォンで録音して、客観的に聴いてみましょう。自分では気づかなかった問題点が見えてきます。

上達を加速させる練習方法

効果的な練習スケジュール

結論:1日30分×毎日のほうが、週1回3時間より確実に伸びます。指の筋力とコードチェンジの速さは反復回数で決まるためです。1日30分の内訳は次のとおりです。

  • 0〜5分:ウォームアップ – 各コードを押さえて音を確認
  • 5〜15分:コードチェンジ練習 – メトロノームに合わせて2〜3個のコード間を行き来
  • 15〜25分:曲の練習 – 実際の曲を通して弾く
  • 25〜30分:苦手な部分の集中練習 – 難しいコードチェンジやフレーズを繰り返す

週末など時間がある時は、録音・録画して自分の演奏を客観的にチェックする時間を設けましょう。

独学で足りるか、レッスンが必要か

結論:弾き語りで1曲仕上げるところまでは独学で足ります。フォームの癖を直したい、半年たっても手応えがない、という段階で初めてレッスンを検討してください。費用は月1万円前後が目安で、月1回でも定期的なチェックが入るぶん差が出ます。

楽器・目的別の詳しい比較は独学 vs 音楽教室の比較にまとめています。

練習に使う無料ツール

弾き語りの練習に必要な道具はチューナー・メトロノーム・コード図の3つで、いずれも無料で足ります。インストール前に試したい場合はブラウザ版から使えます。

教材は情報が多すぎて迷いがちなので、1つ決めて集中的に取り組むほうが早く進みます。

人前で演奏するための準備

ライブ・オープンマイクへの挑戦

結論:1〜2曲通せたらオープンマイクに出られます。完成度が6割でも、家族や友人の前で1回通すだけで練習の質が変わります。

オープンマイクは、カフェやライブハウスで開催される、誰でも参加できる演奏会です。1〜2曲演奏できれば参加できるところが多く、初心者でも歓迎されます。同じように音楽を楽しむ仲間と出会えるチャンスでもあります。

緊張対策とステージマナー

人前で演奏する時は、どんなに練習しても緊張します。以下の対策を試してみてください。

  • リハーサルを十分に行う:本番と同じ流れで、最初から最後まで通す練習を繰り返します。
  • 深呼吸とストレッチ:演奏前に深呼吸をして、肩や首のストレッチで体をほぐします。
  • 間違いを気にしない:完璧を目指さず、最後まで演奏することを目標にします。多少のミスは聴いている人は気づきません。
  • 笑顔を忘れない:真剣な表情よりも、楽しんでいる表情の方が聴いている人も楽しめます。

ステージでは、演奏前後の挨拶も大切です。「今日は○○という曲を演奏します」と簡単に紹介し、終わったら「ありがとうございました」と一礼しましょう。

ギタリスト仲間と一緒に成長しよう

弾き語りに慣れてきたら、同じギターや音楽が好きな仲間とつながってみましょう。EMMUアプリでギタリスト仲間・セッション相手を見つけて演奏を共有することができます。

EMMUアプリで仲間を探す

ギター弾き語りのよくある質問

Q. ギターは独学で弾けますか?
A. 弾けます。弾き語りで1曲仕上げるところまでは独学で十分で、無料のコード図とメトロノームがあれば足ります。フォームの癖を直したい段階になったらレッスンを検討してください。

Q. ギターの弾き語りは難しいですか?
A. 難しいのは同時演奏の1点だけです。4コードとストローク1パターンは数日で覚えられ、歌を重ねる工程に2〜4週間かかります。

Q. ギター初心者が弾き語りできる簡単な曲は?
A. 使用コードが3〜4個でBPM80〜100の曲です。童謡やJ-POPバラードから選ぶと失敗しにくく、本記事の練習曲表に候補をまとめています。

Q. ギターを簡単に弾けるようになる方法はありますか?
A. Em・G・Am・Cの4コードだけに絞り、Fを後回しにすることです。Fが必要な曲もカポを1フレットに付ければ回避できます。

Q. ギター初心者は何の弾き方が良いですか?
A. 弾き語りならピックでのストロークが最短です。8ビートの「↓↓↑↑↓↑」1パターンで多くの曲が成立します。

Q. 弾き語りは何ヶ月で1曲弾けるようになりますか?
A. 1日30分の練習で4週間が目安です。4コードの基礎固めに1〜2週間、曲の仕上げに2週間前後かかります。

※レッスン費用の相場は各教室の公式情報でご確認ください(情報確認日:2026年8月18日)。

まとめ|最初の1曲を完成させることが全ての始まり

ギター弾き語りは「まず1曲完成させること」が全ての始まりです。以下のロードマップで現在地を確認して、次のゴールを設定しましょう。

フェーズ 期間の目安 習得目標 主な練習内容 達成の目安
フェーズ1(基礎固め) 1〜2週間 Em・G・Am・Cの4コードを押さえる 各コードのフォーム確認・コードチェンジ(2コード間)をメトロノームに合わせて練習 4コードをBPM60で連続してチェンジできる
フェーズ2(1曲完成) 2週間〜1ヶ月 3〜4コードの曲を弾き語りで1曲通せる 本記事の「おすすめ練習曲表」からコード数の少ない曲を選んで集中練習 家族・友人の前で1曲弾き語りできた
フェーズ3(Fコード克服) 1〜3ヶ月 Fコードを含む曲を弾き語りできる 毎日5分のFコード練習・簡易Fからフルバレーコードへの移行練習 「チェリー」などFコード含む曲を通して弾き語りできた
フェーズ4(レパートリー拡大) 3〜6ヶ月 5曲以上を弾き語りできる・人前で演奏できる 新しい曲への挑戦・ストロークバリエーション増加・録音して客観的に確認 オープンマイクやEMMUアプリで仲間に演奏を聴かせられた

今日からの行動プラン

タイミング アクション
今日 本記事の「アコギvsエレキ比較表」で使うギターを決める。手持ちのギターがある人は本記事の「5コード難易度表」でEmとGから練習を始める
今週中 スマホに無料のチューナーアプリとメトロノームアプリをインストールする。Em→G→Am→Cの4コードを1日15分ずつ練習する。本記事の「練習曲表」から自分の好きな曲を1曲選んでコード譜を入手する
1ヶ月後 選んだ練習曲を最初から最後まで弾き語りで通す。完成度60%でも録音してスマホで聴き返す。聴き返した時の「気になる点」が次の練習ポイント
3ヶ月後 Fコードに挑戦して5コード曲(チェリー・糸等)を弾き語りできるようにする。EMMUアプリでギタリスト仲間を見つけて演奏を聴かせ合う

▶ あわせて読みたい:EMMUアプリの使い方|初期設定からメンバー募集・グループ管理まで画面付きで解説

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