ウクレレのスケール(音階)を、28枚の指板図で見比べられる一覧表です。扱うのはメジャー、ナチュラルマイナー、ペンタトニック、ブルースなど12種類で、度数とフレット間隔を表にまとめました。押さえる位置がそのまま図になっているので、弾き語りやソロの途中で「ここで使える音はどれか」をすぐに確認できます。
指板のどこが何の音かを調べるなら、最初のウクレレ指板表を使ってください。標準のHigh-Gチューニングでは開放弦が4弦G・3弦C・2弦E・1弦Aで、1フレット進むごとに半音上がります。
図はCキーとAキーの各12種に、Gメジャー、Dメジャー、Eマイナー系2枚を加えた構成です。12キー×12種の全144通りの図を載せているわけではなく、ほかのキーは12キーの表から開けます。無料のウクレレ音階ツール(EMMU)なら12キー×12種を指板図で表示でき、音名・度数・ドレミの切り替え、音の再生、ポジション絞り込み、左利き反転、画像保存にも対応しています。
ウクレレ指板表|全音名の一覧(0〜12フレット)
ウクレレの指板表は、どの弦のどのフレットが何の音かを並べた表です。標準のHigh-Gチューニング(4弦G・3弦C・2弦E・1弦A)の0〜12フレットは、次のとおりです。
| フレット | 4弦 (G) |
3弦 (C) |
2弦 (E) |
1弦 (A) |
|---|---|---|---|---|
| 0(開放) | G | C | E | A |
| 1 | G#/A♭ | C#/D♭ | F | A#/B♭ |
| 2 | A | D | F#/G♭ | B |
| 3 | A#/B♭ | D#/E♭ | G | C |
| 4 | B | E | G#/A♭ | C#/D♭ |
| 5 | C | F | A | D |
| 6 | C#/D♭ | F#/G♭ | A#/B♭ | D#/E♭ |
| 7 | D | G | B | E |
| 8 | D#/E♭ | G#/A♭ | C | F |
| 9 | E | A | C#/D♭ | F#/G♭ |
| 10 | F | A#/B♭ | D | G |
| 11 | F#/G♭ | B | D#/E♭ | G#/A♭ |
| 12 | G | C | E | A |
太字はピアノの白鍵にあたる音で、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シです。「G#/A♭」のような細字の音は呼び方が2通りあるだけで、高さは同じです。13フレットより先は、1フレットからの音名を1オクターブ上でくり返します。
同じ内容を指板の形にした図です。赤い丸がC(ド)で、図は横にスクロールできます。画像を保存すれば印刷にも使えます。開放弦の高さの順はチューニングと弦の並びで確かめられます。

ウクレレの指板の覚え方
指板の音は、開放弦から数えれば全部たどれます。次の順で覚えると、音名を数えやすくなります。
- 開放弦を覚える:4弦から順にG・C・E・Aです。
- 音の間隔を覚える:C→D、D→E、F→G、G→A、A→Bは2フレット、E→FとB→Cだけ1フレットです。
- 3弦で1オクターブたどる:3弦の0・2・4・5・7・9・11・12フレットが、C・D・E・F・G・A・B・C(ドレミファソラシド)です。
- 弦をまたいで同じ音を見つける:High-Gでは、3弦4フレットと2弦開放はE、4弦開放と2弦3フレットはG、4弦2フレットと2弦5フレットと1弦開放はAで、それぞれ同じ高さです。
ドレミの位置を指板で見たいときは、ツールのドレミ表示を使うと、丸の中の文字がド・レ・ミになります。
ウクレレのスケール一覧表|12種類の度数とフレット間隔
スケールは、基準の音(ルート)から決まった間隔で音を並べたものです。このページで扱うのは次の12種類で、スケール名を押すとCキーの指板図へ移動します。度数は、ルートからの距離を表す記号です。
| スケール | 度数 | フレット 間隔 |
|---|---|---|
| メジャー(7音) | R・9・M3・4・5・6・M7 | 2-2-1-2-2-2-1 |
| ナチュラルマイナー(7音) | R・9・m3・4・5・m6・m7 | 2-1-2-2-1-2-2 |
| ハーモニックマイナー(7音) | R・9・m3・4・5・m6・M7 | 2-1-2-2-1-3-1 |
| メロディックマイナー(7音) | R・9・m3・4・5・6・M7 | 2-1-2-2-2-2-1 |
| ドリアン(7音) | R・9・m3・4・5・6・m7 | 2-1-2-2-2-1-2 |
| フリジアン(7音) | R・♭9・m3・4・5・m6・m7 | 1-2-2-2-1-2-2 |
| リディアン(7音) | R・9・M3・#11・5・6・M7 | 2-2-2-1-2-2-1 |
| ミクソリディアン(7音) | R・9・M3・4・5・6・m7 | 2-2-1-2-2-1-2 |
| ロクリアン(7音) | R・♭9・m3・4・♭5・m6・m7 | 1-2-2-1-2-2-2 |
| メジャーペンタトニック(5音) | R・9・M3・5・6 | 2-2-3-2-3 |
| マイナーペンタトニック(5音) | R・m3・4・5・m7 | 3-2-2-3-2 |
| ブルース(6音) | R・m3・4・♭5・5・m7 | 3-2-1-1-3-2 |
度数は指板図の丸に書かれた記号と同じで、読み方は指板図の見方にまとめました。フレット間隔は、同じ弦の上で次の音まで何フレット進むかを表します。メジャーの「2-2-1-2-2-2-1」なら、3弦開放のCからこの順に進むと、12フレットで1オクターブ上のCに届きます。
キーを変えるときは12キーの表、どれを使うか迷うときはスケールの選び方を読んでください。
ウクレレのスケール表・指板図の見方
指板図は上が1弦(A弦)、下が4弦(G弦)です。左端の「開放」は弦を押さえずに鳴らす音で、下の数字がフレット番号です。丸がある場所が、そのスケールで使える音です。構えたときは1弦が床側にあるので、図の上下は見下ろした向きと逆です。
丸の中の記号は度数で、Rはルート(そのスケールの中心になる音)です。Mは長、mは短を表します。フレット数は、ルートから同じ弦を右へ数えた距離です。
| 記号 | 音程 | フレット数 | 丸の色 |
|---|---|---|---|
| R | ルート | 0 | 赤 |
| ♭9 | 短2度 | 1 | 灰 |
| 9 | 長2度 | 2 | 灰 |
| m3 | 短3度 | 3 | 黄 |
| M3 | 長3度 | 4 | オレンジ |
| 4 | 完全4度 | 5 | 緑 |
| ♭5 | 減5度 | 6 | 紫 |
| #11 | 増4度 | 6 | 青緑 |
| 5 | 完全5度 | 7 | 青 |
| m6 | 短6度 | 8 | 青緑 |
| 6 | 長6度 | 9 | 青緑 |
| m7 | 短7度 | 10 | 赤紫 |
| M7 | 長7度 | 11 | ピンク |
9は2度を1オクターブ上で呼ぶ記号で、#11も同じように増4度の呼び方です。まず赤いRを探し、そこから近い丸へ広げます。Cメジャーの図なら、Rは3弦開放、1弦3フレット、4弦5フレット、2弦8フレット、3弦12フレットにあります。
主要スケールの指板図一覧【28枚】
EMMUのウクレレ音階ツールで作った28枚です。すべて4本の弦を12フレットまで表示しており、図は横にスクロールできます。
Cキーの12スケール
Cは3弦開放がルートです。
Cメジャースケール|構成音は C・D・E・F・G・A・B。開放弦4本がすべて入る、基本のキーです。

Cナチュラルマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B♭。♭が3つ付く暗い響き。しっとりした曲やバラードに合います。

Cハーモニックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B。第7音だけが半音上がる形。G7からCmへ戻る流れを作れます。

Cメロディックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B。第6・7音が上がり、上昇するメロディが滑らかにつながります。

Cドリアン|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B♭。ナチュラルマイナーより第6音が半音高いマイナー。Cm7の上でのソロに向きます。

Cフリジアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G・A♭・B♭。♭9(ルートの半音上)の緊張感。スパニッシュな雰囲気を出したいときに。

Cリディアン|構成音は C・D・E・F#・G・A・B。F#が特徴。浮遊感のある明るい響きになります。

Cミクソリディアン|構成音は C・D・E・F・G・A・B♭。第7音が半音低いメジャー。C7の上で使える定番です。

Cロクリアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G♭・A♭・B♭。Cm7♭5の上で使う不安定なスケール。

Cメジャーペンタトニック|構成音は C・D・E・G・A。5音で音を外しにくい。ハワイアンや弾き語りの合いの手に。

Cマイナーペンタトニック|構成音は C・E♭・F・G・B♭。ブルージーな5音。ソロの入り口として覚えやすい形です。

Cブルーススケール|構成音は C・E♭・F・G♭・G・B♭。マイナーペンタに♭5(G♭)を加えた6音。

Aキーの12スケール
Aは1弦開放がルートです。マイナーキーのAmは#も♭も付きません。
Aメジャースケール|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G#。1弦開放がルート。ハイポジションでもルートを見つけやすいキーです。

Aナチュラルマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G。#も♭も付かない7音。開放弦4本をすべて使えます。

Aハーモニックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G#。第7音がG#に上がる形。E7からAmへ戻る緊張感が出ます。

Aメロディックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F#・G#。第6・7音が上がり、ハーモニックマイナーの第6音と第7音の間の広い跳びがなくなります。

Aドリアン|構成音は A・B・C・D・E・F#・G。第6音が明るいマイナー。ボサノバ風の伴奏に合います。

Aフリジアン|構成音は A・B♭・C・D・E・F・G。♭9(ルートの半音上)の独特な響き。エキゾチックな雰囲気になります。

Aリディアン|構成音は A・B・C#・D#・E・F#・G#。第4音が半音高く、透明感のある明るさ。

Aミクソリディアン|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G。A7の上で使える響き。ブルース進行のソロに。

Aロクリアン|構成音は A・B♭・C・D・E♭・F・G。Am7♭5の上で使う不安定なスケール。

Aメジャーペンタトニック|構成音は A・B・C#・E・F#。明るい5音。1弦開放から始められて押さえやすい形です。

Aマイナーペンタトニック|構成音は A・C・D・E・G。開放弦4本がすべて入る5音。ソロの入り口に向いています。

Aブルーススケール|構成音は A・C・D・E♭・E・G。Aマイナーペンタに♭5(E♭)を足した6音。

Gメジャー、Dメジャー、Eマイナー系
Gメジャースケール|構成音は G・A・B・C・D・E・F#。ウクレレの4弦開放がルート。コード弾きでも頻出するキーです。

Dメジャースケール|構成音は D・E・F#・G・A・B・C#。明るく張りのある響き。開放弦のG・E・Aもスケールの音です。

Eナチュラルマイナー|構成音は E・F#・G・A・B・C・D。2弦開放がルート。マイナーキーの弾き語りで出番の多い形です。

Eマイナーペンタトニック|構成音は E・G・A・B・D。2弦開放から始まる5音。ソロを組み立てやすいポジションです。

ウクレレのキーとメジャースケール一覧|12キーの構成音
キー(調)は、曲の中心になる音と音階の組み合わせです。ウクレレで弾きやすいキーの目安は、開放弦4本がすべてスケールの音になるC・F・Gで、マイナーならAm・Dm・Emが同じ7音を使います。表のキー名を押すとメジャースケールの指板図がEMMUのツールで開き、スケールの種類はツールの中で切り替えられます。
| キー | 構成音 | 3弦の ルート |
使える 開放弦 |
同じ7音の 短調 |
|---|---|---|---|---|
| C | C・D・E・F・G・A・B | 開放 | G・C・E・A (4本) |
Am |
| D♭(C#) | D♭・E♭・F・G♭・A♭・B♭・C | 1F | C (1本) |
B♭m |
| D | D・E・F#・G・A・B・C# | 2F | G・E・A (3本) |
Bm |
| E♭(D#) | E♭・F・G・A♭・B♭・C・D | 3F | G・C (2本) |
Cm |
| E | E・F#・G#・A・B・C#・D# | 4F | E・A (2本) |
C#m |
| F | F・G・A・B♭・C・D・E | 5F | G・C・E・A (4本) |
Dm |
| F#(G♭) | F#・G#・A#・B・C#・D#・E# | 6F | なし | D#m |
| G | G・A・B・C・D・E・F# | 7F | G・C・E・A (4本) |
Em |
| A♭(G#) | A♭・B♭・C・D♭・E♭・F・G | 8F | G・C (2本) |
Fm |
| A | A・B・C#・D・E・F#・G# | 9F | E・A (2本) |
F#m |
| B♭(A#) | B♭・C・D・E♭・F・G・A | 10F | G・C・A (3本) |
Gm |
| B | B・C#・D#・E・F#・G#・A# | 11F | E (1本) |
G#m |
「使える開放弦」は、そのメジャースケールに入る開放弦です。多いほど押さえる指が少なくて済みます。「同じ7音の短調」は、第6音から並べたナチュラルマイナーです。表の1Fは1フレットのことで、F#のE#はFと同じ高さです。
図がないキーは、Cキーの図を右へずらしても読めます。ずらすフレット数は、表の「3弦のルート」と同じです。たとえばFメジャーは、Cメジャーの図を5フレット右へずらします。開放の丸は5フレットへ移り、12フレットを超えた丸は12を引いたフレットに同じ音名があります。全体を一度に見たいときは、Fメジャーの指板図のようにツールで表示します。
ウクレレのチューニングと弦の並び
この記事の表と図は、標準のHigh-G(ハイG)チューニング(G・C・E・A)が前提です。ウクレレで特徴的なのは、4弦のGが3弦のCより高い音になっている点です。これを再入音(リエントラント)チューニングと呼びます。
| 弦 | 開放弦の音 | 実際の高さ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1弦 | A | A4 | いちばん高い音 |
| 2弦 | E | E4 | — |
| 3弦 | C | C4 | いちばん低い音 |
| 4弦 | G | G4 | 3弦より高い(再入音) |
指板図の上下の並びは、音の高さの順ではありません。開放弦を低い順に並べると3弦→2弦→4弦→1弦です。EMMUのツールの「順に再生」も、図の上下ではなく低い音から順に鳴らします。
どのスケールを選べばいい?
全体の入り口はCメジャー、ソロの入り口はAマイナーペンタトニックです。目的ごとの目安は次のとおりです。
| ジャンル・場面 | おすすめスケール | 理由 |
|---|---|---|
| ウクレレの基本 | Cメジャースケール | 3弦開放がルート。開放弦4本がすべてスケールの音 |
| ハワイアン・弾き語り | メジャースケール/メジャーペンタトニック | 明るく素直な響きで、コード弾きの合間に入れるフレーズに合う |
| しっとりした曲 | ナチュラルマイナー | 暗く落ち着いた響き。Amは開放弦を多く使えて弾きやすい |
| ブルース・ジャズ風 | マイナーペンタトニック/ブルース | 5音(+♭5)で音を外しにくく、ソロにそのまま使える |
| おしゃれな響き | ドリアン/リディアン | 1音だけ変わる響きで、コード進行に色をつけられる |
単音のメロディーを弾ける曲を探すなら、ウクレレ初心者の練習曲12選の「ウクレレソロの簡単な曲」を参考にしてください。
よくある質問
Q1. ウクレレのスケール表はどう見ればいいですか?
上が1弦(A弦)、下が4弦(G弦)です。丸印が使える音の位置で、Rと書かれた丸がそのスケールの中心になる音です。まずRを探して、そこから周りの丸へ広げていくと読みやすくなります。
Q2. R(ルート)とは何ですか?
そのスケールやコードの中心になる音です。この記事の図のRはスケールの中心で、Cメジャーの図ならCの音です。曲の途中でコードがFに変わっても、図のRは動きません。ソロを弾くときはこのRの位置を目印にすると迷いません。
Q3. 最初に覚えるスケールはどれですか?
Cメジャーです。ウクレレは開放弦にC・E・G(Cメジャーコードの構成音)が含まれているので、開放弦を混ぜるだけでスケールらしく鳴ります。
Q4. Low-Gチューニングでもこの指板図が使えますか?
押さえる位置は同じです。4弦だけが1オクターブ低く鳴るようになるので、指板図の丸の場所は変わりません。鳴る音の高さだけが変わります。
Q5. 指板図を印刷して使えますか?
このページの図は、画像を保存すれば印刷できます。音名の確認にはウクレレ指板表の図が使えます。別のキーが必要な場合はウクレレ音階ツールで表示してPNG保存してください。
Q6. スマホでも見られますか?
見られます。指板図は横にスクロールでき、ツールもインストール不要でブラウザからそのまま使えます。
EMMUの楽器ツール一覧
EMMUでは、ギター・ウクレレ・ピアノにスケールとコード、ベースにスケールの無料ツールを用意しています。同じスケールを別の楽器で確認すると、音の並び方の違いがつかめます。
| 楽器 | スケール(音階) | コード |
|---|---|---|
| ギター | ギタースケール一覧ツール | ギターコード表示ツール |
| ベース | ベーススケール一覧ツール | - |
| ウクレレ | ウクレレ音階ツール | ウクレレコード表ツール |
| ピアノ | ピアノスケール一覧ツール | ピアノコード一覧ツール |
情報確認日:2026年11月1日。






