初心者のためのベース購入ガイド

ベースを持っている ベース

初めての一本の選び方

このページを見たらわかること

・エレキベースとアコースティックベースの違い
・予算の目安とおすすめブランド
・ジャンル別ベースの選び方
・初心者が重視すべきチェックポイント
・必要な周辺機材とよくある失敗例

ベースの種類と特徴(エレキベース vs アコースティックベース)

初心者がまず知っておくべきなのが、「ベースにはどんな種類があるのか」という点。大きく分けて以下の2種類です。

エレキベース

最も一般的で、バンド演奏でも主流。ピックアップを通して弦の振動を電気信号に変換し、アンプから音を出します。ソリッドなボディで持ち運びやすく、多彩な奏法(指弾き・ピック弾き・スラップなど)で幅広いジャンルに対応可能。
ロック、ポップス、ファンク志向ならコレ!

アコースティックベース

空洞の木製ボディから直接音が鳴るため、電源不要でナチュラルな音色を楽しめます。ジャズやフォークなど、アコースティック寄りの音楽に最適ですが、大きくて取り回しにやや難あり。ハウリングも起きやすいため注意が必要です。
弾き語りやアコースティック編成におすすめ!


初心者におすすめの価格帯とブランド

初めてのベース購入では、3〜5万円台が最もコスパ良好。あまりに安価だと品質面で不安が残り、高級機材は初心者にはオーバースペックになりがち。

定番の信頼ブランド

  • YAMAHA(BB/TRBXシリーズ):安定した品質と扱いやすさが魅力
  • Ibanez(GSR/SRシリーズ):細身ネックで女性にも人気
  • Squier by Fender:本家フェンダー直系の音がリーズナブルに
  • Bacchus Universeシリーズ:国産品質×低価格でプロも絶賛

音楽ジャンル別おすすめモデル

ジャンルによって求められるベースの特性は変わります。

  • ロック系:図太い低音が得意なプレシジョンベース(PB)がおすすめ
  • ポップス系:多彩なトーンが出せるジャズベース(JB)が万能
  • ジャズ/フュージョン:柔らかいサウンドのJBまたはフレットレス
  • ファンク/R&B系:スラップが映えるアクティブ系ベースやハムバッカーPU搭載モデル

初心者が重視すべきポイント

  1. 重量:4kg以下が目安。体格に合わないと練習が苦痛に
  2. ネックの握りやすさ:細めのネックは手が小さい人には大切な条件
  3. デザイン:愛着が持てる「かっこいい!」モデルを
  4. サウンドの幅:ピックアップの構成やパッシブ/アクティブでサウンドが変わる
  5. 調整のしやすさ:信頼できるブランドのモデルなら安心

必要な機材と選び方

  • ベースアンプ:10〜20Wの小型が自宅練習に最適
  • シールド:接触不良等もおきやすいので信頼メーカー製を推奨
  • チューナー:クリップ式が手軽でおすすめ
  • ストラップ:幅広でクッション性のあるものを
  • ケース:背負えるタイプが便利
  • その他:ピック、スタンド、クロス、ヘッドホンアンプなども役立つ

よくある失敗例と対策

  • サイズ選びのミス:小柄な人はショートスケールも検討
  • 重さを軽視:練習継続の妨げに。試奏時に必ず確認
  • 高すぎるベースを購入:初心者にはオーバースペックになりがち
  • 安すぎるモデルを購入:調整不良・初期不良が多く、結局買い直す羽目に
  • 5弦など多弦モデルから始める:まずは4弦で基礎を固めよう
  • 通販で試奏せず購入:できれば実店舗で試奏しよう

まとめ

初心者にとって最初のベース選びは、「楽器との最初の出会い」であり、音楽人生を左右する大事なステップです。見た目やブランドに憧れるのも自然なことですが、重要なのは「自分の体格やジャンル志向に合った1本」を選ぶこと。特にエレキベースはバンド活動にも広く対応でき、初心者にとっての第一選択肢となります。また、3~5万円台の価格帯には優れた入門モデルが多く、信頼できるメーカーを選べば失敗は少なくなります。さらに、機材や周辺アクセサリーを揃えることで、より快適に練習ができ、上達のスピードも加速します。「安物買いの銭失い」にならないように、バランスの取れた選択を心がけ、楽しんでベースライフをスタートさせてください。弾く喜びを感じられる一本と出会えたら、きっと音楽がもっと楽しくなるはずです。