クリスマスソング洋楽の定番34曲【2026】年代・場面別一覧と選び方

ギター

洋楽クリスマスソングの定番で特に有名なのは、All I Want for Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)、Last Christmas、Happy Xmas (War Is Over)、White Christmas、Santa Claus Is Comin’ to Town(サンタが街にやってくる)の5曲です。迷ったらこの5曲から流せば、世代の違う人が集まる場でも外しません。

この記事では、この5曲を含む定番34曲を歌手・発表年つきの一覧にまとめ、女性ボーカル・バラード・最近の曲などの条件で探せる早見表、英語が苦手でも歌えるカラオケ曲、お店やイベントで流すときのJASRAC手続きの要否まで整理しました。

クリスマスツリーのあるリビングで洋楽クリスマスソングを楽しむイメージ
  1. 洋楽クリスマスソングの定番34曲一覧|歌手・発表年つき
    1. まず聴きたい定番20曲
    2. 讃美歌・キャロル6曲|著作権が切れた古い曲
    3. オールディーズ8曲|1930〜50年代に生まれた曲
  2. 条件で選ぶ早見表|女性ボーカル・バラード・最近の曲
  3. 迷ったらこの5曲|世代を超える大定番
    1. All I Want for Christmas Is You(マライア・キャリー)
    2. Last Christmas(ワム!)
    3. Happy Xmas (War Is Over) (ジョン・レノン&オノ・ヨーコ)
    4. White Christmas(ビング・クロスビーの歌唱で知られるスタンダード)
    5. サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Comin’ to Town)
  4. パーティーを弾ませる定番と、近年の新しい顔ぶれ
    1. 場を明るく動かす、賑やかな場面の定番5曲
    2. 若い世代の心をつかむ、近年の3曲
  5. シーン別の使い分け|同じ曲でも「流し方」で変わる
    1. ホームパーティーは「静→動→静」のゆるやかな流れで
    2. 部屋でまったり・作業BGMにはトラディショナルという選択肢
    3. ドライブ・子どもと一緒なら「口ずさめる明るさ」を優先
    4. 部屋の空気ごと整える「音の飾りつけ」という考え方
  6. カラオケで歌うなら|英語が苦手でも楽しめる
    1. 歌いやすさで選ぶ
    2. 英語が苦手でも楽しむコツ
    3. 季節の曲は1〜2曲差し込むのがちょうど良い
  7. お店・イベントで流すときの著作権とJASRACの手続き
    1. サブスクを店内BGMに使うときの注意
  8. 洋楽クリスマスソングでよくある質問
    1. Q. いつから流し始めるのがいいですか?
    2. Q. 洋楽のクリスマスソングで1番有名な曲は?
    3. Q. 著作権が切れていて自由に使えるクリスマスソングは?
    4. Q. 定番の曲に飽きてしまったらどうすればいいですか?
    5. Q. パーティーには何曲くらい用意すればいいですか?
  9. まとめ|音から始まるクリスマス
  10. 出典・確認先

洋楽クリスマスソングの定番34曲一覧|歌手・発表年つき

34曲を「まず聴きたい定番20曲」「讃美歌・キャロル6曲」「オールディーズ8曲」の3つの表に分けました。迷ったら最初の表の上から5曲(大定番)を流せば外しません。英題と読みが異なる邦題がある曲は、曲名のあとの( )に添えています。

まず聴きたい定番20曲

曲名(邦題) 歌手・発表年 系統 向いている場面 カラオケ
All I Want for Christmas Is You(恋人たちのクリスマス) マライア・キャリー/1994年 大定番 パーティーの山場 △ 高音が続く
Last Christmas ワム!/1984年 大定番 どこでも万能 ◎ 入門向き
Happy Xmas (War Is Over)(ハッピー・クリスマス(戦争は終った)) ジョン・レノン&オノ・ヨーコ/1971年 大定番 締めの時間 ○
White Christmas ビング・クロスビー/1942年 大定番 食事中・作業BGM ○ ゆったり
Santa Claus Is Comin’ to Town(サンタが街にやってくる) カバー多数/1934年 大定番 子どもと一緒 ◎ 口ずさみやすい
Jingle Bell Rock ボビー・ヘルムズ/1957年 賑やか 集まりの1曲目 ◎ 短くテンポ良い
Rockin’ Around the Christmas Tree ブレンダ・リー/1958年 賑やか 乾杯の直後 ○
Feliz Navidad ホセ・フェリシアーノ/1970年 賑やか 幅広い世代の集まり ◎ 同じフレーズの反復
Wonderful Christmastime ポール・マッカートニー/1979年 賑やか 流れに変化をつけたいとき ○
Do They Know It’s Christmas? バンド・エイド/1984年 賑やか 賑やかな時間の合間 △ パートが多い
Mistletoe ジャスティン・ビーバー/2011年 近年 カフェ風・夜のBGM ○
Underneath the Tree ケリー・クラークソン/2013年 近年 パーティーの山場 △ 声量が要る
Santa Tell Me アリアナ・グランデ/2014年 近年 友人同士の集まり △ 音域が広い
The Christmas Song ナット・キング・コール/1946年録音(1945年作) しっとり 食事中・作業BGM ○ 落ち着いた音域
It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas ペリー・コモほか/1951年(マイケル・ブーブレ版も人気) しっとり 支度の時間・開店直後 ○
Let It Snow! ヴォーン・モンロー/1945年(ディーン・マーティン版も定番) しっとり 雪の日・帰り際 ◎ ゆるやかで歌いやすい
Blue Christmas エルヴィス・プレスリー/1957年版が定番(1948年作) しっとり 大人だけの集まり ◎ 低めで歌いやすい
Step into Christmas エルトン・ジョン/1973年 賑やか 盛り上げの助走 ○
Little Saint Nick ザ・ビーチ・ボーイズ/1963年 賑やか ドライブ ○
I Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキスをした) ジミー・ボイド/1952年 賑やか 子どもと一緒 ◎ 覚えやすい

※「カラオケ」欄の◎○△は音域の広さと英語の詰まり具合をもとにした当サイトの目安です。実際のキーは機種や配信バージョンで変わりますので、原曲キーで一度確認してから挑戦してください。

上から5曲が「大定番」です。それぞれの聴きどころは「迷ったらこの5曲」の章で紹介しています。

讃美歌・キャロル6曲|著作権が切れた古い曲

教会や合唱で歌われてきた讃美歌・キャロルの代表が次の6曲です。いずれも19世紀以前に生まれ、作詞・作曲者が亡くなってから長い年月がたっているため、日本でも著作権の保護期間が切れています(パブリックドメイン)。学校行事などで旋律になじみのある人が多く、子どもが一緒の場でも使いやすい系統です。

曲名(邦題) 成立年 成り立ち 向いている場面
Silent Night(きよしこの夜) 1818 オーストリアの教会で初演された讃美歌 静かな締め・食事中
Jingle Bells(ジングルベル) 1857 「One Horse Open Sleigh」の題で出版。歌詞にクリスマスという言葉は出てこない 子どもと一緒・にぎやかな場面
Deck the Halls(ひいらぎかざろう) 1862(英語詞) 旋律は16世紀ごろのウェールズ民謡。英語詞はトーマス・オリファント 合唱・飾りつけの時間
We Wish You a Merry Christmas(おめでとうクリスマス) 伝承 イングランド西部の伝承曲 締めの1曲
The First Noel(牧人ひつじを) 伝承 イングランドの伝承曲。19世紀前半の曲集に収められて広まった 静かな時間帯
O Holy Night(さやかに星はきらめき) 1847 フランスの作曲家アダンの作品。声量を要する大曲 聴かせる場面

楽曲そのもの(作詞・作曲)は自由に使えますが、次の3つには別の権利が残っていることがあります。動画に使う、日本語で歌って配信するといった場合は、使う楽譜・音源・歌詞ごとに確認してください。

  • 新しい編曲:編曲した人の著作権が残っている場合がある
  • 市販の録音・配信音源:歌手・演奏者やレコード会社の権利(著作隣接権)が別にある
  • 日本語の訳詞:訳詞者の権利が残っている場合がある(例:「きよしこの夜」の日本語詞は由木康による訳)

歌ってみた・弾いてみた動画での判断手順は歌ってみたの著作権を3ステップで判定で、お店で流すときの手続きはお店・イベントで流すときの著作権とJASRACの手続きで解説しています。

オールディーズ8曲|1930〜50年代に生まれた曲

戦前から1950年代に生まれ、今も毎年流れている曲から8曲を選びました。最も古いのは1934年の Winter Wonderland です。落ち着いたテンポの曲が多く、作業BGMや食事中に向きます。

曲名(邦題) 発表年 成り立ち・記録 向いている場面
Winter Wonderland(すてきな雪景色) 1934 リチャード・ヒンバー楽団が1934年に初録音。歌詞にクリスマスは出てこない冬の歌 雪の日・冬全般
Have Yourself a Merry Little Christmas 1944 映画『若草の頃』でジュディ・ガーランドが歌って広まった 締めの時間
Here Comes Santa Claus 1947 ジーン・オートリーの共作で、本人にとって初のクリスマスヒット 子どもと一緒
Sleigh Ride(そりすべり) 1948 ルロイ・アンダーソン作曲の管弦楽曲。歌入りのロネッツ版は1963年 明るいBGM
Rudolph the Red-Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ) 1949 ジーン・オートリー版が1949年のクリスマスに全米1位 子どもと一緒
Baby, It’s Cold Outside 1949 1944年に作られ、1949年の映画で広まった男女の掛け合いのデュエット 大人だけの集まり
Frosty the Snowman 1950 「赤鼻のトナカイ」に続いてジーン・オートリーが録音 子どもと一緒
Santa Baby 1953 アーサ・キットの歌唱でヒット 大人だけの集まり

条件で選ぶ早見表|女性ボーカル・バラード・最近の曲

選曲で迷ったら、「場面」「雰囲気」「一緒に聴く相手」のどれか1つを先に決めると、34曲の候補が数曲まで絞れます。よく探される条件ごとに、一覧の曲を振り分けました。

洋楽クリスマスソングの選び方3つの軸を示した図。①場面(パーティー・BGM・カラオケ)②雰囲気(華やかに or しっとり)③相手(大人だけ・子どもも・世代いろいろ)
探したい条件 一覧から選ぶなら
女性ボーカル All I Want for Christmas Is You(マライア・キャリー)、Rockin’ Around the Christmas Tree(ブレンダ・リー)、Underneath the Tree(ケリー・クラークソン)、Santa Tell Me(アリアナ・グランデ)、Santa Baby(アーサ・キット)
男性ボーカル White Christmas(ビング・クロスビー)、The Christmas Song(ナット・キング・コール)、Blue Christmas(エルヴィス・プレスリー)、Wonderful Christmastime(ポール・マッカートニー)、Mistletoe(ジャスティン・ビーバー)
明るく盛り上がる Jingle Bell Rock、Rockin’ Around the Christmas Tree、Feliz Navidad、Step into Christmas、Underneath the Tree
バラード・しっとり Happy Xmas (War Is Over)、White Christmas、The Christmas Song、Have Yourself a Merry Little Christmas、Silent Night
カフェ風・おしゃれなBGM The Christmas Song、Let It Snow!、It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas、Winter Wonderland、Mistletoe
1970〜80年代のヒット Happy Xmas (War Is Over)(1971年)、Step into Christmas(1973年)、Wonderful Christmastime(1979年)、Last Christmas(1984年)、Do They Know It’s Christmas?(1984年)
2010年代の新しい定番 Mistletoe(2011年)、Underneath the Tree(2013年)、Santa Tell Me(2014年)
子どもと一緒 サンタが街にやってくる、赤鼻のトナカイ、Jingle Bells、ママがサンタにキスをした、Frosty the Snowman
著作権が切れた曲 Silent Night、Jingle Bells、Deck the Halls、We Wish You a Merry Christmas、The First Noel、O Holy Night

迷ったらこの5曲|世代を超える大定番

時間がないときは、All I Want for Christmas Is You/Last Christmas/Happy Xmas (War Is Over)/White Christmas/サンタが街にやってくる の5曲だけ用意すれば足ります。いずれも発表から数十年たった今も毎年流れ続けている曲で、年齢層が読めない場でも「知らない人がいない」状態をつくれます。

クリスマスの飾りとレコードが並んだ棚の上でスピーカーが音楽を流している様子

All I Want for Christmas Is You(マライア・キャリー)

クリスマスの代名詞といってよい存在です。イントロで鐘の音がきらめいた瞬間に空気ががらりと切り替わり、その場にいる人の表情までふっと華やぐのがわかります。映画『ラブ・アクチュアリー』のクライマックスで少女が歌い上げる曲としても広く知られていて、洋楽をあまり聴かない方や普段は邦楽中心の方にも届きやすい一曲です。パーティーが最高潮を迎える時間帯や乾杯の直後など、場の熱をもうひと押ししたいタイミングでかけると、気持ちよくはまってくれます。

Last Christmas(ワム!)

日本の街で毎年もっとも耳にする曲のひとつでしょう。切ないメロディーなのにどこか温かいという不思議な魅力があり、何度聴いても飽きさせません。買い物の途中でこの曲が流れてきて、いよいよ冬が来たと実感した覚えのある方も多いはずです。しんみりしすぎない絶妙な温度感のおかげで会話の邪魔にならず、家でくつろぐ時間から友人との集まり、イルミネーションを眺めるドライブまで、幅広い場面で活躍してくれます。

Happy Xmas (War Is Over) (ジョン・レノン&オノ・ヨーコ)

静けさの中に、祈りのような雰囲気をたたえたバラードです。平和への願いが込められた背景もあり、にぎやかな曲が続いたあとにこの曲を挟むと、ざわついていた場の空気がすっと穏やかに整っていきます。一年を振り返る夜や、パーティー終盤のしっとりとした時間帯には、特にふさわしい選択だといえるでしょう。照明を少し落とした部屋で温かい飲み物を手に耳を傾けると、重なり合うコーラスの優しさがいっそう際立ちます。

White Christmas(ビング・クロスビーの歌唱で知られるスタンダード)

数え切れないほどのカバーで歌い継がれてきたスタンダードです。低く豊かな歌声がゆったりと流れ出すと、部屋全体が照明を一段落としたような、落ち着いた大人のムードに包まれます。ジャズ調やアコースティック調などアレンジの幅が広く、夜の静けさにも昼の団らんにも寄り添う懐の深さも魅力です。ワインを傾けるディナーの時間や、一年の労をねぎらう夜の締めくくりなど、しっとりと過ごしたい場面によく合います。

サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Comin’ to Town)

子どもから大人まで、誰もが自然に口ずさめるスタンダードとして長く親しまれています。数多くのカバーが存在し、歌い手が変わるたびにジャズ寄りにも軽快なポップス寄りにも表情を変えるところがユニークです。家族の集まりで流せば、小さな子どもは体を揺らし、上の世代は懐かしそうに目を細めるといった光景が生まれやすくなります。世代の違う人が集まる場ほど頼りになるので、家族の雰囲気に合うお気に入りのバージョンを探してみてください。

パーティーを弾ませる定番と、近年の新しい顔ぶれ

場を盛り上げたいなら賑やか系の5曲、若い世代が多いなら近年の3曲を厚めに配分します。賑やか系は Jingle Bell Rock/Rockin’ Around the Christmas Tree/Feliz Navidad/Wonderful Christmastime/Do They Know It’s Christmas? の5曲、近年組は Mistletoe/Santa Tell Me/Underneath the Tree の3曲です。

洋楽クリスマスソングの3系統をバランスよく混ぜる図。大定番は世代を超える背骨の5曲、賑やか系は場の体温を上げる5曲、近年組は今の空気を添える3曲

場を明るく動かす、賑やかな場面の定番5曲

  • Jingle Bell Rock(ボビー・ヘルムズ) :軽快なロカビリー調のリズムが持ち味で、イントロが鳴った瞬間に場が一段明るくなります。跳ねるようなギターの音色は、料理を並べたり飾り付けをしたりする準備の時間にもよく合います。肩の力が抜けた雰囲気なので、集まりの一曲目としても選びやすいはずです。
  • Rockin’ Around the Christmas Tree(ブレンダ・リー) :ツリーの周りでみんなが踊る光景が目に浮かぶような、陽気で開放的な一曲です。思わず手拍子を打ちたくなるテンポ感なので、乾杯の直後など会話が弾み始めるタイミングに流すと場がほぐれます。明るい歌声につられて、会場のあちこちで自然と笑顔が増えていきます。
  • Feliz Navidad(ホセ・フェリシアーノ) :スペイン語の掛け声のような親しみやすいフレーズが繰り返される構成で、初めて聴く人でもすぐに覚えて口ずさめます。言葉の壁を感じさせない朗らかさも大きな魅力です。世代や国籍を問わず、さまざまな人が集まる場に向いています。
  • Wonderful Christmastime(ポール・マッカートニー) :独特のシンセサイザーの音色がなんとも楽しく、聴いているだけで気分がふわりと浮き立ちます。ギターが主役の曲が続いた後に挟むと音の質感がガラリと変わるので、流れに変化をつけたいときに便利です。
  • Do They Know It’s Christmas? (バンド・エイド) :豪華な顔ぶれが集ったチャリティーソングとして知られ、歌い手が次々と入れ替わっていく展開に耳を引き込まれます。華やかさの中に祈りのようなメッセージ性を宿しているので、賑やかな時間の合間に少し深みを添えたいときにうってつけです。年末の特別な気分とよく響き合う、スケールの大きな合唱曲です。

若い世代の心をつかむ、近年の3曲

  • Mistletoe(ジャスティン・ビーバー) :アコースティックギターを軸にした、甘く爽やかなサウンドが魅力です。派手に盛り上げるタイプではないぶん、カフェのような落ち着いた雰囲気を作りたい時間帯に重宝します。ゆったり過ごす夜のBGMとしても心地よく響くはずです。
  • Santa Tell Me(アリアナ・グランデ) :現代のポップスらしい華やかなプロダクションと、伸びやかな歌声の組み合わせが印象的です。恋する気持ちのときめきがそのまま音になったような曲調で、友人同士の集まりを一気に華やがせてくれます。鈴の音を効かせた冬らしいアレンジと今どきのビートが同居していて、聴き始めてすぐに気分が上がります。
  • Underneath the Tree(ケリー・クラークソン) :力強い歌声とゴージャスなサウンドが一体となった、近年組の中でも屈指の盛り上げ役です。サビに向かって高揚していく展開はパーティーの山場にぴったりで、昔からの曲に引けを取らない存在感を放ちます。

近年の3曲は、いずれも2011〜2014年に発表された比較的新しい曲です(Mistletoe 2011年/Underneath the Tree 2013年/Santa Tell Me 2014年)。1980年代以前の定番と並べると発表年が30〜80年離れているため、参加者の年齢層によって知っている曲がはっきり分かれます。若い世代が中心の場では、この3曲の比率を上げると反応が変わります。

どれか一つの系統に寄せる必要はありません。大定番で安心感を作り、賑やか系で場の体温を上げ、近年組で今の彩りを添える組み合わせにすると、幅広い世代がどこかで知っている曲に出会えます。

シーン別の使い分け|同じ曲でも「流し方」で変わる

同じ曲でも、順番と音量を変えるだけで場の印象は大きく変わります。ホームパーティーは「静→動→静」、作業BGMはしっとり系を小音量で、ドライブは口ずさめる明るさを優先。まず次の表で全体像をつかんでください。

場面 音量の目安 中心に置く系統 最初の1曲 流し方のコツ
ホームパーティー 会話が普通にできる大きさ 大定番+賑やか Jingle Bell Rock 静→動→静。乾杯後に賑やか系、締めにしっとり系
部屋でまったり・作業BGM 意識しないと聞こえない程度 しっとり White Christmas 歌詞に耳が引っぱられない曲でそろえる
ドライブ 会話に少し重なる程度 賑やか Feliz Navidad 口ずさめる明るさを優先。同乗者の世代で配分を変える
子どもと一緒 控えめ 大定番+賑やか サンタが街にやってくる 知っている旋律から入る。速すぎる曲は避ける
大人だけの集まり・食事中 小さめ しっとり The Christmas Song 低めの声質の曲でまとめると落ち着く
お店・イベント 店の性格に合わせる 大定番中心 Last Christmas 選曲より先にJASRACの手続きが要るかを確認する
シーン別に音を使い分ける図。パーティーは静→動→静の流れ、部屋・作業はトラディショナルのインスト版、ドライブは明るく口ずさめる曲、音の飾りつけは鳴らし方にもこだわる

ホームパーティーは「静→動→静」のゆるやかな流れで

パーティーのBGMで意識したいのは、細かい曲順よりも、時間帯ごとのおおまかな流れです。ゲストが集まり始める序盤は、White Christmasのようなしっとりした曲を控えめな音量で流しておくと、会話を邪魔せずに場だけが少しずつ温まっていきます。乾杯を合図に、Jingle Bell RockやFeliz Navidadといったノリの良い曲へ切り替えるのがおすすめです。場のテンションが自然に一段上がり、話し声や笑い声と音楽がほどよく混ざり合います。そして終盤は、Happy Xmas (War Is Over)のような温かい曲でゆるやかに着地させると、帰り際まで心地よい余韻が続くでしょう。

序盤から速いテンポの曲を大きめの音量で流すと、会話の声がBGMに重なって話しづらくなります。開始直後はテンポの落ち着いた曲を会話ができる音量で流し、場が温まってから賑やか系に移すと、会話と音楽が競合しません。

部屋でまったり・作業BGMにはトラディショナルという選択肢

一人の時間や作業中のBGMでは、英語の歌声が耳に残って集中しづらいと感じる場面もあるでしょう。そんなときに頼りになるのが、賛美歌から世俗の定番曲まで、長い年月歌い継がれてきたトラディショナルの曲です。静かで穏やかなきよしこの夜は、夜の読書や眠る前のひとときにしっくりなじみます。軽やかなジングルベルは、昼間の家事や作業のお供にぴったりの明るさです。ひいらぎかざろうは華やかで晴れやかな曲調なので、部屋の飾りつけをする時間に流すと気分が乗りますし、荘厳な響きを持つもろびとこぞりては、クリスマスならではの厳かな空気を部屋に運んでくれます。

これらの曲は特定の歌手のものというより、長い年月をかけて世界中で歌い継がれてきたスタンダードなので、配信サービスで探すと、インスト版やジャズアレンジ、オルゴール版など驚くほど多彩なバージョンが見つかります。歌入りが気になる場面では、ピアノソロやジャズトリオのアレンジを選んでみてください。音数が減るぶん部屋が静かな音色で満たされて、仕事や読書の背景として心地よく寄り添ってくれます。ポップスの華やかさに少し疲れたときの避難場所としても、トラディショナルは頼れる存在だと感じています。

ドライブ・子どもと一緒なら「口ずさめる明るさ」を優先

車の中は走行音があるぶん、静かすぎる曲だと埋もれてしまいがちです。ドライブには、Santa Tell MeやUnderneath the Treeのような、明るくテンポの良い曲がよく合います。冬の澄んだ景色と軽快なリズムの組み合わせは相性が良く、いつもの道のりや渋滞の時間さえ、少し楽しく感じられるかもしれません。

子どもと一緒に乗るなら、ジングルベルやサンタが街にやってくるのように、メロディーが広く知られていて一緒に口ずさめる曲を混ぜてあげてください。後部座席から歌声が聞こえてくると、車内がそのまま小さなパーティー会場のようになります。移動時間そのものが楽しい思い出に変わるのは、クリスマスシーズンならではの魅力です。

部屋の空気ごと整える「音の飾りつけ」という考え方

最後に、どのシーンにも共通する工夫として、音質の話に触れておきます。同じ曲でも、スマートフォンの内蔵スピーカーで鳴らすのと、ワイヤレスのスピーカーでゆったり鳴らすのとでは、部屋の印象が驚くほど変わります。鈴の音のきらめきやコーラスの厚み、低音の温かみが空間いっぱいに広がると、それだけで部屋全体が優しく包み込まれるような感覚になるものです。ツリーやキャンドルが「目の飾りつけ」だとしたら、スピーカーから流れる音楽は「音の飾りつけ」だといえます。照明を少し落として音を整えるだけで、いつもの部屋が特別な場所へと変わっていくので、曲選びとあわせてぜひ試してみてください。


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カラオケで歌うなら|英語が苦手でも楽しめる

英語が苦手でも、Last Christmas/Jingle Bell Rock/Feliz Navidad/Let It Snow!/Blue Christmas の5曲なら歌えます。いずれも音域が狭く、同じフレーズの繰り返しが多いのが共通点です。逆に All I Want for Christmas Is You と Santa Tell Me は音域が広いので、原曲キーのままだとサビで苦しくなります。

カラオケルームのテーブルに置かれたマイクとサンタ帽、タンバリン

歌いやすさで選ぶ

曲名 歌いやすさ 英語の詰まり具合 歌うときの勘所
Last Christmas(ワム!) ◎ ゆるやか サビが繰り返し。歌詞画面を追いながらでも間に合う
Jingle Bell Rock(ボビー・ヘルムズ) ◎ ゆるやか 曲が短い。テンポに乗れば最後まで走れる
Feliz Navidad(ホセ・フェリシアーノ) ◎ 少ない 同じフレーズの反復が中心。英語が不安な人の第一候補
Let It Snow!(ディーン・マーティン) ◎ ゆるやか テンポがゆるく、言葉を置く余裕がある
Blue Christmas(エルヴィス・プレスリー) ◎ ゆるやか 音域が低め。低い声の人に向く
サンタが街にやってくる ○ ゆるやか 旋律を知っている人が多く、合唱になりやすい
White Christmas(ビング・クロスビー) ○ ゆるやか 伸ばす音が多い。息継ぎの位置を決めておく
Santa Tell Me(アリアナ・グランデ) △ 速い 音域が広い。キーを下げるかサビだけ絞って練習する
All I Want for Christmas Is You △ 速い サビの高音が山場。キーを2〜3下げると届きやすい
Do They Know It’s Christmas?(バンド・エイド) △ 速い 歌い手が次々変わる。複数人で分けると楽しい

All I Want for Christmas Is You(マライア・キャリー)は、高音域が続くうえに細かなフェイクを重ねる難曲です。原曲キーで苦しいときはキーを2〜3下げ、サビだけ全員で歌う形にすると、完璧に歌えなくても場は盛り上がります。高い声が出ない原因と練習法は高音が出ないのは生まれつき?で解説しています。

英語が苦手でも楽しむコツ

完璧な発音を目指す必要はありません。多少の言い間違いを気にする人はほとんどいないので、堂々と歌うほうが聴いている側も楽しめます。

それでもハードルを感じる場合は、参加の仕方から工夫してみましょう。たとえば、サビだけ英語でしっかり歌い、それ以外の部分はメロディーに乗せて口ずさむだけでも、曲の雰囲気は十分に伝わります。また、一人で歌い切ろうとせず、最初からみんなで合唱にしてしまったり、デュエットでパートを分担したりするのも良い方法です。この時期の曲は多くの人が耳にしたことのあるものばかりなので、自然と声が重なりやすく、合唱との相性が良いと感じます。

季節の曲は1〜2曲差し込むのがちょうど良い

クリスマスが近づく時期のカラオケには、独特の高揚感があります。普段どおりの選曲の合間に季節の曲を1〜2曲挟むだけで、その日の集まりがぐっと特別なものに変わります。すべてをクリスマス一色にする必要はなく、流れの中にさりげなく差し込むくらいがちょうど良いバランスです。

どの曲をどの順番で歌うか、場の空気をどう作るかといった選曲術は、カラオケで盛り上がる曲40選で世代別に紹介しています。

お店や施設でクリスマスソングをBGMとして流す場合は、原則としてJASRACへの手続きが必要です。ただし業務用のBGMサービスを使っている場合やテレビ・ラジオをそのまま流す場合など、手続きが不要になるケースもJASRACが明示しています。まず自分がどれに当たるかを確認してください。

ケース JASRACの手続き 補足
自宅で家族や友人と楽しむ 不要 私的な範囲の利用にあたる
JASRACの音源提供事業者一覧に載っている業務用BGMサービスを使う 不要 事業者が代わりに使用料を支払っている
テレビ・ラジオの放送をそのまま流す 不要 インターネットラジオは原則として手続きが必要
福祉施設・医療提供施設・教育機関で流す 不要 医療提供施設は医療法に基づくもの
会社や工場で従業員のために流す 不要 —
露店などでの短時間かつ軽微な利用 不要 —
営利目的でなく、入場料も出演料も発生しないイベント 不要 3条件をすべて満たす場合のみ(著作権法第38条第1項)
著作権が切れた曲(讃美歌・キャロルなど)だけを流す 不要 JASRACの管理外。流す曲がすべて著作権切れの場合に限る
飲食店・美容室などで市販CDや配信音源を流す 必要 JASRACのBGMオンライン申請から手続きする

サブスクを店内BGMに使うときの注意

JASRACの手続きとは別に、音楽配信サービスの利用規約も確認が必要です。個人向けプランは個人的な利用に限定されている場合があり、その場合はJASRACに使用料を払っていても店内で流すことはできません。JASRAC自身も、BGM利用の申し込み前に各サービスの利用規約を確認するよう案内しています。店舗で使うなら、はじめから業務用のBGMサービスを選ぶのが確実です。

また、配信やCDの音源をスマートフォンやCD-Rなど別の媒体にコピーして店内で流す場合は、別途複製の許諾が必要で、レコード会社などの著作隣接権の許諾が必要になる場合もあります。市販のCDをそのまま再生するだけなら、この複製の手続きは不要です。

自分のケースで手続きが必要かどうかは、JASRACのお手続き診断で確認できます。

洋楽クリスマスソングでよくある質問

Q. いつから流し始めるのがいいですか?

決まりはありませんが、街の飾りつけが変わる11月下旬から12月初めに流し始めると、季節の空気と自然に重なります。2026年は12月24日(木)がイブ、25日(金)がクリスマスなので、集まりは25日の夜か26日(土)に予定を組みやすい年です。

Q. 洋楽のクリスマスソングで1番有名な曲は?

最も名前が挙がりやすいのは All I Want for Christmas Is You(1994年・邦題「恋人たちのクリスマス」)で、次いで Last Christmas(1984年)です。ランキングの順位は集計元によって入れ替わりますが、毎年上位に並ぶのはこの2曲です。

Q. 著作権が切れていて自由に使えるクリスマスソングは?

Silent Night、Jingle Bells、Deck the Halls、We Wish You a Merry Christmas、The First Noel、O Holy Night などの讃美歌・キャロルは、作詞・作曲者の没後長い年月がたち、日本でも著作権の保護期間(原則は死後70年)が切れています。ただし新しい編曲、市販の録音、日本語の訳詞には別の権利が残っていることがあるため、使う楽譜・音源ごとに確認してください。

Q. 定番の曲に飽きてしまったらどうすればいいですか?

同じ曲でも、ジャズアレンジやアコースティックのカバーに変えるだけで表情が大きく変わります。配信サービスで曲名と「カバー」を組み合わせて検索すると見つけやすいです。また、Mistletoe、Santa Tell Me、Underneath the Tree といった近年の曲を合間に挟むと、聴き慣れた流れに変化が出ます。

Q. パーティーには何曲くらい用意すればいいですか?

1曲3〜4分なので、1時間あたり15〜20曲が目安です。この記事の34曲を全部並べると約2時間分(1曲3.5分で計算)になるため、2〜3時間の集まりなら34曲をリピート再生にすれば足ります。

まとめ|音から始まるクリスマス

最後に、この記事でお伝えしてきた要点を4つに絞って振り返ります。当日までに迷ったときは、ここだけ読み返していただければ選曲の方針を思い出せるはずです。

洋楽クリスマスソング4つの要点をまとめた図。①まず大定番5曲で空気を作る②3系統をバランスよく混ぜる③シーンで流し方を変える④カラオケは気軽に楽しむ
  • まずは外せない5曲で空気を作ることから始めましょう。All I Want for Christmas Is YouやLast Christmasのイントロが流れた瞬間から、その場の空気が少しずつ季節の色へ染まっていきます。
  • ノリの良い曲と近年の曲をバランスよく混ぜると、選曲に立体感が生まれます。懐かしさと新しさを行き来できるので、世代の違う人が集まる場でも、それぞれの耳に響く瞬間を用意しやすくなるはずです。
  • 同じ曲でもシーンに合わせて使い分けると、心地よさがぐっと増します。にぎやかなパーティー、くつろぎの部屋、移動中の車それぞれのコツは、シーン別の章で紹介したとおりです。
  • カラオケはハードルを下げて楽しむのがいちばんです。選曲や歌い方の工夫はカラオケの章にまとめてありますので、気負わずに最初の一曲を選んでみましょう。

どの曲から流そうかと考える時間も、クリスマスの楽しみの一部です。この記事で気になった曲がひとつでも見つかったら、今日そのまま再生するところから始めてみてください。

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