エレキギター初心者ガイド|必要なもの・値段の目安と2週間の練習メニュー

ギター

エレキギター初心者が最初に必要なものは、ギター本体・音を聞く機器(小型アンプまたはヘッドホンアンプ)・アクセサリー一式の3つです。ただし「総額はいくらか」「初心者セットと単品はどちらが安いか」「買った日から何をするか」は、道具の一覧だけでは決まりません。この記事では実売価格で総額を比べたうえで、初日から14日目までの練習手順を1日ずつ示します。

この記事では、必要な機材と後から足せるものを分け、最初のギターの選び方、接続と音合わせ、最初の2週間の練習手順を順番に紹介します。私がここで提案するのは、難しい曲を14日間で完成させる計画ではありません。自分で準備し、短いフレーズを弾き、次に直す点を見つけられるようになるための練習案です。1日15分を目安に、生活と手の負担に合わせて調整してください。

自宅でエレキギターを構え、小型アンプにつないだ有線ヘッドホンで練習する人の手元
  1. エレキギター初心者の始め方|最初に決めるのは音楽と練習場所
    1. 弾きたい曲を1つ、できるようになりたい場面を1つ選ぶ
    2. 自宅で使える音量と、毎回準備できる場所を確認する
  2. エレキギターに必要なもの一覧|最初にそろえる機材と値段の目安
    1. 最初はギターから耳までの経路を1本つくる
    2. 必要なものと値段の目安(一覧表)
    3. エフェクターや録音機材は、目的ができてから足す
  3. エレキギター初心者セットは買うべき?セットと単品の総額を比較
    1. セットに入っているものと、入っていないもの
    2. セットを選ぶときに確認する3点
  4. 初心者向けエレキギターの選び方|持ちやすさと調整を確かめる
    1. 好きな見た目を入口にして、実際に抱えてみる
    2. 音の違いはピックアップとアンプをセットで考える
    3. 弦高と購入後の相談先を確認する
    4. 形の違いで決まること、決まらないこと
    5. 比較例:ヤマハPACIFICA112V
  5. アンプとヘッドホンの選び方|自宅で聞く方法を決める
    1. 小型アンプは、つないですぐ練習したい人の候補
    2. ヘッドホン中心なら、操作と接続の少なさを優先する
  6. 初日の準備|接続・構え方・チューニングを順番に行う
    1. 接続してから、小さい音で動作を確認する
    2. ギターを体で支え、左手で持ち上げ続けない
    3. チューニングは6弦からE・A・D・G・B・E
  7. 最初に覚える弾き方|単音と音を止める動作から始める
    1. 1本ずつ弾き、鳴らす弦を自分で選ぶ
    2. ミュートは、鳴らしたくない音を止めること
    3. パワーコードは2本から試す
  8. 最初の1週間|接続から単音、短いリズムへ進む
    1. 1日目:接続し、小さな音を出して終える
    2. 2日目:6弦と5弦を狙い、4回ずつ弾く
    3. 3日目:6弦3フレットで、押さえる位置を探す
    4. 4日目:音を出して、意図したところで止める
    5. 5日目:G5を2本の弦で鳴らす
    6. 6日目:4拍に1回、G5を弾く
    7. 7日目:復習し、来週に残す課題を1つ決める
  9. 2週目|形の移動とコードを試し、短い演奏につなげる
    1. 8日目:G5とA5の位置を、音を出す前に確認する
    2. 9日目:4拍ごとにG5とA5を交代する
    3. 10日目:下向きと上向きに弾く動きを、1本の弦で試す
    4. 11日目:伴奏をしたい人はEmとAmも試す
    5. 12日目:選んだ2つの形で、4小節をつなぐ
    6. 13日目:好きな曲の教材を選び、次の入口を見つける
    7. 14日目:できた動作を確認し、次の1週間を決める
  10. 音が鳴らない・雑音が多いときの確認順
    1. まったく鳴らないときは、接続と音量から見る
    2. 押さえた音だけ詰まるときは、指の位置を確認する
    3. 余分な音が出るときは、ひずみとミュートを見直す
  11. エレキギター初心者のよくある質問
    1. 初心者でもエレキギターは弾けますか?
    2. エレキギター初心者は何から始めればいいですか?
    3. ギター初心者は何ヶ月で弾けるようになりますか?
    4. エレキギターとアコギはどっちが難しい?
    5. アコギから始めたほうがよい?
    6. アンプにつながずに練習してもよい?
    7. 最初からFコードを覚えないといけない?
    8. 独学とレッスンはどう選ぶ?
  12. まとめ|最初の2週間は、自分で準備して短く弾ける土台をつくる
    1. 次に読む記事

エレキギター初心者の始め方|最初に決めるのは音楽と練習場所

弾きたい曲を1つ、できるようになりたい場面を1つ選ぶ

最初に「この曲のイントロを弾きたい」「歌の後ろでコードを鳴らしたい」など、小さな目的を書き出します。コードとは、複数の音を組み合わせた和音のことです。イントロのような短い旋律を目指すのか、和音で伴奏したいのかが見えると、店員さんへの相談も、練習動画の選び方も具体的になります。

好きな曲が難しくても、目標から外す必要はありません。ただし、その録音に合わせて最初から最後まで弾くことと、今週取り組む課題は分けましょう。例えば「いつか好きな曲のソロを弾く」を目標にしながら、今日の課題は「1本の弦を4回、同じ間隔で弾く」にできます。完成形への憧れは残し、手順を小さくすると続けやすくなります。

自宅で使える音量と、毎回準備できる場所を確認する

エレキギターは、弦の振動を電気信号に変え、アンプなどで音を大きくして聞く楽器です。アンプはギターの信号を増幅し、音色も整える機器です。スピーカー付きの小型アンプ、ヘッドホン用の機器、パソコンを使う構成など、音を聞く経路はいくつかあります。最初にすべてを買う必要はありません。

日中に小さなスピーカー音を出せるのか、ほぼヘッドホンだけになるのか、机のパソコンを毎回使えるのかを先に確認してください。ヘッドホンを使っても、弦を弾く生音は残ります。練習する時間帯と部屋の位置を考え、椅子、ケーブルを通す場所、楽器をしまう場所を決めておくと、購入後の「置けない」「使いづらい」を減らせます。

エレキギターに必要なもの一覧|最初にそろえる機材と値段の目安

必要なものはギター本体・音を聞く機器・アクセサリー一式の3つで、目安は本体33,000〜38,500円、音を聞く機器11,880〜24,200円、アクセサリー一式7,000円前後です。単品でそろえた場合の合計はおよそ5万〜7万円になります。この記事の価格は2026年9月5日に、ヤマハ公式サイト・BOSS公式サイト・島村楽器オンラインストアの表示を確認した税込価格です。

最初に必要な機材と、目的ができてから追加する機材を分けたチェックリスト

最初はギターから耳までの経路を1本つくる

まずは次の道具がそろっているかを確認します。「何点セットか」よりも、あなたの練習環境で実際に音を聞ける組み合わせになっているかが大切です。既に持っているものや、購入品に付属するものは重ねて買わずに済みます。

  • エレキギター本体:最初は一般的な6弦モデルを基準にすると、入門教材と対応させやすくなります。
  • 音を聞く機器:小型アンプ、ヘッドホンアンプなどから1つ選びます。アンプを内蔵しない普通のヘッドホンをギターに直接つなぐ構成では始められません。
  • 楽器用ケーブル:ギターとアンプをつなぐ線で、「シールド」と呼ばれることもあります。ギターに直接差し込む機器では不要な場合があります。
  • チューナー:音の高さを表示する道具です。クリップ型、アンプ内蔵、調弦アプリなど、使う環境で反応を確認できるものを1つ用意します。
  • ピック:弦を弾く小さな板です。極端に硬いものや柔らかいものに決め打ちせず、数種類を少量で試すと違いを確かめられます。
  • 保管と手入れの道具:持ち運びに合うケースと、柔らかい乾拭き用クロスを確認します。スタンドを使う場合は倒れにくい設置場所も必要です。

静かに練習するなら、選んだ機器に合う有線ヘッドホンも加えます。端子とはプラグを差し込む接続口のことで、同じ「ヘッドホン用」でも穴の大きさが違う場合があります。3.5mmか6.35mmか、変換プラグが必要かを確認しましょう。充電式の機器では、充電ケーブルと電源アダプターの付属範囲も見落としやすい点です。

必要なものと値段の目安(一覧表)

初日に要るのは、表の「初日から」に並ぶ5点だけです。残りは1週目から1か月の間に足しても、練習の進み方は変わりません。

道具 いつ必要か 目安価格(税込) 確認しておくこと
エレキギター本体 初日から 33,000〜38,500円
(例:ヤマハ PACIFICA112V/希望小売価格38,500円)
6弦の標準モデル。実売はカラーと在庫で変動する
音を聞く機器(小型アンプ/ヘッドホンアンプ) 初日から 11,880〜24,200円
(例:BOSS KATANA-MINI 実売11,880円〜、KATANA-MINI X 22,550〜24,200円)
ヘッドホン端子(PHONES)があるか
楽器用ケーブル(シールド) 初日から アクセサリー一式に同梱
(7,000円前後のセットに含まれる)
長さは3〜5m。ギターに直接差す機器では不要
チューナー 初日から 同上 クリップ型・アンプ内蔵・アプリのどれか1つ
ピック 初日から 同上 厚さを数種類、少量で試す
クロス・交換用弦・ストリングワインダー 1週目〜1か月 同上 弦は本体に張られている太さに合わせる
ストラップ 立って弾くとき 同上 座って弾くだけなら後回しでよい
ソフトケース・スタンド 持ち運び・保管 本体付属、または初心者セットに同梱 倒れにくい置き場所を先に決める
エフェクター・オーディオインターフェース 目的ができてから アンプ内蔵の機能で足りるかを先に確認

アクセサリー類は個別に買うよりまとめたほうが把握しやすく、島村楽器オンラインストアの「アクセサリー初心者セット(エレキギター用)」は7,000円(税込)で、チューナー・クロス・ピック・ストラップ・シールドケーブル・エレキ弦(09-42)・ストリングワインダーが入ります(2026年9月5日確認)。価格は変わるため、購入前に各公式ページで確認してください。

エフェクターや録音機材は、目的ができてから足す

エフェクターは、音をひずませたり響きを加えたりする機器です。アンプに同様の機能が入っていることもあり、最初の2週間のために別途そろえる必需品ではありません。「好きな曲に近い響きを試したい」「録音した演奏を重ねたい」と目的が決まってから、今の機器でできるかを調べましょう。

立って弾くならストラップが必要です。座って弾く場合にも楽器を安定させる補助になりますが、取り付け部分が確実に固定されているかを確認します。替え弦は消耗品として準備したいものの、太さは購入時の弦や楽器の調整状態に合わせて相談すると迷いません。カポは弦をまとめて押さえて音の高さを変える道具で、今回の練習では使いません。

なお、ひずみや空間系の音を細かく作りたくなった段階では、複数の効果を1台にまとめた機種も選択肢になります。価格帯ごとの違いはギター用マルチエフェクターの比較にまとめています。

エレキギター初心者セットは買うべき?セットと単品の総額を比較

同じ本体で比べると、初心者セットのほうが約1万円安く収まります。ヤマハ PACIFICA112V の14点セットは46,500円(税込)ですが、同じ本体を単品で買い、アクセサリー一式7,000円とBOSS KATANA-MINI 11,880円を足すと約57,380円になります(2026年9月5日、島村楽器オンラインストア・楽天市場の表示価格および各メーカー公式サイトで確認)。

比較項目 初心者セット(14点セット) 単品でそろえる
総額の例 46,500円
PACIFICA112V+ヘッドホンアンプ(またはBluetooth搭載ミニアンプ)付き14点セット
約57,380円
本体38,500円+アクセサリー一式7,000円+BOSS KATANA-MINI 11,880円
差額 セットより約10,900円高い
アンプの選び方 セット側で指定される。付属アンプの違いで価格が動く(例:Bacchus BTE-4の14点セットは充電式ミニアンプ付37,200円〜マーシャルアンプ付50,200円) 練習環境に合わせて自由に選べる
買い忘れ 起きにくい 端子・ケーブルの長さ・電源を自分で確認する必要がある
手持ち品との重複 チューナーなどが重複することがある 重複しない
買い替え 付属アクセサリーから先に買い替えになりやすい 最初から用途に合うものを選べる

セットに入っているものと、入っていないもの

エレキギター用のセットには、アコギ用と違ってアンプとシールドが含まれます。島村楽器のエレキギター11点セットの内容は次のとおりです。

  • ギター本体、ソフトケース
  • チューナー、シールドケーブル、ピック
  • クロス、交換用セット弦
  • ストラップ、ギタースタンド
  • 教則本、アクセサリーポーチ

一方で、メトロノーム、予備のピック、ヘッドホン、譜面台は含まれないことが多く、必要なら別に用意します。

セットを選ぶときに確認する3点

初心者セットには、一度に必要なものを集めやすい利点があります。一方で、付属アンプにヘッドホン出力がない、ケースが用途に合わない、チューナーが他の機器と重複する場合もあります。「本体以外はおまけ」と考えず、音を聞く方法、電源、持ち運び、購入後の相談先まで商品説明を確認してください。

とくに付属アンプは、価格差の大部分を占める部分です。上の表のとおり同じ本体でも付属アンプの違いで13,000円動くため、「夜はヘッドホンだけ」「昼は小さくスピーカーを鳴らす」など自分の使い方を先に決めてから選ぶと無駄がありません。エレキとアコギを含めた最初の1本の選び方はギター初心者におすすめの最初の1本でも比較しています。

初心者向けエレキギターの選び方|持ちやすさと調整を確かめる

選ぶ順番は、①好きな見た目 → ②座って抱えたときの重さと腕の当たり方 → ③弦の押さえやすさ(弦高)→ ④購入後に調整を頼めるかの4点です。音の系統はピックアップ構成とアンプ設定で決まる部分が大きいため、形だけで音が固定されるわけではありません。

試奏時の確認点を、座ったときの姿勢とネック周辺の部分図で示す

好きな見た目を入口にして、実際に抱えてみる

毎日触りたくなる見た目は、最初の1本を選ぶ立派な理由です。そのうえで、椅子に座って抱え、左手を伸ばしたときに肩が上がらないか、右腕が自然に弦へ届くかを見てください。ネックは弦を押さえる細長い部分です。厚さや幅が違うので、手が小さいという理由だけで特定の形を選ぶより、実物で握りやすさを比べるほうが判断できます。

まだ曲が弾けなくても試奏の相談はできます。「初めてなので、座って持たせてください」「低い位置で1本ずつ押さえるところを教えてください」と伝えましょう。店員さんに同じアンプ、近い音量で弾いてもらうと比較もしやすくなります。立って使う予定なら、ストラップを付けた重さと左右のバランスも確認してください。

音の違いはピックアップとアンプをセットで考える

ピックアップは、弦の振動を電気信号に変える部品です。代表的なものに、単一のコイルを使うシングルコイルと、2つのコイルを組み合わせるハムバッカーがあります。コイルとは電線を巻いた部分のことです。一般に、シングルコイルは輪郭のある音を作りやすく、ハムバッカーは特定の電気的な雑音を抑えやすい構造ですが、実際の音は製品やアンプの設定で変わります。

「ロックだからこの形しか使えない」と決める必要はありません。ひずんだ音が好きなら、その音を作れるアンプで試してもらい、音をひずませていないクリーン音でも聞いてみましょう。クリーン音では、1本ずつ弾いた音や、コードの分離を確認しやすくなります。見た目の分類名だけより、あなたが出したい音に近づけるかが選ぶ基準になります。

弦高と購入後の相談先を確認する

弦高は、弦とフレットの間の高さです。フレットとは、ネックの表側に並んでいる金属の細い棒です。弦高が高すぎると押さえる負担が増え、低すぎると弦が金属に当たって雑音が出る場合があります。適切な状態は弦、弾き方、楽器によって違うため、数字だけで「低いほど初心者向け」と判断しないようにしましょう。

購入時は「初心者が通常のチューニングで使う予定です」と伝え、弦の押さえやすさ、音が途切れないか、つまみや接続口の動作を確認してもらうと安心です。トレモロはアームで音程を揺らす仕組みで、構造によって弦交換や調弦の手順が変わります。最初から多用しないなら固定式のブリッジも比較候補です。ブリッジはボディ側で弦を支える部品です。

中古品を選ぶなら、外観だけでなくネックの状態、フレットの摩耗、電気系統、返品や調整の条件を確認します。状態を自分で判断できない場合は、説明と調整の相談ができる販売店を選ぶ方法があります。新品でも届いた楽器の状態は確認し、押さえにくさをすべて指の力不足と決めつけないでください。

形の違いで決まること、決まらないこと

形が変えるのは主に重さ・抱えやすさ・ネックの厚みで、音の系統はピックアップ構成とアンプ設定の影響が大きいです。下の表は「どの形が向くか」ではなく「何を確認するか」の一覧として使ってください。

タイプ よくあるピックアップ構成 音の傾向 最初に確認すること
ストラトキャスター型 シングル×3、またはシングル2+ハムバッカー1(SSH) 高音がはっきり出やすい ボディが薄く軽め。右腕がエッジに当たらないか
レスポール型 ハムバッカー×2 中低音が太く出やすい 重量が増えやすい。座って抱えたときの安定
スーパーストラト(ディンキー)型 SSH/ハムバッカー×2 ひずみと合わせやすい ネックが薄めのものが多い。手の大きさとの相性
セミアコースティック型 ハムバッカー×2 空洞による響きが加わる ボディが大きい。置き場所とケースの寸法

比較例:ヤマハPACIFICA112V

具体的な比較対象として、ヤマハPACIFICA112Vを挙げます。公式仕様では、シングルコイル2基とハムバッカー1基の構成で、音を選ぶ5段階の切り替えスイッチを備えています。ハムバッカーの使い方を切り替えるコイルタップ機能もあり、1本で音の違いを試しやすい点が特徴です。

幅広い音を比べたい人には候補になりますが、切り替えが多い分、最初は設定を迷いやすい面もあります。まずは店頭で気に入った設定を1つ覚えるとよいでしょう。トレモロを備えるため、アーム操作や弦交換について購入店で説明を受けることも大切です。万人に持ちやすいと断定できるものではないので、重さやネックの感触は実物で確認してください。

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YAMAHA PACIFICA112V

アンプとヘッドホンの選び方|自宅で聞く方法を決める

先に決めるのは「音をどこから聞くか」です。夜が中心ならヘッドホン端子(PHONES)があるか、曲に合わせたいなら伴奏をどう入れるか(AUX IN端子かBluetooth)、この2点で候補が絞れます。同じシリーズでも下の表のように端子と電源が違います(仕様は2026年9月5日にBOSS公式サイトで確認)。

確認項目 なぜ見るか BOSS KATANA-MINI(7W) BOSS KATANA-MINI X(10W)
ヘッドホン端子 夜間や集合住宅で音を出せるかが決まる PHONES/REC OUT端子(ステレオミニ)あり PHONES/REC端子(ステレオミニ)あり
伴奏の入れ方 曲に合わせて練習できるか AUX IN端子(ステレオミニ) Bluetooth(A2DP)/AUX IN端子はなし
電源 置き場所と準備の手間 単3電池6本、またはACアダプター(別売) 充電式(USB Type-C。充電には5V・2A以上の電源が別途必要)
連続使用時間 充電や電池交換の頻度 アルカリ約7時間/ニッケル水素約9時間 約10時間(充電約3時間)
スピーカーと重量 出せる音量と持ち運びやすさ 10cm(4インチ)/1.2kg 12cm(5インチ)/2.7kg
チューナー内蔵 チューナーを別に買うかどうか なし あり

小型アンプは、つないですぐ練習したい人の候補

スピーカー付きの小型アンプは、ギターをケーブルでつなぎ、音量を調整して練習を始められる構成です。ヘッドホン端子が付いたモデルなら、時間帯に応じて聞き方を変えられます。アンプの出力を表すWは能力を知る手がかりですが、数字だけで自宅での使いやすさは決まりません。小さな音量でも調整しやすいか、つまみが扱いやすいかを確かめましょう。

比較例のBOSS KATANA-MINI Xは、CLEANなどのアンプ音色、チューナー、充電式バッテリー、ヘッドホン用のPHONES/REC端子を備えた小型アンプです。チューナーは音合わせ、PHONESはヘッドホンを指します。練習に使う機能を1台にまとめたい人には候補となります。

一方で、充電の管理と置き場所は必要です。Bluetoothはスマートフォンから伴奏などを再生するための機能で、ギターとアンプを無線接続するためのものではありません。USB-C端子は充電用なので、パソコンで直接録音したい場合は録音機器としての接続方法を別に確認してください。付属品や電源の条件も、購入前に最新の商品説明と取扱説明書を確認しましょう。

BOSS KATANA-MINI X

ヘッドホン中心なら、操作と接続の少なさを優先する

ヘッドホンアンプは、スピーカーを使わずギターの音をヘッドホンで聞くための機器です。ギターへ直接差し込む小型のものもあり、広い設置場所を取らずに始められます。一方、手元の操作がしづらい、充電が必要、録音機能がないなど、製品による違いがあります。「ヘッドホンで聞ける」以外の機能も必要かを先に決めると選びやすくなります。

パソコンを使う方法では、オーディオインターフェースという音の入出力機器と、アンプの音を再現するソフトなどを組み合わせます。録音を始めやすい一方、入力の種類、音を聞く経路、遅延の設定が増えます。遅延とは、弦を弾いてから音が聞こえるまでの遅れです。既に録音環境がある人には有用ですが、初日の必須構成ではありません。

通常のBluetoothイヤホンは、機器の対応状況や音の遅れによって演奏に使いにくい場合があります。最初は音を出す機器へ直接つなぐ有線ヘッドホンを基準にしてください。音量は低い位置から少しずつ上げ、弾いている音を確認できる範囲にします。周囲の音を消すために音量を上げ続ける使い方は避けましょう。

初日の準備|接続・構え方・チューニングを順番に行う

ギター、小型アンプ、有線ヘッドホンの接続図と電源操作の手順

接続してから、小さい音で動作を確認する

以下はギターを小型アンプにつなぐ基本例です。電源の操作順や端子の名称は機器ごとに違うため、使用する製品の取扱説明書を優先してください。最初はエフェクターを間に入れず、少ない接続で音を確認すると、鳴らないときに原因を探しやすくなります。

  1. アンプの電源を切り、音量を最小にします。ギター側の音量も下げておきます。
  2. ギターの出力端子とアンプのINPUTを楽器用ケーブルでつなぎます。INPUTは入力口という意味です。
  3. ヘッドホンを使う場合は、指定のPHONES端子へ接続します。スピーカー用出力には接続しません。
  4. 説明書に従って電源を入れ、CLEANなどのひずみの少ない音を選びます。ギター側の音量を上げたあと、弦を軽く弾きながらアンプの音量を少しずつ上げます。
  5. 練習を終えたら音量を下げ、電源を切ってからケーブルを外します。抜き差し前に音量を下げる習慣を付けましょう。

GAINは音の増幅やひずみの量に関わるつまみで、VOLUMEやMASTERは音量の調整に使われます。ただし、つまみ同士の働きは機種によって異なります。最初はひずみを控え、音を確認しやすい設定を1つ作ります。低音・中音・高音を調整するBASS・MIDDLE・TREBLEがあれば、中央付近を出発点にして1つずつ変えると違いを聞き取りやすくなります。

ギターを体で支え、左手で持ち上げ続けない

右利き用のギターを右手で弾く場合は、安定した椅子に座り、ボディを膝に載せて右前腕を自然に添えます。左手だけでネックを支え続けると、指を動かすたびに力が入りやすくなります。左右どちらの脚に載せるかは姿勢に合わせて調整し、肩をすくめずに両手が届く位置を探してください。左利き用では左右を読み替えます。

ピックは親指と人差し指で持ち、先端を少し出して弦に当てます。強く握りすぎず、弾いたときにずれるなら少し持ち直す程度から始めましょう。右腕全体を大きく振る必要はありません。最初は1本の弦を狙い、ピックを弦の深いところへ押し込まず、小さな動きで通過させます。

チューニングは6弦からE・A・D・G・B・E

チューニングは弦の音の高さを合わせることです。一般的な6弦ギターの標準チューニングは、太い6弦から順にE・A・D・G・B・Eです。日本語の音名ならミ・ラ・レ・ソ・シ・ミに当たります。6弦と1弦は同じEでも高さが違い、1弦のほうが2オクターブ高い音です。オクターブは、ドから次のドのような同名の音の高さの間隔です。

チューナーをギターの標準設定にし、1本ずつ弾いて表示を見ます。ペグは弦を巻き取り、張り具合を変えるつまみです。弾いている弦と回すペグがつながっていることを目で確認し、少しずつ回してください。音名だけを見て大きく締め続けず、音が上がっているか、正しい弦を調整しているかを聞きながら進めます。

表示が落ち着かないときは、他の弦に軽く触れて鳴らないようにし、対象の1本を弾いて少し待ちます。マイクで音を拾うアプリなら、周囲の音を減らし、必要に応じてクリーンなアンプ音を小さく出します。全弦を合わせたら、もう一度6弦から確認しましょう。練習前の音合わせは毎回行い、途中で違和感があれば再確認します。

チューナーの表示が安定しない、ペグをどちら向きに回すか迷うといった細かい手順は、ギターチューニングのやり方で基準音や合わせ方をまとめています。

最初に覚える弾き方|単音と音を止める動作から始める

6本の弦と音名の対応、およびG5の2音と鳴らさない弦を示す図解

1本ずつ弾き、鳴らす弦を自分で選ぶ

単音は1つの音を鳴らす弾き方です。まず、左手で何も押さえずに6弦だけを4回、次に5弦だけを4回弾きます。何も押さえない弦を開放弦と呼びます。右手を下向きに動かして弾くダウンピッキングでそろえ、違う弦に当たったら動きを小さくします。速さよりも「どの弦を鳴らしたか」を分かることが最初の目標です。

左手で押さえる練習では、例えば6弦の3フレットを人差し指で押さえます。「3フレットを押さえる」は、3本目の金属の棒のすぐ手前、ヘッド側の弦を押さえるという意味です。ヘッドはペグが並ぶ先端部分です。金属の真上を指で覆ったり、区画の中央で必要以上に力を入れたりせず、少し位置を変えて音の違いを確かめてください。

ミュートは、鳴らしたくない音を止めること

ミュートとは、弦の振動を抑えて音を止めたり、小さくしたりすることです。エレキはアンプを通すため、弾いていない弦の響きも聞こえます。音を出す練習と同じくらい、「ここで止める」を最初から扱いましょう。まずは開放弦を1回弾き、右手の手のひらを弦に軽く触れさせて止めます。押し付けるのではなく、振動が止まる感触を確かめます。

押さえた音を止める場合は、左指を弦から完全に離す前に、押す力を抜きつつ弦へ触れた状態に戻します。ただし、指の位置によって細い響きが残ることもあるので、右手も添えて確実に止めて構いません。右手をブリッジ近くに置いて低い弦の響きを抑えるパームミュートは、これより発展した使い方です。最初は普通の音と停止を区別できれば十分です。

パワーコードは2本から試す

パワーコードは、音の土台となるルートと、そこから5度上の音を中心に組み合わせる形です。ルートは和音の基準になる音、5度は音同士の間隔を示す呼び方です。ここでは理論を先に暗記せず、2本だけを鳴らす練習としてG5を使います。「ジーファイブ」と読み、6弦3フレットを人差し指、5弦5フレットを薬指で押さえます。

この形では6弦と5弦だけを弾き、4〜1弦は鳴らしません。まず各弦を別々に確認し、次に2本を続けて弾きます。人差し指の余った部分を高い弦に軽く触れさせる方法もありますが、押さえ込んで別の音を鳴らさないようにしてください。指を広げにくければ、5フレット側を小指で試すか、単音の練習に戻して構いません。

G5の形を2フレット分ボディ側へ移し、6弦5フレットと5弦7フレットを押さえるとA5になります。最初は弾く前に位置を確認し、ゆっくり移動してください。今回の「G5、休み、A5、休み」は本記事の基礎練習用の並びで、特定の曲の譜面ではありません。好きな曲を学ぶ際は、その曲の調弦と正式な教材を別に確認しましょう。

最初の1週間|接続から単音、短いリズムへ進む

1回の練習は、準備と音合わせに3分、今日の課題に7分、好きな音を試す時間に3分、片付けとメモに2分という配分を一例にできます。準備に時間がかかる日は課題を短くして構いません。初日の操作を覚えることも練習の一部です。ここで示す日程は進度の目安であり、同じ日を繰り返しても遅れではありません。

1〜7日目の課題と、1回15分の配分例を一覧にした計画表

1日目:接続し、小さな音を出して終える

今日の課題は、接続、音量の調整、チューニングです。6本の開放弦を1本ずつ鳴らし、どの音がどの弦かを確認します。ケーブルを外す前に音量を下げるところまでを1セットにしてください。メモには、使ったアンプの音色と、ヘッドホンで問題なく聞けたかを書きます。曲を練習できなくても、自分で音を出せれば今日の目的は達成です。

2日目:6弦と5弦を狙い、4回ずつ弾く

音合わせをしたら、6弦だけ4回、5弦だけ4回を交互に行います。左手は無理に形を作らず、弾かない弦の振動を止める補助に使います。右手を見ながらで構いません。狙った弦以外に当たる場合は、ピックの出しすぎや動きの大きさを確認しましょう。今日の記録は、速さではなく「狙う弦を変えられたか」です。

3日目:6弦3フレットで、押さえる位置を探す

6弦3フレットを押さえ、1回鳴らすたびに力を抜いて休みます。音が詰まるときは、フレットのすぐ手前へ指を寄せ、右手も軽く弾いてみてください。開放弦と押さえた音を交互に聞くと、指を置いたときだけ問題が出るかを確認できます。きれいな音が1回出たら、位置を覚えてもう一度再現することを目指します。

4日目:音を出して、意図したところで止める

「鳴らす、待つ、止める、休む」をゆっくり繰り返します。声で「1、2、3、4」と数え、1で弾き、3で止める練習にしてもよいでしょう。止めた瞬間に別の弦が鳴ったら、両手で触れる場所を1つずつ変えます。ひずみを強くすると余分な音も目立つので、まずはクリーン音で動作を確かめてください。

5日目:G5を2本の弦で鳴らす

6弦3フレットと5弦5フレットを押さえ、各弦を1回ずつ確認してから2本を弾きます。手首を強く曲げないと届かない場合は、ネックの角度や親指の位置を見直してください。音を長く伸ばす必要はありません。「2本を鳴らして止める」が数回できれば十分です。指の開きがつらい日は、3日目の単音に戻しましょう。

6日目:4拍に1回、G5を弾く

拍は音楽の一定の脈のようなものです。メトロノームは、その拍を一定間隔の音で示す道具です。BPMは1分間の拍数を表し、BPM60なら1秒に1拍です。まずBPM60を例にクリック音を聞き、「1、2、3、4」の1だけでG5を弾いてみます。間に合わなければさらにゆっくりにするか、音を聞いて数えるだけに戻します。

7日目:復習し、来週に残す課題を1つ決める

接続と調弦を確認してから、単音、停止、G5を少しずつ振り返ります。スピーカーを使える環境ならスマートフォンで短く録音する方法もありますが、ヘッドホンだけの構成ではギター音を録れない場合があります。録音できなくても、「5弦に当てにくい」など気付きを1行残せば十分です。手が疲れていたら復習を短くし、休む日にもできます。

2週目|形の移動とコードを試し、短い演奏につなげる

8〜14日目の課題と、パワーコードまたはEm・Amを選ぶ分岐図

8日目:G5とA5の位置を、音を出す前に確認する

G5の6弦3フレット・5弦5フレットと、A5の6弦5フレット・5弦7フレットを交互に押さえます。最初はメトロノームを使わず、止まって位置を確かめてください。移動時は押す力を少し抜き、着いてから押さえ直します。指を強く押し付けたまま引きずる必要はありません。右手は2本だけを弾くことを引き続き意識します。

9日目:4拍ごとにG5とA5を交代する

4拍を1つのまとまりにした小節で練習します。1小節目の1拍目にG5を弾き、2〜4拍目で音を止めてA5を準備します。2小節目の1拍目にA5を弾き、同様に戻ります。音を伸ばしながら急いで移動するより、最初から準備の時間を取る練習です。移動が間に合わないときは、各形を8拍ずつにしても構いません。

10日目:下向きと上向きに弾く動きを、1本の弦で試す

ピックを下向き、上向きに交互に動かす弾き方をオルタネイトピッキングと呼びます。6弦の単音だけで、ゆっくり4回弾いて休みます。上向きに引っ掛かるなら、先端を深く入れすぎていないかを確認しましょう。形の移動と同時に始めず、右手だけの課題として分けます。うまくいかなければ下向きだけで拍を保つ練習を続けて構いません。

11日目:伴奏をしたい人はEmとAmも試す

Emはイーマイナー、Amはエーマイナーと読みます。マイナーは和音の種類を表す言葉です。Emは5弦2フレットを中指、4弦2フレットを薬指で押さえ、ほかは開放弦として6本を鳴らします。Amは2弦1フレットを人差し指、4弦2フレットを中指、3弦2フレットを薬指で押さえ、5弦から1弦を鳴らします。Amでは6弦を弾きません。

各弦を1本ずつ弾き、隣の弦に指の腹が触れていないかを確認してください。EmとAmをその日に往復できる必要はありません。伴奏に関心があればこちらの形を続け、ロックの短いフレーズを弾きたいならG5とA5の練習を続けます。2つの課題を同時に完成させようとせず、今の目的に近いほうを選べます。

12日目:選んだ2つの形で、4小節をつなぐ

G5とA5、またはEmとAmのどちらかを選び、1小節ずつ交互に4小節弾きます。1拍目だけで鳴らし、残りの拍で次の準備をする方法で構いません。途中で止まった場合は最初から何度もやり直すより、止まった切り替えだけを2回試します。2つの形を交代する難しさと、拍を数える難しさを分けると、直すことが見えます。

13日目:好きな曲の教材を選び、次の入口を見つける

好きな曲の入門向け教材を探し、チューニング、使うコード、速さを確認します。TAB譜は、6本の線で弦を表し、数字で押さえるフレットを示す譜面です。一般的なギターTABでは上の線が1弦、下の線が6弦で、数字の0は開放弦です。数字だけでリズムが分かるとは限らないので、拍の説明や見本音源も確認してください。

初めて見る奏法が多い場合は、曲全体ではなく短い1区間を選びます。今回の練習と同じ標準チューニングなのかは特に大切です。半音下げやドロップDなどの別の調弦で演奏される曲もあるため、原曲と音が合わないときに、指の位置だけを疑わないようにしましょう。

14日目:できた動作を確認し、次の1週間を決める

自分で接続できる、音を合わせられる、狙った弦を鳴らせる、音を止められる、ゆっくり2つの形を行き来できる。この中でできたことに印を付けます。すべてに印が付かなくても問題ありません。「G5は鳴るが移動で止まる」なら、次の週は移動に絞れます。練習時間やBPMだけでなく、できた動作を記録すると次の課題を決めやすくなります。

音が鳴らない・雑音が多いときの確認順

無音、押さえた音の詰まり、余分な音を分けた確認フロー

まったく鳴らないときは、接続と音量から見る

まず、電源や充電、ギター側の音量、アンプ側の音量、正しい入力端子を確認します。ヘッドホンを差したときだけスピーカーが止まる機器もあります。音を聞いている先がスピーカーかヘッドホンかを確認したうえで、説明書の消音設定も見てください。ギターが電池を使う仕様なら、電池の状態も確認項目です。

ケーブルを交換して試す場合は、音量を下げてから行います。外したプラグの先を大きな音量のまま触って確認する必要はありません。パソコンを使う構成では入力や出力の設定も関係するため、機器ごとの手順に戻ります。原因を探している間に設定を全部変えると分からなくなるので、1項目を変更して結果を聞く順番で進めましょう。

押さえた音だけ詰まるときは、指の位置を確認する

開放弦は鳴るのに特定の場所だけ鳴らない場合は、フレットのすぐ手前を押さえているか、隣の指が弦に触れていないかを見ます。コードなら各弦を別々に鳴らすと問題のある弦が分かります。強く握ることを最初の解決策にせず、置く位置と右手の強さを調整してください。

複数の場所で極端に音が詰まる、特定の音だけ途切れるなど、位置を変えても改善しない場合は楽器店で状態を確認してもらいましょう。ネックの反りを調整するトラスロッドなどは、初めての練習中に原因を決めつけて回す場所ではありません。購入店に、どの弦の何フレットで起きるかを具体的に伝えると相談しやすくなります。

余分な音が出るときは、ひずみとミュートを見直す

ひずみを強くすると、弾いた音だけでなく、触れた弦の音や雑音も目立ちます。まずクリーン音に戻し、鳴らさない弦を両手で軽く止めてみてください。何も弾いていないときの電気的な雑音と、指を動かしたときだけ出る弦の音は分けて聞きます。前者は機器や周囲の電気製品、後者は弾き方が関係することがあります。

手に負担を感じたら、いったん楽器を置いて休みます。長時間まとめて練習するより、短い時間で姿勢を確認しながら取り組むほうが、今日の課題を見失いにくくなります。指先を強く押し込む、手首を折り曲げる、肩を上げたまま弾く状態を見直し、「今日はここまで」と区切れる練習にしてください。

エレキギター初心者のよくある質問

初心者でもエレキギターは弾けますか?

弾けます。エレキは弦が細く、押さえるときの力が小さくて済むため、初日から1本ずつ音を鳴らせます。難しいのは鳴らしたくない音を止める操作で、この記事では2日目以降に少しずつ練習します。

エレキギター初心者は何から始めればいいですか?

接続とチューニングからです。初日はアンプにつないで小さな音を出し、6弦から順に音を合わせるところまでで十分です。弾き方は2日目以降に、単音、ミュート、パワーコードの順で進めます。

ギター初心者は何ヶ月で弾けるようになりますか?

「弾けた」の基準をどこに置くかで変わります。この記事では、自分で接続と調弦ができ、2つの形で4小節をつなげる状態を2週間の到達点にしています。曲を通して演奏する段階はその先です。

エレキギターとアコギはどっちが難しい?

押さえる力はエレキのほうが小さく済みます。ただしエレキにはアンプの音量とひずみの調整、余分な弦の音を止める操作が加わります。難しい場所が違うので、弾きたい音楽で選ぶのが確実です。

アコギから始めたほうがよい?

エレキの音楽を弾きたいなら、エレキから始めて構いません。調弦やコードなど共通する土台はありますが、エレキではアンプの操作や余分な弦の音を止めることも練習します。目指す音に直接触れられることは利点です。アコギを先に習得することを開始条件にせず、好きな音楽と自宅での使い方に合う楽器を選びましょう。

アコギ側の値段の目安と2週間の練習メニューはアコギ初心者ガイドにまとめています。両方を見比べてから決めても遅くありません。

アンプにつながずに練習してもよい?

指の位置や移動だけを確認する時間には使えます。ただし、生音だけではアンプを通したときの音量差や余分な弦の響きを確認しにくくなります。準備や指の形を短く確かめたら、可能な範囲でアンプやヘッドホン用機器を通して聞きましょう。生音を大きくしようとして強く弾き続ける必要はありません。

最初からFコードを覚えないといけない?

今回の2週間では必須にしていません。Fの代表的な形では1本の指で複数の弦を押さえるセーハを使い、最初に負担を感じる人もいます。まず単音、G5とA5、またはEmとAmで音を出して止めることと拍を学べます。弾きたい曲にFが出てきた段階で、簡略形や押さえ方を含めて取り組めばよいでしょう。

独学とレッスンはどう選ぶ?

独学は、自分の時間に合わせて繰り返せることが利点です。一方、姿勢や余分な力に気付きにくい面があります。レッスンは実際の動作を見てもらえる利点があり、通う時間や費用、講師との相性を考える必要があります。まず教材を1つ選んで進め、同じ問題で止まり続けるなら単発の相談や体験レッスンを検討する方法もあります。

まとめ|最初の2週間は、自分で準備して短く弾ける土台をつくる

エレキギターの最初の一歩は、好きな1本と、練習場所で使える音の経路をそろえることです。購入時は見た目や機能の数に加え、抱えやすさ、弦の押さえやすさ、接続方法、購入後の相談先を確認しましょう。追加の機材は、必要な使い方が見えてから選べます。

  • 初日は接続とチューニングを覚え、小さい音で動作を確認する。
  • 1週目は狙った弦を鳴らす、押さえる、音を止める練習をする。
  • 2週目はG5とA5、またはEmとAmで短い演奏をつなぐ。
  • うまくいかないときは課題を小さくし、できたことを1行残す。

今日できることは、好きな曲を1つ書き、練習する場所と音の聞き方を決めることです。既にギターがあるなら、音を合わせ、1本の弦を4回弾いて止めるところから始めてください。小さな動作を繰り返し、自分で音を変えられる感覚を積み重ねていきましょう。

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