ギターの基礎練習メニューを探しているあなたへ。「クロマチックを続けているけれど曲になると指が止まる」「スケールとコードチェンジを、毎日どの順番で練習すればよいかわからない」と感じていませんか。練習時間が15分しか取れない日でも、取り組む課題と確認するポイントを決めれば、弾いて終わりの時間を減らせます。
この記事では、ギターの基礎練習を10種類に分け、指の動き、音のつながり、リズムを順番に確認する方法を紹介します。クロマチックとは半音ずつ音を動かすこと、スケールとは一定の並び方を持つ音階、コードチェンジとは和音の押さえ方を切り替えることです。どれも速さだけを競う練習ではありません。

毎日10種類を全部こなす必要はありません。 私がここで提案するのは、準備1分、指とピッキング3分、音階3分、コード4分、リズムと実践3分、記録1分の計15分です。10種類は、その枠の中から課題に合わせて選ぶための選択肢として使ってください。
この記事では、ギターの基礎練習メニュー10選|毎日15分のクロマチック・スケール・コードチェンジを厳選してご紹介します。
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ギターの基礎練習は毎日15分でどう組み立てる?
最初に、その日の流れを決めます。ギターを持ってから練習内容を探すと、短い時間の大部分が準備で終わってしまいます。下の配分は一例です。曲の難しさや経験に合わせて入れ替えてよいですが、確認する項目を増やしすぎないことが大切です。

- 0〜1分:準備。 調弦、座り方、今日の課題を確認します。調弦に時間がかかる日は、練習枠を短くして構いません。
- 1〜4分:指とピッキング。 メニュー1〜3から一つを選び、左右の手が同時に動く感覚を確かめます。
- 4〜7分:音階。 メニュー4または5で、音の順番と音の長さをそろえます。
- 7〜11分:コード。 メニュー6または7で、一つの組み合わせを繰り返します。
- 11〜14分:リズムと実践。 メニュー8〜10から選びます。最後の30秒を録音すると、次の課題を決めやすくなります。
- 14〜15分:記録。 テンポ、できたこと、次に直すことを一行ずつ残します。
この配分なら合計15分です。たとえば初日は「1・4・6・8」、二日目は「2・4・7・9」、三日目は「3・5・6・10」と組めます。同じ課題を数日続けても問題ありません。10種類の達成印を集めるより、昨日つまずいた動きが今日は少し楽になったかを見ます。
テンポは数字だけでなく「1拍に何音か」も記録する
テンポは曲や練習の速さです。BPMは1分間の拍数を表し、BPM60なら1秒に1拍です。ただし、BPM60で1拍に1音弾く練習と、1拍に2音弾く練習では、指を動かす速さが倍違います。メトロノームの数字だけを比べると、上達を正しく判断できません。
最初はBPM60前後、1拍に1音を目安にし、音がつぶれる場合はさらにゆっくりにします。ここで示す速さは合格基準ではありません。「3往復続けて、音抜けがなく、力まず弾ける」を一つの目安にし、余裕があれば数BPMずつ上げます。音が荒れたら戻してください。
ゆっくりすぎて拍の位置を見失う場合は、手拍子で「1、2、3、4」と数えてから弾きます。クリック音に追いつこうとするのではなく、次のクリックが来る間隔を感じることが目的です。弾き始める前に4拍数えるだけでも、出だしのばらつきを確認しやすくなります。
練習前の準備:調弦・姿勢・指番号を確認する
この記事の弦番号は、最も細い弦が1弦、最も太い弦が6弦です。一般的な6弦ギターの標準調弦は、太い弦からE・A・D・G・B・Eです。チューナーは音の高さを測る道具で、表示する音名を見ながら各弦を合わせます。最初の一回だけでなく、音の違和感が続くときにも確認しましょう。

フレットは指板上の金属の区切りです。「5フレットを押さえる」は、5本目の金属のすぐ手前、ギターの頭側の区画を押さえる意味です。金属の真上を押すのではありません。指先の位置が区画の中央より金属寄りになると、少ない力で音を出しやすくなります。
押さえる手の指番号は、人差し指1、中指2、薬指3、小指4とします。弦番号、フレット番号、指番号は別の情報です。「1弦5フレットを指1で押さえる」なら、細い弦の5フレットに人差し指を置きます。以下では番号を取り違えないよう、弦とフレットを言葉でも示します。
手首を固めず、ギターを安定させる
座るときは足が安定する位置を探し、ギターが押さえる手だけで支えられていないか確認します。演奏する側の腕と体で楽器を安定させ、指を離してもギターの位置が大きく落ちない状態を作ってください。必要に応じてストラップや足台を使います。
ネックは弦が張られている細長い部分です。その角度を少し上げると、手首の曲がりが楽になる場合があります。親指の位置を一か所に固定する必要はありませんが、ネックを強く握り込んで指が届かなくなっているなら、いったん力を抜いて位置を探し直します。
低いフレットで指の間隔が広く感じられる日は、5〜8フレットなど間隔が狭くなる場所から始めます。小指が届かないからといって無理に開き続けないでください。練習中に痛みやしびれが出たら中止します。時間を守るために不快感を押して続ける必要はありません。
メニュー1〜3:クロマチックと左右の手をそろえる練習

1.同じ弦で5・6・7・8フレットを弾くクロマチック
目的は、四本の指を順番に使い、音を均等につなぐことです。 1弦の5フレットを人差し指、6フレットを中指、7フレットを薬指、8フレットを小指で押さえ、一音ずつ弾きます。同じ弦でフレットを一つ進むと半音上がるため、この四音は半音ずつ上がる並びになります。
最初は1拍に1音で「5、6、7、8」と進み、次は「8、7、6、5」と戻ります。折り返しで8フレットをもう一度弾くなら、毎回同じルールで繰り返してください。帰り道は高いフレットの指を離し、次の低いフレットを押さえてから弦を弾きます。
一つの音が出たら、次の音に移る直前まで必要な力を保ちます。指を早く離しすぎると音の間に隙間ができます。逆に、次のフレットを押さえる前に弦を弾くと、前の音や開放弦が鳴ります。開放弦とは、どのフレットも押さえていない弦です。
確認するのは「小指の音だけ小さくならないか」「薬指の前後で拍が詰まらないか」「指を大きく持ち上げていないか」の三点です。初めは一往復ごとに手を休めても構いません。四本の指を指板に無理に張り付け続ける必要はなく、次の音へ自然に移れる範囲で動きを小さくします。
2.二本の弦を行き来する1・2・3・4の指運動
メニュー1が安定したら、2弦の5・6・7・8フレット、続いて1弦の5・6・7・8フレットを弾きます。戻るときは1弦の8・7・6・5、2弦の8・7・6・5の順です。まず二本だけで、弦を移る瞬間に両手が迷わないか確かめます。
これは同じ指の型を隣の弦に移す練習です。 弦をまたいだ全体が、連続した半音の音階になるわけではありません。 クロマチックの指運動として紹介されることが多い形ですが、弦ごとの音のつながりと、厳密な音階の並びは分けて考えてください。
弦を移る直前に肩が上がる場合は、最初の弦の四音と、次の弦の一音だけをつなぐ練習にします。たとえば2弦8フレットから1弦5フレットへの移動だけを取り出すと、つまずく場所が見つかります。速い全体練習を繰り返すより、移る二音を整えてから戻す方が課題が明確です。
3.開放弦でダウン・アップを交互に弾く
ピックを使う場合は、3弦の開放弦を「下向き、上向き」と交互に弾きます。下向きがダウンピッキング、上向きがアップピッキングです。この二つを交互に続けることをオルタネイトピッキングと呼びます。押さえる手を休ませ、弦を弾く手だけに集中できます。
最初は1拍ごとにダウン、アップを交互に行い、慣れたら1拍の中を二等分して「ダウン・アップ」と弾きます。後者は1拍に2音です。アップの音だけ弱い場合は、同じ音量を目指して小さな動きで往復します。ピックの先を弦の奥まで深く入れると引っかかりやすくなります。
指弾き中心のあなたは、人差し指と中指を交互に使う形に置き換えられます。交互に動かすという目的は共通ですが、ピックの角度の説明まで指弾きに当てはめる必要はありません。3分の枠では、開放弦で確認した後にメニュー1の四音を短く試すと、左右を合わせる感覚も確かめられます。
メニュー4〜5:スケールで音の順番と長さを整える

4.Cメジャースケールを一オクターブ往復する
Cメジャースケールは「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」という音階です。英語の音名ではC・D・E・F・G・A・B・Cです。一オクターブは、ある音から同じ音名の次の高い音までの範囲を表します。最初は広い指板を覚えるより、一つの範囲を音名と一緒に確かめます。
標準調弦では、次の順番で弾けます。5弦3フレットのC、4弦開放のD、4弦2フレットのE、4弦3フレットのF、3弦開放のG、3弦2フレットのA、2弦開放のB、2弦1フレットのCです。帰りは順番を逆にします。開放弦を含むため、音を止めるタイミングにも注意します。
指使いの一例は、5弦3フレットに薬指、4弦2フレットに中指、4弦3フレットに薬指、3弦2フレットに中指、2弦1フレットに人差し指です。一音ずつ鳴らし、まず音名を口に出して位置を覚えます。次にメトロノームを使い、1拍に1音でつなぎます。
高いCで折り返す瞬間だけ速くなりがちです。上行の最後の音も1拍分保ち、次の拍から下行に移ります。上行とは音が高くなる方向、下行とは低くなる方向です。折り返しの規則を決めたら、毎回同じ長さで弾いて比較できるようにしてください。
弾き終えた開放弦が残り、次の音と混ざる場合は、空いている指などで軽く触れて止めます。この消音をミュートといいます。音階練習では「鳴らす音」と同じくらい「前の音をいつ終えるか」が大切です。最初は全体を通すより、二音ずつのつながりを確認します。
5.Aマイナーペンタトニックを短いフレーズにする
ペンタトニックは五つの音でできた音階です。Aマイナーペンタトニックの音はA・C・D・E・Gです。ここでは3弦2フレットのA、2弦1フレットのC、2弦3フレットのD、1弦開放のE、1弦3フレットのG、1弦5フレットのAを順に弾きます。最後のAは最初のAより一オクターブ高い音です。
1弦3フレットから5フレットへ移るときは、指を無理に開かず、手全体を少し移動させても構いません。移動が難しい段階では、最後の高いAまで行かず、最初の五音だけを練習対象にしても大丈夫です。範囲を狭めたことを記録すれば、日ごとの比較もできます。
音の位置を覚えたら、A・C・Dの三音を1拍ずつ弾き、4拍目は休みます。次はD・C・Aにして同じ長さで終えます。短い音のまとまりをフレーズといい、休む拍を入れると、音階を上り下りするだけの練習から一歩進めます。ここに示した並びは練習用の単純な例です。
最初から伴奏に合わせる必要はありません。三音と一拍の休みを一定に繰り返せることが先です。メニュー4と5を同じ日に詰め込まず、音名を覚えたい日は4、短い旋律を作りたい日は5と選びます。どちらでも、最後の音を意図した長さで終えられたかを聞いてください。
メニュー6〜7:コードチェンジで止まらない手を作る

6.EmとAmをゆっくり切り替える
EmはEマイナー、AmはAマイナーというコードです。コードとは、複数の音を組み合わせた和音です。Emは5弦2フレットと4弦2フレットを押さえ、残りは開放弦で、6弦から1弦まで弾けます。ここでは中指を5弦、薬指を4弦に使います。
Amは4弦2フレットを中指、3弦2フレットを薬指、2弦1フレットを人差し指で押さえ、5弦から1弦までを鳴らします。6弦はこの基本形では弾きません。コードチェンジでは指の形だけでなく、弾き始める弦も変わることを確認してください。
まずEmを押さえて、一弦ずつ音が鳴るか確かめます。次にAmを作って同じ確認をします。隣の弦に指が触れて音が出ないときは、力を増やす前に指先の角度と位置を調整します。形を作る練習と、リズムの中で切り替える練習を分けるのがポイントです。
準備ができたら、4拍を一まとまりとして、1拍目にEmを一回鳴らし、2〜4拍目の間に次の形へ移ります。次の1拍目でAmを鳴らします。この四拍のまとまりが小節です。最初は切り替えの時間を十分に取り、慣れたら音を保つ時間を延ばします。
コードが完成するまで拍を止めて待つと、毎回違う間隔になります。間に合わなかったらいったん止め、テンポを落とすか、切り替えに使う拍を増やしてやり直してください。速さを優先して不完全な形を繰り返すより、鳴らすタイミングを決めて準備する感覚をつかみます。
7.CとAmで「動かす指」を減らす
Cコードの基本形は、5弦3フレットを薬指、4弦2フレットを中指、2弦1フレットを人差し指で押さえます。3弦と1弦は開放弦にし、5弦から鳴らします。Amと比べると、人差し指と中指の位置は共通です。薬指を5弦3フレットから3弦2フレットへ移すとAmになります。
この共通する指を目印にすると、毎回すべての指を大きく離す必要がなくなります。ただし、二本を力いっぱい固定するという意味ではありません。共通の位置を保ちながら、手が固まらない程度に押さえ、薬指だけの移動をゆっくり試します。
初めはCを一回鳴らし、薬指を移してAmを一回鳴らします。音が出たらCへ戻します。両方とも5弦から弾くので、メニュー6より弾く範囲の変更が少なく、押さえる手の移動に集中できます。メトロノームを使う前に、二つの形がはっきり鳴ることを確認しましょう。
1分間で何回切り替えられたかを数える場合は、音がつぶれた回数を含めるかどうかを先に決めます。この記事では、狙った拍に和音が鳴り、押さえるべき音が確認できた回だけを記録する方法を提案します。数を増やすことが目的になりそうなら、回数をやめて録音の聞き比べに戻してください。
メニュー8〜10:リズム・消音・短い実践をつなぐ

8.八分音符のストロークを一定に続ける
ストロークは、複数の弦をまとめてかき鳴らす動きです。八分音符は、ここで扱う4分の4拍子では1拍を二等分した長さです。「1と、2と、3と、4と」と数え、数字でダウン、「と」でアップを行います。最初は押さえる手を弦に軽く触れさせ、音程が出ない状態で動きを確認します。
四拍の間に八回、均等に弦に触れることを目指します。ダウンの後のアップが遅れると、間隔が長短に揺れます。これは意図したリズムとして使うこともありますが、今の課題は均等な八分音符なので、まず間隔をそろえます。
動きが安定したらEmを押さえます。すべてのストロークで六本全部を同じ深さまで弾こうとせず、往復が引っかからない範囲で音をそろえてください。アップだけ大きく腕を振り上げる必要はありません。音量と間隔のどちらを確認する日か、一つに絞ると続けやすくなります。
9.四拍目で音を止めるミュート練習
1拍目にEmを一回鳴らし、2拍目と3拍目は音を保ち、4拍目の頭で弦に軽く触れて止めます。弦を弾く手の側面や指など、無理なく使える部分で鳴っている弦を止めてください。押さえる指の力を抜くだけでは、開放弦が残るので注意します。
目的は音を出さないこと全般ではなく、決めた拍で音の終わりをそろえることです。4拍目の少し前に触れると音が短くなり、後に触れると止めたい位置を越えます。まずメトロノームを聞きながら、鳴らす一回と止める一回を繰り返します。
エレキギターでは、歪みを弱くした音で確認すると、不要な弦の響きを聞き分けやすくなります。歪みは、音を荒く変化させる効果です。アコースティックギターでも、消音の瞬間に強く叩いて別の音を出さないよう注意します。軽く触れる位置とタイミングを探してください。
10.二つのコードを四小節つなぎ、30秒録音する
最後は、練習した形を短い流れにします。4分の4拍子で、Em一小節、Am一小節、Em一小節、Am一小節の四小節を演奏します。初めは各小節の1拍目に一回だけ鳴らせば十分です。メニュー6の切り替えを、前後の流れの中で使う練習になります。
慣れたら1拍ごとのダウンストロークにし、さらに余裕があればメニュー8の八分音符へ進みます。コードを増やす、テンポを上げる、ストロークを細かくするという三つの変更を、一度に行わないでください。一つだけ変えると、どこで崩れたか判断できます。
スマートフォンなどで30秒ほど録音し、最初は「コードを替える瞬間に止まっていないか」だけを聞きます。次の日は「アップの音が急に大きくならないか」でも構いません。すべての欠点を一度に探すより、一つ見つけて次の15分の課題に変える方が練習を組み立てやすくなります。
好きな曲に進むときも、最初から一曲を通す必要はありません。自分が練習してよい教材の二小節程度を選び、コードを替える直前と直後をつなぎます。その箇所で必要な動きをメニュー1〜9から選んで確認し、もう一度曲へ戻ると、基礎練習の目的がはっきりします。
一週間の練習例と、上達を見失わない記録方法
一週間の例として、月曜は1・4・6・8、火曜は2・4・7・9、水曜は3・5・6・10を選びます。木曜は月曜と同じ内容を同じテンポで試し、金曜は一番つまずいたコードの組み合わせを中心にします。土曜は短い曲の一部とメニュー10、日曜は録音を聞き、翌週の課題を一つ決める日にできます。
これは練習の組み方の例で、一週間で必ず全メニューを習得する予定表ではありません。忙しい日は準備と一つの課題だけでも構いません。休んだ分を翌日に全部詰め込むより、次に持ったときに同じ課題へ戻れるよう記録しておきます。
記録は「条件・結果・次の一手」の三つだけ
記録例は「メニュー6、BPM60、各小節1回。EmからAmは四回中三回間に合った。明日はAmを一弦ずつ確認してから始める」です。速さ、音の数、成功の条件がそろうと、数日前の自分と比較できます。「今日は全然だめ」だけでは、次の行動を決められません。
音階なら「一往復で二回音が途切れた」、ストロークなら「アップでピックが引っかかった」など、聞こえた事実を短く書きます。テンポを上げなくても、同じ速さで不要な音が減る、肩の力が抜ける、途中で止まらなくなるといった変化は確認できます。
録音の比較では、できれば同じ楽器、同じ音量設定、同じ置き場所で録ります。録音機器の距離が変わると音量や響きも変わるためです。演奏の評価と録音環境の違いを混ぜないようにします。誰かに公開する必要はなく、自分の練習記録として残せば十分です。
基礎練習でつまずいたときの直し方

指が速く動かないときは、動作を二音に分ける
四音のうち薬指から小指だけが遅れるなら、その二音だけを交互に弾きます。1拍に1音でも間に合わなければ、二拍に一音にして、押さえる位置を確認する時間を取ります。できない全体を同じ速さで繰り返すと、どの動きが原因か見えなくなります。
押さえる手だけを動かして形を確かめる方法も使えますが、最後は実際に弦を弾いて音を確認してください。指が動いて見えることと、狙ったタイミングで音が鳴ることは別です。二音が整ったら四音へ、四音が整ったら弦の移動へ戻します。
ビリつく音は、強く押す前に位置を確認する
音のビリつきは、指の位置や押さえ方で変わる場合があります。まずフレットのすぐ手前に移し、隣の弦に指が触れていないか、押さえ始める前に弦を弾いていないかを見ます。力だけを増やすと、動きが遅くなったり、弦を引っ張って音程が変わったりすることがあります。
開放弦でも同じ場所がビリつく、特定のフレットだけ極端に鳴らないなど、押さえ方を変えても状況が変わらない場合は、楽器の状態も確認します。弦高は弦とフレットの間の高さです。自分の練習不足と決めつけず、楽器店などで状態を見てもらう選択肢があります。
コードを替えるとリズムが止まるとき
まずストロークを各小節一回に戻し、切り替えの時間を広く取ります。それでも間に合わなければ、メトロノームを止めて二つの形を個別に確認します。形が曖昧な段階で、速い伴奏へ無理に合わせる必要はありません。
共通する指があるか、次のコードで弾き始める弦はどこか、最後の拍で何を準備するかを一つずつ整理します。音を長く保つ練習と、早めに指を離して準備する初期練習では、聞こえ方が違います。初めは準備時間を確保し、安定したら音の隙間を短くしていきましょう。
練習しても曲に結び付かないとき
曲の中で止まる理由を「指が動かない」と一括りにせず、単音の移動、和音の切り替え、リズムの読み違いに分けます。単音なら1〜5、和音なら6〜7、リズムや音の終わりなら8〜9を使い、短く確認した後に同じ箇所へ戻ります。
たとえばAmへ移るところで止まるなら、毎日クロマチックだけを増やすより、実際の直前のコードとAmの二つを練習する方が課題に直接触れられます。基礎練習は曲から離れた義務ではなく、あなたが今弾きたい動きを細かく確認する時間として使ってください。
15分練習を支える道具:メトロノームとチューナー
必要なのは、拍を一定に示す道具と、音の高さを確認する道具です。すでに使えるアプリや機器があれば、そのまま始められます。ここでは専用機の具体例を二つ紹介します。購入することより、調弦してから練習し、同じ条件で振り返ることが大切です。
KORG MA-2:練習の拍と時間を管理したいとき
KORG MA-2は電子メトロノームです。テンポを刻む機能に加え、設定した時間の終了を知らせるタイマーモードを備えています。数分の練習枠を区切りたい場合に使い方が合います。スマートフォンを操作せずに拍を確認できる点も、専用機を選ぶ理由になります。
一方、別の機器を持ち運び、電池を管理する手間はあります。すでに使い慣れたメトロノームがあれば買い替えは必須ではありません。また、基準音を出す機能と、弾いた音を測って表示するチューナーの機能は区別してください。
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KORG CA-2:練習前の音の高さを確認したいとき
KORG CA-2はクロマチックチューナーで、入力された音の音名や高さのずれを確認するための機器です。クロマチックという言葉は、ここでは半音ごとの音名を扱えることを示します。ギターの標準調弦を確認するときも、狙っている弦の音名を見ながら調整します。
表示を見て音のずれを確認できる一方、正しい弦の音名は自分で把握する必要があります。周囲の音を拾う環境では測定しづらい場合もあるため、使う場所や接続方法を考えて選びます。すでに調弦できる機器があるなら、追加購入より、練習前に使う習慣を優先してください。
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ギターの基礎練習でよくある質問
毎日15分だけで上達できますか?
15分でできることはありますが、上達の速さは経験や課題、練習の質によって変わります。この記事の時間配分は成果を保証するものではありません。同じ条件で録音し、止まる回数や音の途切れ方が変わったかを確認します。長く弾ける日は、基礎の後に曲の練習を足せます。
クロマチックは必ず毎日行うべきですか?
必須ではありません。四本の指を順に使う確認には向いていますが、コードの切り替えやリズムには別の課題があります。小指を使う音だけ抜ける日はメニュー1、曲の和音で止まる日は6や7というように、目的に合わせて選びます。
アコギとエレキで練習メニューは変わりますか?
一般的な6弦・標準調弦なら、この記事の音の位置や基本コードは共通です。ただし弦の感触、楽器の構え方、聞こえる不要な音は異なります。エレキでは増幅した音でも消音を確認し、アコギでは無理な力で音量を出そうとしないようにします。
指先を見ながら練習してもよいですか?
新しい位置を覚える間は見て構いません。ただし、指板を見るために首や背中を大きく曲げ続けないようにしてください。形がわかってきたら、一回押さえて視線を戻し、音で確かめる時間を少しずつ増やします。
何BPMまで弾ければ合格ですか?
全員に共通する合格テンポはありません。1拍に何音弾くか、弦を移るか、どの指を使うかで難しさが変わります。まず同じ課題を同じ条件で安定して弾けることを確認し、弾きたい曲で必要な速さへ段階的に近づけます。
まとめ:今日の15分は一つの課題を持って始めよう
ギターの基礎練習メニュー10選は、クロマチック、弦の移動、交互のピッキング、二種類のスケール、二種類のコードチェンジ、ストローク、ミュート、短い実践です。全部を一日に詰め込まず、指3分、音階3分、コード4分、実践3分を基本に、準備と記録を各1分入れて組み立てましょう。
今日の課題が決まらなければ、メニュー1・4・6・8をゆっくり試してください。最後に「次に直すのはどの一音、どの切り替えか」を一行残します。明日はそこから再開できます。速い数字より、狙った音を、狙った長さとタイミングで鳴らせたかを目印に進めていきましょう。


