キーとスケールを選ぶだけで、2オクターブの鍵盤図に構成音がすべて表示されるツールです。12キー×12スケールの144通りに対応し、度数表示と音名表示を切り替えられます。鍵盤をタップすると音が鳴るので、響きを耳で確かめながら覚えられます。
インストールは不要で、スマホでもそのまま使えます。ダイアトニックコードを選ぶと、そのコードで押さえる鍵盤が枠付きで表示されます。
キーとスケールを選ぶと、鍵盤上の音がすべて表示されます
※ 「音を出す」をオンにすると、鍵盤をタップして音を確認できます。横にスクロールできます。
EMMUS ピアノスケール鍵盤図ツール
使い方は3ステップ
- キーを選ぶ:弾きたい曲のキーを選びます。分からないときは、曲の最後のコードがキーになっていることが多いです。
- スケールを選ぶ:迷ったらメジャースケールから始めると分かりやすいです。ロックやブルースならマイナーペンタトニックが使いやすくなります。
- 音で確かめる:「音を出す」をオンにして鍵盤をタップすると1音ずつ鳴り、「順に再生」を押すとルートから順番に鳴ります。
度数表示と音名表示の使い分け
| 表示 | 向いている場面 | メリット |
|---|---|---|
| 度数(R・M3・5など) | 形で覚えたいとき | Rの位置をずらすだけで、他のキーにもそのまま応用できる |
| 音名(C・D・Eなど) | 楽譜やコードと照らし合わせるとき | いまどの鍵盤を押しているかがはっきり分かる |
最初は音名で鍵盤の位置を覚え、慣れてきたら度数に切り替えると、キーが変わっても同じ形で考えられるようになります。
Cキーの12スケール構成音一覧
ツールで表示できる12種類のスケールを、キーCでまとめたものです。他のキーはツールのプルダウンから切り替えてください。
| スケール | 構成音(キーC) | 音数 | 響き |
|---|---|---|---|
| メジャースケール | C・D・E・F・G・A・B | 7音 | 明るく安定 |
| ナチュラルマイナー | C・D・E♭・F・G・A♭・B♭ | 7音 | 暗く切ない |
| ハーモニックマイナー | C・D・E♭・F・G・A♭・B | 7音 | 劇的・クラシック的 |
| メロディックマイナー | C・D・E♭・F・G・A・B | 7音 | 滑らかで上品 |
| ドリアン | C・D・E♭・F・G・A・B♭ | 7音 | おしゃれ・落ち着いた |
| フリジアン | C・D♭・E♭・F・G・A♭・B♭ | 7音 | スパニッシュ・緊張感 |
| リディアン | C・D・E・F#・G・A・B | 7音 | 浮遊感・幻想的 |
| ミクソリディアン | C・D・E・F・G・A・B♭ | 7音 | ロック・ブルース寄り |
| ロクリアン | C・D♭・E♭・F・G♭・A♭・B♭ | 7音 | 不安定・特殊 |
| メジャーペンタトニック | C・D・E・G・A | 5音 | 素朴で明るい |
| マイナーペンタトニック | C・E♭・F・G・B♭ | 5音 | ロック・ブルース感 |
| ブルーススケール | C・E♭・F・G♭・G・B♭ | 6音 | 渋い・泥臭い |
調号と黒鍵の数でキーを覚える
ピアノは押す鍵盤の白黒がキーごとに変わるので、黒鍵をいくつ使うかを知っておくと練習の見通しが立ちます。メジャースケール12キーを、調号の少ない順に並べました。
| キー | 調号 | スケールの音 | 黒鍵の数 |
|---|---|---|---|
| C | なし | C D E F G A B | 0 |
| G | ♯1 | G A B C D E F# | 1 |
| F | ♭1 | F G A B♭ C D E | 1 |
| D | ♯2 | D E F# G A B C# | 2 |
| B♭ | ♭2 | B♭ C D E♭ F G A | 2 |
| A | ♯3 | A B C# D E F# G# | 3 |
| E♭ | ♭3 | E♭ F G A♭ B♭ C D | 3 |
| E | ♯4 | E F# G# A B C# D# | 4 |
| A♭ | ♭4 | A♭ B♭ C D♭ E♭ F G | 4 |
| B | ♯5 | B C# D# E F# G# A# | 5 |
| D♭ | ♭5 | D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭ C | 5 |
| F# | ♯6 | F# G# A# B C# D# E# | 5 |
黒鍵が0〜2個のC・G・F・D・B♭あたりから始めると、指がもつれにくく最初の1曲につなげやすくなります。なおF#メジャーのE#は鍵盤ではFの白鍵を押し、D♭メジャーのCも白鍵です。音名に♯や♭が付いていても、必ず黒鍵になるとは限りません。
ダイアトニックコードで伴奏をつける
スケールの音だけを積み上げて作った7つのコードがダイアトニックコードです。同じキーの中でまとまるので、並べるだけで自然な伴奏になります。ツールでコードを選ぶと、鍵盤図でそのコードの構成音に枠がつきます。
| 度数 | 3和音(キーC) | 7th | 種類 |
|---|---|---|---|
| I | C | Cmaj7 | メジャー |
| ii | Dm | Dm7 | マイナー |
| iii | Em | Em7 | マイナー |
| IV | F | Fmaj7 | メジャー |
| V | G | G7 | メジャー |
| vi | Am | Am7 | マイナー |
| vii° | Bdim | Bm7♭5 | ディミニッシュ |
キーAのナチュラルマイナーでは、同じ7音から次のコードができます。
| 度数 | 3和音(キーAm) | 7th | 種類 |
|---|---|---|---|
| i | Am | Am7 | マイナー |
| ii° | Bdim | Bm7♭5 | ディミニッシュ |
| III | C | Cmaj7 | メジャー |
| iv | Dm | Dm7 | マイナー |
| v | Em | Em7 | マイナー |
| VI | F | Fmaj7 | メジャー |
| VII | G | G7 | メジャー |
まずは I → V → vi → IV(C → G → Am → F)のように明るいコードと暗いコードを交ぜて4つ並べると、曲らしい流れがつかめます。ペンタトニックとブルースを選んだときは、親スケール(メジャー/ナチュラルマイナー)のダイアトニックコードを表示します。
メジャースケールの指番号(右手・左手)
鍵盤図で音の位置を覚えたら、次は指番号です。1が親指、5が小指を表します。白鍵から始まるメジャースケールは、次の2パターンでほぼカバーできます。
| キー | 右手(上り・1オクターブ) | 左手(上り・1オクターブ) |
|---|---|---|
| C・G・D・A・E | 1 2 3 1 2 3 4 5 | 5 4 3 2 1 3 2 1 |
| F | 1 2 3 4 1 2 3 4 | 5 4 3 2 1 3 2 1 |
コツは、右手は3の指の次に親指をくぐらせ、左手は親指の次に3の指を越えることです。B♭・E♭・F#など黒鍵から始まるスケールは指番号が変わるため、使っている楽譜や先生の指示に合わせてください。
主要スケールの鍵盤図一覧【28種】
上のツールで生成した鍵盤図を、よく使う28通り分の画像にまとめました。すべて3オクターブ・度数表示です。図は横にスクロールできます。ここに無いキーは、ツールのキー欄を切り替えれば同じ図がその場で表示されます。
Aキーの12スケール
Aメジャースケール|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G#。明るく素直な響きで、ダイアトニックコードの基準になる7音です。

Aナチュラルマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G。暗く落ち着いた響き。メジャースケールの6番目の音から並べ替えた形です。

Aハーモニックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G#。第7音だけを半音上げた形。クラシックらしい緊張感のある響きになります。

Aメロディックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F#・G#。第6音と第7音を半音上げた形。上りが滑らかで歌いやすくなります。

Aメジャーペンタトニック|構成音は A・B・C#・E・F#。メジャーから4thと7thを抜いた5音。音を外しにくく明るい響きです。

Aマイナーペンタトニック|構成音は A・C・D・E・G。ロックやブルースの中心になる5音。少ない音数でフレーズが作れます。

Aブルーススケール|構成音は A・C・D・E♭・E・G。マイナーペンタに♭5を足した6音。♭5は短く通すと渋さが出ます。

Aドリアン|構成音は A・B・C・D・E・F#・G。ナチュラルマイナーの第6音を半音上げた形。おしゃれで落ち着いた響きです。

Aフリジアン|構成音は A・B♭・C・D・E・F・G。第2音が半音上にある♭9が特徴。スパニッシュな緊張感を生みます。

Aリディアン|構成音は A・B・C#・D#・E・F#・G#。メジャーの4thを半音上げた形。♯11が浮遊感を作ります。

Aミクソリディアン|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G。メジャーの7thを半音下げた形。明るさを保ちつつブルース寄りになります。

Aロクリアン|構成音は A・B♭・C・D・E♭・F・G。5thが半音下がり中心感が弱い、m7♭5コードの上で使う特殊なスケールです。

Cキーの12スケール
Cメジャースケール|構成音は C・D・E・F・G・A・B。明るく素直な響きで、ダイアトニックコードの基準になる7音です。

Cナチュラルマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B♭。暗く落ち着いた響き。メジャースケールの6番目の音から並べ替えた形です。

Cハーモニックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B。第7音だけを半音上げた形。クラシックらしい緊張感のある響きになります。

Cメロディックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B。第6音と第7音を半音上げた形。上りが滑らかで歌いやすくなります。

Cメジャーペンタトニック|構成音は C・D・E・G・A。メジャーから4thと7thを抜いた5音。音を外しにくく明るい響きです。

Cマイナーペンタトニック|構成音は C・E♭・F・G・B♭。ロックやブルースの中心になる5音。少ない音数でフレーズが作れます。

Cブルーススケール|構成音は C・E♭・F・G♭・G・B♭。マイナーペンタに♭5を足した6音。♭5は短く通すと渋さが出ます。

Cドリアン|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B♭。ナチュラルマイナーの第6音を半音上げた形。おしゃれで落ち着いた響きです。

Cフリジアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G・A♭・B♭。第2音が半音上にある♭9が特徴。スパニッシュな緊張感を生みます。

Cリディアン|構成音は C・D・E・F#・G・A・B。メジャーの4thを半音上げた形。♯11が浮遊感を作ります。

Cミクソリディアン|構成音は C・D・E・F・G・A・B♭。メジャーの7thを半音下げた形。明るさを保ちつつブルース寄りになります。

Cロクリアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G♭・A♭・B♭。5thが半音下がり中心感が弱い、m7♭5コードの上で使う特殊なスケールです。

そのほかよく使うキー(E・G・D)
Eマイナーペンタトニック|構成音は E・G・A・B・D。ロックやブルースの中心になる5音。少ない音数でフレーズが作れます。

Eナチュラルマイナー|構成音は E・F#・G・A・B・C・D。暗く落ち着いた響き。メジャースケールの6番目の音から並べ替えた形です。

Gメジャースケール|構成音は G・A・B・C・D・E・F#。明るく素直な響きで、ダイアトニックコードの基準になる7音です。

Dメジャースケール|構成音は D・E・F#・G・A・B・C#。明るく素直な響きで、ダイアトニックコードの基準になる7音です。

よくある質問
Q1. ピアノのスケールとは何ですか?
ある音から決まった間隔で並べた音の集まりです。曲の雰囲気に合う音がまとまっているので、スケールの中から音を選べばメロディや伴奏が自然にまとまります。
Q2. 度数表示のRやM3は何を表していますか?
Rはスケールの基準になるルートで、鍵盤図では赤く表示されます。M3は長3度、5は完全5度のように、ルートから何番目の音かを表します。キーが変わってもRからの並びは同じです。
Q3. 最初に覚えるスケールはどれですか?
Cメジャースケールです。白鍵だけで弾けるので鍵盤の位置を覚えやすく、そのあとGメジャーとFメジャー(どちらも黒鍵1つ)に進むと無理なく広がります。
Q4. 黒鍵から始まるスケールが弾きにくいのはなぜですか?
黒鍵は白鍵より奥にあり幅も狭いため、親指をくぐらせる位置が変わります。白鍵から始まるスケールとは指番号が違うので、譜面の指番号を確認してから練習するのが確実です。
Q5. スマホでも鍵盤図と音を使えますか?
使えます。鍵盤図は横にスクロールできます。画面が狭いときは「鍵盤の範囲」を1octにすると見やすくなります。音が鳴らないときは、端末の消音(マナー)モードを解除してください。
Q6. ダイアトニックコードは何に使えますか?
同じキーの中で自然につながる7つのコードなので、コード進行を作るときの候補になります。ツールでコードを選ぶと押さえる鍵盤に枠がつくので、そのまま両手で試せます。
楽譜と合わせて練習したいときは楽譜の読み方|音符・リズム・五線譜の基本、曲のキーが分からないときは曲のキーを調べるサイト・アプリとキー検索ツールが役に立ちます。弾く曲を探している方はピアノ初心者におすすめの練習曲20選もあわせてどうぞ。ギターで同じことをしたい場合はギタースケール一覧ツール(24フレット指板図)を用意しています。五線に出てくる♯・♭やそのほかの記号の意味は音楽記号一覧|テンポ・強弱・反復記号の読み方、スケールを実際のソロやアドリブに使う手順はギターアドリブのやり方と基本スケールで解説しています。

