ギターストラップの付け方を調べると、「どちら側をネックにつなぐのか」「金具は前と後ろのどちらに置くのか」「長さは何cmが正解なのか」と、意外に迷う点が多いものです。しかも、アコースティックギターとエレキギターではストラップを固定する場所が違い、アコギではストラップピンが1つしかない場合や、エンドピンと出力ジャックが一体になっている場合もあります。
結論から言うと、 ストラップの表裏と金具の位置は「体に当たらず、ねじれず、外れにくいこと」が正解で、長さは何cmという固定値ではなく、座ったときと立ったときのギター位置が大きく変わらないように合わせるのが基本です。見た目だけで低く構えると左手首が苦しくなり、高すぎると右肩が上がってしまいます。

この記事では、初めてでも迷わないように、ストラップ各部の名前から、エレキ・アコギ別の取り付け手順、向きと長さの決め方、落下防止、よくある失敗まで順番に解説します。最後に10秒でできる安全確認もまとめていますので、ギターを持ち上げる前に一度チェックしてください。
この記事では、ギターストラップの付け方|向きと長さの正解、アコギ・エレキ別を厳選してご紹介します。
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ギターストラップの向きに絶対ルールはない
一般的なギターストラップは、帯の両端に革や合成素材の「エンド」があり、その穴をギター本体のストラップピンに掛けて使います。帯の途中にある長さ調整用の部品は、アジャスター、バックル、スライダーなどと呼ばれます。名称は違っても、帯を折り返して長さを変える役割は同じです。

左右のエンドが同じ形なら、ネック側とボディエンド側に機械的な決まりはありません。ただし、実際には次の基準で向きを決めると失敗しにくくなります。
- 柄やロゴがある面を外側にする
- 滑り止めやクッションのある面を肩側にする
- アジャスターが首や肩の頂点に当たらない向きにする
- ストラップ全体が途中でねじれていないことを確認する
迷った場合は、アジャスターをボディ後方、つまりギターのお尻側に近づけると、硬い部品が鎖骨や首の近くに来にくくなります。ただし、これは快適に使うための目安であり、必ずそうしなければ外れるという意味ではありません。長さを変えやすい側を手の届く位置に置きたい人や、ストラップの模様に上下がある場合は、反対向きでも安全に固定できていれば問題ありません。
「ロゴが読める向き」よりも、「肩に硬い部品が当たらない」「ストラップが平ら」「穴がピンの根元まで入っている」の3点を優先しましょう。
エレキギターのストラップの付け方
多くのエレキギターには、ボディの後端と、ネックに近い側の2か所にストラップピンがあります。ネック側のピンは、ダブルカッタウェイのモデルでは上側のホーン、シングルカッタウェイのモデルではボディ側面やネックジョイント付近に付いていることがあります。位置が違っても、取り付け方の考え方は同じです。
手順1:床ではなくケースや安定した椅子の上で作業する
最初から立ったまま付けようとすると、片側を掛けている間にギターが滑る危険があります。ギターをケースの上や膝の上に置き、両手を使える状態にしてください。シールドケーブルを挿している場合は、足や椅子に引っ掛からない位置へよけます。
手順2:ストラップを短めの仮設定にする
最初から長くしておくと、肩に掛けた瞬間にギターが想像以上に下がります。まずは座った演奏位置に近い短さにしておき、立ってから少しずつ伸ばすほうが安全です。アジャスターが肩の頂点に来る場合は、この時点でストラップの向きを入れ替えます。
手順3:ボディ後端のピンにエンドを掛ける
ストラップ穴の切れ込みをピンの頭に合わせ、革を少し曲げながら頭を通します。新品の革エンドは穴が硬く、途中まで入っただけでも固定できたように見えます。 ピンの頭が穴を完全に通り、革がピンの細い根元部分まで入ったことを指で確かめてください。
手順4:ネック側のピンにもう一方を掛ける
ストラップを平らにたどり、途中で半回転していないことを確認してからネック側へ取り付けます。表面が外側、滑り止め面が肩側になっているかも見ます。取り付け後はギターをまだ持ち上げず、両方のエンドを軽く引いて外れないか確認します。
手順5:肩に掛けてから両手を少しずつ離す
左手でネック、右手でボディを支えたまま肩に掛けます。ストラップに荷重が移ったことを確認し、まず右手、次に左手を数cmだけ離します。問題がなければ通常の演奏姿勢に移ります。初回から手放してジャンプするような確認は必要ありません。
アコギのストラップの付け方はピンの数で変わる
アコースティックギターは、機種によって固定場所が異なります。「アコギだからこの付け方」と一括りにせず、最初にストラップピンが2つあるか、ボディ下部の1つだけか、出力ジャックと一体かを確認してください。

ストラップピンが2つあるアコギ
ボディ後端とネックヒール付近にピンがあるなら、基本手順はエレキと同じです。後端側を先に、ネック側を後に取り付け、両方を軽く引いて確認します。ネックヒールは、ネックとボディが接合する厚みのある部分です。ピンが側面や裏側に付いているモデルでは、エンドがボディの縁に折れ込まないように向きを整えます。
ストラップピンが後端に1つだけのアコギ
もう一方をヘッド側に固定します。専用のヘッドストックアダプター、またはストラップに付属する丈夫なひもを、 ナットのすぐ後ろで、弦の下を通し、ペグの軸や弦に直接荷重を掛けない位置に取り付けます。ナットとは、指板とヘッドの境目にある弦を支える部品です。
結び目がほどけないこと、ひもの端が演奏中の左手に触れないこと、チューニングペグの回転を邪魔しないことを確認します。靴ひもや細い飾りひもをその場しのぎで使うと、結び目の緩みや塗装への食い込みにつながるため、楽器用として作られたアダプターを使うほうが安心です。
エンドピンジャックと一体になっているエレアコ
エレアコでは、ボディ後端の出力ジャックがストラップホルダーを兼ねている場合があります。通常のピンより直径が大きく、厚い革エンドが入りにくいことがあります。無理に引っ張ると革が裂けたり、ジャック周辺に余計な力が掛かったりします。
Taylorの公式案内では、一部のエンドピンジャックに合わせるため、ストラップ穴を9.5mmまで広げた同社ストラップを使う例が示されています。これはすべてのギターで穴を同じ大きさに広げるという意味ではありません。ジャックの形に合う専用品やアダプターがあるため、まずギターとストラップのメーカー説明を確認してください。
ストラップピンがないクラシックギター
クラシックギターにはピンがないモデルも多くあります。サウンドホールに掛ける専用ストラップもありますが、一般的な2点支持とは力の掛かり方が違うため、演奏中も片手で支える前提の商品があります。吸盤式は塗装との相性に注意が必要です。穴あけやピン追加は木部の位置、厚み、塗装を見て判断する作業なので、自分で行わず楽器店やリペア技術者へ相談しましょう。
ギターストラップの長さは演奏姿勢で決める
ストラップの長さに、すべての人へ当てはまる「正解のcm」はありません。身長だけでなく、胴の長さ、肩幅、ギターのボディ形状、ネック角度、右手を置く位置で必要な長さが変わるからです。同じ身長でも、薄いエレキと厚いドレッドノート型アコギでは体から弦までの距離が変わります。

基本は座った位置を立奏でも再現する
まず普段どおり椅子に座ってギターを構えます。そのときの12フレット付近の高さ、ボディ上端の位置、右ひじの角度を覚えてください。次に立ち、ストラップを短めから少しずつ伸ばします。 座ったときと立ったときで、左手が同じ感覚でフレットへ届き、右肩が上がらない位置が最初の基準です。
左手首が強く曲がるなら低すぎる
ギターを低くすると見た目は変わりますが、低音弦を押さえるときに手首が内側へ強く折れやすくなります。親指でネック裏を支えたときに手首へ鋭い折れ目ができる、1フレット付近へ小指が届きにくい、コードチェンジで肩まで動く場合は、ストラップを少し短くしてください。
右肩が持ち上がるなら高すぎる可能性がある
短くしすぎると、ボディが脇の下へ入り、右ひじを不自然に上げることがあります。肩がすくむ、ピッキングする前腕がボディ上端に強く当たる、手首が反り返る場合は数cmずつ長くします。痛みやしびれが出る姿勢は「慣れ」で解決しようとせず、すぐに中止してください。
アコギは厚みを考えて少し余裕を持たせる
アコギはボディに厚みがあるため、同じストラップ長でもエレキより手前へ押し出されます。右肩が前へ巻き込まれないよう、ギターの位置だけでなく肩の自然さも確認します。ヘッド側に結ぶ方式では、ネックヒール側に付ける方式よりギターの支点が遠くなり、動いたときの揺れ方も変わります。長さを決めた後に、歩く、深呼吸する、1フレットと高いフレットを往復する動作まで試しましょう。
低く構えたい場合も「練習できる高さ」を先に作る
ステージで低く構えるスタイルを目指すなら、まず無理なく弾ける高さを基準にし、1回に少しずつ下げます。録画して姿勢と演奏の乱れを比べると判断しやすくなります。難しいフレーズだけ弾けなくなる高さ、手首に張りが出る高さまで下げないことが大切です。
安全に長さを合わせる5ステップ
1. アジャスターの通し方を確認する
帯がスライダーを正しい順序で通り、折り返し部分が抜けないことを確認します。中古品や長く保管したストラップは、帯がねじれたまま通し直されていることがあります。引っ張っただけで長さが変わるなら、通し方が誤っているか部品が摩耗している可能性があります。
2. ギターを支えたまま肩に掛ける
ストラップだけに重さを預ける前に、ネックとボディを手で支えます。左右のエンドがピンの根元にあることを見てから、ゆっくり荷重を移します。
3. 片手でボディを支えながら調整する
ストラップを掛けたまま調整できる製品でも、ギターの重さを完全に預けた状態で強く引くと、急に長さが変わることがあります。可能なら一度ギターを膝やケースへ戻して調整してください。
4. 立奏と座奏で同じフレーズを弾く
開放コード、1フレットを使うコード、高いフレットの短いフレーズ、ストロークをそれぞれ試します。どれか1つだけが急に弾きにくくなるなら、長さかネック角度を見直します。
5. その場で歩いて外れと揺れを確認する
両手をギターの近くに残したまま、前後左右へ一歩ずつ動きます。エンドの穴がめくれる、ストラップが肩から滑る、ヘッドが急に下がる場合は演奏を始めず、固定方法を変えてください。
よくある付け方の間違いと直し方

ストラップ穴がピンの頭を越えていない
最も危険なのは、硬い革エンドがピンの頭に乗っているだけの状態です。見た目は付いていても、横方向の力で簡単に外れます。穴の切れ込みを利用して革を少しずつ入れ、ピンの頭が完全に表へ出たことを確認します。
ストラップが途中でねじれている
ねじれたまま使うと、帯の端が肩へ食い込み、エンドに横向きの力が掛かります。一方のエンドから反対側まで手でなぞり、同じ面が続いているか確認してください。
アジャスターが鎖骨や首に当たっている
硬い部品が肩の頂点にあると、短時間でも痛くなります。ストラップの左右を入れ替えるか、長さを少し変えてアジャスターを肩の前後へ逃がします。パッド付きストラップは、パッドが肩の中央に来るように先に位置を決めます。
シールドケーブルがストラップを引っ張っている
エレキやエレアコでは、ケーブルをストラップとボディの間に一度通してからジャックへ挿す方法があります。プラグが直接引かれにくくなる一方、ケーブルの輪が短すぎるとストラップを引っ張ります。足元に十分な余裕を残し、ストラップピンやロック部品にケーブルを挟み込まないでください。
ヘッド側のひもがペグや弦に掛かっている
アコギのヘッド側は、ひもをペグの軸へ結ばず、弦の下を通してナット直後のヘッド部分へ回します。弦に強く触れる、結び目がチューニング操作の邪魔になる、ひもが角へ食い込む場合は、専用アダプターへ交換してください。
落下防止にはストラップロックを使う
通常のストラップでも正しく取り付ければ使えますが、立って動く、ライブで演奏する、ギターを背中側へ回す、革エンドが柔らかくなっている、といった条件では外れるリスクが高まります。ストラップロックは、ストラップがピンから抜けるのを防ぐ補助部品の総称です。
大きく分けると、既存ピンの上からゴム状のブロックを重ねる簡易型、ストラップ側だけで既存ピンをつかむ一体型、ギター側のピンも交換する金属ロック型があります。取り付けやすさだけでなく、ギター本体を改造するか、複数のギターで共有するか、定期点検が必要かを比べて選びます。
手軽に追加するならFender Strap Blocks
既存のストラップピンとストラップエンドの上から装着するTPEゴム製のブロックです。メーカー案内では多くの純正ストラップピンに対応し、ギター側の部品交換が不要とされています。構造が単純で付け外ししやすいのが利点です。一方で、すべてのピン形状への適合を保証するものではないため、装着後に浮きや亀裂がないか確認します。
エレキで本体を改造したくないならErnie Ball PolyLock
PolyLockエンドが既存のストラップピンをつかむ一体型ストラップです。公式仕様では、多くのエレキギターやベースの純正ピンへ、追加金具なしで固定する設計です。ストラップとロックが一体なので部品をなくしにくい反面、普段使っている別のストラップへロックだけ移す使い方はできません。アコギの大型エンドピンジャックには適合しない場合があります。
ピンが1つのアコギならD’Addario Acoustic Quick Release
ボディ後端を通常のエンドで固定し、ヘッド側をクイックリリース式のコードで支えるアコギ向けストラップです。2つ目のストラップピンを追加せずに使える点と、結び目を毎回ほどかずに外せる点が利点です。取り付け後は、コードが弦やペグに干渉しないこと、解除部が演奏中の左手に当たらないことを確認します。
金属式ロックは機種とネジ寸法を確認する
Schaller S-Locksのような金属式は、ギター側のストラップピンとストラップ側のロックを組み合わせます。確実な着脱と高い保持力が利点ですが、既存穴やネジ径が合わない場合があります。メーカーは電動ドライバーを使わず手で締め、無理な抵抗があれば作業を止めるよう案内しています。木部や塗装を傷めるおそれがあるため、サイズ判断に自信がなければ楽器店へ依頼してください。
どの方式でも「付けたから永久に安全」ではありません。ゴムのひび割れ、革穴の広がり、ネジの緩み、金属部品の摩耗を定期的に確認し、異常があれば使用を止めます。
ストラップ選びは幅・素材・滑りやすさを見る

重いギターには幅広かパッド付きを選ぶ
細いストラップは動きやすく軽快ですが、ギターの重さが狭い範囲へ集中します。レスポール系など重さを感じやすいギターや、長時間立って弾く場合は、幅広または肩パッド付きが候補です。ただし、幅が広すぎると首に当たる人もいるため、肩幅との相性を試します。
滑る素材と滑らない素材はギターとの相性で選ぶ
表面が滑りやすい帯は、ギターの位置を動かしやすい一方、ヘッドが下がりやすいギターでは支えにくくなります。スエード調や滑り止めの強い裏面は位置を保ちやすい反面、服を引っ張って肩が疲れることがあります。店頭ではストラップ単体を触るだけでなく、できれば似た重量と形のギターで試してください。
塗装との長時間接触を避ける
一部の合成素材や革に含まれる成分は、ギターの塗装へ影響する可能性があります。Martinの取扱案内でも、使用後はストラップを外して別に保管する方法が勧められています。特にラッカー塗装など素材の相性に注意が必要なギターでは、付けたままケースへ長期保管しないでください。
アコギとエレキで違うポイントを整理
エレキギターは2つのストラップピンを持つモデルが多く、通常の両端革エンド式をそのまま使いやすいのが特徴です。ボディが薄いぶん体へ近く、低く構えたときの左手首の負担が表れやすいため、見た目だけでなく運指を基準に長さを決めます。
アコースティックギターは、ピンの数とエンドピンジャックの形を最初に確認します。ボディが厚く、右肩が前へ出やすいため、同じストラップでもエレキより短く感じたり、逆に腕まわりの余裕を作るため長くしたくなったりします。ヘッド固定式は支点が遠く、ギターが動きやすいので、歩いたときの安定性まで見ます。
エレアコは、後端のジャック形状が最大の注意点です。穴がきついからといって、革を大きく切る、ジャックのナットを緩める、工具で押し込むといった作業を自己判断で行わず、対応アダプターか適合ストラップを選びます。
クラシックギターは、ストラップピンがないことを前提にした構え方が一般的です。立奏が必要なら、サウンドホールフック式など、その楽器用の支持方法を選びます。スチール弦アコギの感覚でボディへ穴を開けないでください。
座って弾くときもストラップを使うメリット
ストラップは立奏専用ではありません。座って弾くときに少し張る長さへ調整すると、ギターが脚から滑りにくくなり、左手でネックを持ち上げ続ける力を減らせます。立ったときとの位置差も小さくなるため、家では弾けるのにスタジオで急に弾きにくくなる問題を防ぎやすくなります。

ただし、ストラップだけでギターを宙に浮かせる必要はありません。座面では太ももでも支え、ストラップは位置を安定させる補助として使います。椅子のひじ掛け、机の角、ポケットの金具がボディへ当たらないことも確認してください。
ギターストラップのよくある質問
左利き用ギターでは付け方が逆になりますか?
ストラップピンの位置に合わせて取り付ける点は同じです。柄の向きやアジャスター位置は、左利きの構えで肩や腕に当たらないように決めます。ストラップそのものに左右専用の立体パッドがある場合は、メーカーの表示を確認してください。
アジャスターは前と後ろのどちらが正解ですか?
一般的な左右対称ストラップなら絶対の正解はありません。首や鎖骨に当たらず、演奏中に腕へ触れず、長さが勝手に変わらない位置が正解です。迷ったらボディ後方側へ置き、違和感があれば反対を試します。
新品のストラップ穴がきつくても問題ありませんか?
革エンドは新品時にきついことがあります。ギターを安定した場所へ置き、穴の切れ込みから少しずつピンの頭を通します。刃物で不用意に穴を広げると、使ううちに抜けやすくなるため避けてください。エンドピンジャックで物理的に径が合わない場合は専用品を選びます。
ストラップピンが少し動きます。そのまま使えますか?
使わないでください。ピン本体ではなくネジが木部ごと動いている場合、演奏中に抜けるおそれがあります。ネジを強く締めれば直るとは限らず、穴が広がっていることもあります。楽器店やリペア技術者へ点検を依頼してください。
ストラップを付けたままケースへ入れてよいですか?
短時間の移動でも、金属バックルがボディに当たる位置なら外します。長期保管では素材と塗装の反応を避けるため、ストラップは別に保管するのが安全です。外した後はエンド穴の亀裂や伸びも確認できます。
ストラップロックがあれば毎回確認しなくてもよいですか?
いいえ。ロック部品にも摩耗や緩みがあります。装着時のクリック、抜け止め、ギター側ピンのネジ、ストラップ側ナットを確認します。金属式では、ロックを解除する操作をせずに軽く引き、確実にかみ合っていることを確認してください。
演奏前10秒の安全チェック
- 両方のストラップ穴がピンの根元まで入っている
- ストラップロックが完全に装着されている
- 帯がねじれず、肩へ平らに乗っている
- アジャスターが首、鎖骨、演奏する腕に当たらない
- 長さ調整部を引いても勝手に動かない
- ヘッド側のひもが弦やペグへ干渉していない
- シールドケーブルがストラップを引っ張っていない
- ストラップピンのネジが木部ごと動いていない
ライブ前は、自宅で問題なかったストラップでも再確認します。運搬中にネジが緩む、革が湿気で柔らかくなる、衣装が変わって滑りやすくなることがあるためです。音出しの前に10秒だけ確認する習慣が、楽器の落下を防ぎます。

まとめ:向きより固定、長さより自然な姿勢を優先
ギターストラップの向きは、左右対称の製品なら絶対ルールはありません。柄を外側、滑り止めを肩側にし、アジャスターが体へ当たらない向きを選びます。最重要なのは、帯がねじれず、両端の穴がストラップピンの根元まで完全に入っていることです。
エレキは2つのピンへ固定するのが基本です。アコギは、ピンが2つ、後端だけ、エンドピンジャック一体型、ピンなしのどれかを確認してから方法を選びます。穴あけや金属ロックのネジ交換は、機種に合う寸法を判断できない場合、楽器店へ任せましょう。
長さは数字で決めるのではなく、座奏と立奏でギター位置が大きく変わらず、左手首と右肩が自然であることを基準にします。最後に両手を添えたまま軽く歩き、外れ、揺れ、痛みがないことを確認できたら準備完了です。





