運動会の曲・BGMを決めるとき、「入場には何が合う?」「徒競走は定番のクラシックでいい?」「保育園と小学校で同じ曲を使える?」と迷いますよね。曲名をたくさん集めても、どの競技で何秒流すかが決まらないと、当日の放送準備は進みません。
この記事では、入場、かけっこ・徒競走・リレー、応援、幼児の体操、小学校のダンス、退場・閉会、昼休憩の7場面に、重複なしで合計88曲を整理しました。前半6場面の60曲は1曲ずつ使いどころを解説し、昼休憩の8曲と2026年に人気の20曲は表で一覧にしています。後半には年齢別の調整、当日の進行表の作り方、著作権の確認手順もまとめました。私はまず「子どもが動きやすいか」「先生や放送係の声が聞こえるか」を確かめてから、盛り上がりを足していく選び方をおすすめします。

【2026】は2026年9月5日時点で選曲と準備を見直した版を示します。2026年発売曲だけの一覧や、採用数を調査した人気ランキングではありません。長く親しまれる曲に加えて、運動会の場面に合わせて検討したい楽曲を選びました。年齢と用途の案は編集上の提案であり、学校・園の方針、子どもの経験、使う録音によって調整してください。
- 運動会の曲・BGMは「場面」「テンポ」「年齢」の3つで決める
- 入場・開会式に使いやすい運動会の入場曲10選
- かけっこ・徒競走・リレーが盛り上がる運動会BGM10選
- 応援・綱引き・玉入れで盛り上がる曲10選
- 保育園・幼稚園の運動会ダンス・体操に使いやすい曲10選
- 小学校の運動会ダンス・表現運動に合う曲10選
- 退場・閉会式・表彰式を締めくくる曲10選
- 昼休憩・待機・準備中に流す運動会BGM8選
- 運動会で流行っている曲・人気のJ-POP20選
- 運動会でよく使われるクラシックの曲13選(一覧)
- 保育園から小学校まで、年齢別に選曲を調整する
- 曲の長さ・流す位置を決めて運動会の進行表を作る
- 音源と放送機材をそろえるときの選び方
- 運動会の音楽の著作権は「当日流す」「配る」「公開する」で分けて確認
- 運動会の曲・BGMでよくある疑問
- 前日の確認を済ませ、子どもが主役の運動会にしよう
運動会の曲・BGMは「場面」「テンポ」「年齢」の3つで決める
運動会の曲は「使う場面」→「動きの速さ」→「年齢」の順に絞ると決まります。まず入場・かけっこ・応援・ダンス・退場のどれに使うかを決め、次に子どもの動きに合う速さを選び、最後に年齢に合わせて歌詞や曲の長さを調整します。BGMは、活動の背景に流す音楽です。ダンスのように音に合わせて動く曲と、走っている間の雰囲気を作るBGMでは選び方が違います。以下の番号はこの後の88曲の通し番号で、順位ではありません。迷ったら用途を一つ選び、その範囲から候補を2〜3曲に絞って試聴しましょう。

| 使う場面 | 該当番号 | まず試す曲 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 入場・開会 | 1〜10 | ラデツキー行進曲、さんぽ | 歩き出しと最後尾の到着 |
| 徒競走・リレー | 11〜20 | クシコス・ポスト、天国と地獄 | スタートの合図が聞こえるか |
| 応援・チーム競技 | 21〜30 | 全力少年、負けないで | 審判や実況の声とのバランス |
| 保育園・幼稚園 | 31〜40 | エビカニクス、パプリカ | まねしやすい動作と練習時間 |
| 小学校のダンス | 41〜50 | ツバメ、Mela! | 移動の距離と振付の難しさ |
| 退場・表彰・閉会 | 51〜60 | 栄光の架橋、見よ、勇者は帰る | 名前や案内が聞き取れるか |
マーチは行進に合わせる音楽、インストゥルメンタルは歌声のない演奏です。歌の原曲を歩きやすく編曲したマーチ版もあります。原曲のアーティスト名を載せた曲でも、教材CDには別の歌手や楽団による録音が入る場合があります。曲名が一致することと、演奏内容が一致することを分けて確認してください。
場面ごとの「動きの速さ」の目安
行進曲(マーチ)は毎分120歩前後の歩調に合わせて作られており、入場曲の速さの基準になります。そこから、走る場面は速く、締めの場面はゆっくりへとずらして考えると大きく外しません。ただし同じ曲でも編曲や演奏で速さは変わるため、下の表は「どちら寄りを選ぶか」の目安として使い、最終判断は後半の実測で行ってください。
| 場面 | 動きの速さの目安 | 曲の長さの目安 | 選ぶときの基準 |
|---|---|---|---|
| 入場・開会式 | 行進の歩調(毎分120歩前後)に合う速さ | 先頭の歩き出しから最後尾の整列までを覆う長さ | 拍がはっきり聞こえ、歩幅がそろうか |
| かけっこ・徒競走 | 入場より速く、せかす印象が出ない範囲 | 1組の走行と入れ替えを1周でつなげる長さ | 途中から流しても違和感がないか |
| リレー・応援 | 速め。盛り上がりが途切れないもの | 競技全体を通せる長さ(不足分は2曲目を用意) | 声援と重なっても旋律が埋もれないか |
| 幼児の体操・ダンス | 子どもが口ずさめる速さ。急がない | 振り付けの尺に合わせて固定 | 繰り返しの区切りが分かりやすいか |
| 小学校のダンス・表現 | 振り付けに合わせて固定(本番で変更しない) | 練習で使った音源と同一 | 前奏・間奏の長さが振りと合うか |
| 退場・閉会式・表彰 | ゆっくりめ。落ち着いて歩ける速さ | 読み上げや講評の時間を覆う長さ | アナウンスの声が聞き取れるか |
| 昼休憩・待機・準備 | 遅め。会話の邪魔をしない | 長め(複数曲を続けて再生) | 音量を下げても曲として成立するか |
入場・開会式に使いやすい運動会の入場曲10選
運動会の入場曲の定番は、ラデツキー行進曲・星条旗よ永遠なれ・威風堂々の3曲です。かわいい雰囲気にしたい園の入場や開会式なら、さんぽ・ミッキーマウス・マーチのような歌ものが扱いやすくなります。入場曲は、子どもが歩き始める合図をつかめることが大切です。ここでは行進曲と、入場の雰囲気を作りやすい歌ものを組み合わせました。原曲とマーチ版では速さや前奏が異なるため、実際に使う音源で一列歩いてから決めましょう。
1.ラデツキー行進曲/ヨハン・シュトラウス1世
目安:小学校全学年/全校入場。弾むような拍を頼りに、列の先頭が歩幅をそろえやすい一曲。手拍子の入った演奏版もあるので、子どもの歩く合図を優先したい場合は、観客の音が入らない録音を選ぶと扱いやすくなります。
2.威風堂々第1番/エルガー
目安:小学校中・高学年/堂々とした入場。晴れやかな印象で全校入場や高学年の登場を演出する候補です。広く知られる旋律は曲の冒頭ではありません。どの部分から流すかを決め、静かな箇所で列の動きが止まらないかを確認してください。
3.星条旗よ永遠なれ/スーザ
目安:小学校全学年/行進。行進の動きを作りやすい吹奏楽曲です。吹奏楽とは、主に管楽器と打楽器による合奏のこと。金管楽器の明るい響きが続くので、場内アナウンスを重ねる際は音楽を控えめにします。
4.双頭の鷲の旗の下に/J・F・ワーグナー
目安:小学校中・高学年/入場。力強い足取りを見せたい入場の候補。最初の合図から全員が歩き出す形にすると、曲と動きが結び付きます。長い入場では曲の後半も確認し、先頭だけでなく最後尾の到着まで音楽を用意しましょう。
5.ミッキーマウス・マーチ/ディズニー楽曲
目安:保育園年少〜小学校低学年/入場。短いまとまりを感じやすく、幼児の入場にも検討しやすい曲です。歌入り、器楽、行進用など複数の版があります。練習時から本番と同じ版に統一すると、子どもが覚えた合図を使えます。
6.さんぽ/井上あずみ
目安:保育園年少〜小学校低学年/入場。歩く動きと結び付けて練習しやすい候補。歌声を聴かせたい場面と、先生の声を聞いてほしい場面を分けて音量を調整します。入場の途中で手を振る演出を加える場合も、歩く進路を先に覚えましょう。
7.勇気100%/光GENJIほか
目安:保育園年長〜小学校全学年/入場。前向きな雰囲気で競技前の気持ちを整えたいときに。歌い手や編曲の違う録音があるため、曲名だけで音源を共有しないことが大切です。担当者にはアルバム名と曲順も一緒に渡してください。
8.銀河鉄道999/ゴダイゴ
目安:小学校中・高学年/入場。伸びやかなメロディーで、入場を少し華やかにしたいときの候補です。歌の原曲を使うか、運動会用のマーチ版を使うかで歩きやすさが変わります。隊列の進む速さに合う版を優先しましょう。
9.彼こそが海賊/映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の楽曲
目安:小学校中・高学年/競技入場。冒険が始まるような印象を出したい競技入場に。拍の取り方を迷いやすい子もいるため、整然とした行進より、決めた位置へ移動する入場の背景に使う方法もあります。走り出しの合図とは分けてください。
10.WORLD FOOTBALL ANTHEM/GOTA
目安:小学校中・高学年/代表選手入場。スポーツ大会らしい特別感を作りたい場面の候補。短い代表入場では、曲を最初から丸ごと流すより、入場時間に合わせた再生区間を決めておくと、整列後に長く待つ時間を減らせます。
かけっこ・徒競走・リレーが盛り上がる運動会BGM10選
かけっこ・徒競走の定番曲は、クシコス・ポスト、天国と地獄序曲、ウィリアム・テル序曲、道化師のギャロップです。いずれも速い部分が長く続き、途中から流しても違和感が出ないため、組が何度も入れ替わる進行に向きます。徒競走は走っている時間が短いため、勢いのある部分へすぐ入れる曲が便利です。ただし、スタート前の指示や合図が最優先。音楽で出発を判断させず、競技担当の合図が聞こえる状態を保ちます。リレーは全員が走り終えるまでの長さも確かめましょう。

11.クシコス・ポスト/ネッケ
目安:保育園年長〜小学校全学年/かけっこ。軽快な動きが続く、運動会らしい雰囲気の定番候補です。「クシコスの郵便馬車」という表記で収録されることもあります。別の曲として数えず、使うCDの曲名表記に合わせて進行表を作りましょう。
12.天国と地獄序曲の終結部/オッフェンバック
目安:小学校全学年/徒競走。速い踊りの部分が、短いレースの勢いを支えます。序曲全体の録音では、有名な部分まで時間がかかることがあります。「運動会用」「終曲」などの収録表記も確認し、使う位置を試聴して決めてください。
13.ウィリアム・テル序曲の終結部/ロッシーニ
目安:小学校全学年/リレー。駆け出すような印象を作る候補です。序曲には静かな部分もあるため、曲名が同じでも冒頭の雰囲気は想像と違う場合があります。終結部、つまり曲の最後のまとまりを使うかを明記しましょう。
14.剣の舞/ハチャトゥリアン
目安:小学校中・高学年/短距離走。鋭いリズムで緊張感を加えたいときに。音の勢いが強いため、大きく鳴らしすぎると実況を聞き取りにくくします。放送席だけで決めず、走者が待つ場所でも音量を確認してください。
15.道化師のギャロップ/カバレフスキー
目安:小学校全学年/徒競走。短い競技をきびきび進めたいときの候補です。ギャロップは、速い2拍子の舞曲を指します。複数組を続けて走らせる場合は、一曲の長さと組数を照らし合わせ、途中で無音になる区間を防ぎましょう。
16.トランペット吹きの休日/ルロイ・アンダーソン
目安:小学校全学年/障害物競走。明るく軽快な響きで、楽しさを前に出した競走に。細かい音の動きが続くので、実況の声との重なりを試します。順位発表をする瞬間に音量を下げる係の動作まで決めておくと安心です。
17.トリッチ・トラッチ・ポルカ/ヨハン・シュトラウス2世
目安:小学校全学年/短い競走。弾むような動きで、レースの場面転換にも合わせやすい曲です。ポルカは軽快な踊りの音楽。走るテンポを子どもに強制するためではなく、見守る会場の雰囲気を支えるBGMとして使います。
18.カルメン前奏曲/ビゼー
目安:小学校中・高学年/リレー。華やかな出だしを生かして、競技の始まりを印象付けたいときに。録音によっては途中で雰囲気が変わります。冒頭だけの試聴で決めず、予定するレース時間の範囲を通して聴いてください。
19.紅蓮の弓矢/Linked Horizon
目安:小学校高学年/リレー。強い推進力のある歌もので、クラスの希望が合う場合の候補です。作品の知名度だけで採用せず、歌の内容と学校の方針も確認しましょう。短いレースなら、使いたい区間を事前に指定します。
20.青と夏/Mrs. GREEN APPLE
目安:小学校高学年/リレー。明るい疾走感を重ねたいレースに。サビだけでなく前奏や間奏にも耳を向け、実況を入れる場所を決めます。夏の曲という印象にこだわらず、児童の希望と当日の演出に合うかで選べます。
応援・綱引き・玉入れで盛り上がる曲10選
応援や団体競技は、サビが早く来て手拍子が合わせやすい曲を選ぶと一体感が出ます。ここではultra soul、ガッツだぜ!!、We Will Rock Youのように拍が明確な曲を中心に並べました。綱引きは開始と終了の合図、玉入れは競技と集計の切り替えが聞こえることが重要です。歌の強さだけで選ばず、説明中は下げる、競技が止まったら止めるという役割を決めます。以下の場面指定は本記事の選曲提案です。中学生・高校生の体育祭で使う応援曲を探している場合は体育祭のダンス曲・応援歌40選もあわせて確認してください。
21.天体観測/BUMP OF CHICKEN
目安:小学校中・高学年/競技中の応援。ギターの動きが際立つ曲を使いたいときの候補です。競技開始前から大音量にせず、説明が終わってから上げると声との役割が整理できます。応援の掛け声が埋もれない音量を探しましょう。
22.タマシイレボリューション/Superfly
目安:小学校高学年/綱引き。力強い歌声で、競技の熱気を後押ししたい場面に。掛け声と歌声がぶつかる場合は、音量を少し下げるだけでも聞き取りやすくなります。曲の盛り上がりより、審判の合図を優先してください。
23.ultra soul/B’z
目安:小学校高学年/応援・大玉送り。短い盛り上がりを演出に組み込みたいときの候補です。観客の反応を期待しても、子どもが安全に動けることが前提。ボールを扱う競技では、音楽に合わせた無理な動きを追加しないようにします。
24.ガッツだぜ!!/ウルフルズ
目安:小学校全学年/親子競技・応援。親世代も交えて、明るい応援の空気を作りたい場面に。親子で楽しむ競技では歌を聴かせる時間も取れますが、ルールを説明するときはいったん下げます。笑顔で参加できる演出に合わせましょう。
25.キセキ/GReeeeN
目安:小学校中・高学年/チーム競技。仲間と一緒に取り組む場面を、温かい雰囲気にしたいときの候補です。速さを競う短いレースより、少し長いチーム競技に合わせる使い方もできます。録音時のアーティスト表記で探してください。
26.全力少年/スキマスイッチ
目安:小学校全学年/大玉転がし。軽快で開放的な印象を加えたい競技に。長い競技では一曲で終わるか、予備曲が必要かを練習時に確認します。ゴールした一組だけに合わせて停止せず、最後のチームまで見届けてください。
27.負けないで/ZARD
目安:小学校全学年/終盤の応援。最後まで取り組む姿を支えたいときの候補です。勝敗を強調しすぎず、全員の頑張りをたたえる場面にも使えます。速い曲を連続させた後に置くと、応援の雰囲気を切り替えられます。
28.あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS
目安:小学校中・高学年/リレー前後の応援。競技へ向かう気持ちや、終えた後の余韻を大切にしたい場面に。冒頭から全力で走る短距離走より、選手紹介や応援の時間に合わせる案もあります。どこで流すかを先に決めましょう。
29.ともに/WANIMA
目安:小学校高学年/チームの応援。勢いのあるバンドサウンドを希望する学年の候補です。速い歌詞を全員が覚えることを前提にせず、BGMとして楽しめます。大きな音が苦手な子の待機場所でも試聴し、負担の少ない音量にします。
30.We Will Rock You/Queen
目安:小学校中・高学年/応援の手拍子。拍を共有する応援を考えたいときの候補です。足踏みや手拍子を取り入れるなら、整列中の足元と周囲の間隔を確認します。曲の使用と歌詞を変えて歌うことは扱いが異なるため、替え歌を前提にしません。
保育園・幼稚園の運動会ダンス・体操に使いやすい曲10選
保育園・幼稚園の運動会ダンスの定番は、エビカニクス、アンパンマンたいそう、からだ☆ダンダン、ジャンボリミッキー!です。いずれも同じ動きが繰り返し戻ってくるため、年少から年長まで振りをそろえやすくなります。幼児向けは、難しい振付より「先生を見てまねできる」「同じ動きが戻ってくる」を優先します。ここで示す年齢は公式の対象年齢ではなく選曲の目安です。同じ年齢でも経験に差があるので、普段の保育で無理なく楽しめるかを確かめてください。
31.エビカニクス/ケロポンズ
目安:年少〜年長/体操・ダンス。生き物をイメージする動きで、体を動かす楽しさを共有する候補です。通常版と玉入れ向けの版は構成が違うため、練習したものをそのまま本番へ持っていきます。立ち位置の移動は少なめから始めましょう。
32.アンパンマンのマーチ/ドリーミング
目安:年少〜年中/親子競技。親しんでいる子が多い園なら、親子で参加する競技の背景に検討できます。曲を知っていることと集団で踊れることは別なので、手を振る、足踏みするなど、動作を絞ると参加しやすくなります。
33.アンパンマンたいそう/ドリーミングなど
目安:年少〜年長/体操。運動の始まりを楽しく作る候補です。「アンパンマンのマーチ」とは別曲なので、音源を発注するときに取り違えないようにします。振付を確認し、回る動作を入れる場合は子ども同士の間隔を確保します。
34.からだ☆ダンダン/『おかあさんといっしょ』の体操曲
目安:年少〜年長/体操。全身の動きを取り入れたい園の候補。番組と同じ動きを全員に求めず、難しい箇所を先生が補助できる形で実施します。体操曲を流すだけで準備が完了と考えず、その日の競技内容にも合わせてください。
35.ぼよよん行進曲/『おかあさんといっしょ』の楽曲
目安:年少〜年長/親子ダンス。弾むような印象を親子で共有したいときに。抱き上げる、持ち上げるといった動きを必須にせず、手を伸ばすなど参加者に合う方法を選びます。親子それぞれの体力や事情に配慮して楽しみましょう。
36.ブンバ・ボーン!/『おかあさんといっしょ』の体操曲
目安:年中〜年長/体操。曲の展開に合わせていろいろな動きを楽しみたいときの候補です。切り替えを覚えるまで、短い区間ずつ取り組むと練習を進めやすくなります。本番直前に違う録音へ変更しないことも大切です。
37.ジャンボリミッキー!/ディズニー楽曲
目安:年中〜小学校低学年/ダンス。まとまった動きを繰り返すダンスを考えたい場面に。園庭が狭い場合はその場で行える動きを中心にします。教材のカバー版を使う場合、公式イベントで聴いた音源と長さが同じとは限りません。
38.パプリカ/Foorin
目安:年中〜小学校低学年/ダンス。歌のまとまりに合わせて、腕の動きや全体の一体感を見せる候補です。移動を加える前に、その場で最後まで踊れるかを確認します。年齢の違う子が一緒に参加するなら、難しい部分の動きをそろえます。
39.ドンスカパンパンおうえんだん/『おかあさんといっしょ』の楽曲
目安:年少〜年長/応援あそび。応援する動きを楽しみながら、待っている子も参加する候補です。走者の進路に近づかず応援できる位置を決めておきます。長い待ち時間を埋めるために繰り返し踊らせるより、短く楽しむ使い方がおすすめです。
40.おどるポンポコリン/B.B.クィーンズ
目安:年中〜小学校低学年/親子ダンス。世代の違う参加者が一緒に楽しめる候補です。複雑な隊形変化を入れなくても、横に揺れる、手拍子をするなどの簡単な動きで構成できます。親子競技では子どもを中心にした速さで練習しましょう。
小学校の運動会ダンス・表現運動に合う曲10選
小学校の運動会ダンスは、低学年ならツバメ・パプリカ、中学年ならMela!・ダンスホール、高学年ならソーラン節・U.S.A.が組み立てやすい候補です。表現種目では曲の速さだけでなく、練習できる時間と移動の難しさを見ます。低学年は同じ動きの繰り返し、中学年は短い隊形変化、高学年はグループごとの動きなど、できる範囲を足していくと組み立てやすくなります。同じ曲を文化祭のステージでも使いたい場合は文化祭ダンス40選で難易度別の候補を確認できます。
41.ツバメ/YOASOBI withミドリーズ
目安:低・中学年/ダンス。一緒に表現する雰囲気を大切にしたい学年の候補です。全員で同じ動きをする部分を軸に、移動は少しずつ追加します。音源による長さの違いを確認し、最後のポーズまで本番用の曲で練習しましょう。
42.Mela!/緑黄色社会
目安:中・高学年/ダンス。明るい勢いを全体の動きで見せたいときに。サビの動きを先に決め、その前の部分を簡単にすると練習配分を整理できます。速い手足の動きを増やしすぎず、そろって見える大きな動作を優先します。
43.ダンスホール/Mrs. GREEN APPLE
目安:中・高学年/ダンス。軽やかなリズムを楽しみたいときの候補です。弾む動きに慣れるまでは足踏みと腕の動きを分けて練習します。曲の途中で隊形を変えるなら、移動する距離に十分な時間があるかを確かめてください。
44.イロトリドリ/ゆず
目安:低・中学年/集団ダンス。明るい全体表現を作りたい場面に。左右で向きを変える動きを取り入れるときは、観客からの見え方より子どもの覚えやすさを先に考えます。練習を始める前に立つ位置の目印をそろえましょう。
45.学園天国/フィンガー5
目安:中・高学年/応援ダンス。呼びかけ合うような雰囲気を演出したいときの候補です。原曲とカバーで歌い方や構成が異なることがあります。音源の途中で踊り出す構成なら、その合図を先生と放送係で共有します。
46.恋/星野源
目安:中・高学年/ダンス。手の動きのそろい方を見せたいグループの候補です。映像の振付をそのまま再現するかどうかは学校の方針や練習時間に合わせます。初めての子にも分かる目印を作り、細かい動作を詰め込みすぎないようにします。
47.U.S.A./DA PUMP
目安:中・高学年/ダンス。繰り返しのある動きで会場との一体感を作りたいときに。片足で弾むような動きを続ける構成は、子どもの体力と地面の状態を見て調整します。動きの大きさと人数に合わせて間隔を取ってください。
48.Rising Sun/EXILE
目安:高学年/集団表現。力強い全体の動きを演出したい学年の候補です。複雑なステップを増やすより、向きをそろえる部分と腕を広げる部分を整理すると見せ場が作れます。音楽を理由に危険な組み技を加える必要はありません。
49.WAになっておどろう/V6ほか
目安:低学年〜全学年/全校ダンス。学年を越えて一緒に楽しむフィナーレの候補です。大きな輪を作る場合は手をつなぐことを必須にせず、隣との間隔を保つ方法も選べます。人数が多いときは何重に並ぶかを先に確認しましょう。
50.ソーラン節/北海道民謡
目安:中・高学年/和の集団表現。掛け声と大きな動きで統一感を見せたいときの候補です。民謡の録音とダンス教材の編曲版は、速さも長さも同じではありません。低い姿勢を長く続けすぎず、使う教材に合わせて無理なく練習します。
退場・閉会式・表彰式を締めくくる曲10選
退場・閉会式の定番は、栄光の架橋、世界に一つだけの花、ビリーヴ、表彰式は「見よ、勇者は帰る」です。退場は、終わった達成感を大切にしながら落ち着いて移動できる曲を選びます。表彰は名前が聞こえること、閉会式は挨拶が伝わることが優先です。以下には歌ものと器楽曲を混ぜているので、声を重ねる量に合わせて選んでください。
51.栄光の架橋/ゆず
目安:中・高学年/閉会後の退場。一日の頑張りを振り返る余韻を作りたいときに。ゆったりした部分では移動が遅くならないよう、先生が歩く方向を案内します。閉会の挨拶中より、挨拶が終わってから流すと歌も生きます。
52.世界に一つだけの花/SMAP
目安:全学年/全校退場。一人ひとりの参加を大切にする雰囲気で終えたい場面の候補です。合唱する場合とBGMとして流す場合では準備が違います。退場中は歌うことを優先させず、安全に集合場所へ向かえる形にします。
53.ありがとう/いきものがかり
目安:全学年/閉会後。応援してくれた人への感謝を重ねたいときに。同名曲が多いので、進行表にはアーティスト名も記載します。最後のアナウンスを歌声に重ねる場合は、聴かせたい言葉が分かる音量まで下げてください。
54.にじ/新沢としひこ作詞・中川ひろたか作曲
目安:保育園〜小学校低学年/閉会。優しい印象で一日を終えたい園や学年の候補です。同じ曲名の別作品もあるため、作者や収録アルバムで特定します。子どもの歌声を中心にする場合は伴奏版、移動の背景なら歌入り版など用途を分けられます。
55.ビリーヴ(BELIEVE)/杉本竜一
目安:小学校全学年/閉会・合唱。全員で気持ちをそろえて終わる構成を考えたいときに。合唱を行うなら運動会の前に無理なく歌えるかを確かめます。BGMとして使う場合も、静かな導入で音が消えたと誤解しないよう放送係へ共有します。
56.Best Friend/Kiroro
目安:中・高学年/退場。仲間との時間を温かく締めくくりたい場面に。原曲を聴かせる時間を確保できるなら、短い表彰より退場の背景に向いています。曲が終わった後も移動が続く場合は、次の音源を決めておきましょう。
57.風になりたい/THE BOOM
目安:全学年/明るい退場。しっとり終えるより、軽やかな気持ちで会場を離れたいときの候補です。弾むリズムを楽しみつつ、走って退場する合図にはしません。校舎や集合場所までの導線と、音楽を止める位置を決めます。
58.見よ、勇者は帰る/ヘンデル
目安:小学校全学年/表彰。表彰式の雰囲気を整える候補です。「見よ、勇者は帰り来ぬ」などの表記もあります。名前の読み上げ中は下げ、賞状を渡す時間に合わせて調整すると、言葉と音楽の両方が伝わります。
59.放課後の音楽室/GONTITI
目安:保育園〜小学校/閉会後・待機。落ち着いた器楽曲で、競技の熱気をゆっくり切り替えたいときに。器楽曲とは歌声のない演奏曲です。緊急の連絡や保護者への案内を重ねやすいよう、控えめな音量から始めましょう。
60.上を向いて歩こう/坂本九
目安:全学年・保護者/退場。世代を越えて親しめる曲で締めくくりたいときの候補です。原曲、合唱、器楽などの版があるので、退場の雰囲気に合うものを選びます。大勢が移動する場面では音楽より誘導の声が聞こえることを優先します。
昼休憩・待機・準備中に流す運動会BGM8選
昼休憩や待機中のBGMは、会話をさえぎらない遅めの曲を選び、音量を下げても曲として成立するかで判断します。競技用の勢いのある曲をそのまま流すと、休憩の時間が落ち着かなくなります。次の8曲は、放送を長く続けたい時間帯に向く候補です。片付けや入れ替えの待ち時間にも同じ考え方で使えます。
| 番号 | 曲名/アーティスト | 使いどころ | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 61 | マリーゴールド/あいみょん | 昼食の時間全体 | 歌声が放送の案内と重ならないか |
| 62 | 奏/スキマスイッチ | 昼食の後半、片付け前 | しっとりしすぎないか会場で確認 |
| 63 | Pretender/Official髭男dism | 昼休憩、保護者の移動時間 | 音量を下げても旋律が残るか |
| 64 | ルージュの伝言/松任谷由実 | 準備中、用具の入れ替え | テンポが速すぎないか |
| 65 | やさしさで溢れるように/JUJU | 昼休憩の終わり、集合前 | 集合の合図が聞こえるか |
| 66 | 夏色/ゆず | 待機列、次の競技の準備 | 子どもが走り出さない音量か |
| 67 | 少年時代/井上陽水 | 昼食、雨天時の屋内待機 | 屋内では反響を確認 |
| 68 | 口笛吹いて働こう/ディズニー楽曲 | 片付け、用具の運搬 | 使う版(歌入り・器楽)を統一 |
運動会で流行っている曲・人気のJ-POP20選
運動会で流行っている曲を入れるなら、応援・リレー・ダンスのどれに使うかを先に決めてから選びます。新しい曲は子どもの認知度に差が出やすいため、練習で反応を見てから採用してください。次の20曲は近年の運動会で採用例が多いJ-POPです。歌詞の内容が場面に合うかは、園や学校の方針に沿って確認しましょう。
| 番号 | 曲名/アーティスト | 合う場面 | 使うときの注意 |
|---|---|---|---|
| 69 | ライラック/Mrs. GREEN APPLE | 入場、応援 | 前奏の長さを確認 |
| 70 | 最高到達点/SEKAI NO OWARI | リレー、応援 | サビまでの時間を測る |
| 71 | 私は最強/Ado | 応援、団体競技 | 歌詞の強さが場面に合うか |
| 72 | 宿命/Official髭男dism | リレー、表彰 | 盛り上がる部分から流す |
| 73 | ミックスナッツ/Official髭男dism | ダンス、入場 | 拍が細かいので振りと合わせる |
| 74 | 舞台に立って/YOASOBI | 入場、表現運動 | 速さの変化に注意 |
| 75 | 第ゼロ感/10-FEET | 応援、綱引き | 音量が大きくなりすぎないか |
| 76 | 怪獣の花唄/Vaundy | ダンス、応援 | 低学年には速い場合がある |
| 77 | StaRt/Mrs. GREEN APPLE | 入場、ダンス | 歩幅と合うか一列で試す |
| 78 | アポロドロス/Mrs. GREEN APPLE | 応援、リレー | 使う版の速さを確認 |
| 79 | やってみよう/WANIMA | 幼児のダンス、入場 | 子どもが口ずさめるか |
| 80 | 前前前世/RADWIMPS | リレー、応援 | 前奏が長いので開始位置を決める |
| 81 | R.Y.U.S.E.I./三代目 J SOUL BROTHERS | ダンス、応援 | 振りコピの範囲を決める |
| 82 | 新宝島/サカナクション | ダンス、団体競技 | 振り付けの尺に合わせる |
| 83 | Happiness/嵐 | 入場、ダンス | 明るさが場面に合うか |
| 84 | じょいふる/いきものがかり | 玉入れ、団体競技 | 合図が聞こえる音量にする |
| 85 | ワタリドリ/[Alexandros] | リレー、徒競走 | 途中再生でも成立するか |
| 86 | フルドライブ/KANA-BOON | 徒競走、応援 | 速いので走行時間と合わせる |
| 87 | オレンジ/SPYAIR | 閉会式、表彰 | 読み上げ中は音量を下げる |
| 88 | Choo Choo TRAIN/EXILE | ダンス、入場 | 使う録音の版を統一 |
運動会でよく使われるクラシックの曲13選(一覧)
運動会でよく使われるクラシックは、入場が行進曲(ラデツキー行進曲・星条旗よ永遠なれ・威風堂々)、徒競走が速い管弦楽曲(クシコス・ポスト・天国と地獄序曲・道化師のギャロップ)という2系統に分かれます。歌詞がないので放送の案内と重ねやすく、音量を下げても場面が成立する点が利点です。下の番号は前半で解説した通し番号で、88曲への加算はありません。
| 曲名/作曲者 | 本記事の番号 | 合う場面 |
|---|---|---|
| ラデツキー行進曲/ヨハン・シュトラウス1世 | 1 | 全校入場・行進 |
| 威風堂々第1番/エルガー | 2 | 入場・開会式 |
| 星条旗よ永遠なれ/スーザ | 3 | 入場・行進 |
| 双頭の鷲の旗の下に/J・F・ワーグナー | 4 | 入場 |
| クシコス・ポスト/ネッケ | 11 | 徒競走・かけっこ |
| 天国と地獄序曲/オッフェンバック | 12 | 徒競走・リレー |
| ウィリアム・テル序曲/ロッシーニ | 13 | 徒競走・リレー |
| 剣の舞/ハチャトゥリアン | 14 | 障害物・徒競走 |
| 道化師のギャロップ/カバレフスキー | 15 | かけっこ・低学年の競技 |
| トランペット吹きの休日/ルロイ・アンダーソン | 16 | 競技中のBGM |
| トリッチ・トラッチ・ポルカ/ヨハン・シュトラウス2世 | 17 | 玉入れ・入れ替え |
| カルメン前奏曲/ビゼー | 18 | 競技の開始 |
| 見よ、勇者は帰る/ヘンデル | 58 | 表彰式 |
保育園から小学校まで、年齢別に選曲を調整する
同じ曲を使っても、動きの数や音の大きさで参加のしやすさは変わります。クラスでよく聴く曲を候補にし、全員が知っていると決めつけず、短い練習で反応を見ましょう。音が苦手な子には、スピーカーから離れた場所など、その子に合う参加方法を相談します。

0〜2歳は親子の動きと先生の声を中心にする
乳児や低年齢のクラスは、決まった振付を全員が再現することを目標にしなくても構いません。慣れた曲を短く流し、親子で手を振る、ゆっくり歩くなどの活動に合わせます。突然大きく鳴る前奏や、急に音が切り替わる音源は、実際の音量で確認しておきましょう。選曲を増やすより、一つの音源に慣れる時間を取るほうが準備を進めやすくなります。
年少・年中は繰り返しが分かりやすい曲を選ぶ
例えば入場に「さんぽ」、体操に「エビカニクス」、閉会に「にじ」という組み合わせです。これは一例であり、園児が日常的に楽しんでいる曲があれば置き換えられます。前へ歩く、止まる、手を上げるといった合図を同時に増やさず、先生の姿を見れば参加できる形にします。衣装や道具を持つ場合は、手が使いにくくならないかも確認してください。
年長〜小学校低学年は曲の区切りで動きを変える
「パプリカ」や「ツバメ」を候補に、サビでは全員が同じ動きをするなど、戻る場所を作ると覚えやすくなります。サビは曲の中で特に印象に残りやすい中心部分です。入場、ダンス、退場をすべて別の難しい曲にするより、競技の動きと音楽の対応を少なく明確にしましょう。踊れる子だけを基準にせず、移動を含めて全員が間に合うかを見ます。
小学校中・高学年は希望曲と実施条件を照らし合わせる
高学年では「青と夏」「Mela!」「ダンスホール」など、本人たちが取り組みたい曲を出してもらう方法があります。その後、歌の内容、練習時間、音源の入手方法、学校の方針を大人と一緒に確認します。投票だけで決めず、候補曲で短く動いて比べると、好きな曲と踊りやすい曲の違いを話し合えます。苦手な子が担当できる動きも最初から用意しましょう。
曲の長さ・流す位置を決めて運動会の進行表を作る

曲の速さより、実際に歩いた時間・走った時間を測る
BPMは1分間に何拍あるかを示す速さの数値です。ただし、同じ曲でも編曲や演奏によって数値が変わり、歩きやすさをBPMだけで決めることはできません。この記事では録音ごとの測定をしていないため、各曲に正確そうなBPMや再生秒数を付けていません。あなたが使う録音で、入場の最初から整列完了までを一度計ってください。
例えば練習で入場に1分20秒かかったなら、それは曲の長さではなく、そのクラスの移動時間です。列が詰まる余裕も見ながら、整列するまで曲が続くかを確認します。短い徒競走を何組も行うときは、一組の速さだけでなく、組の入れ替えや結果確認も含めた進行に合わせましょう。
「どの合図で再生するか」を文章にする
キューは、音を出したり止めたりする合図のことです。「いい感じのところで流す」では担当者が迷うため、「競技担当が手を上げたら再生」「説明中は下げる」「最後の走者がゴールしたら終了合図を待つ」のように書きます。安全確認のための中断時には、音楽を止めて指示を伝える手順も共有してください。
| 順番・場面 | 音源の特定 | 再生の合図 | 終了・音量の合図 |
|---|---|---|---|
| 01全校入場 | ラデツキー行進曲/使うCDと曲順を記入 | 入場担当の合図 | 最後尾が整列し、担当が合図したら下げる |
| 02徒競走 | クシコス・ポスト/再生開始位置を記入 | スタートの指示が聞こえる運用で開始 | 中断時は止め、通常終了は競技担当と合わせる |
| 03表彰 | 見よ、勇者は帰る/使う版を記入 | 表彰開始の合図 | 氏名の読み上げ中は下げる |
この表は記入例です。当日の時刻、担当者名、音源ファイル名、再生開始位置、予備の曲を足すと実用的になります。開始位置は「サビから」だけで済ませず、使用機器に表示される分・秒も書きます。音源を差し替えたら秒数がずれるため、表も同時に直してください。
イントロの長さを見て再生開始位置を決める
前奏(イントロ)が長い曲は、再生開始位置を進めて使うか、前奏の間に別の動作を割り当てます。入場で使う場合、前奏が20秒を超えると先頭が歩き出してから拍がそろうまで間が空きます。対処は3つです。(1)前奏の間に「整列・礼」を入れる、(2)前奏の後ろから再生する位置を決めて進行表に秒数で書く、(3)前奏の短いマーチ版に差し替える。どれを選んでも、練習と本番で同じ開始位置を使うことが条件です。
フェードと連続再生は本番前に確認する
フェードアウトは、音量を徐々に下げて終えることです。退場の終わりでは自然に聞こえますが、中断の案内を急ぐ場面ではすぐ止める必要があります。ダンスは終わりのポーズを覚えているため、放送係の判断で早く消さず、指導者と決めた終わり方を守ります。
プレイリストは再生順をまとめた曲一覧です。シャッフルは順番を入れ替える機能なので、進行に使う場合は無効にします。曲と曲を重ねるクロスフェードも、次の演目が勝手に始まる原因になるため設定を確認しましょう。アプリによって自動で次へ進むため、一曲終了時に止める操作まで練習します。ここでの提案は、権利や利用規約上使える音源を準備した後の運用です。
音源と放送機材をそろえるときの選び方
まず園や学校にある音源と放送設備を確認します。校庭全体の放送は、会場の広さや周辺環境に合わせた設備が必要です。曲が決まったからと小型スピーカーを買い足す前に、既存の放送設備へ手持ちの再生機器を接続できるか担当者に相談してください。

場面別の音源をまとめたいなら運動会用CD
キングレコードの「音楽でもり上げる!運動会ミュージック」(キング・スーパー・ツイン・シリーズ2026、品番KICW 7947〜8)は、入退場や競技、式典の音楽をまとめて探す候補です。場面に応じた曲が整理されているのが利点。一方、この記事の88曲すべてが入った商品ではなく、歌手の原曲とは異なる編曲や演奏の録音もあります。購入前に公式の収録曲と試聴を確かめましょう。
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小規模な補助音響を検討するならYamaha STAGEPAS 200BTR
Yamaha STAGEPAS 200BTRは、スピーカーと音をまとめるミキサー、バッテリーを組み合わせた持ち運び型のPAシステムです。PAは、声や音楽を会場へ届ける拡声設備を指します。マイクと音楽を一台にまとめたい小規模な場面の候補で、電源の取りにくい場所で検討しやすい点が利点です。
一方、広い校庭全体を一台で十分にカバーできるとは限りません。機材の運搬、設置、接続の確認も必要です。バッテリー付属の「200BTR」と、標準では付属しない「200」を取り違えないようにし、既存設備の補助として使うかを含めて担当者や音響業者と相談しましょう。購入のほか、学校備品やレンタルを使う選択肢もあります。
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著作権フリーのBGM素材を使うときの確認点
「著作権フリー」は権利がない意味ではなく、決められた条件の中で使えるという意味です。フリー素材配布サイトの音源は、学校行事での再生は認めていても、録画した動画の公開や配布には別条件を付けている場合があります。使う前に、(1)利用できる範囲(会場再生・動画公開・配布)、(2)クレジット表示の義務、(3)加工や編集の可否、(4)商用の定義を読み、該当ページの条件を印刷またはスクリーンショットで残してください。市販曲が使いにくい競技のBGMや、待機時間の長い場面では有力な選択肢になります。
当日使う再生機器で、最初から最後まで確認する
スマートフォンのイヤホンで聴こえていても、放送設備へつなぐと音が小さい、片側しか出ない、通知音が鳴るなどの問題が起こり得ます。再生機器、変換アダプター、接続ケーブル、音をまとめる装置、スピーカーまで、当日と同じ組み合わせで確認します。有線接続も差し口や音量設定に左右されるので、つなげれば必ず安心とは考えず試してください。
確認場所は放送席だけでは足りません。スタート地点、整列場所、観客席の端で、音楽と案内の声を両方聴きます。スピーカーのすぐ前に子どもの待機列を作らず、ケーブルが移動経路を横切る場合は施設の方法で保護します。雨天時の機材保護や中止の判断は学校・園の運営手順に従ってください。
運動会の音楽の著作権は「当日流す」「配る」「公開する」で分けて確認
運動会の音楽は「当日会場で流すだけ」なら手続きが要らない場合が多く、「録画して配る」「動画で公開する」になると許諾の手続きが必要になります。この線引きを最初に確認しておくと、後から動画を公開できなくなる事故を防げます。JASRACは、楽曲の著作権を管理する団体です。同団体の運動会向け案内では、営利目的ではなく、入場料を取らず、演奏者へ報酬を払わない条件を満たす学校行事での演奏・CD再生と、録画物の配布やインターネット公開を分けて説明しています。「学校の行事ならどんな使い方でも自由」とは考えず、実際の用途ごとに確認してください。

特に市販CDの音が入った動画を配ったり公開したりする場合は、曲そのものの権利に加え、録音を制作したレコード会社や演奏者などの権利にも確認が必要です。著作隣接権とは、こうした実演や録音などに関わる権利のことです。動画サイトが楽曲の管理団体と契約していても、市販の録音まで自由に使えると決まるわけではありません。
サブスクリプションは定額利用のサービスですが、個人向け契約で行事再生や音源ファイルの取り出しが認められるかは、サービスの規約で別途確認します。聴く権利を得たことと、学校行事への利用許可があることを同一視しないでください。会場での再生、録画、配布、公開の予定を整理してから、学校の担当者、権利管理団体、音源の提供元へ相談すると伝わりやすくなります。
JASRACの運動会向け案内は、大学の体育祭を同じ枠に含めていません。保育施設や地域の行事も、施設の種類や運営条件を確認して判断します。また、古いクラシック曲でも新しい録音の権利がなくなるわけではありません。「著作権フリー」と表示された素材も、利用範囲、表示義務、動画公開の可否を読み、必要な条件を記録しておきましょう。
| 用途 | 学校・園の行事での扱い | あわせて確認が必要なもの | 公式確認先 |
|---|---|---|---|
| 当日、会場でCDや配信音源を流す | 営利目的でなく、入場料を取らず、演奏者へ報酬を払わない条件に当てはまる場合は、楽曲の使用手続きが不要になる扱いがあります | 使う音源サービスの利用規約(個人向け契約で行事再生が認められるか) | JASRACの学校行事向け案内/各音源サービスの利用規約 |
| 競技や演技を録画してDVD・データで配る | 複製に当たるため、原則として許諾の手続きが必要です | 楽曲の権利に加えて、録音を制作した側の権利(著作隣接権) | JASRAC/NexTone/音源を発売したレコード会社 |
| 動画サイトやSNSで公開する | 公開についての許諾が必要です | 動画サイトと管理団体の契約範囲、および市販録音そのものを使えるか | JASRAC/NexTone/レコード会社/動画サイトのヘルプ |
| 複数の曲をつないでメドレーを作る | 複製・編曲に当たるため、許諾の手続きが必要です | 編曲を認めるかどうかは権利者の判断になります | JASRAC/NexTone/権利者 |
| 「著作権フリー」素材を使う | 配布元が決めた条件の範囲内でのみ使えます | クレジット表示、加工の可否、動画公開の可否 | 素材配布元の利用規約 |
情報確認日:2026年9月5日。上の表は用途を切り分けるための整理で、最終判断ではありません。条件は制度改定やサービスの規約変更で変わります。実施が決まった時点で、JASRACおよびNexToneの公式サイト、文化庁の著作権に関する案内、使う音源サービスの利用規約を確認し、学校・園の担当者と記録を共有してください。判断に迷う用途は、権利管理団体か音源の提供元へ直接問い合わせるのが確実です。
運動会の曲・BGMでよくある疑問
2026年の新曲を必ず入れたほうがいい?
必須ではありません。子どもが知っていて動きやすい定番曲を軸に、希望があれば新しい曲を加える方法で十分です。新曲を入れる場合も、流行しているという理由だけでなく、実際に使える音源があるか、歌の内容が場面に合うか、練習時間が足りるかを確かめます。本記事の88曲は発売年順でも人気順でもないため、好きなものから試せます。
一曲を入場と競技の両方で使ってもいい?
用途や利用条件に問題がなければ、進行上は同じ曲を再利用できます。ただし、子どもが「この曲が鳴ったら踊る」と覚えている場合は、別の競技で混乱しないようにします。本記事では選択肢を60曲示すため一曲一回の紹介にしていますが、全曲を一日で使う必要はありません。演目の数に合わせて必要な曲だけ選びましょう。
原曲と運動会用のカバー、どちらがよい?
好きな歌手の声を聴かせたいなら原曲、歩きやすさや振付教材との一致を重視するなら目的に合う編曲版が候補になります。カバーは別の歌手や演奏者が取り上げた録音です。良し悪しではなく、前奏の長さ、終わり方、歌の有無を比べて決めます。練習用と本番用が違うことに前日気付く失敗を防ぐため、最初に使う版を固定しましょう。
音が止まったら、曲を最初からかけ直す?
競技中は、まず競技担当者の判断に従います。ダンスなら止まった場所から再開するか、最初からやり直すかを事前に指導者と決めておきます。放送係だけで大きな音を突然出さず、マイクの案内を優先してください。予備の再生機器にも同じ順番の音源を用意し、接続を切り替える手順を練習しておくと対応しやすくなります。
運動会でよく使われる曲は?
定番はクシコス・ポスト、天国と地獄序曲、ラデツキー行進曲の3曲です。歌ものではキセキ、ガッツだぜ!!、栄光の架橋がよく使われます。場面ごとの候補は本記事の1〜88番から選べます。
かけっこの定番曲は?
クシコス・ポストと天国と地獄序曲が最も定番です。次に道化師のギャロップとウィリアム・テル序曲。どれも速い部分が長く続くため、組が入れ替わっても途中から流せます。
運動会でよく使われるクラシックの曲は?
入場は行進曲のラデツキー行進曲・星条旗よ永遠なれ・威風堂々、徒競走は速い管弦楽曲のクシコス・ポスト・天国と地獄序曲・道化師のギャロップです。13曲の一覧を本記事にまとめています。
運動会で子どもがノリノリになる曲は?
幼児はエビカニクス、ジャンボリミッキー!、からだ☆ダンダン。小学生はパプリカ、ツバメ、U.S.A.です。共通点は同じ動きが繰り返し戻ってくることで、覚えるほど動きが大きくなります。
運動会で流行っている曲は?
近年はライラック、最高到達点、私は最強、第ゼロ感、怪獣の花唄の採用が増えています。ただし子どもの認知度に差が出やすいので、練習で反応を見てから決めてください。
運動会の入場曲で定番の曲・かわいい曲は?
定番はラデツキー行進曲と星条旗よ永遠なれ、開会式は威風堂々です。かわいい雰囲気にしたい園の入場なら、さんぽ、ミッキーマウス・マーチ、ジャンボリミッキー!が向きます。
保育園の入場曲は小学校と同じでいい?
同じでも構いませんが、園は歩幅がそろわない前提で選びます。行進曲より、さんぽやミッキーマウス・マーチのように歌える曲のほうが、先生を見て歩く合図をつかみやすくなります。
前日の確認を済ませ、子どもが主役の運動会にしよう
- 使う曲のタイトル・アーティスト・録音の版が進行表と一致している
- 入場の長さと競技時間を測り、曲が足りるか確認した
- 再生・音量変更・停止の合図と担当者を決めた
- 練習と同じ音源を、本番の再生機器・ケーブルで試した
- 通知、シャッフル、自動再生の設定を確認した
- 予備の音源・機器・電源と、音が止まったときの対応を共有した
- 会場再生、録画物の配布、動画公開の予定と必要な確認を整理した
運動会の曲選びは、曲数を増やすことより、場面に合う一曲を確実に使える状態にすることが大切です。まずは88曲から入場、メイン競技、退場に各一曲ずつ候補を選び、子どもと短く試してください。曲の版と再生の合図が決まれば、先生、保護者、放送係で準備を分担しやすくなります。音楽が子どもの動きや声を支える、気持ちのよい一日にしていきましょう。



