シティポップとは?名曲・代表曲50選とアーティスト一覧|特徴のコード進行・リズムまで

シティポップとは?名曲・代表曲50選とアーティスト一覧|特徴のコード進行・リズムまで バンド

シティポップとは何か気になって曲を探すと、山下達郎、竹内まりや、杏里、松原みきなど、さまざまな名前が出てきます。「昔の都会的な音楽ということ?」「名曲はどれから聴けばいい?」「コード進行やリズムに共通点はある?」と迷うこともあるでしょう。

シティポップは、主に1970年代後半から1980年代の日本のポップスを中心に、都会的な感覚や多彩な洋楽の影響を持つ音楽を語るときに使われる呼び名です。ただし、一つのリズムやコード進行だけで線引きできるジャンルではありません。明るいダンス曲も、静かに歌を味わう曲も含めて紹介されます。

この記事では、入口になる定番からアルバムを掘り下げる曲まで、50曲を重複なしで紹介します。番号は人気や売上の順位ではなく、探しやすくするための通し番号です。曲名と演奏名義を確認したうえで、私ならどこから聴くかという観点でまとめました。後半では、専門用語を説明しながら、響きとリズムを自分で試す方法まで扱います。

  1. シティポップとは?年代・背景・ほかの音楽との関係
    1. 中心は1970〜80年代の日本のポップス
    2. ニューミュージック・AOR・歌謡曲とは重なる部分がある
    3. 海外での再発見には複数の入口がある
  2. 名曲・代表曲50選:まず聴く10曲から好みを広げよう
    1. 1. 真夜中のドア〜stay with me|松原みき
    2. 2. プラスティック・ラブ|竹内まりや
    3. 3. RIDE ON TIME|山下達郎
    4. 4. SPARKLE|山下達郎
    5. 5. 悲しみがとまらない|杏里
    6. 6. WINDY SUMMER|杏里
    7. 7. 都会|大貫妙子
    8. 8. DOWN TOWN|シュガー・ベイブ
    9. 9. SUMMER SUSPICION|杉山清貴&オメガトライブ
    10. 10. フライディ・チャイナタウン|泰葉
    11. 11. Remember Summer Days|杏里
    12. 12. Last Summer Whisper|杏里
    13. 13. SHYNESS BOY|杏里
    14. 14. Summer Connection|大貫妙子
    15. 15. くすりをたくさん|大貫妙子
    16. 16. FANTASY|中原めいこ
    17. 17. Midnight Pretenders|亜蘭知子
    18. 18. 夢で逢えたら|吉田美奈子
    19. 19. 恋は流星|吉田美奈子
    20. 20. う、ふ、ふ、ふ、|EPO
    21. 21. LOVELAND, ISLAND|山下達郎
    22. 22. LOVE SPACE|山下達郎
    23. 23. BOMBER|山下達郎
    24. 24. あまく危険な香り|山下達郎
    25. 25. YOUR EYES|山下達郎
    26. 26. 雨のウェンズデイ|大滝詠一
    27. 27. 恋するカレン|大滝詠一
    28. 28. 君のハートはマリンブルー|杉山清貴&オメガトライブ
    29. 29. ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-|杉山清貴&オメガトライブ
    30. 30. 君は1000%|1986オメガトライブ
    31. 31. LIGHT'N UP|吉田美奈子
    32. 32. 土曜の夜はパラダイス|EPO
    33. 33. クリスタル・シティー|大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
    34. 34. 中央フリーウェイ|ハイ・ファイ・セット
    35. 35. Just a Joke|国分友里恵
    36. 36. 街のドルフィン|濱田金吾
    37. 37. Dream In The Street|池田典代
    38. 38. City Lights by the Moonlight|惣領智子
    39. 39. BABY BLUE|伊藤銀次
    40. 40. バカンスはいつも雨|杉真理
    41. 41. 夏に恋する女たち|大貫妙子
    42. 42. プールサイド|南佳孝
    43. 43. Summer Blue|ブレッド&バター
    44. 44. YOU'RE MY BABY|佐藤博
    45. 45. LADY PINK PANTHER|鈴木茂
    46. 46. 夏のクラクション|稲垣潤一
    47. 47. セイシェルの夕陽|松田聖子
    48. 48. Still I'm In Love With You|角松敏生
    49. 49. グッドバイ・サマーブリーズ|竹内まりや
    50. 50. スクールベルを鳴らせ!|杉真理
  3. アーティスト一覧:気になった曲から次の一曲へ
  4. シティポップの特徴:歌・楽器・音の重なりを聴く
    1. ベースとドラムが土台を作る
    2. ギターと鍵盤は、音を止める長さも大切
    3. 声の重なりと空間の広がりを探す
  5. 特徴のコード進行を体験:三つの練習例
    1. まずC・Cmaj7・C7の違いを聴く
    2. 例1:Dm7 → G7 → Cmaj7 → Cmaj7
    3. 例2:Fmaj7 → Em7 → Dm7 → Cmaj7
    4. 例3:Fmaj7 → E7 → Am7 → Gm7・C7
  6. リズムの特徴を体験:16分音符・裏拍・シンコペーション
    1. 16ビートは「速い曲」という意味ではない
    2. 2拍目・4拍目のバックビートを感じる
    3. 裏拍とシンコペーションを区別する
    4. 音を入れない場所まで含めて練習する
  7. アルバムで聴くなら:CD選びと二つの候補
    1. 山下達郎『FOR YOU』:曲順で音の表情を楽しむ
    2. 竹内まりや『VARIETY』:プラスティック・ラブの前後も聴く
  8. シティポップについてよくある質問
    1. 初めてなら50曲全部を聴くべきですか?
    2. 「真夜中のドア」と「プラスティック・ラブ」は誰の曲ですか?
    3. 最近のアーティストもシティポップですか?
    4. ギター初心者でも演奏できますか?
    5. シティポップ特有のコード進行は一つに決まっていますか?
  9. まとめ:好きな三曲から、歌と伴奏の両方へ耳を向けよう

シティポップとは?年代・背景・ほかの音楽との関係

中心となる年代、音楽的な広がり、再発見の経路

中心は1970〜80年代の日本のポップス

シティポップを知るうえで、1970年代から1980年代の作品は大きな入口です。海外のポップス、ソウル、ファンク、ジャズなどの要素を、日本語の歌や日本の制作現場で育った感覚と組み合わせた作品が数多く紹介されています。ソウルは歌の表現とリズムを重視する黒人音楽の流れ、ファンクは低音や短いリズムの反復が生む躍動感を重視する音楽、と捉えると聴き始めやすいでしょう。

もっとも、当時の全作品が一つの運動として作られたわけではありません。歌手自身の活動はもっと広く、ロック寄りの曲、歌謡曲に近い曲、実験的な作品もあります。ここではアーティスト全員を一つの箱に入れず、その作品がどのようにシティポップの文脈で聴かれているかを大切にします。

ニューミュージック・AOR・歌謡曲とは重なる部分がある

ニューミュージックは、日本でフォークやシンガーソングライターの流れを含む音楽を語る際に使われてきた幅広い言葉です。シンガーソングライターとは、自分で作詞・作曲して歌う人のこと。同じ作品がニューミュージックとしてもシティポップとしても紹介されることがあります。

AORは、日本では主に、洗練された演奏や聴きやすい歌を持つ大人向けのロック・ポップスを指す言葉として使われます。地域や文脈で意味が変わるので、厳密な楽器編成を示す用語ではありません。歌謡曲との境界も明確ではなく、テレビなどで広く親しまれた歌のアルバム曲が、シティポップの選曲に入ることもあります。

こうした言葉を覚える目的は、正しい分類を当てることではありません。気に入った曲の説明に出てきた言葉から、次の作品を見つけることです。「ファンクの要素が好き」「歌のメロディーをもっと聴きたい」と、自分が楽しめる方向へ進みましょう。

海外での再発見には複数の入口がある

公式レーベルの紹介でも、松原みき「真夜中のドア〜stay with me」や竹内まりや「プラスティック・ラブ」が、後年に海外の聴き手へ広がったことが取り上げられています。DJの選曲、動画、音楽配信、カバーなど、古い録音へ出会う道は一つではありません。新しく知った聴き手には、懐かしい思い出がなくても音そのものが新鮮に響きます。

ネット上の再編集版から原曲へたどる人もいます。リミックスは音の混ぜ方や構成を作り直すこと、リエディットは既存の録音の並びや長さなどを編集することです。作品の由来を探すときは、曲名だけでなく歌手、収録アルバム、版の表記を一緒に見ると混乱を減らせます。

名曲・代表曲50選:まず聴く10曲から好みを広げよう

ここでは定番として紹介される曲と、アルバムへ進む入口になる曲を組み合わせています。年代を厳密にそろえたランキングではなく、周辺の歌謡ポップスも含む鑑賞用の選曲です。「声から」「男性ボーカル」「リズム」「余韻」は互いに重なる見方で、曲の性質を一つに決める分類ではありません。

声、伴奏、余韻を入口にする三つの選び方

まず1〜10から三曲ほど選び、その中で好きだった歌手の別曲に進んでください。下の紹介は聴き方の提案です。実際の演奏を採譜した解説ではなく、曲ごとの原調やテンポを断定するものではありません。歌詞は掲載せず、曲名とアーティスト名で目的の録音を探せるようにしています。

1〜10:入口の10曲

1. 真夜中のドア〜stay with me|松原みき

まず歌のフレーズと低音の動きを交互に追ってみましょう。歌の覚えやすさと、伴奏が細かく動く面白さを一緒に味わう入口になります。原曲に加えて別の版を聴くときは、アルバム版かリミックスかも確かめてください。

2. プラスティック・ラブ|竹内まりや

繰り返される伴奏の上で歌がどのように表情を変えるかに注目したい一曲です。まずアルバム『VARIETY』の版から聴くと比較の基準を作れます。長く展開するクラブ向けの版との違いを楽しむのもよいでしょう。

3. RIDE ON TIME|山下達郎

歌の伸びやかさにひかれたら、その後ろに重なる声も追ってみましょう。コーラスとは主旋律を支えたり応答したりする歌声のこと。主役の歌だけでなく、周囲の音が一体となって高揚感を作る聴き方ができます。

4. SPARKLE|山下達郎

冒頭のギターを手がかりに、短く区切る音の気持ちよさを探せます。コード名が分からなくても、音を鳴らす間隔と止める瞬間を追うだけで十分。『FOR YOU』の一曲目からそのままアルバムへ進む入口にもなります。

5. 悲しみがとまらない|杏里

覚えやすい旋律から入りたい方の候補です。歌だけを追った後に、伴奏が歌の切れ目をどうつないでいるかを聴いてみてください。同じ曲名でも再録音があるため、最初に聴いた音源の収録作品をメモすると比較しやすくなります。

6. WINDY SUMMER|杏里

『Timely!!』へ聴く範囲を広げたいときに選べる一曲です。夏という題名の印象だけでなく、歌と楽器が重なる箇所に目を向けるつもりで聴いてみましょう。前の曲とのつながりも含めて楽しむとアルバムの輪郭が見えてきます。

7. 都会|大貫妙子

声の表情と伴奏の動きを分けて追う練習に向いています。どの楽器が歌の下で流れを保っているか、一つだけ選んで聴くのがコツ。『SUNSHOWER』のほかの曲に進むと、一枚の中にも異なる表情があることを確かめられます。

8. DOWN TOWN|シュガー・ベイブ

山下達郎や大貫妙子のソロから、その前のバンドへさかのぼる入口です。ほかの歌手によるカバーもあるので、まず演奏名義を確認しましょう。同じ曲を違う声と伴奏で聴くことが、編曲の役割を知る手がかりになります。

9. SUMMER SUSPICION|杉山清貴&オメガトライブ

オメガトライブの初期へ進むなら押さえたい曲です。透明感という言葉だけで終わらせず、主旋律の周囲にどのような音が置かれているかを追ってみましょう。夏の曲でも爽快さと切なさの感じ方は人によって変わります。

10. フライディ・チャイナタウン|泰葉

歌い出しから曲の個性をつかみたい方の入口になります。勢いを感じる理由を、声、伴奏、リズムのどこに感じたか言葉にしてみましょう。シティポップとして再び紹介される曲にも、さまざまな歌の表現があると分かります。

11〜20:声から広げる10曲

11. Remember Summer Days|杏里

「悲しみがとまらない」のシングルに組み合わされた曲としても探せます。有名な表題曲の隣にある曲へ進むと、好きな歌手の別の魅力に出会えるもの。題名が似た別曲と混同しないよう、歌手名も一緒に検索しましょう。

12. Last Summer Whisper|杏里

『Heaven Beach』から選ぶ一曲です。歌の合間に残る余韻や、次のフレーズが始まるまでの時間も聴いてみましょう。次々に曲を飛ばすより、最後まで聴いてから印象を短く書くと、自分が好きな雰囲気を見つけやすくなります。

13. SHYNESS BOY|杏里

『Timely!!』の中で「WINDY SUMMER」と聴き比べる候補です。同じ歌手とアルバムでも、声の入り方や伴奏との距離感は一曲ずつ違います。どちらの曲で体が動きやすいかを、自分の感覚で確かめてみてください。

14. Summer Connection|大貫妙子

『SUNSHOWER』の冒頭へ戻って聴くと、アルバムを一つの流れとして味わえます。声を支える鍵盤、ギター、低音のうち、その日気になった音を一つ追いましょう。演奏者の情報を読む楽しみへもつながる一曲です。

15. くすりをたくさん|大貫妙子

題名の独特さから興味を持った方にも聴いてほしい曲です。曲名の印象と実際の音の感触が一致するかを確かめてみてください。「シティポップは海や恋愛の曲ばかり」という先入観を外して聴くきっかけにもなります。

16. FANTASY|中原めいこ

中原めいこの曲へ広げる入口として選びました。声が伴奏の上をどう進むか、歌の一まとまりごとに感じてみましょう。英語の同名曲が多い題名なので、検索では「中原めいこ」を添えると目的の音源を探しやすくなります。

17. Midnight Pretenders|亜蘭知子

『浮遊空間』に収録された曲です。夜という題名のイメージから入っても、音を聴いた後は自分の言葉で印象を書いてみましょう。後年の編集版などに出会った場合は、原曲と混ぜず、どの版を聴いたか残しておくと便利です。

18. 夢で逢えたら|吉田美奈子

カバーで親しんだ方は、吉田美奈子の『FLAPPER』に収録された歌唱へ進んでみましょう。広く知られた旋律でも歌声と編曲が変わると印象は変わります。ジャンルの境界を厳しく引かず、周辺のポップスへ広げる選曲です。

19. 恋は流星|吉田美奈子

『Twilight Zone』へ進む入口になります。「夢で逢えたら」と並べると、同じ歌手を一曲だけで判断しない面白さが分かります。曲の途中で気になった楽器があれば、次に聴くときはその音を最初から追ってみてください。

20. う、ふ、ふ、ふ、|EPO

親しみやすい歌からシティポップ周辺を聴きたい方の候補です。口ずさめる部分に注目した後は、主旋律以外の声も探してみましょう。ポップな分かりやすさと細かな音作りが両立する楽しさに気づく入口になります。

21〜30:男性ボーカルを楽しむ10曲

21. LOVELAND, ISLAND|山下達郎

『FOR YOU』の中から、歌を中心に聴く曲をもう一つ選ぶなら候補になります。「SPARKLE」と同じアルバムの曲として並べ、冒頭のつかみ方を比べてみましょう。一枚を聴き通すきっかけにも使えます。

22. LOVE SPACE|山下達郎

『SPACY』の冒頭に置かれた曲です。後の作品からさかのぼって聴くと、好きな音の要素がどこにあるかを探す楽しみが増えます。最初は年代を暗記するより、歌と伴奏が重なる瞬間を一つ見つけるだけで十分です。

23. BOMBER|山下達郎

歌以外の低音や打楽器にも耳を向けたいときに選んでみてください。『GO AHEAD!』の収録曲として前後と続けて聴く方法もあります。曲の強さを音量だけで判断せず、短い音の反復が与える印象を探しましょう。

24. あまく危険な香り|山下達郎

声の出し方やフレーズ間の余白を楽しむ候補です。『FOR YOU』の再発CDには追加曲として収録された版もありますが、元のアルバム本編とは分けて確認しましょう。盤ごとの収録内容の違いを知る例にもなります。

25. YOUR EYES|山下達郎

『FOR YOU』本編を締めくくる曲として、最初の「SPARKLE」から続けて聴く楽しみがあります。日本のシティポップ周辺には英語で歌われる曲もあります。言語だけで分類せず、声と響きの余韻を味わってみてください。

26. 雨のウェンズデイ|大滝詠一

『A LONG VACATION』から、歌をじっくり味わう入口として選びました。伴奏の響きがどこまで広がって聞こえるかに注目すると、旋律を追うときとは別の聴き方ができます。晴れた海だけではない情景を探してみましょう。

27. 恋するカレン|大滝詠一

同じ『A LONG VACATION』からもう一曲。「雨のウェンズデイ」と並べ、歌が強く感じられる場所や伴奏の厚さを比べてみてください。シティポップと一緒に紹介されるポップスの幅を知る選曲でもあります。

28. 君のハートはマリンブルー|杉山清貴&オメガトライブ

「SUMMER SUSPICION」が気に入った方の次の候補です。同じグループでも一曲ずつ旋律の流れが違うので、サビだけでなく歌い始めから聴いてみましょう。音源を探すときはオメガトライブの名義まで確かめてください。

29. ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-|杉山清貴&オメガトライブ

夏のイメージから聴き始める方に選びやすい代表曲です。主旋律に合わせて拍を数え、そのあと伴奏だけに意識を向けると、同じ曲が違って聞こえます。題名から期待した印象と、聴き終えた印象を比べるのも楽しみ方です。

30. 君は1000%|1986オメガトライブ

杉山清貴&オメガトライブと同じ名義ではない点も押さえたい曲です。オメガトライブは歌手の交代などを伴うプロジェクトの流れを持ちます。名前の共通点だけでまとめず、声の違いも楽しみながら聴いてみてください。

31〜40:リズムと編曲を探る10曲

31. LIGHT'N UP|吉田美奈子

歌声とリズムの両方に意識を向ける候補です。まず一定の拍を感じ、その上で声がどこから入るかを追ってみましょう。細かく分析しなくても、声を聴く回と低音を聴く回を分けるだけで発見を増やせます。

32. 土曜の夜はパラダイス|EPO

EPOを「う、ふ、ふ、ふ、」から広げて聴く一曲です。歌いやすさだけでなく、短い音の積み重なりにも耳を向けてみましょう。『VITAMIN E・P・O』を通して聴くと、曲同士のつながりも楽しめます。

33. クリスタル・シティー|大橋純子&美乃家セントラル・ステイション

歌手名だけでなくバンドを含む名義にも注目して探したい曲です。声にひかれたら、伴奏が歌を押し出す場所と引く場所を探してみましょう。歌唱とバンドの関係を意識する入口になります。

34. 中央フリーウェイ|ハイ・ファイ・セット

ここではハイ・ファイ・セットの歌唱を選んでいます。曲を作った人と、今聴いている音源で歌う人は同じとは限りません。ほかの歌唱と比較すると、同じ旋律でも声の重なりによって印象が変わることを楽しめます。

35. Just a Joke|国分友里恵

『Relief 72 Hours』を知る入口にできる曲です。大きなヒット曲から少し範囲を広げたいとき、知らない名前を一人選んで聴いてみましょう。曲名と歌手名を一緒に残せば、後からアルバムへ進みやすくなります。

36. 街のドルフィン|濱田金吾

『midnight cruisin’』からの一曲です。都市の情景を思わせる題名から入って、実際にはどの音にひかれるか確かめてみましょう。歌の旋律だけでなく、繰り返す伴奏が気になったら、そこを次の曲選びの手がかりにできます。

37. Dream In The Street|池田典代

歌手名からは思い当たらなくても、一曲聴くと好きな音に出会えることがあります。初めての曲では詳しい予備知識を詰め込まず、声、低音、鍵盤のどれに耳が向くかを確かめてみてください。作品を広げるための選曲です。

38. City Lights by the Moonlight|惣領智子

街と夜の言葉にひかれた方の候補です。曲名の情景と音の印象を結び付けても、決まった正解を探す必要はありません。声を追いながら、背後の楽器が遠く聞こえるか近く聞こえるかにも意識を向けてみましょう。

39. BABY BLUE|伊藤銀次

シティポップ周辺からポップスの広がりを感じたい方へ選びました。歌い出しとサビで何が変わるかを比べるだけでも、編曲を聴く練習になります。同名の作品があるので、検索時は伊藤銀次の名前を添えてください。

40. バカンスはいつも雨|杉真理

旋律を口ずさむ楽しさから入れる候補です。題名にある雨と休暇の取り合わせを手がかりに、自分が感じた曲の明るさや切なさを記録してみましょう。ジャンル名より一曲の個性を大切にする聴き方へつながります。

41〜50:余韻と広がりを楽しむ10曲

41. 夏に恋する女たち|大貫妙子

『SIGNIFIE』に進み、先に聴いた『SUNSHOWER』の曲と比べてみましょう。一人の歌手にも時期や作品による表情の違いがあります。声の印象だけでなく、周囲の響きがどのように変わるかも楽しめます。

42. プールサイド|南佳孝

『SOUTH OF THE BORDER』を探す入口になる一曲です。情景を思い浮かべながら聴く回と、歌の言葉の区切りを追う回を分けてみましょう。明確な分析用語を知らなくても、余白の感じ方を言葉にできます。

43. Summer Blue|ブレッド&バター

『Late Late Summer』から選びました。夏の題名の曲を続けても、それぞれ同じ気分になるとは限りません。爽快に感じる曲と落ち着いて聴きたい曲を、自分のプレイリストの中で分けると選びやすくなります。

44. YOU'RE MY BABY|佐藤博

『awakening』へ進む入口です。歌を聴くことに慣れてきたら、その周りにある鍵盤の音にも意識を向けてみてください。どの機材かを当てるより、短く消える音か長く伸びる音かを分けるほうが始めやすいでしょう。

45. LADY PINK PANTHER|鈴木茂

『LAGOON』を知るための一曲として選びました。歌の合間の楽器の動きに目を向けると、主旋律以外を追う面白さを見つけられます。演奏者の名前から別の作品へ進む聴き方にもつなげてみてください。

46. 夏のクラクション|稲垣潤一

『J.I.』からの選曲です。歌の余韻を楽しみたいときは、音量を上げるより静かな環境で最後まで聴いてみましょう。夏を扱う曲の中にも、明るく体を動かす楽しみとは違う入口があることを確かめられます。

47. セイシェルの夕陽|松田聖子

『ユートピア』の収録曲です。歌謡ポップスとシティポップの話題が重なる例として選びました。歌手を一つのジャンルへ固定せず、アルバムの中の一曲として聴くと、普段知っている代表曲とは別の面に出会えます。

48. Still I'm In Love With You|角松敏生

『SEA BREEZE』へ進む入口です。後年の『SEA BREEZE 2016』もあるため、作品名まで確認して聴き分けましょう。同じ曲でも録音や仕上げが違う版を混ぜずに比べることが、好みの音源を見つける助けになります。

49. グッドバイ・サマーブリーズ|竹内まりや

『BEGINNING』から選ぶ一曲です。「プラスティック・ラブ」で興味を持った方は、別の時期のアルバムへさかのぼってみましょう。同じ歌手を続けて聴いても、伴奏や曲調が変われば新しい楽しみ方が見つかります。

50. スクールベルを鳴らせ!|杉真理

『STARGAZER』へ進む入口として最後に選びました。50曲を聴き終えることだけを目標にせず、気になった歌手へ戻る一曲として使ってください。次にアルバムを一枚聴いてみたいと思えれば、曲探しはそこから広がります。

アーティスト一覧:気になった曲から次の一曲へ

50曲に登場した演奏名義を一覧にしました。ここでの「代表曲」はこの記事で選んだ曲のことで、各アーティストの全活動を一曲で代表させる意味ではありません。同じ歌手の別曲を聴く、同じアルバムを通す、制作に参加した人をたどる、の三つが次の入口になります。

同じ歌手、同じアルバム、参加者という三つの探索経路
  • 松原みき:1. 真夜中のドア〜stay with me
  • 竹内まりや:2. プラスティック・ラブ/49. グッドバイ・サマーブリーズ
  • 山下達郎:3. RIDE ON TIME/4. SPARKLE/21. LOVELAND, ISLAND/22. LOVE SPACE/23. BOMBER/24. あまく危険な香り/25. YOUR EYES
  • 杏里:5. 悲しみがとまらない/6. WINDY SUMMER/11. Remember Summer Days/12. Last Summer Whisper/13. SHYNESS BOY
  • 大貫妙子:7. 都会/14. Summer Connection/15. くすりをたくさん/41. 夏に恋する女たち
  • シュガー・ベイブ:8. DOWN TOWN
  • 杉山清貴&オメガトライブ:9. SUMMER SUSPICION/28. 君のハートはマリンブルー/29. ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-
  • 泰葉:10. フライディ・チャイナタウン
  • 中原めいこ:16. FANTASY
  • 亜蘭知子:17. Midnight Pretenders
  • 吉田美奈子:18. 夢で逢えたら/19. 恋は流星/31. LIGHT'N UP
  • EPO:20. う、ふ、ふ、ふ、/32. 土曜の夜はパラダイス
  • 大滝詠一:26. 雨のウェンズデイ/27. 恋するカレン
  • 1986オメガトライブ:30. 君は1000%
  • 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション:33. クリスタル・シティー
  • ハイ・ファイ・セット:34. 中央フリーウェイ
  • 国分友里恵:35. Just a Joke
  • 濱田金吾:36. 街のドルフィン
  • 池田典代:37. Dream In The Street
  • 惣領智子:38. City Lights by the Moonlight
  • 伊藤銀次:39. BABY BLUE
  • 杉真理:40. バカンスはいつも雨/50. スクールベルを鳴らせ!
  • 南佳孝:42. プールサイド
  • ブレッド&バター:43. Summer Blue
  • 佐藤博:44. YOU'RE MY BABY
  • 鈴木茂:45. LADY PINK PANTHER
  • 稲垣潤一:46. 夏のクラクション
  • 松田聖子:47. セイシェルの夕陽
  • 角松敏生:48. Still I'm In Love With You

とくに、シュガー・ベイブから山下達郎と大貫妙子のソロへ進む流れは、一人の歌手だけでなくバンドのつながりを知る入口です。また、杉山清貴&オメガトライブと1986オメガトライブは名義を分けて探します。同じ言葉を含むからといって、同じボーカルの録音だと思い込まないようにしましょう。

シティポップの特徴:歌・楽器・音の重なりを聴く

歌・ベース・ドラム・ギター・鍵盤・コーラスの役割

ベースとドラムが土台を作る

ベースは主に低い音で和音の土台とリズムの動きを支える楽器です。ドラムのバスドラムは低い打撃音、スネアは鋭い打撃音、ハイハットは細かな刻みを担う金属の打楽器、と考えると聴き分けやすくなります。歌の後ろで単に同じ拍を数えているのではなく、音を入れる位置と空ける位置で流れを作っています。

グルーヴとは、複数の音のタイミング、強弱、長さが組み合わさって感じられる音楽のうねりです。速い曲だから必ず強いグルーヴがある、と決まるものではありません。まずベースが鳴る場所を追い、次にドラムとの重なりを聴くと、同じ曲の中にある細かな動きを見つけられます。

ギターと鍵盤は、音を止める長さも大切

カッティングは、ギターの音を短く区切りながらリズムを作る弾き方です。音を鳴らすことだけでなく、弦の振動を止めるミュートも表現の一部になります。すべてのシティポップに同じカッティングが入るわけではありませんが、短いギターの音に注目すると、伴奏を聴く楽しみが増えます。

鍵盤では、ピアノのほか、電気的に音を増幅するエレクトリックピアノや、電子的に音色を作るシンセサイザーなどが登場します。エレクトリックピアノを略して「エレピ」と呼ぶこともあります。機種を当てようとせず、短く輪郭のある音か、長く伸びて全体を包む音か、と役割から聴いてみましょう。

声の重なりと空間の広がりを探す

主旋律を支えるコーラス、金管楽器を中心にしたブラスの響き、弦楽器を中心にしたストリングスの響きなどが、曲に奥行きを加えることがあります。編曲とは、曲をどの楽器で、どのタイミングに、どんな音の組み合わせで演奏するかを組み立てることです。

広がりを作る方法には、左右の配置や、残響を加えるリバーブなどもあります。ただし「古い録音らしさ」を一つの効果だけで再現できるわけではありません。聴くときは、歌の近さ、伴奏の広さ、音が消えるまでの余韻を分けてみると、曲の印象を具体的に説明できます。

特徴のコード進行を体験:三つの練習例

コードは複数の音を重ねた和音、コード進行はその和音が移り変わる順番です。ここからの例は響きの違いを試すために用意した一般的な練習用の進行で、上の50曲を採譜したものではありません。この進行を使えば必ずシティポップになる、という決まりもありません。

C、Cmaj7、C7の違いと三つの一般的な進行

まずC・Cmaj7・C7の違いを聴く

Cはド・ミ・ソ、Cmaj7はド・ミ・ソ・シ、C7はド・ミ・ソ・シ♭を重ねた和音です。Cmaj7は「シー・メジャー・セブンス」、C7は「シー・セブンス」と読みます。maj7と7では加える音が違うので、どちらも同じ「おしゃれなコード」と覚えず、一音の差を確かめてみてください。

Am7ならラ・ド・ミ・ソです。mはマイナーを表し、Am7は「エー・マイナー・セブンス」と読みます。鍵盤が使えるなら、一度に難しい指使いを覚えず、最初にCとCmaj7を交互に鳴らし、最後に加えたシが響きをどう変えるかを聴くだけでも練習になります。

例1:Dm7 → G7 → Cmaj7 → Cmaj7

Cメジャー、つまりドを中心とする長調での、ii–V–Iという流れです。iiは二番目、Vは五番目、Iは一番目の音を根にする和音を示し、小文字はここではマイナー系を表します。根の音は和音の基準になる音で、ルートとも呼びます。専門記号が難しければ、まずレを根にした和音からソ、そしてドへ進む例として試してください。

一つのコードを四拍ずつ鳴らし、Cmaj7に着いたときの落ち着きを感じてみましょう。ギターでは押さえやすい形を選び、鍵盤では左手で根の音、右手で残りの音を鳴らしても構いません。速さより、和音が切り替わる位置を一定にすることを優先します。

例2:Fmaj7 → Em7 → Dm7 → Cmaj7

根の音がファ・ミ・レ・ドと下がる練習例です。最初はすべて同じ長さで鳴らし、低音の階段が聞こえるか確かめましょう。次に右手や高い弦の音をできるだけ近い位置でつなぐと、低音は動きながら上の響きが滑らかにつながる感覚を試せます。

和音の音をどの高さに並べるかをボイシングと呼びます。同じコード名でも音の並べ方で印象は変わります。たとえばCmaj7の四音を低いところに詰める場合と、一部を高く離す場合では聞こえ方が違います。難しいコードを増やす前に、音の配置を変えるだけでも表現を広げられます。

例3:Fmaj7 → E7 → Am7 → Gm7・C7

最初の三つを一小節ずつ、最後のGm7とC7を二拍ずつにして、Fmaj7へ戻る四小節の循環例です。一小節を四拍として、四小節目だけ途中でコードを変えます。Em7ではなくE7にすると、構成音にソ♯が入り、Am7へ向かう感じを試せます。このように一時的に次の和音へ進む力を加える和音を、セカンダリードミナントと呼びます。

説明が難しく感じたら、Em7とE7を入れ替えて聴くだけで構いません。理屈を先に暗記するより、一音変えたときに感じる違いを耳に残しましょう。テンションと呼ばれる付加的な音、たとえば9thなどを加える方法もありますが、まず四音の和音で響きとリズムを安定させるのが取り組みやすい順序です。

バンドで試すときは、全員が同じ音を大量に鳴らさなくても大丈夫です。ベースが根の音を受け持つなら、鍵盤やギターは高い側の音を中心にする方法もあります。音を増やすより、歌の音域を空けることを考えると、響きの違いを聴き取りやすくなります。

リズムの特徴を体験:16分音符・裏拍・シンコペーション

四拍を十六個に分け、二拍目と四拍目を示す図

16ビートは「速い曲」という意味ではない

四拍子の一小節を16個に細かく分けた、16分音符の感覚を土台にするリズムを、ここでは16ビートとして扱います。四拍子とは、一小節を「1・2・3・4」の四つの拍で数えるものです。16個すべてで音を鳴らす必要はなく、その中のどこを鳴らしてどこを休むかで表情が変わります。

練習では一拍を「1・e・&・a」の四つに分け、四拍分を「1 e & a/2 e & a/3 e & a/4 e & a」と数えます。読み方は覚えやすい言葉に置き換えても構いません。BPMは一分間の拍数を表すテンポの単位で、数値が大きいほど拍が速くなります。最初は自分が四分割を崩さず数えられるゆっくりした速さを選びましょう。

2拍目・4拍目のバックビートを感じる

まず四つの拍を数えながら、2と4で手をたたいてみます。この位置を強調する感覚をバックビートと呼びます。次に足では1・2・3・4を保ち、手は2・4だけにします。難しければ足と手を分けず、声で拍を数えるところからで十分です。

これは体験のための基本パターンであり、50曲すべてのドラムが同じ配置という意味ではありません。メトロノームに合わせるときも、最初からクリックを半分に減らさず、四拍が分かる状態から始めましょう。手拍子の強さを一定にするだけでも、歌の下にある土台を感じやすくなります。

裏拍とシンコペーションを区別する

八分音符で一拍を二つに分けたとき、拍の頭を「表」、その間を「裏」と呼ぶことがあります。「1と2と3と4と」の「と」が裏拍です。まず声で数字を数えながら「と」だけで軽く手を動かすと、拍の間に音を置く感覚を試せます。

シンコペーションは、通常の拍の強さの感じ方をずらすリズムの作り方です。たとえば次の拍の少し前に音を出し、そのまま拍の頭まで伸ばすと、拍の頭を毎回打つ場合とは違った流れを作れます。裏拍に音を置くことと関連しますが、二つの言葉を完全に同じ意味として覚える必要はありません。

音を入れない場所まで含めて練習する

鍵盤やギターでコードを一小節に一回鳴らした後、同じ和音を短く区切って二回鳴らしてみましょう。次に二回目だけを拍の間へ移し、すぐ止める場合と次の拍まで伸ばす場合を比べます。コード名を変えなくても、音の出入りだけで印象が変わることを確かめられます。

打ち込み、つまりパソコンなどに音の位置や長さを入力して演奏を組み立てる場合も、最初はベースとドラムだけで十分です。音をわずかにずらせば自動的に人間らしくなるわけではありません。まず一定の配置で流れを作り、その後に強弱と長さを変えて聞き比べましょう。

アルバムで聴くなら:CD選びと二つの候補

気になる曲が三つほど見つかったら、一枚のアルバムを曲順どおりに聴いてみましょう。一曲ずつの紹介では気づきにくい、冒頭から終盤への流れを味わえます。すでに利用できる正規の配信や手元の音源があれば、先にそちらで好みを確かめる方法もあります。

曲から作品、形式、収録曲を確認する流れ

山下達郎『FOR YOU』:曲順で音の表情を楽しむ

『FOR YOU』は「SPARKLE」「LOVELAND, ISLAND」「YOUR EYES」などを収録するアルバムです。複数の選曲が気に入った方なら、一枚を通す候補にできます。明快な一曲目から最後の歌まで続けて聴くことで、単曲のプレイリストとは違う楽しみを得られます。

一方、一枚でシティポップ全体を網羅できるわけではありません。また、再発CDには追加曲がある版もあり、レコードや別の再発盤と曲数が一致しないことがあります。購入先では歌手名、作品名、CDという形式、収録曲を確認してください。特定の版の音質が必ず優れるとは決めつけず、自分が再生できる形式を選びましょう。

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山下達郎 FOR YOU(フォー・ユー)CD

竹内まりや『VARIETY』:プラスティック・ラブの前後も聴く

『VARIETY』には「プラスティック・ラブ」のほか、「もう一度」「マージービートで唄わせて」などが収録されています。一曲だけを繰り返していた方が、同じアルバムの違う曲調へ進むための候補です。歌を中心にアルバムの幅を楽しみたいときにも選べます。

ただし、全曲が「プラスティック・ラブ」と同じ雰囲気で続く作品だと期待すると、印象が違うかもしれません。その幅も含めて聴きたいかを判断しましょう。12インチシングルの『PLASTIC LOVE』とは別の商品なので、作品名と収録曲を確かめることが大切です。

竹内まりや VARIETY(30th Anniversary Edition)CD

このページの商品リンクは商品名で探すための検索リンクです。リンク先にはCD以外の形式や異なる版が並ぶ場合があります。曲だけが目的なら収録の有無を、アルバム体験が目的なら作品全体と曲順を確認すると、買った後の行き違いを減らせます。

シティポップについてよくある質問

初めてなら50曲全部を聴くべきですか?

三曲からで十分です。歌が気になるなら松原みきか竹内まりや、ギターや伴奏に注目したいなら山下達郎、別の響きへ進みたいなら大貫妙子、と入口を選んでみてください。好みは聴く日によっても変わるので、合わなかった曲を無理に好きになる必要はありません。

「真夜中のドア」と「プラスティック・ラブ」は誰の曲ですか?

ここで紹介した歌唱は、前者が松原みき、後者が竹内まりやです。カバーやリミックスもあるため、検索結果の曲名だけで判断せずアーティスト欄まで確認します。お気に入りの版が見つかったら、収録作品と版の表記も残しておくと再び探しやすくなります。

最近のアーティストもシティポップですか?

後の世代の作品にもシティポップやネオ・シティポップという呼び名が使われます。ただし、この50選は主に1970〜80年代の作品への入口として組みました。最近の作品を同じ条件で比較したランキングではありません。年代が違う音楽を聴き比べるときも、共通する楽器やリズムと、それぞれの違いの両方を楽しめます。

ギター初心者でも演奏できますか?

この記事の練習例は、押さえやすいコードの形とゆっくりした速さを選んで試せます。一方、原曲どおりの演奏は曲や編曲で難しさが変わります。いきなり全パートを再現するより、コードを一回ずつ鳴らす、短く止める、拍の間に置く、の順に試すと取り組みやすくなります。

シティポップ特有のコード進行は一つに決まっていますか?

決まっていません。七の和音や滑らかな音のつなぎ方は、ジャズやほかのポップスでも使われます。同じ進行でも、テンポ、ベース、音色、歌、音を止める位置が変われば印象は変わります。コードだけを条件にジャンルを判定せず、音全体で味わいましょう。

まとめ:好きな三曲から、歌と伴奏の両方へ耳を向けよう

シティポップとは、主に1970〜80年代の日本のポップスを中心に、都会的な感覚や多彩な音楽の要素を持つ作品を見つけるための呼び名です。名曲50選は順位表ではなく、好きな歌手やアルバムへ進む入口として使ってください。

  • 曲名と演奏名義を確認し、最初は三曲だけ選ぶ。
  • 歌を聴いた後、ベース・ドラム・ギター・鍵盤の一つを追う。
  • 演奏するなら、一般的なコード進行で響きと音の長さを比べる。
  • 気に入った曲は収録アルバムや別の歌唱へ広げる。

まず一曲を最後まで聴いて、「声が好き」「低音が気になる」「余韻をもう一度聴きたい」のどれかを一言メモしてみましょう。その感想が、次に聴く曲やあなた自身の演奏へ進む手がかりになります。

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