ラジオアプリはどれを選ぶ?聴ける放送局・無料の範囲・聴き逃し対応を比較

ミュージック

ラジオアプリは、聴きたい局と無料・聴き逃しの条件で選びます。

「無料のラジオアプリ」と表示されていても、日本の放送を全部無料で聴けるとは限りません。今いる地域の放送、離れた地域の放送、過去の番組で必要な機能が変わります。この記事は各運営元の機能・料金・利用条件を比べた案内です。実機で音質や起動速度を測った順位ではなく、自分の聴きたい番組に合う候補を選べるように整理しました。

国内民放・NHK・地域FM・海外局から候補の入口を分ける。

ラジオアプリ6つを放送局と聴き逃しで比較

国内の民放・NHK・コミュニティFM・海外局では、最初に探すサービスが違います。アプリの掲載局数の多さより、聴きたい局と配信の形が一致するかを見ます。

アプリ・サービス 主な対象 無料で使う範囲 過去の放送
radiko 参加する国内民放、NHKの同時配信 現在地の対象局のライブ、対象番組の無料タイムフリーなど 無料は過去7日・開始後24時間・合計3時間。有料30日あり。NHKは対象外
NHK ONEらじる★らじる NHK AM・NHK FM 同時配信と対象番組の聴き逃し 基本は放送後1週間。番組ごとの配信表示を見る
ListenRadio 参加するコミュニティFM 対象局の同時配信 聴き逃し・タイムシフトに非対応
Radimo 対象のコミュニティFM 掲載局のリアルタイム配信 公式操作案内はライブ再生。過去回は局の別配信を探す
myTuner Radio 国内外の掲載局、ポッドキャスト 広告付きの局・音声番組の再生 ポッドキャストは公開された回。全局の放送履歴を聴ける機能とは別
Simple Radio 国内外の掲載局のライブ配信 基本の放送再生(アプリ内課金あり) ライブの選局が中心。全局共通の聴き逃しを目的に選ばない

コミュニティFMは、市区町村など比較的小さな地域を対象にする放送局です。全国ネットの番組を流すこともありますが、地域情報や地元の出演者の番組を聴きたい場合に重要な選択肢になります。「サイマル」は、ここでは放送中の内容をインターネットでも同時に流すことを指します。過去回を保存して好きな時刻に聴ける、という意味ではありません。

表の「無料」はサービスの基本利用料についてです。携帯回線の通信料金、端末代、必要なイヤホンなどは含みません。また、放送局が持つ配信権やサービス側の提供地域により、番組の一部が配信されないことがあります。局の名前が一覧にあることと、その局の24時間分をすべて再生できることを分けて考えましょう。

ポッドキャストは、番組が音声を回ごとに公開し、好きな時刻に再生する配信形式です。

聴きたい局と時間から候補を絞る

局名が決まっている人は、その局の公式サイトにある「聴く」案内から始めます。番組だけが分かる人は、放送局・放送日時・配信先の3つを番組案内でそろえます。

したいこと 最初に選ぶ候補 その選択を変える条件
地元の民放を今聴く radikoの無料ライブ 参加局でない場合は局の公式配信へ
離れた地域の民放を聴く radikoのエリアフリー 目的が無料公開のポッドキャスト回なら課金不要の場合も
NHKの音楽・ニュースを今または後で聴く NHK ONEらじる★らじる 権利上配信されない回は対象外
地元の小さなFM局を聴く 局が指定するListenRadioやRadimo等 同じ地域でも別サービスに参加している場合
海外のニュース・音楽局を探す myTuner、Simple Radio その局が日本からの配信を認めていない場合
通信なしでFMを受信する FM受信対応端末と対応アプリ 端末に受信機能がなければ専用ラジオ等を検討

たとえば東京に住んでいて地元の民放を夕食中に聴くなら、まずradikoの無料ライブで十分かを見ます。一方、大阪の特定局の音楽番組を聴きたいなら、現在地の無料配信対象に入るかが先の判断になります。対象外ならエリアフリーが候補です。地域を広げる契約が必要かどうかは、聴取する場所と対象局の組み合わせで決まります。

アーティストの出演情報だけを見て「アプリに名前が出ない」と困る場合は、番組の放送日を確かめます。これからの出演ならライブや番組表、終わった出演なら聴き逃しの対象回を探します。出演者名の検索と局一覧の検索は役割が違うため、局名で場所を絞ってから日付を見るほうが早いことがあります。

決まった番組がなく海外の局を探したい人は、myTunerやSimple Radioの節へ進んでください。国内の番組指定と、海外局の発見では選ぶ入口が変わります。

radikoは地域と聴き逃しの長さで無料・有料を分ける

radikoは現在地の対象局を無料で聴く使い方を基本に、地域を広げる機能と過去番組の利用範囲を広げる機能を別々に選べます。有料にすればすべての制約がなくなる、という一つの契約ではありません。

エリアフリーとタイムフリー30の役割

エリアフリーは地域外の対象局へ、タイムフリー30は過去30日以内の対象番組へ利用範囲を広げる機能です。両方必要ならダブルプランが候補になります。

エリアフリーは地域、タイムフリー30は時間、両方必要ならダブル。
Web申込みのプラン 月額・税込 広がる範囲 これだけでは広がらない範囲
無料の基本利用 0円 現在地の対象局と無料タイムフリー 地域外の通常放送、30日聴き逃し
エリアフリー 385円 全国の対象民放局 聴き逃しは無料タイムフリーの時間条件のまま
タイムフリー30 480円 過去30日以内の対象番組。聴取の時間制限なし 地域外の通常番組
ダブルプラン 865円 地域外と過去30日の対象番組 配信対象外の番組、海外からの聴取

地元の放送を毎週末にまとめて聴き、7日以内に収まらないことが多い人はタイムフリー30が合います。反対に、遠くの局を放送中に聴くことが主目的なら、まずエリアフリーです。どちらの不便を解消したいかを分けると、必要のない機能まで契約せずに済みます。

有料の時間延長には対応環境もあります。公式は通常のradikoアプリとPCサイトを対応先として案内しており、radiko+FMやradiko autoなどの別アプリではタイムフリー30を使えません。名前にradikoが入っているだけで同じ機能になると判断せず、普段使うアプリを基準に契約を選びます。

アプリ内課金とWeb申込みの料金は同じとは限らない

表の金額はWeb申込みの条件です。アプリ内課金では料金・無料期間・解約手順が異なるため、申し込む画面の条件で比較します。

例としてエリアフリーは、公式ヘルプでWebが月額385円、アプリ内課金が月額480円と案内されています。初回の無料期間も、Webは登録した月の末まで、アプリ内課金は登録日から1か月という違いがあります。「初月無料」を無条件に30日間と読まないようにしてください。

たとえば4月25日にWebで初回登録する例では、無料なのは4月30日までです。同じ日にアプリ内課金で登録する公式の例では5月24日までとなります。使える機能に差がない案内でも、支払う経路と更新日は別の比較軸です。無料期間が終わると自動更新する条件も、申込み前に把握します。

すでにWeb契約がある人が、アプリであらためて購入すると二重登録につながる場合があります。機能を使えないときは、もう一度契約する前に契約したアカウントでログインしているかを見ます。解約も契約した経路で行い、アプリ内課金ではアカウントの退会だけでは課金の解約にならないという違いがあります。

無料タイムフリーは7日・24時間・3時間を別々に読む

radikoの無料タイムフリーには、番組をさかのぼれる期間、再生を始めてからの期限、実際に聴ける合計時間の3つがあります。どれか一つだけ満たせば無制限に聴けるわけではありません。

過去7日・開始後24時間・合計3時間の3条件。ANDはすべてを満たすという意味。
ANDは「すべて満たす」という意味です。過去7日以内の対象番組で、再生開始後24時間以内、合計3時間までの3条件を合わせて読みます。
条件 意味 勘違いしやすい読み方
過去7日以内 対象となる放送日の範囲 再生開始から7日間使えるわけではない
開始後24時間以内 その番組を聴き始めてからの期限 途中で止めても時計が最初に戻るわけではない
合計3時間まで その番組を実際に聴く時間の上限 アプリ全体で1日3時間という意味ではない

番組自体の配信期間内に聴き終える例として、月曜日20時に2時間番組を初めて再生したとします。1時間で止め、火曜日18時から残り1時間を聴けば、開始から24時間以内で合計2時間のため、時間条件の範囲に収まります。一方、火曜日21時から再開しようとすると開始後24時間を過ぎます。残りの聴取時間があっても、先に期限が来るということです。

同じ番組の好きな場面を繰り返すと、その再生分も合計時間に関わります。2時間番組を一度全部聴いて、もう一度最初から最後まで聴くと合計4時間になり、3時間の枠には収まりません。繰り返し聴く目的なら、時間延長プランや別途公開されたポッドキャストの有無が選び分けになります。

長時間番組は、アプリ上で放送枠が分かれて表示される場合があります。聴きたい部分が「前半」「後半」など別の項目なら、各表示の残り時間や期限を確認します。実際の区切りを見ずに、番組の名前が同じだから一つの利用枠だと決めつけないようにしましょう。

なお、タイムフリー30でも配信されない番組はあります。権利上の理由などによる対象外と、利用プランの時間制限は別です。「料金を払えば配信停止中の部分も聴ける」という仕組みではありません。番組ページの対象表示を見てから契約することが、必要な番組を聴くための確実な順序になります。

NHKを中心に聴くなららじる★らじるを選ぶ

NHKの同時配信と聴き逃しを一つの入口から探すなら、NHK ONEらじる★らじるが候補です。

NHKのラジオは2026年3月30日の再編でAMとFMの2波になりました。過去の紹介記事や古いアプリレビューに「ラジオ第2」と書かれていても、今の局選択に同じ項目があるとは限りません。語学や教養番組を探す場合も、旧チャンネル名だけに頼らず番組名と現在の放送日時で探します。

公式アプリの説明には、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・松山・福岡の同時配信が案内されています。たとえば北海道の地域放送と東京の地域放送では、同じNHK AMでも地域の時間帯の内容が違うことがあります。民放の有料エリアフリーと同じ契約を追加する仕組みではなく、らじるの配信地域選択として扱います。

NHKの聴き逃しはradikoの有料プランとは別

NHKの過去番組を聴くときは、らじる★らじるの対象回を探します。radiko上のNHKはライブ配信のみで、タイムフリー30を契約してもNHKの過去番組は対象になりません。

らじるの公式アプリ説明では放送後1週間の聴き逃しを案内しています。ただし、権利上の理由などで配信できない番組もあります。番組名が見つかったら、聴きたい放送回が公開されているか、再生ページに表示される終了時刻まで利用できるかを見ます。シリーズのページが存在していても、すべての回を常時保存しているとは限りません。

radikoではNHK AMを全国8エリアの内容、NHK FMを東京の内容として案内しています。さらに、エリアフリーやダブルプランでも他地域のNHKを選べるわけではありません。民放の地域外視聴とNHKの地域別配信を同じ条件で説明すると選択を誤るため、NHKを主に聴く人には専用の入口が分かりやすくなります。

NHK ONEという名前でもラジオの利用料を混同しない

NHK ONEらじる★らじるの利用に費用はかからず、通信料金は利用者負担です。NHKの公式案内では、らじる★らじるなどラジオ関連サービスは受信契約の対象外とされています。

NHK ONEにはテレビの同時・見逃し配信も含まれますが、ラジオ関連サービスとは受信契約の扱いが異なります。

この比較で扱うのは日本国内向けのNHKラジオアプリです。公式にはIPアドレス、つまりインターネット接続先を識別する情報で提供地域を判定すると説明されています。海外滞在中に日本の放送と同じ利用ができる前提では選ばず、海外向けのNHKサービスとは別の対象として考えます。

コミュニティFMはListenRadioとRadimoの参加局を見る

地域のコミュニティFMは、放送局が指定している配信サービスを選びます。ListenRadioとRadimoを両方入れれば必ず全局がそろう、という仕組みではありません。

ListenRadioは無料のリアルタイム聴取に向く

ListenRadioは参加するコミュニティFMを無料で聴けるサービスです。公式ヘルプでは、Web・アプリとも聴き逃しやタイムシフト再生に対応しないと説明しています。

選局画面では地域から局を探します。たとえば北海道の一覧にはFMくしろやFM JAGAなどが掲載されています。これらは、同じ地域のすべての民放AM・FM局をまとめた一覧という意味ではありません。自分の聴きたい局がコミュニティFMか、広い地域を対象にする民放かを分けると、radikoとどちらで探すべきかが分かります。

番組表に「再放送」と書かれている場合は、その時刻に再び流れる放送を聴く意味です。昨日の番組を自分で巻き戻す機能とは違います。放送時刻を逃したら、局が案内している次の再放送や別配信を探すことになります。録音機能も公式には用意されていません。

「サイマル放送休止中」という表示は、必ずしも端末の故障を意味しません。放送局がネットへ配信していない時間帯や内容である可能性があります。この表示が出ている時間は、局の番組表と配信案内を見て、次にネット放送を聴ける時刻を探します。

RadimoとJCBAサイマルは局の公式案内を入口にする

Radimoはコミュニティ放送局向けのアプリです。公式操作案内の再生ボタンは、放送中のライブ音声を再生・停止する機能です。

番組表の聴取予約はこれから放送する番組を予約するもので、過去回を呼び出す機能としては案内されていません。過去の回を目的に選ぶ場合は、局が別に公開している配信先を探します。JCBAインターネットサイマルは、スマートフォンやPCのブラウザーでも使えるリアルタイム配信です。

JCBAは日本コミュニティ放送協会の略称です。Radimoの公式ストア説明では、協会加盟の放送事業者を対象に、個別契約した局を掲載すると案内されています。協会に加盟していればどの画面にも必ず同じ形で載る、という意味ではありません。局のサイトで案内されているアプリ名や再生リンクを使うのが確実です。

実例として、エフエム太郎の公式サイトはスマートフォンやタブレットではRadimo、PCでは同局サイトのJCBAサイマルへのリンクを案内しています。アプリを増やす前にブラウザーで対象局を聴けるなら、まずそこで利用できるかを確認する選び方もあります。

JCBAのFAQでは無料利用、過去番組は再生できないこと、海外からの聴取制限を説明しています。長く番組を残す目的なら、アプリの名前を替えるのではなく、その番組が別途公開している音声回があるかを調べます。リアルタイム配信のサービスを有料の録音保存庫として期待しないことが選択のポイントです。

海外局はmyTunerとSimple Radioを目的別に使う

局とポッドキャストを同じ入口で探し、複数端末でお気に入りをそろえたいならmyTuner、登録したライブ局を1回のタップで開きたいならSimple Radioが候補です。日本の民放の配信権やradikoの地域条件を、別アプリで無条件に置き換えられるわけではありません。

myTunerは局とポッドキャストを一緒に探せる

myTunerはネット配信されているラジオ局とポッドキャストを扱います。無料版は画面上の広告で支えられ、広告除去やイコライザーなどの追加機能を有料で選ぶ仕組みです。イコライザーは低音・高音などのバランスを調整する機能です。

公式FAQは、登録せず局や音声番組を再生できると説明しています。好きな局を複数端末で共通に使いたい場合は、アカウントでのお気に入り同期が役立ちます。「同期」は、登録した局の一覧などを別端末にもそろえることです。単に1台で試し聴きする段階と、複数端末で環境をそろえる段階を分けられます。

国別やジャンル別の一覧は、特定番組を探す以外の使い方にも向きます。ニュースを英語で流す、海外のジャズ局を探すといった目的なら、局数の多さが候補発見につながります。一方、日本の特定の番組を必ず聴きたい場合は、局名が登録されているだけでなく、日本からその配信が再生できるかまでが条件です。

myTunerが案内する広告除去は、主にアプリ画面の広告を取り除く機能です。放送局の音声に含まれるCMまで一律になくなる、と読み替えないでください。

Simple Radioはお気に入りのライブ局を1回のタップで開く

Simple Radioは、掲載されたライブ局を選局し、お気に入りから再生する使い方が中心です。公式は、お気に入りの局を1回のタップで再生する操作を案内しています。毎日同じ局を開く人は、この選局方法が自分に合うかを試せます。

提供元はStreemaです。似た名前のラジオアプリが多いため、ストアでは名称だけでなく提供元も確かめます。基本の再生は無料で利用でき、ストアにはアプリ内課金も表示されます。まず基本のライブ再生を無料で試し、追加機能が必要になった場合に申込み画面の金額と更新条件を見ます。

AM/FMの名称が説明にあっても、このアプリはインターネット上の音声を受信します。通信なしの受信を目的とする場合は、後述のFM対応端末の条件を見ます。

聴き逃し・再放送・ポッドキャストを区別する

過去の音声を聴きたいときは、どの形で公開されているかを見ます。番組名が同じでも、放送全編、再編集されたトーク、次回の再放送では聴ける内容と時刻が違います。

ライブ、期間内の聴き逃し、公開回のポッドキャストを時間軸で分ける。
配信・放送の形 聴くタイミング 確認する点
ライブ・同時配信 放送中 対象局・提供地域・配信停止部分
聴き逃し・タイムフリー 放送後の提供期間内 対象回・再生期限・合計聴取時間
再放送 局がもう一度流す時刻 番組表の再放送日時
ポッドキャスト 公開された回を好きな時刻に 放送版との内容差・公開回・利用条件

たとえば音楽番組のゲストトークをもう一度聴きたい場合、番組のポッドキャスト版で目的の話が公開されていれば、放送全編の聴き逃しでなくても目的を満たせます。しかし、その日の選曲を含めて聴き直したい場合は、トークのみの配信では足りません。タイトルだけでなく、各回の説明と収録範囲で選びます。

radikoのポッドキャストは無料で、どの地域からでも全国の対象番組を聴けると案内されています。通常の地域外放送を聴くエリアフリーと同じ課金条件ではありません。ただし、全国のすべての放送番組がポッドキャスト化されるわけではなく、公開されていない回を契約で増やせる機能でもありません。

また、ストア説明に「ダウンロード」と書かれていても、それがアプリ本体の入手なのか、ポッドキャストの保存なのか、放送の録音なのかで意味が違います。圏外で使う目的なら、再生したいその音声回に保存機能があるかを個別に確認します。

通信量は聴く時間と回線で見積もる

ネット配信のラジオは、画面を消して聴いていても音声の通信が続きます。月にどれくらい使うかは、音声のデータ量と再生時間を掛けて見積もります。

一定ビットレートで1時間の計算例。48/64/128kbpsは約21.6/28.8/57.6MB。

音声のデータ量を表す「ビットレート」は、1秒間に送る情報量です。単位のkbpsは1秒あたり何千ビットかを表し、数字が大きいほど、同じ時間の配信ではおおむね多くの通信量を使います。ただし、実際の消費には画面の画像や広告、再接続なども加わるため、音声の式だけで請求額を確定することはできません。

仮定の音声ビットレート 1時間の音声データ 1日2時間・30日
48kbps 約21.6MB 約1.30GB
64kbps 約28.8MB 約1.73GB
128kbps 約57.6MB 約3.46GB

表は、1バイトを8ビット、1MBを100万バイトとして、ビットレート×秒数÷8で計算した音声部分の例です。どのアプリもこの3段階を自由に設定できる、という比較表ではありません。公式の目安としてJCBAは1時間約30MB、myTunerは局のビットレートによって約30〜60MBと説明しています。

たとえば通勤の往復で毎日2時間聴く人は、64kbpsという仮定なら月約1.73GBの音声量になります。もともとのデータ契約に余裕が小さいなら、家ではWi-Fiを使う、再生を終えたら停止する、といった使い方で変わります。月額サービス料が0円でも、携帯回線の残容量が減る点は別に管理します。

実際の利用量は、スマートフォンのモバイル通信設定でアプリ別の使用量を見ます。確認期間を契約の締め日に合わせ、普段通り数日使って1日あたりの傾向をつかむと、自分の聴き方に近い見積もりになります。アプリ内の音質設定を変えられる場合も、同じ期間・同じ程度の再生時間で比べないと、設定の差か利用時間の差かが分かりません。

通信なしのFM受信には対応端末が必要

ネット配信アプリを入れるだけでは、スマートフォンがFM電波を直接受信できるようにはなりません。FM受信用の部品を備えた対応端末と、指定された受信方法が必要です。

ネットは回線、FMは受信機能が必要。有線ケーブルをアンテナにする機種もある。

ラジスマは、インターネット配信とFM受信を使い分けられる対応スマートフォンの取り組みです。radiko+FMなど、対応機器でFMへ切り替えられるアプリがあります。FM受信にはイヤホンのケーブルをアンテナとして使う機種があるため、Bluetoothイヤホンだけで同じ使い方ができるとは限りません。

アンテナは放送の電波を受け取るための部品です。有線イヤホンのケーブルを使う構成では、音を無線イヤホンへ出すことと、受信のために線を接続することを分けて考えます。また、USB-Cのイヤホンや変換器なら何でもアンテナとして使えるわけではないので、端末の説明書に書かれた接続を基準にします。

FMで聴ける範囲は、その場所へ届く放送電波の範囲です。ネット配信のように遠方の局を自由に選ぶものではありません。遠くの局を聴くためのエリアフリーと、近くのFMを通信なしで受信する機能は、反対の制約を持っています。通信障害への備えを考えるなら、普段聴きたい番組用のアプリとは別に受信手段を用意する考え方になります。

ネット配信は音声を届ける処理のため、実際の放送より遅れます。時報を時計合わせに使う、会場の映像と完全に同時の音声として使う、といった用途ではその差が問題になります。FM受信でも受信状態によって雑音が入るなどの条件があるため、「ネットなら常に高音質」「FMならどこでも確実」という一つの順位にはしません。

再生が止まるときは局・回線・端末を順に分ける

音が出ないときは、別の局でも同じか、画面を開いている時も止まるかを確認します。特定局の配信条件と、スマートフォンの通信・省電力設定を切り分けるためです。

症状 先に見る場所 次の判断
一つの局だけ聴けない 局の配信休止、地域制限、対象番組 他局が聴けるなら局側の条件を調べる
すべての局が止まる 回線、機内モード、音量、出力先 Wi-Fiと携帯回線のどちらで発生するかを見る
画面を消すと止まる アプリのバックグラウンド利用、電池設定 対象アプリが省電力で制限されていないかを見る
地域が違うと表示される 現在地判定、接続経路、公式の修正窓口 有料登録や再インストールを繰り返す前に判定を確認
期限切れの過去回だけ聴けない 配信期限、利用プラン、対象外表示 端末故障ではなく配信条件として判断

バックグラウンド再生は、別の画面を開いたり画面を消したりした状態で音を鳴らすことです。Androidでは電池を節約する機能がアプリの動きを制限し、再生が止まる場合があります。JCBAやmyTunerの公式ヘルプにも、この設定に関する案内があります。端末全体の保護をまとめて外すのではなく、使うアプリの設定と電池消費を見て調整します。

JCBAではiPadOS 26のブラウザー利用について、バックグラウンド再生ができないという案内もあります。iPhoneで使えた方法がiPadでも同じとは限らない例です。この条件に当たる場合は画面を消さずに聴くか、対象局が案内する別の聴取手段を選びます。OSは、スマートフォンやタブレット全体を動かす基本ソフトのことです。

途切れ対策として、JCBAのプレーヤーには音声を一時的にためる時間を調整する機能があります。この一時保存をバッファーと呼びます。再生画面の「バッファ」の下の選択欄で、2・5・30・60秒から選べます。初期設定は5秒です。途切れる場合は現在より長めを試せますが、放送との遅れは増えます。「最も短くすれば最も快適」ではなく、途切れと遅れのどちらを減らしたいかで選びます。

地域判定で困った場合、VPNなど接続経路を変えるサービスが影響することがあります。VPNは通信を別の経路へ通す仕組みです。利用できる地域を偽る方法を探すのではなく、日本国内なのに誤判定される場合は公式の修正・問い合わせ窓口を使います。会社や学校の管理する端末では、設定変更が許可されているかも含めて管理者へ確認します。

便利機能とイヤホンは毎日の使い方に合わせる

局と料金が合った後は、お気に入り、停止タイマー、通知、イヤホン接続の使い方で選びます。機能名が多いことより、自分の聴取を始めて終える動作が簡単かが判断点です。

就寝前に聴く人には、決めた時間で再生を止めるスリープタイマーが役立ちます。朝の目覚ましに使う人は、単に通知を出す機能か、自動で音声が鳴る機能かを区別します。たとえばmyTunerの公式説明では、iOSのアラームは通知からアプリを開いて再生する方式です。一般的な目覚まし時計と同じ動作を無条件に期待しないようにします。

お気に入りは局を保存するもの、番組のフォローは特定番組を追いかけるもの、通知は配信や放送を知らせるものというように、似た機能でも対象が違います。毎日同じ局を流すなら局のお気に入り、週1回の番組を聴くなら番組を探しやすい機能を重視します。通知を有効にしても聴き逃しの保存期間が延びるわけではありません。

イヤホンは3.5mmとUSB-Cの違いを先に確認

手持ちのイヤホンで聴けるなら買い替えは不要です。追加する場合は、スマートフォンの差し込み口とイヤホンの端子を合わせ、変換器が必要かを先に判断します。

3.5mmは丸いイヤホン端子、USB-Cは平たい楕円形の端子です。たとえばソニーのMDR-EX155APは、4極ミニプラグを使う有線イヤホンで、リモコンと通話マイクを備えます。コードは約1.2mで、イヤホン本体を充電する手間がない構成です。3.5mm対応機器でラジオと通話を兼ねたい人の候補になります。

USB-C端子しかないスマートフォンに、そのまま挿すことはできません。対応する音声変換器を使うか、USB-Cへ直接つなぐ別製品を選びます。マイクも使うなら変換器の入力対応も条件です。

端子ごとの候補やマイクの有無まで比べたい人は、有線イヤホン5機種の端子・通話・ケーブル比較も参考になります。USB-C直結と3.5mmの変換が必要な製品を並べて、手持ちの端末につなぐ方法を比べられます。

よくある質問

無料・人気・FM受信という言葉は、それぞれ比べる条件が違います。ここでは、アプリを入れる前に迷いやすい4点を短く整理します。

ラジオアプリで一番人気なのはどれですか?

人気順位はストアや集計時期で変わります。国内民放ならradiko、NHKなららじるなど、聴きたい局と聴き逃しの条件で選ぶと目的に合います。

無料でラジオが聴けるアプリは?

radikoの地域内配信、らじる★らじる、ListenRadioなどに無料の範囲があります。対象局や過去番組の条件が異なり、通信料金は別です。

ラジコは本当に無料ですか?

今いる地域の対象局のライブと、条件内のタイムフリーなどは無料です。地域外の放送や過去30日の対象番組には有料機能があり、通信料は別にかかります。

スマホでFMラジオを聞けるアプリは?

ネット配信なら各ラジオアプリで対象局を聴けます。電波を直接受信するFMは、対応端末とアプリが必要で、有線イヤホンをアンテナに使う場合があります。

出典・参考資料

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

情報確認日:2026年9月30日。料金は記載した申込み経路の条件です。掲載局・番組・配信期間は各サービスの最新表示に従ってください。

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