カラオケで 85点を 出した と き、 「これって平均点より上なの? それと も 下なの? 」 と 気に なったこと は ありません か。 ある いは、 90点超えを 連発する 友達を 見て、 「あれってどれくらいすごいんだろう」 と モヤモヤした 経験が ある か も しれません。 カラオケの採点は 数字が は っきり出るぶん、 自分の立ち位置が 分か らない と、 素直に 喜んで いいのか 戸惑ってしまいます よね。
実は、 カラオケの点数に は 「全国平均は 何点で す」 と 言い切れる 公式の統一データが ありません。 それで も、 多くの人の実感や 経験か ら 「だいたいこのあたり」 と いう目安は 広く語られていて、 それを 知っておくだけで、 自分の点数の位置づけが ぐっと つか みや すくなります。
この記事で は、 平均点の目安と 点数帯ごと のレベル感、 DAMと JOYSOUNDで の点の出方の違い、 採点の仕組み、 そして90点を 目指すための具体的なテクニックまで を まと めて解説します。 読み終わるころに は、 あなたの点数が 持つ意味が すっきり整理されている は ずで す。
この記事で は、 カラオケの平均点は 何点? 90点は 上手いのか |DAM・JOYSOUND別の目安を 厳選してご紹介します。
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カラオケの平均点は何点? 全国平均の目安

平均は80〜85点前後と言われている
最初に お伝えしておきたいのは、 カラオケメーカーか ら 「全ユーザーの平均点」 が 公式に 発表されている わけで は ない、 と いう点で す。 機種や 曲、 歌う人に よって条件が ばらばらなので、 これか ら挙げる数字は すべて目安と して受け取ってください。
そのうえで、 ボイストレーナーや カラオケ好きの間で よく語られる のが、 平均点は 80〜85点前後と いう目安で す。 も う少し細か く 「83点前後が 平均あたり」 と 言われる こと も あります。 この目安に 照らすと、 85点前後を 出せている なら平均か それ以上、 90点を 越えている なら平均を は っきり上回っている、 と 考えてよさそうで す。
また、 90点以上を 安定して出せる人は 少数派で、 全体の上位1割に 入らない くらいの割合と も よく言われます。 日常のカラオケで 90点が 出たら、 胸を 張っていい数字だと 私は 思います (点数帯ごと の詳しいレベル感は、 次の章で ご紹介します ) 。
「平均点」 が一つに決まらない3つの理由
「そも そも、 どうして公式の平均点が ない の? 」 と 不思議に 思うか も しれません。 実は、 カラオケの平均点は 性質上、 一つの数字に 決めること が と ても 難しいので す。 理由は 大きく3つあります。
- 機種によって採点の仕組みが違う:DAMの精密採点とJOYSOUNDの分析採点では評価基準や計算の考え方が異なるため、 同じ人が同じように歌っても点の出方が変わります。
- 曲によって難易度が大きく違う:音域が広い曲やリズムの取り方が難しい曲は音程を外しやすく、 点数が下がりやすい傾向があります。 逆に、 音域が狭くテンポの落ち着いた曲は点が伸びやすいとされています。
- 歌う人の層によっても変わる:採点機能をわざわざオンにするのは、 もともと歌が好きで日ごろから歌い込んでいる人が多いはずです。 その時点で 「採点している人たちの平均」 は、 カラオケに来る人全体の実力よりも高めに偏っている可能性があります。
つまり、 同じ 「85点」 で も、 機種と 曲と 場面が 違えば意味合いは まったく変わってきます。 だか らこそ、 1回の点数だけを 見て 「平均より下だった……」 と 一喜一憂する 必要は ありません。 何曲か 歌ってみたと きの自分のだいたいの点数帯を、 目安と ゆるや か に 照らし合わせるくらいの気持ちで ちょうどいいと 私は 考えています。
そしても う一つ、 覚えておいてほしいこと が あります。 採点が 測っている のは、 音程の正確さを 中心と した 歌の一部で あって、 あなたの歌のすべてで は ありません (詳しくは 採点の仕組みの章で お話しします ) 。 平均より低い点数が 出ても 落ち込みすぎなくて大丈夫で す。 ここか ら、 点数帯ごと のレベル感を 一緒に 見ていきましょう。
90点は上手い? 点数帯別のレベル感早見ガイド

結論か らお伝えする と、 カラオケで 90点を 出せる人は 文句なしに 上手い人で す。 前章で 見た目安に 照らせば、 平均を は っきり上回る少数派の水準で、 友人同士のカラオケなら 「歌が 上手い人」 と して一目置か れる こと は まず間違いありません。 と は いえ、 90点に 届か ない か らと いって落ち込む必要は まったくありません。 80点台で も 十分に 標準以上で す。 大切なのは、 いまの点数が どのレベル感に ある のか を 知って、 次の目標を 決めや すくする こと だと 私は 考えています。 ここか らは 点数帯ごと のレベル感を、 私なりの言葉で 整理してご紹介します。 あなたの普段の点数が どのあたりに 当ては まるのか、 照らし合わせなが ら読んで みてください。
〜74点:伸びしろたっぷりのスタートライン
74点以下に なる場合、 原因の多くは 音程のズレで す。 ただし、 これは 決して 「音痴の証明」 で は ありません。 そも そも 選んだ曲のキーが あなたの声の高さに 合っていない 可能性が 高く、 キーを 少し上げ下げする だけで 数点変わること も 珍しくありません。 高い音を 無理に 張り上げていたり、 低い音が か すれていたりする 自覚が ある なら、 まずは キー調整か ら試してみてください。 ガイドメロディーを 意識して聴くだけで も 音程は 合わせや すくなります。 工夫の余地が 大きい、 伸びしろたっぷりのスタートラインで す。
75〜84点:平均を含む標準ゾーン
多くの人の点数が このあたりに 収まると される、 平均の目安 (80〜85点前後) の下側も 含んだ標準ゾーンで す。 音程が 取れている 部分と ズレる部分が 混在している 状態で、 カラオケを 普通に 楽しむに は まったく問題のない レベルと いえます。 この点数帯なら、 人前で 歌うこと に 引け目を 感じる必要は ありません。 も し85点以上を 狙いたくなったら、 サビだけで なく曲の始まりか ら終わりまで、 細か い音程を ひと つずつ丁寧に 合わせに いく意識を 持ってみてください。 あわせて、 自分の音域に 合った曲へ 選び直すだけで も、 数字は 少しずつ変わってくるは ずで す。
85〜89点:周りから 「上手いね」 と言われるレベル
85点を 超えてくると、 周りか ら自然と 「上手いね」 と 言われる こと が 増えてくるは ずで す。 ここまで 来ている なら、 音程が おおむね正確に 取れている 証拠だと 考えていいで しょう。 90点台まで は あと 一歩の位置に つけています。 伸ばしどころは、 ロングトーンを 最後まで まっすぐ保つこと と、 抑揚を 意識的に つけること で す。 マイクを 口か ら数センチの距離で 一定に 保ちつつ、 聴か せたいフレーズで 少しだけ声を 前に 出すよう意識する と、 表現力まわりの評価も 変わりや すくなるは ずで す。
90〜94点: 「歌うまキャラ」 確定の上級者
90点台に 乗せられる 人は、 前述のと おり少数派の水準に 入った上級者で す。 音程正確率が 高い水準で 安定している のは も ちろん、 声の安定性や 抑揚と いった項目も バランスよく揃い始めています。 友人と のカラオケなら 「歌うまキャラ」 が 確定する 水準で、 初めて一緒に 行った人か ら驚か れた経験のある 方も 多いので は ない で しょうか。 ここか らさらに 上を 目指す場合は、 ビブラートや しゃくりなどの加点テクニックを 曲のどこで 使うか、 事前に 組み立ててか ら歌う視点が 求められてきます。
95点〜:テレビの高得点番組レベルの達人級
95点以上は、 テレビのカラオケ番組で 高得点争いが 繰り広げられる のが、 まさに この水準と いう達人級の領域で す。 音程正確率を ほぼ完璧に 保ちなが ら、 安定性・抑揚・ロングトーン・ビブラートと いった評価項目を すべて高いレベルで 揃える必要が あります。 どこで ビブラートを か け、 どこに 抑揚の山を つくるか まで 計算した うえで、 それを 本番で 再現しきる力が 求められる 世界で す。 も し身近に この点数帯の人が いたら、 日ごろの練習量も 含めて素直に 称賛した くなります。
機械が どんな仕組みで 点数を つけている のか、 そして点数に 表れに くい 「歌の良さ」 と は 何なのか。 ここか らは 採点の裏側を 見ていきましょう。
DAMとJOYSOUNDで平均点は違う? 点の出方の傾向

「この前DAMで 歌ったら85点だったのに、 今日JOYSOUNDで 同じ曲を 歌ったら90点が 出た」 。 あなたも、 こんな経験を した こと は ありません か。 私のまわりで も よく聞く話で、 「結局どっちが 本当の実力なの? 」 と 混乱してしまう人は 少なくありません。 結論か らお伝えする と、 DAMと JOYSOUNDで は 採点の仕組みそのも のが 違うため、 点数を 単純に 比べること は で きません。 同じ90点で も、 機種が 違えば意味合いが 変わってくるので す。 それぞれの点の出方の傾向を 知っておくと、 点数の上下に 必要以上に 一喜一憂せずに すみます。 ここか らは、 DAMと JOYSOUNDそれぞれの採点の特徴を 順番に 見ていきましょう。
DAMの 「精密採点」 は音程にシビア
DAMの採点機能と いえば 「精密採点」 シリーズで、 現行機で は 精密採点Aiなどが 搭載されています。 精密採点の大きな特徴は、 音程の正確さを と ても 細か く評価してくれる こと で す。 歌い終わると 「音程正確率」 が パーセントで 表示される ため、 自分が どれだけ正しい音程で 歌えていたか が 一目で 分か ります。 感覚で は なく数字で 振り返れる ので、 ごまか しが きか ない ぶん、 練習の成果が は っきり表れる 採点だと 私は 感じています。
音程に シビアだか らこそ、 精密採点で 90点を 出せたと きの達成感は 大きい、 と 感じる人が 多いようで す。 カラオケ好きの間で 「DAMの90点は すごい」 と 語られる こと が 多いのも、 この評価の細か さが 理由のひと つで しょう。 また、 精密採点Aiに は 「Ai感性」 と 呼ばれる ボーナス要素が あり、 機械的な正確さだけで は 測りきれない 歌の魅力、 たと えば聴く人の心を 動か すような歌い方が 評価に 反映される 仕組みに なっています。 正確さ一辺倒で は なく、 表現の豊か さに も 光を 当ててくれる のは 嬉しいと ころで す。
JOYSOUNDの 「分析採点」 は点が出やすい傾向と言われる
一方、 JOYSOUNDの採点機能は 「分析採点」 シリーズで す。 同じ人が 同じ曲を 歌っても、 分析採点のほうが DAMの精密採点より数点高く出や すい傾向が ある と 言われています。 実際、 「JOYSOUNDだと 90点を 超えるのに、 DAMだと 80点台で 止まる」 と いう声は、 私のまわりで も よく聞か れます。
ここで 誤解してほしくない のは、 点が 高く出や すいこと は 「採点が 甘い=劣っている 」 と いう意味で は ない、 と いう点で す。 これは あくまで 評価の設計思想の違いで あって、 機種と しての優劣で は ありません。 高得点が 出や すいぶん、 友達と の集まりや 飲み会のあと のカラオケで は 素直に 盛り上が れる のが 分析採点の魅力で す。 90点が 出れば場は 一気に 沸きます し、 「も う1曲歌おうか な」 と いう前向きな気持ちに も つなが ります。 また、 JOYSOUNDに は 「全国採点グランプリ」 と いう、 全国のユーザーと オンラインで 得点を 競える機能も あり、 自分の順位を 確か めなが ら腕を 磨いていく楽しみ方も 人気で す。
友達同士で比べるなら 「同じ機種・同じ曲」 が鉄則
ここまで 読んで いただくと、 「機種が 違う点数を 比べても 意味が 薄い」 と いうこと が 見えてきたので は ない で しょうか。 DAMの90点と JOYSOUNDの90点は、 いわば別の物差しで 測った数字で す。 友達が 「JOYSOUNDで 92点出た」 と 言っていて、 あなたが DAMで 88点だったと しても、 その数字だけで 実力差が ある と は 言えません。
もし友達と 本気で 点数を 競いたいなら、 同じ機種・同じ採点機能・同じ曲と いう条件を そろえるのが 鉄則で す。 条件を そろえて初めて、 点数の比較は フェアなも のに なります。 そして、 自分の成長を 測りたいと きも 考え方は 同じで す。 行くたびに 機種や 曲を 変えている と、 点数が 上が っても 「上手くなったのか、 条件が 変わっただけなのか 」 の区別が つきません。 お気に 入りの曲を 1曲決めて、 同じ機種で 定点観測のように 歌い続け、 点数や 音程正確率の推移を メモしておくと、 自分の上達が 実感しや すくなります よ。
カラオケ採点は何を見ている? 仕組みを知れば点は伸びる

採点結果の数字だけを 見ている と、 カラオケの採点は 中身の見えない ブラックボックスのように 感じられる か も しれません。 で も 実際に は、 採点マシンが 見ている ポイントは ある 程度決まっています。 具体的に は、 音程・安定性・抑揚、 そしてビブラートなどの加点テクニックが 中心で す。 どこで 点が 付き、 どこで 点が 引か れる のか を 知っておけば、 練習の的が ぐっと 絞れます。 私の経験で も、 や みくも に 歌い込むより、 仕組みを 理解してか ら練習した ほうが 点数の伸びは ずっと 早く感じられました。 90点を 目指すなら、 まずこの仕組みを 知ること が 最短ルートだと 私は 考えています。
配点の中心は 「音程の正確さ」
採点で も っと も 大きな割合を 占めると される のが、 音程の正確さで す。 カラオケの伴奏に は 「ガイドメロディー」 と 呼ばれる お手本のメロディーが 含まれていて、 採点マシンは あなたの声が このガイドメロディーに どれだけ正確に 重なったか を 測っています。 DAMの精密採点なら音程の一致度が 「音程正確率」 と してパーセントで 表示されます し、 JOYSOUNDの分析採点で も 音程は 評価の柱に なっています。
採点中の画面に は 音程バーが 流れ、 そこに 自分の声の軌跡が 重なって表示されます。 歌い終わったあと に 「サビの高い音で バーか ら外れていたな」 と 具体的に 振り返れる ので、 どこを 直せばいいか が 一目で 分か るのが ありが たいと ころで す。 逆に 言えば、 ビブラートや 抑揚を どれだけ頑張っても、 土台の音程が ズレていれば高得点は 望めません。 「まず音程、 話は それか ら」 と いう優先順位を、 ぜひ頭に 入れておいてください。
安定性:声の震え・ゆらぎをチェックされる
次に 見られている のが、 声の安定性で す。 まっすぐ伸ばすべきロングトーンが、 意図せずフラフラと 揺れたり、 途中で か すれたりする と、 マイナス方向に 働きや すいと されています。
ここで 気に なるのが 「ビブラートと 何が 違うの? 」 と いう点で すよね。 採点マシンは、 規則的に 揺れる 意図的なビブラートと、 不規則に 揺れてしまう声の震えを 別物と して扱っている と され、 前者は 加点、 後者は 減点方向に 働くと 言われています。 同じ 「揺れ」 で も 評価は 正反対に なりや すいので、 伸ばす音は まず 「まっすぐキープする 」 意識を 持つこと が 大切で す。 息を しっか り吸って、 支えのある 声で 歌うこと が 安定性の土台に なります。 緊張で 声が 震えや すい人は、 少し音量を 上げて堂々と 歌うほうが、 か えって安定して聞こえること も あります。
抑揚 (表現力) :強弱の変化が点になる
抑揚は、 曲の中で どれだけ声の強弱を 付けられたか を 見る項目で、 表現力と も 呼ばれます。 最初か ら最後まで 同じ音量で 歌う 「一本調子」 は、 聴いていて平坦に 感じられる だけで なく、 採点上も 評価が 伸びに くいポイントで す。
狙い目は、 Aメロと サビと の音量差で す。 静か なAメロは 少し抑えめに 歌い、 サビで ぐっと 声量を 上げます。 このメリハリが、 抑揚の評価に つなが りや すいポイントで す。 声量そのも のを 変えるのが 難しければ、 マイクと の距離で 音量差を 演出する 方法も あります (詳しいや り方は、 次の実践テクニックの章で ご紹介します ) 。
加点テクニック:ビブラート・しゃくり・こぶし
音程・安定性・抑揚と いう土台の上に、 加点要素と して評価される のが 歌唱テクニックで す。 代表的なも のを 簡単に 整理しておきます。
- ビブラート:伸ばした音を規則的に揺らすテクニックです。 ロングトーンの終わりに掛けるのが定番です
- しゃくり:本来の音より少し低い音から入り、 滑らかにしゃくり上げて目的の音程に乗せる歌い方です
- こぶし:音を一瞬だけ細かく装飾する、 演歌でおなじみの節回しです
- フォール:フレーズの終わりで音をすっと落として余韻を作るテクニックです
これらは 狙って出せると 加点に つなが ります が、 乱発は 禁物で す。 回数を 稼ごうと して不自然に 入れる と、 肝心の音程や 安定性が 崩れてしまい、 加点より減点のほうが 大きくなること も あります。 曲に 合った場所で、 自然に 入れられる 範囲か ら少しずつ試してみてください。
点数に表れにくいものもある
ここまで 採点の仕組みを 見てきました が、 最後に 大事なこと を お伝えします。 機械の採点に は、 測り切れない も のが ある と いうこと で す。
声質そのも のの魅力や、 歌詞の意味を 伝える語り口、 聴いている 人の心を 動か す説得力と いった 「歌のうまさ」 の核心部分は、 音程や 抑揚の数値に は なか なか 表れません。 点数は それほど高くない のに 思わず聴き入ってしまう人が、 あなたの周りに も いる ので は ない で しょうか。
採点する 側も この限界は 意識していて、 精密採点Aiに は、 機械的な正確さだけで は 測れない 歌の魅力を 評価しようと する 「Ai感性」 と いうボーナス要素が 用意されています。 それで も、 点数が 歌のすべてを 表せるわけで は ありません。 点数は 上手さを 測る一つの物差しで す。 そう捉えて数字と 楽しく付き合っていくのが、 カラオケ採点と のちょうどいい距離感だと 私は 思います。
90点を目指す実践テクニック5選

「90点を 出せる人は、 も と も と 声が いい人だけで しょ? 」 と 感じている か も しれません。 で も、 私は そうは 思いません。 カラオケの採点は、 音程・安定性・抑揚と いった項目を 機械が 淡々と 評価する 仕組みで す。 つまり、 評価される 項目に 合わせて 「対策」 を 積み重ねれば、 声質に 自信が なくても 点数は 着実に 伸びていきます。 実際、 歌のうまさそのも のより、 採点のクセを 知っている か どうか で 点差が つくこと も 少なくありません。 ここで は、 次のカラオケか らすぐに 試せる実践テクニックを 5つに 絞って紹介します。
①キー調整をためらわない
高得点を 狙ううえで、 も っと も 多い失点の原因が 「原曲キーへ のこだわり」 だと 私は 感じています。 原曲のまま歌いきるのが か っこいい、 キーを 変えるのは 負けた気が する ――その気持ちは よく分か ります。 ただ、 自分の音域に 合っていない キーで 歌うと、 高音で 声が 裏返ったり、 低音が か すれて音に ならなか ったりして、 音程を 外す場面が 一気に 増えてしまいます。 採点の中心は 音程の正確さと 言われています か ら、 これは 本当に も ったいない 失点で す。
キーを ±2〜3程度動か すだけで も、 歌いや すさは 大きく変わります。 サビの最高音が 「が んばれば届く」 で は なく 「余裕を も って出せる」 状態に なるまで 調整してみてください。 曲に 自分を 合わせるので は なく、 あなたの音域に 曲を 合わせること で す。 それが 90点へ の確実な第一歩に なります。
②選曲は 「音域が狭く、 よく知っている曲」
採点で 有利に なりや すい曲に は、 共通した 特徴が あります。 具体的な曲名を 知らなくても、 次のポイントを 意識して探せば見つけや すいは ずで す。
- 最高音と最低音の差が小さい、 音域の狭い曲
- テンポがゆったりしていて、 一音一音を丁寧に合わせられる曲
- メロディーの動きが素直で、 極端な跳躍や細かい装飾の少ない曲
- 何十回も聴いていて、 メロディーが体に染みついている曲
とくに 大事なのは 最後の項目で す。 うろ覚えの曲で は、 どれだけ歌唱力が あっても 音程バーを 正確に なぞれません。 逆に、 音域が 極端に 広い曲、 ラップ調のパートが 長い曲、 転調を 何度も 繰り返す曲は、 採点のうえで は 上級者向けで す。 「盛り上が る曲」 と 「点が 出る曲」 は 別物と 割り切って、 点数を 狙う日は 歌い慣れた曲を 選ぶのが おすすめで す。
③マイクの使い方で損をしない
意外と 見落と されが ちなのが、 マイクの扱い方で す。 基本は、 マイクを 口か ら数センチの距離に 保ち、 角度も 一定に キープする こと で す。 歌っている 途中で 無意識に マイクが 離れたり近づいたりする と、 機械が あなたの声を 正しく拾えず、 実際より不安定に 判定されてしまうこと が あります。 せっか く音程が 合っている のに、 マイクのせいで 損を する のは 避けたいと ころで す。
身振りを 交えて歌うタイプの人は、 マイクの距離が 知らない うちに 動きや すいので、 点数を 狙う曲で は 少し意識してみてください。 そして慣れてきたら、 「抑揚を つけたい場面で 意図的に マイクと の距離を 変える」 と いう応用も あります。 声量そのも のを 大きく変えなくても、 マイクの距離で 音量差を つくれる ため、 喉へ の負担を 抑えなが ら抑揚の評価に つなが りや すいと 言われています (機種や 採点バージョンに よって効き方は 異なるようで す) 。
④抑揚は 「サビで開放」 が分かりやすい
抑揚 (表現力) は、 少し意識する だけで 評価が 変わりや すい項目で す。 難しく考える必要は ありません。 いちばん分か りや すいのは、 「Aメロは 抑えめに 歌い、 サビで 思い切って声を 出す」 と いうメリハリのつけ方で す。 静か な場面と 盛り上が る場面の音量差が は っきりする だけで、 抑揚の評価は 変わりや すくなります。
もったいない のは、 恥ずか しさか ら最初か ら最後まで 同じ音量で 歌いきってしまうこと で す。 一本調子の歌い方は、 音程が 合っていても 表現力の面で 伸び悩みます。 カラオケボックスの中で は、 自分で は 少し大げさか なと 思うくらいの抑揚が、 機械に は ちょうどよく伝わること も 多いも ので す。 サビだけは 恥を 捨てる、 と 決めてしまいましょう。
⑤自宅でも練習できる
90点の壁を 本気で 越えたいなら、 カラオケ店の外で の練習が 効いてきます。 上達の近道と してよく挙げられる のが、 自分の歌を 録音して聴き返すこと で す。 歌っている 本人に は 自分の声が 体の内側か らも 聞こえている ため、 音程のズレに は 案外気づきに くいので すが、 録音を 通して聴くと 「ここ、 ずれていたんだ」 と 客観的に 分か ります。 スマホのボイスメモ機能で 十分で すので、 まずは 1曲、 録音して聴き返してみてください。
また、 音程バーを 表示してくれる 採点アプリや カラオケアプリを 使えば、 自宅で も 本番に 近い形で 練習で きます。 苦手な箇所だけを 繰り返し確認で きるのは、 アプリ練習ならで は の利点で す。
もう一歩踏み込むなら、 自宅練習用のカラオケマイクと いう選択肢も あります。 スマホや テレビと つない で、 自宅に いなが らカラオケ気分で 歌えるアイテムで す。 好きな時間に 人目を 気に せず反復練習で きるのが 大きなメリットで、 防音 (ミュート) 構造と イヤホン出力を 備え、 歌声や 伴奏が 周囲に 漏れに くい製品も あります。 一方で、 お使いのスマホや スピーカー、 アプリと の相性や 接続方式は 製品ごと に 異なるため、 購入前に ご自身の環境で 使えるか どうか を 確認しておく必要が あります。 よい面と 注意点の両方を 踏まえたうえで、 練習環境の一つと して検討してみてください。
5つすべてを 一度に や ろうと しなくて大丈夫で す。 まずは 「キー調整」 と 「録音して聴き返す」 の2つか ら始めてみてください。 この2つは お金も 特別な道具も ほと んど要らない うえに 効果を 実感しや すく、 数回のカラオケで 「あれ、 前より点数が 伸びてきた」 と 体感で きる変化が 出や すいは ずで す。 あなたのペースで、 一歩ずつ90点に 近づいていきましょう。
カラオケの点数に関するよくある質問

最後に、 カラオケの点数に ついてよくいただく質問に まと めてお答えします。 どれも、 私が カラオケ好きの友人たちか ら実際に よく聞か れる も のばか りで す。 ここまで 読んで 残ったモヤモヤを、 スッキリ解消してか ら次のカラオケに 向か いましょう。
Q. 平均点より低かったら、 歌が下手ということですか?
いいえ、 そうと は 限りません。 カラオケの点数は、 曲の難易度や キー設定、 歌った機種に よって大きく変わります し、 採点は あくまで 音程の正確さを 中心に した 「一つの物差し」 に すぎない か らで す。 声の魅力や 表現力など、 数字に 表れに くい良さも たくさんあります。 他の人と 比べて落ち込むよりも、 同じ曲を 機種と キーを 固定して歌い続けたと きに、 自分の点数が どう変わっていくか を 見るほうが ずっと 意味が ある と 私は 思います。
Q. 採点機能を使うと、 場がしらけませんか?
これは 正直、 その場の空気次第で す。 点数で 盛り上が れる メンバーなら、 全員で 採点を オンに して競い合ったり、 JOYSOUNDの全国採点グランプリで 全国のユーザーと 勝負してみたりと、 ゲーム感覚で 一気に 楽しくなります。 逆に、 雰囲気を 大切に しなが らしっと り歌いたい人が いる 場で は、 思い切って採点を オフに しておくほうが お互い心地よく過ごせます。 「今日は 採点あり? なし? 」 と 最初に ひと こと 確認して使い分けるのが、 大人の楽しみ方で は ない で しょうか。
Q. 機種が変わると、 点数はどれくらい変わりますか?
同じ人が 同じ曲を 歌っても、 機種が 違えば数点変わること が ある と 言われています。 本文で 解説した と おり、 この点差は 機種の優劣で も 実力の変化で も ない ので、 気に しすぎる必要は ありません。 成長を 測りたいなら、 機種と 曲を 固定して、 同じ条件で 記録し続けるのが おすすめで す。
Q. 高得点が出やすい曲はありますか?
傾向と しては 「ある 」 と 言われています。 条件は 実践テクニックの章で 挙げた4つ (音域が 狭い・テンポが ゆったり・メロディーが 素直・歌い慣れている ) と 同じで す。 ただし、 どんなに 「出や すい」 と 言われる 曲で も、 音程が ズレてしまえば点数は 伸びません。 結局のと ころ、 自分の音域に 合った十八番を じっくり磨くこと が、 遠回りに 見えて確実な近道で す。
まとめ|点数は 「物差しの一つ」 。 数字と上手に付き合おう

ここまで の内容を、 最後に ぎゅっと 振り返っておきましょう。 この記事の要点は 次のと おりで す。
- カラオケの点数の全国平均は80〜85点前後が目安と言われています (機種・曲・歌う人の層によって変わるため、 あくまで参考値です)
- 90点以上を出せる人は上位1割未満とも言われる少数派で、 安定して超えられればカラオケ上級者と呼べるレベルです
- DAMとJOYSOUNDでは点の出方に違いがあるため、 点数を比べるなら同じ機種・同じ曲・同じキーで記録するのが基本です
- 実践テクニック5選のうち、 まずはキー調整と録音して聴き返すの2つから始めるのが近道です
カラオケの点数は、 あなたの歌のすべてを 表す数字で は ありません。 平均より低い日が あっても 落ち込む必要は ありません し、 高い点が 出た日は 素直に 喜んで 大丈夫で す。 テレビのカラオケ番組で 見か ける95点超えの争いは、 あくまで 特別な世界の話で、 あなたが 比べる相手は 昨日まで のあなたで 十分で す。 数字に 一喜一憂しすぎず、 点数が 少しずつ上が っていく過程そのも のを、 レベル上げのゲームのように 楽しむのが いちばんだと 私は 思っています。
そのための最初の一歩と して、 次のカラオケで は キーを 自分の声に 合わせて調整した 十八番を 歌い、 そのと きの点数を 「今の自分の基準点」 と してスマホに メモしてみてください。 機種名と キー設定も 一緒に 残しておくと、 あと か ら同じ条件で 比べられます。 次に 歌ったと き、 その数字を 1点で も 超えられたら、 あなたの歌は 確実に 前へ 進んで います。 その小さな更新の積み重ねが、 いつか 90点の壁を 越える日に つなが っていきます よ。


