ドラム初心者必見!始め方・必要な道具・練習法まで完全ガイド

ドラム
このページを見たらわかること
  • ドラムを始めるときにまずやるべきこと
  • 自宅練習・スタジオ練習の違いと準備
  • 必要な道具とその選び方(スティック、パッド、ドラムセットなど)
  • 初心者におすすめの練習方法と上達のコツ

1. ドラムを始めたいと思ったら最初にやるべきこと

ドラムを始めようと思ったとき、いきなり楽器を買うのではなく、まずは「どんな環境で、どんな目的で始めたいか」を明確にすることが大切です。たとえば、「趣味として気軽に楽しみたい」「バンドを組んでライブをしたい」「好きな曲を叩けるようになりたい」など、目的によって練習方法や必要な機材も変わってきます。

初めての方におすすめなのは、まずドラム教室の体験レッスンを受けてみることです。実際に生ドラムに触れてみることで、想像と現実のギャップを知ることができ、継続のモチベーションにもつながります。近くに教室がない場合は、音楽スタジオを借りて、設置してあるドラムを実際に叩いてみるのも始めるあたってはいいと思います。地域の音楽スタジオ情報を調べてみましょう。

また、最近ではYouTubeやSNSに初心者向けの無料ドラムレッスン動画が数多く投稿されています。動画で実際の演奏を見ながら練習できるため、独学で始めたい人にもおすすめです。中には「〇〇という曲を叩いてみよう」といった実践的なレッスンもあり、楽しみながら学べるのが魅力です。

さらに、自宅でどれくらい音を出せる環境かも大事なポイントです。アパートやマンションで音量制限がある場合は、電子ドラムや消音パッドで練習する必要があります。一方、郊外の戸建てに住んでいる場合は、防音対策をすれば生ドラムの導入も検討できます。

まずは「自分がドラムを叩く場所」「自分に合った練習スタイル」「今ある環境」でどこまでできるかを把握することが、スムーズなスタートの第一歩になります。あとは、スティックを1組買って、練習パッドで簡単なリズムから始めればOK。気負わず、楽しみながら進めていくことが一番の近道です。


2. ドラムを始めるために購入するもの

ドラムを始める際に最初に悩むのが「どんな道具を揃えたらいいのか」という点です。フルセットのドラムは高額で、置き場所や音の問題もありますが、実は初心者の段階で全てを揃える必要はありません。以下に初心者向けのおすすめアイテムを段階ごとに紹介します。

【最初に揃えたいもの】

  • ドラムスティック(1,000円前後)
    スティックはまず「5A」というサイズを選ぶと無難です。重すぎず軽すぎず、初心者にも扱いやすいバランスの良いタイプです。素材はヒッコリー製が標準的で耐久性にも優れています。
  • 練習用パッド(2,000〜4,000円程度)
    実際のドラムと同じ感覚で叩けるラバーパッドやゴムパッドは、自宅練習用として非常に便利。音が静かで夜でも使えるため、練習習慣をつけたい人には必須です。
  • メトロノームアプリ or 練習用リズムアプリ
    スマホで無料ダウンロードできるメトロノームアプリを使い、一定のテンポで叩く感覚を身につけましょう。ドラムはリズムの要ですから、正確なテンポ感は非常に大切です。

【ステップアップで揃えたいもの】

  • 電子ドラム(3万〜10万円台)
    自宅練習に最適で、イヤホンを使えばほとんど音を出さずに練習可能。モデルによって打感や音色、サイズが異なるため、実際に試打してから選ぶのがおすすめです。
  • スネアドラム単体
    生のドラムを少しでも取り入れたい場合は、まずスネアドラムだけを購入して練習する方法もあります。打感や響きがわかるので、耳も鍛えられます。

最初からフルセットを揃える必要はありません。最小限の道具から始めて、継続できそうだと思ったら少しずつ機材を増やしていくスタイルが、経済的にも継続的にもおすすめです。


3. 初心者におすすめの練習方法とそのステップ

ドラムは見た目こそ派手で複雑そうに見えますが、初心者でも段階的に練習すれば、1〜2ヶ月で簡単なビートは叩けるようになります。以下は、初心者におすすめの練習ステップです。

ステップ1:スティックコントロールを身につける

まずはスティックの正しい持ち方から始めましょう。手首のスナップを意識して、自然な力で打つ感覚を練習します。ダウンストローク、アップストローク、フルストローク、タップストロークなど基本の4種類を繰り返し練習すると、音の強弱やコントロール力が養われます。

ステップ2:シングル・ダブルストロークの反復練習

次に「右・左・右・左」と交互に打つシングルストローク、「右右・左左」のダブルストロークを練習します。メトロノームを使い、ゆっくりのテンポから始めて徐々に速くしていきます。この段階で手の独立性やリズム感が養われます。

ステップ3:基本の8ビートを習得

8ビートとは、ポップスやロックで最も使われる基本リズムのひとつです。バスドラム(右足)、スネア(左手)、ハイハット(右手)を使って、簡単なパターンを練習します。手足の連動が必要になるため、最初はゆっくりなテンポで正確に叩くことを心がけましょう。

ステップ4:簡単なフィルインを練習

フィルインとは、ビートとビートのつなぎに入れる装飾的なフレーズのことです。「ドドタタ」や「タンタカタン」といった音型を自由に組み合わせて、自分なりの表現を加えていく練習になります。

ステップ5:曲に合わせて演奏してみる

慣れてきたら好きな曲のドラムパターンをコピーしてみましょう。好きなアーティストの曲であればモチベーションも上がりますし、実践的な技術も身につきます。

最も大事なのは「毎日少しずつ続けること」です。短時間でもいいので継続することで、確実にリズム感とスキルが身についていきます。


まとめ

ドラムを始めたいと思ったとき、多くの人が「まず何をしたらいいの?」「道具は高いの?」と不安になります。しかし、実はドラムは比較的始めやすい楽器の一つです。最初はスティックとパッドだけでも充分で、自宅でも静かに練習できます。特にリズム感や基礎技術をコツコツ磨いていくことが、後の大きな成長につながります。

また、ドラムは全身を使う楽器なので、楽しみながら自然と運動にもなります。音楽のジャンルによってスタイルも様々で、自分に合った練習法やプレイスタイルを見つけるのも魅力の一つです。初心者でも基礎を丁寧に積み重ねれば、数ヶ月で簡単な曲を叩けるようになります。

まずはスティックを持ち、リズムを感じるところから始めてみましょう。焦らず、楽しみながら続けることが一番の上達の秘訣です。ドラムの世界は広く深く、始めたその日からあなたも立派なドラマーの仲間入りです。