ピアノ初心者におすすめの練習曲20選|最初の1曲からレベル別に解説

ピアノ

ピアノを始めたばかりの人が最初に迷いやすいのが、「どんな練習曲から弾けばいいのか」です。いきなり有名なクラシックやテンポの速いポップスに挑戦すると、楽譜が難しい、両手が合わない、指が動かないと感じて挫折しやすくなります。

結論から言うと、ピアノ初心者の最初の練習曲は「右手だけでも弾ける短い曲」または「両手でもゆっくり弾ける簡単な曲」から選ぶのがおすすめです。たとえば、きらきら星、メリーさんの羊、ちょうちょう、よろこびの歌などは、音域が狭く、指の動きも覚えやすいため、最初の1曲に向いています。

この記事では、ピアノ初心者におすすめの練習曲20選を、右手だけ・両手入門・教本・クラシック・ポップスのレベル別に紹介します。あわせて、練習曲の選び方、1曲を弾けるようにする手順、楽譜が読めない場合の始め方も解説します。

📋 この記事の結論

ピアノ初心者が最初に選ぶなら、次の順番がおすすめです。

  1. 右手だけで弾ける曲から始める(例:きらきら星、メリーさんの羊、ちょうちょう)
  2. 慣れてきたら、左手が単音または簡単な伴奏の曲に進む(例:よろこびの歌、大きな栗の木の下で、ふるさと)
  3. 基礎を固めたい人は教本や練習曲集を使う(例:バイエル前半、ブルグミュラー「素直な心」、ハノン1番)
  4. 好きな曲を弾きたい人は、やさしいアレンジ版から選ぶ(例:糸、海の見える街、レット・イット・ゴー)

最初から「エリーゼのために」全曲や「千本桜」の原曲テンポに挑戦する必要はありません。初心者は、短く区切って弾ける曲、テンポがゆっくりの曲、片手ずつ練習しやすい曲から始めましょう。

🎹 最初の1曲診断表

今の状態 最初におすすめの曲 理由 次に進む曲
鍵盤のドレミもまだ不安 きらきら星 音域が狭く、右手だけで始めやすい メリーさんの羊
右手だけなら少し弾ける メリーさんの羊 同じ音の動きが多く、両手入門にも使いやすい ちょうちょう
両手の簡単な曲に挑戦したい よろこびの歌 メロディーが覚えやすく、ゆっくり練習しやすい 大きな栗の木の下で
大人初心者で落ち着いた曲が弾きたい ふるさと テンポがゆっくりで、表現の練習にも向く 糸のやさしいアレンジ
好きなポップスで続けたい 糸のやさしいアレンジ コード進行が比較的シンプルで、弾き語りにもつなげやすい 海の見える街のやさしいアレンジ
基礎から体系的に進めたい バイエル前半 段階的に指・リズム・両手を学びやすい ブルグミュラー「素直な心」

最初の1曲は「有名かどうか」よりも、「今の自分が最後まで弾けそうか」で選びましょう。難しい曲に挑戦する場合も、原曲そのままではなく、初心者向けのやさしいアレンジ版を選ぶと挫折しにくくなります。

  1. 結論|ピアノ初心者の練習曲は「簡単な曲+好きな曲」で選ぶ
    1. 最初は右手だけ・短い曲から始める
    2. 両手練習は左手が簡単な曲を選ぶ
    3. 有名曲は初心者向けアレンジ版を選ぶ
  2. ピアノ初心者におすすめの練習曲20選一覧表
      1. 気になる曲の楽譜は「ぷりんと楽譜」で手に入る
  3. ピアノ初心者が練習曲を選ぶ5つの基準
    1. 音域が狭い曲を選ぶ
    2. テンポがゆっくりの曲を選ぶ
    3. 左手が単音または簡単な伴奏の曲を選ぶ
    4. 短く区切って練習できる曲を選ぶ
    5. 好きな曲も1曲だけ入れる
  4. 右手だけでも始めやすい超初心者向け練習曲5選
    1. 1. きらきら星
    2. 2. メリーさんの羊
    3. 3. ちょうちょう
    4. 4. カエルの歌
    5. 5. よろこびの歌(ベートーヴェン「第九」)
  5. 基礎を固めたい初心者向け教本・練習曲5選
    1. 1. バイエル前半
    2. 2. ブルグミュラー「素直な心」
    3. 3. ブルグミュラー「アラベスク」
    4. 4. はじめてのギロック
    5. 5. ハノン1番
    6. 補足:ほかに使いやすい教材(バスティン)
  6. 両手入門におすすめの簡単なピアノ曲5選
    1. 1. 大きな栗の木の下で
    2. 2. ハッピーバースデー
    3. 3. 大きな古時計
    4. 4. ふるさと
    5. 5. 糸 やさしいアレンジ
  7. 弾けたら楽しい目標曲・ポップス5選
    1. 1. エリーゼのために 冒頭・やさしい版
    2. 2. 渚のアデリーヌ やさしい版
    3. 3. レット・イット・ゴー やさしい版
    4. 4. 海の見える街 やさしい版
    5. 5. 千本桜 やさしいアレンジ
  8. 1曲を弾けるようにする練習手順
    1. 1. 片手ずつ止まらずに弾ける範囲を増やす
    2. 2. 小節ごとに区切って練習する
    3. 3. テンポは最初から速くしない
    4. 4. 難しい部分は繰り返し練習する
    5. 5. 毎日少しずつ練習する
  9. 楽譜が読めない初心者はどう始める?
    1. ドレミを書き込みすぎない
    2. 指番号を確認する
    3. 動画だけに頼りすぎない
    4. 簡単な楽譜から慣れる
    5. 独学が不安なら先生に見てもらう
  10. 目的別|大人・子ども・独学におすすめの曲
  11. 初心者がやりがちな失敗と対策
  12. よくある質問
    1. Q. ピアノ初心者が最初に練習する曲は何がおすすめですか?
    2. Q. 楽譜が読めなくてもピアノの練習曲は弾けますか?
    3. Q. 右手だけの曲から始めてもいいですか?
    4. Q. 両手の練習はいつから始めればいいですか?
    5. Q. 大人初心者におすすめのピアノ曲はありますか?
    6. Q. ポップスやアニメ曲から始めてもいいですか?
    7. Q. バイエルやハノンは初心者に必要ですか?
    8. Q. エリーゼのためにや千本桜は初心者でも弾けますか?
    9. Q. 1曲を弾けるようになるまで何週間かかりますか?
    10. Q. 電子ピアノやキーボードでも練習できますか?
  13. まとめ|ピアノ初心者は弾ける曲から少しずつステップアップしよう

結論|ピアノ初心者の練習曲は「簡単な曲+好きな曲」で選ぶ

ピアノ初心者の練習曲は、「簡単に最後まで弾ける曲」と「弾けるようになりたい好きな曲」の両方を入れて選ぶのがおすすめです。簡単な曲だけでは飽きやすく、好きな曲だけでは難しすぎて挫折しやすいためです。

最初は、右手だけで弾ける曲や、左手が単音の簡単な曲から始めましょう。慣れてきたら、教本や基礎練習曲で指の動きや読譜を身につけ、最後にポップスや有名曲のやさしいアレンジ版へ進むと無理なくステップアップできます。

最初は右手だけ・短い曲から始める

初心者は、両手で完璧に弾こうとせず、まず右手で短いメロディーを弾けるようにしましょう。きらきら星やメリーさんの羊のような曲は、音域が狭くテンポがゆっくりなので、最初の1曲に向いています。

両手練習は左手が簡単な曲を選ぶ

右手で曲が弾けるようになったら、左手が単音または簡単な伴奏だけの曲を選びましょう。大きな栗の木の下で、ハッピーバースデーなどは両手入門の練習に向いています。

有名曲は初心者向けアレンジ版を選ぶ

「エリーゼのために」「千本桜」「レット・イット・ゴー」などの有名曲を弾きたい場合は、必ず初心者向けのやさしいアレンジ版を選びましょう。原曲そのままでは難しいため、冒頭だけ・サビだけから挑戦するのがおすすめです。

ピアノ初心者におすすめの練習曲20選一覧表

ピアノ初心者向けに、右手だけ・両手入門・教本・目標曲の4分類で20曲を整理しました。難易度と目安は1日10〜20分程度の練習を想定した参考値です。

レベル 曲名・教材名 初心者向け度 目安 最初の練習ポイント
右手だけ入門 きらきら星 ★★★★★ 1〜2週間 右手だけでドレミの位置を覚える
右手だけ入門 メリーさんの羊 ★★★★★ 1〜2週間 狭い音域で指番号に慣れる
右手だけ入門 ちょうちょう ★★★★★ 1週間 ゆっくりしたテンポでリズムを確認する
右手だけ入門 カエルの歌 ★★★★★ 1週間 繰り返しフレーズを覚える
右手だけ入門 よろこびの歌 ★★★★☆ 1〜2週間 短いフレーズごとに練習する
両手入門 大きな栗の木の下で ★★★★☆ 1〜2週間 左手は単音から始める
両手入門 ハッピーバースデー ★★★★☆ 1〜2週間 メロディーを覚えてから伴奏を足す
両手入門 大きな古時計 ★★★☆☆ 2〜4週間 ゆっくりしたテンポで両手を合わせる
両手入門 ふるさと ★★★☆☆ 2〜4週間 音をつなげて弾く練習に使う
両手入門・ポップス 糸 やさしいアレンジ ★★★☆☆ 2〜4週間 簡単アレンジ版でコード感を覚える
教本・基礎 バイエル前半 ★★★★☆ 1〜3か月 指番号と読譜を段階的に学ぶ
教本・基礎 ブルグミュラー「素直な心」 ★★★☆☆ 2〜4週間 右手の歌わせ方を練習する
教本・基礎 ブルグミュラー「アラベスク」 ★★☆☆☆ 1〜2か月 速く弾かず、リズムを正確にする
教本・基礎 はじめてのギロック ★★★☆☆ 1〜2か月 短い曲で表現を学ぶ
教本・基礎 ハノン1番 ★★★☆☆ 継続練習 指を均等に動かす練習に使う
目標曲 エリーゼのために 冒頭・やさしい版 ★★☆☆☆ 1〜3か月 冒頭だけ、または簡単アレンジで始める
目標曲 渚のアデリーヌ やさしい版 ★★☆☆☆ 1〜2か月 左手伴奏をゆっくり練習する
目標曲 レット・イット・ゴー やさしい版 ★★☆☆☆ 1〜2か月 サビだけを目標にしてもよい
目標曲 海の見える街 やさしい版 ★★☆☆☆ 1〜2か月 左右を分けてフレーズ練習する
目標曲 千本桜 やさしいアレンジ ★☆☆☆☆ 2〜3か月以上 原曲テンポではなく、ゆっくりから始める

表の「目安」は、1日10〜20分程度の練習を想定した大まかな目安です。実際の期間は、ピアノ経験、練習頻度、楽譜の難易度、アレンジの種類によって変わります。ポップスやアニメ曲は、必ず初心者向けのやさしいアレンジ版を選びましょう。

気になる曲の楽譜は「ぷりんと楽譜」で手に入る

「この曲を練習したいけれど、どのアレンジ譜を選べばいいか分からない」「自分のレベルに合うピアノ楽譜を探したい」という方は、ヤマハの楽譜配信サービス『ぷりんと楽譜』を確認してみるのも選択肢です。

ぷりんと楽譜では、1曲単位で楽譜を購入・ダウンロードでき、自宅プリンターやコンビニのコピー機でも印刷できます。同じ曲でもピアノ・ソロ譜・連弾譜・初級〜中級など、難易度やアレンジが複数あるため、購入前に自分のレベルに合うか確認しましょう。

気になる曲がある場合は、曲名で検索して、自分のレベルに合うアレンジ譜があるか確認してみてください(収録曲・難易度・アレンジ・価格は曲ごとに異なります)。

ぷりんと楽譜

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ピアノ初心者が練習曲を選ぶ5つの基準

ピアノ初心者練習曲 - アイキャッチ画像

ピアノ初心者が練習曲を選ぶときは、「弾きたい曲」だけでなく「今の自分が練習しやすい曲か」を確認しましょう。好きな曲を選ぶのは良いことですが、原曲に近いアレンジが難しい場合は、初心者向けの簡単アレンジ版を選ぶのが安全です。

選び方 初心者に向いている理由 避けたい曲の特徴
音域が狭い曲 手の移動が少なく、鍵盤の位置を覚えやすい 鍵盤の端から端まで移動する曲
テンポがゆっくりの曲 指使いとリズムを確認しやすい 原曲テンポが速い曲
左手が簡単な曲 両手練習に入りやすい 左手に速い伴奏や和音が多い曲
短く区切れる曲 2〜4小節ずつ練習しやすい 長くて構成が複雑な曲
好きな曲 練習を続ける理由になる 好きでも難しすぎる原曲アレンジ

音域が狭い曲を選ぶ

最初は、手を大きく移動しなくても弾ける曲を選びましょう。きらきら星やメリーさんの羊のように、狭い範囲で弾ける曲は鍵盤の位置を覚えやすいです。

テンポがゆっくりの曲を選ぶ

テンポが速い曲は、指使い・リズム・読譜を同時に処理する必要があり、初心者には負担が大きくなります。最初はゆっくり弾ける曲を選びましょう。

左手が単音または簡単な伴奏の曲を選ぶ

両手練習に入るときは、左手が単音、または簡単なコードだけの曲を選びます。左手が複雑な伴奏を続ける曲は、右手のメロディーと合わせるのが難しくなります。

短く区切って練習できる曲を選ぶ

初心者は1曲を最初から最後まで通して練習するより、2〜4小節ずつ区切る方が進めやすいです。短いフレーズで「弾けた」を積み重ねましょう。

好きな曲も1曲だけ入れる

教本や童謡だけでは飽きやすい人は、好きな曲のやさしいアレンジ版も1曲入れましょう。ただし、最初から原曲に近い難しい楽譜を選ばないように注意してください。手が小さい人は、手が小さい人向けのピアノ練習法もあわせて確認しておくと、無理なく曲を選びやすくなります。

右手だけでも始めやすい超初心者向け練習曲5選

ピアノ初心者が右手だけで始める練習曲

ピアノ初心者が最初に弾く練習曲は、右手だけで弾ける短い曲が向いています。音域が狭く、メロディーが覚えやすいので、鍵盤の位置や指使いに慣れやすくなります。

1. きらきら星

「ドドソソララソ〜」のフレーズで知られる定番の童謡です。音域が狭く、同じ音が続くため、鍵盤の位置を覚えるのに最適です。最初の練習曲としてもっとも選ばれている曲のひとつです。

2. メリーさんの羊

シンプルなメロディーで、指番号に慣れる練習に向いています。同じ音の動きが多いため、両手入門の練習にも応用しやすい1曲です。

3. ちょうちょう

ゆっくりしたテンポで、リズムを確認しながら弾ける曲です。短く区切って練習しやすく、初心者でも数日で形になりやすい曲です。

4. カエルの歌

同じフレーズの繰り返しが多く、覚えやすい曲です。輪唱としても親しまれているため、子どもの初心者にもおすすめです。

5. よろこびの歌(ベートーヴェン「第九」)

有名なクラシックメロディーですが、初心者向けアレンジでは音域が狭く、ゆっくり練習できます。短いフレーズごとに区切って練習しましょう。

基礎を固めたい初心者向け教本・練習曲5選

バイエルやブルグミュラーなど初心者向けピアノ教材

基礎が身についてきたら、 クラシックの練習曲に挑戦してみましょう。 これらはピアノの基本テクニックを効率よく習得できるように作られています。

1. バイエル前半

日本のピアノ教育で長年使われてきた定番教材。 段階的に難易度が上がるように設計されており、 基礎固めに最適です。

バイエルピアノ教則本

特徴:

  • 106曲が収録され、 徐々にレベルアップ
  • 指の独立性と正確性を養う
  • 音楽の基礎理論も学べる

注意点:曲自体は単調なので、 他の曲と並行して進めるのがおすすめです。

2. ブルグミュラー「素直な心」

バイエルの次のステップとして広く使われている教材。 各曲にタイトルがついており、 ストーリーをイメージしながら弾けるのが特徴です。

ブルグミュラー 25の練習曲

特に人気の曲:

  • 「アラベスク」 (第2番):流れるような美しいメロディー
  • 「素直な心」 (第1番):シンプルで表現力を学べる
  • 「牧歌」 (第3番):左右のバランスを養う

3. ブルグミュラー「アラベスク」

ブルグミュラー25の練習曲集の中でも有名な1曲です。リズムの正確さと表現力を学べます。速く弾こうとせず、まずはゆっくりとしたテンポで音を確実にとらえる練習に向いています。原曲そのままは中級寄りなので、ゆっくり弾けるテンポから始めましょう。

4. はじめてのギロック

アメリカの作曲家ウィリアム・ギロックによる、 初心者向けの曲集。 現代的で親しみやすいメロディーが特徴で、 音楽的表現を楽しみながら学べます

はじめてのギロック

5. ハノン1番

指の独立性、 均等性、 強さを鍛えるための練習曲集。 音楽的には単調ですが、 テクニックの向上には欠かせない教材です。

ハノンピアノ教本

ハノンは指を均等に動かす練習に役立ちます。ただし、初心者が長時間続けると飽きやすいため、最初は1番を5分程度、ゆっくり弾くところから始めましょう。

補足:ほかに使いやすい教材(バスティン)

バスティン「ピアノベーシックス」は、子どもから大人まで使いやすい教材です。この記事の20曲には含めていませんが、基礎を体系的に学びたい人の選択肢として参考までに紹介します。

バスティン ピアノベーシックス レベル1

両手入門におすすめの簡単なピアノ曲5選

両手入門におすすめの簡単なピアノ曲

右手だけでメロディーを弾けるようになったら、左手が単音または簡単な伴奏の曲に進みましょう。両手入門におすすめの5曲を紹介します。

1. 大きな栗の木の下で

左手は単音から始められるシンプルな構成で、両手入門に最適な曲です。リズムが均等で、両手をゆっくり合わせる練習に向いています。

2. ハッピーバースデー

誰もが知っている短いメロディーで、覚えやすい曲です。まず右手でメロディーを覚え、その後に左手で簡単な伴奏を足していきましょう。

3. 大きな古時計

ゆっくりしたテンポで、両手を合わせる練習に向いています。曲全体を通して弾こうとせず、1番のメロディーだけ、サビだけなど短く区切って練習しましょう。

4. ふるさと

テンポがゆっくりで、表現の練習にも向いています。大人初心者にも人気のある1曲で、音をつなげて弾く練習にも使えます。

5. 糸 やさしいアレンジ

糸は、大人のピアノ初心者にも人気のあるバラードです。ただし、原曲そのままの伴奏は初心者には難しい場合があります。最初は、右手メロディー+左手単音または簡単なコードだけのやさしいアレンジ版を選びましょう。

弾けたら楽しい目標曲・ポップス5選

ピアノ初心者が目標曲をやさしいアレンジで練習する方法

弾けるようになったら満足感が大きい目標曲を5曲紹介します。原曲そのままは難しい曲もありますが、初心者向けのやさしいアレンジ版を選び、冒頭やサビだけから練習を始めると挫折しにくくなります。

1. エリーゼのために 冒頭・やさしい版

クラシックの名曲ですが、原曲は中盤から技術的に難しくなります。初心者は最も有名な冒頭部分(最初の数十秒)だけを目標にするか、簡単アレンジ版から始めましょう。両手の動きが少ないため、両手練習にも使えます。

2. 渚のアデリーヌ やさしい版

リチャード・クレイダーマンの代表曲で、落ち着いた雰囲気のメロディーです。初心者向けアレンジ版を選び、左手伴奏をゆっくり練習することから始めましょう。

3. レット・イット・ゴー やさしい版

映画「アナと雪の女王」で有名な曲です。原曲は転調が多く難しいため、サビだけを目標にするか、初心者向けのやさしい楽譜を選びましょう。

4. 海の見える街 やさしい版

久石譲のスタジオジブリ作品の楽曲です。落ち着いたメロディーで、左右を分けてフレーズ練習する素材として向いています。原曲のテンポは目指さず、ゆっくり弾けるアレンジを選びましょう。

5. 千本桜 やさしいアレンジ

千本桜はテンポが速く、原曲に近いアレンジは初心者には難しい曲です。最初から原曲テンポを目指すのではなく、やさしいアレンジ版を選び、サビの一部だけをゆっくり練習するところから始めましょう。初心者にとっては「最初の1曲」ではなく、練習を続けるための目標曲として考えるのがおすすめです。

補足:もう少し慣れてから挑戦したい曲

「ジュ・トゥ・ヴ」「主よ、人の望みの喜びよ」「乙女の祈り」「炎(LiSA)」などの有名曲は、原曲アレンジでは初心者にはやや難しい構成です。やさしいアレンジ版が出ていれば、半年〜1年程度ピアノを続けてから目標曲として挑戦するのがおすすめです。

1曲を弾けるようにする練習手順

記事末尾:まとめセクション

初心者は、最初から1曲を通して弾こうとしなくて大丈夫です。2〜4小節だけを区切り、右手、左手、両手の順番で練習しましょう。短い範囲で「弾けた」を積み重ねる方が、結果的に1曲を仕上げやすくなります。

手順 やること 目安
1 曲を2〜4小節に区切る 初日
2 右手だけでメロディーを確認する 1〜3日
3 左手だけで伴奏を確認する 1〜3日
4 両手をゆっくり合わせる 3〜7日
5 苦手な小節だけ繰り返す 継続
6 最後に通して弾く 1〜2週間後

1. 片手ずつ止まらずに弾ける範囲を増やす

両手で弾けない理由の多くは、 片手ずつが安定して弾けていないから。 右手、 左手それぞれを止まらずに弾ける範囲を少しずつ増やしましょう。

練習の順序:

  • 右手だけをゆっくり弾く(正確に)
  • 右手を楽譜なしで弾けるようにする
  • 左手も同じように練習
  • 両手を合わせる(最初は超スロー)

2. 小節ごとに区切って練習する

最初から通して弾こうとせず、 2〜4小節ずつ区切って練習しましょう。 一部分を完璧にしてから次に進む方が、 結果的に早く仕上がります。

3. テンポは最初から速くしない

多くの初心者が陥る失敗が、 いきなり原曲のテンポで弾こうとすること。 ゆっくりから始めて、 正確に弾けるようになってから徐々にテンポを上げましょう

メトロノームを使って、 目標テンポの50%から始めるのがおすすめです。

BOSS DB-30 Dr.Beat メトロノーム

4. 難しい部分は繰り返し練習する

苦手な箇所を避けて通ることはできません。 つまずく部分があったら、 そこを集中的に何度も練習しましょう。 苦手な小節は、回数を決めてゆっくり練習しましょう。すぐに弾けない場合でも、テンポを落としたり、片手に戻したりすると取り組みやすくなります。

5. 毎日少しずつ練習する

週に 1回長時間練習するよりも、 短時間でも毎日続けやすい練習時間を決めるのがおすすめです。 短時間でも繰り返し触れることで、指使いや曲の流れを思い出しやすくなります。

忙しい日でも、 5分だけでもピアノに触れる習慣をつけましょう。

上達のポイント:録音して自分の演奏を聴いてみると、 客観的に弱点がわかります。 スマートフォンの録音機能で十分なので、 定期的に記録を残しましょう。

楽譜が読めない初心者はどう始める?

楽譜が読めない状態でも、ピアノの練習を始めることはできます。ただし、動画だけを見て丸暗記するより、少しずつ音符・指番号・鍵盤の位置に慣れていく方が、後から曲を増やしやすくなります。

ドレミを書き込みすぎない

最初は音名を確認しながらで構いません。ただし、すべての音符にドレミを書き込みすぎると、楽譜を読む練習になりにくくなります。わからない音だけに印をつける程度にしましょう。

指番号を確認する

初心者は音名だけでなく、指番号も確認しましょう。同じ音でも、どの指で弾くかによって次の音へ移動しやすくなります。

動画だけに頼りすぎない

動画は手の動きやテンポを確認する補助として使えます。ただし、動画だけで丸暗記すると、別の曲に進むときに応用しにくくなる場合があります。

簡単な楽譜から慣れる

きらきら星やメリーさんの羊のような短い曲から、音符と鍵盤の位置を少しずつ覚えましょう。

独学が不安なら先生に見てもらう

楽譜への苦手意識が強い人は、楽譜が読めなくてもピアノを始める方法もあわせて確認しておくと、独学の進め方がわかりやすくなります。独学で手の形や指使いが不安な場合は、初心者向けピアノ教室の選び方も確認しておくと、教室選びの判断がしやすくなります。

目的別|大人・子ども・独学におすすめの曲

同じ初心者でも、大人・子ども・独学・電子ピアノ・発表会など、状況によって練習しやすい曲は変わります。下の表を目安に、自分に合う曲を選びましょう。

目的・状況 おすすめ曲 理由
大人初心者 ふるさと、糸 やさしい版、大きな古時計 落ち着いたテンポで練習しやすい
子ども きらきら星、メリーさんの羊、ちょうちょう 知っている曲が多く、覚えやすい
独学 きらきら星、よろこびの歌、バイエル前半 練習手順がわかりやすい
電子ピアノ 糸、海の見える街、バイエル前半 ヘッドホン練習や録音練習と相性がよい
発表会 きらきら星アレンジ、ブルグミュラー「素直な心」 短くても曲としてまとまりやすい

大人からピアノを始める場合は、大人からピアノを始める人向けの入門ガイドも参考になります。電子ピアノ選びで鍵盤数に迷う場合は電子ピアノの88鍵・76鍵・61鍵の違い、自宅にキーボードしかない場合はキーボードと電子ピアノの違いを確認するとよいでしょう。夜練習が中心になる人は、電子ピアノの夜練習で気をつけたい打鍵音・振動対策もあわせて確認しておくと安心です。

初心者がやりがちな失敗と対策

ピアノ初心者は、曲選びと練習の進め方で同じ失敗をしがちです。先回りして対策を確認しておくと、挫折しにくくなります。

失敗 よくある状態 対策
難しい曲から始める 有名曲の原曲アレンジに挑戦して挫折する やさしいアレンジ版、冒頭だけ、サビだけにする
最初から両手で弾く 右手も左手も混乱する 右手、左手、両手の順番にする
テンポを速くする 原曲の速さで弾こうとして崩れる メトロノームを遅く設定する
教本だけで飽きる バイエルやハノンだけで続かない 好きな曲を1曲並行する
毎日長時間やろうとする 忙しい日に練習が止まる 5〜10分でもOKにする

苦手な小節は、回数を決めてゆっくり練習しましょう。すぐに弾けない場合でも、テンポを落としたり、片手に戻したりすると取り組みやすくなります。手が小さくてオクターブが届きにくいと感じる人は、手が小さい人向けのピアノ練習法も参考になります。

📝 この記事で紹介している練習曲について

この記事では、ピアノ初心者が無理なく練習を始めやすいように、音域の狭さ、テンポのゆっくりさ、左手伴奏の簡単さ、短く区切って練習できるか、初心者向けアレンジがあるかを基準に練習曲を整理しています。

ただし、同じ曲名でも楽譜のアレンジによって難易度は大きく変わります。購入・ダウンロードする前に、楽譜サンプルを確認し、音符の数、左手伴奏、テンポ、ペダル指定の有無を見て、自分に合うものを選びましょう。

よくある質問

Q. ピアノ初心者が最初に練習する曲は何がおすすめですか?

最初は、きらきら星、メリーさんの羊、ちょうちょうなど、右手だけでも弾ける短い曲がおすすめです。音域が狭く、メロディーを覚えやすいため、鍵盤の位置や指使いに慣れやすくなります。

Q. 楽譜が読めなくてもピアノの練習曲は弾けますか?

楽譜が読めなくても始められます。ただし、動画だけで丸暗記するより、音名、指番号、鍵盤の位置を少しずつ確認しながら練習すると、次の曲にも進みやすくなります。楽譜が読めなくてもピアノを始める方法もあわせて確認しておくと、独学の進め方がわかりやすくなります。

Q. 右手だけの曲から始めてもいいですか?

右手だけの曲から始めて大丈夫です。初心者は、まずメロディーを正しく弾けるようにすることが大切です。慣れてきたら、左手に単音や簡単な伴奏を足していきましょう。

Q. 両手の練習はいつから始めればいいですか?

右手だけでメロディーを止まらずに弾けるようになったら、左手だけの練習を加えましょう。両手は最初から通して弾かず、2〜4小節ずつゆっくり合わせるのがおすすめです。

Q. 大人初心者におすすめのピアノ曲はありますか?

大人初心者には、ふるさと、大きな古時計、糸のやさしいアレンジなど、テンポがゆっくりで落ち着いた曲がおすすめです。大人からピアノを始める人向けの入門ガイドも参考になります。

Q. ポップスやアニメ曲から始めてもいいですか?

ポップスやアニメ曲から始めても構いません。ただし、原曲に近いアレンジは難しい場合があるため、初心者向けのやさしいアレンジ版を選び、サビだけから練習しましょう。

Q. バイエルやハノンは初心者に必要ですか?

必須ではありませんが、基礎を固めたい人には役立ちます。バイエルは読譜や両手の基礎、ハノンは指の動きの練習に使えます。ただし、好きな曲と並行した方が続けやすいです。

Q. エリーゼのためにや千本桜は初心者でも弾けますか?

原曲に近いアレンジは初心者には難しい場合があります。エリーゼのためには冒頭だけ、千本桜はやさしいアレンジ版のサビだけなど、範囲を絞ってゆっくり練習しましょう。

Q. 1曲を弾けるようになるまで何週間かかりますか?

曲の難易度や練習時間によって変わります。右手だけの短い曲なら1〜2週間、両手の簡単な曲なら2〜4週間が目安です。難しい曲は数か月かけて少しずつ進めましょう。

Q. 電子ピアノやキーボードでも練習できますか?

初心者の練習なら電子ピアノやキーボードでも始められます。ピアノらしいタッチを身につけたい場合は、88鍵盤やタッチ感のあるモデルを選ぶと練習しやすくなります。

まとめ|ピアノ初心者は弾ける曲から少しずつステップアップしよう

ピアノ初心者の練習曲は、最初から難しい有名曲を選ぶ必要はありません。まずは、きらきら星、メリーさんの羊、ちょうちょう、よろこびの歌など、右手だけでも弾ける短い曲から始めましょう。

慣れてきたら、左手が簡単な両手曲、バイエルやブルグミュラーなどの基礎教材、好きなポップスやクラシックのやさしいアレンジ版へ進むと、無理なくステップアップできます。

大切なのは、「弾きたい曲」と「今の自分が練習しやすい曲」のバランスです。難しい曲に挑戦する場合も、冒頭だけ、サビだけ、やさしいアレンジ版から始めると挫折しにくくなります。

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