マランツの製品・シリーズ一覧|MODEL・CINEMA・CD・ネットワーク機器の違い

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

ミュージック

マランツは、音楽用アンプのMODEL、映像と多方向の音を扱うCINEMA、ディスクを読むCD・SACD、ネットワーク再生を担う機器に分かれます。シリーズの役割と接続を整理し、手持ちの機器へ何を足せばよいかを比較します。

日本向けの製品情報をもとに、代表10製品を用途・入力・別途必要な機器の共通表で紹介します。同じ「70」でもMODEL 70・STEREO 70s・CINEMA 70s SERIES 2は別の仕事をするため、数字の大小より先に、音楽用の左右2本か、映像用の複数スピーカーかを決めましょう。

マランツの製品を再生・増幅の担当で分ける図

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

  1. マランツの製品・シリーズ一覧|再生と増幅を分ける
    1. 型番の数字はカテゴリを越えた順位ではない
  2. 代表10製品の比較表|用途・入口・追加機器
  3. マランツアンプのMODEL系は音源の入口で選ぶ
    1. MODEL 70|デジタル音源とテレビを左右2本へ
    2. MODEL 60n|HEOSとテレビ接続を内蔵する
    3. MODEL 50|アナログ音源を残して増幅部を選ぶ
    4. MODEL M1|幅217mmの配信アンプを置く
    5. MODEL 10・30・40n・M4はどこに入るか
  4. 三つの70|テレビの音だけか、映像機器もまとめるか
    1. STEREO 70s|HDMI機器をまとめて左右2本で聴く
    2. CINEMA 70s SERIES 2|高さ方向も含めた7基の増幅
    3. CINEMA 30・40・50とAVセパレートの違い
  5. CD・SACD系はディスクとネットワークの二軸で選ぶ
    1. CD 70|CDとUSBメモリーを独立した音源にする
    2. CD 50n|既存アンプへ配信とテレビを足す
    3. CD 60|配信機能を重ねずCDとUSBを使う
    4. SACD 30n・SACD 10・LINK 10nの境界
  6. M-CRとネットワーク機器|一体化する範囲を選ぶ
    1. M-CR60n|CD・配信・テレビを幅280mmへまとめる
    2. HEOSは配信・部屋の共有、Bluetoothは音を送る経路
  7. 手持ちの機器から組み合わせを決める
    1. アナログアンプを残し、CDとテレビと配信を増やす
    2. ライブ映像を2本で聴くか、高さ2本まで置くか
    3. 小型棚で配信中心か、CD棚も使うか
  8. マランツのシリーズ選びでよくある疑問
    1. マランツはどこの国のメーカーですか?
    2. マランツの評価はどうですか?
    3. CDプレーヤーだけ買えばスピーカーが鳴りますか?
  9. 出典・参考資料

マランツの製品・シリーズ一覧|再生と増幅を分ける

MODELの多くはスピーカーを鳴らすアンプ、CD・SACD系は音源を読むプレーヤーです。ネットワーク対応という言葉は再生方法を示し、スピーカーを動かすアンプの有無までは表しません。HEOSは、対応する配信サービスや家庭内の音楽をネットワーク経由で再生・操作する仕組みです。

製品群 主要シリーズ・型番 担当する仕事 組み合わせの要点
音楽用アンプ MODEL 10・30・40n・50・60n・70、PM6007 入力選択・音量調整・左右の増幅 外部スピーカーが必要。ネットワークやデジタル入力は個別に違う
小型・複数部屋用アンプ MODEL M1・M4 ネットワーク再生と増幅 M1は小型の1システム用、M4は4ゾーン向け
ステレオレシーバー STEREO 70s 左右2本の増幅とHDMI入力切替 映像機器をまとめても、後方・高さ用アンプは増えない
AVアンプ CINEMA 30・40・50・60 SERIES 2・70s SERIES 2 映像中継と多方向の音声処理・増幅 置くスピーカー本数と内蔵アンプ数を合わせる
CDプレーヤー CD 70・60・6007・50n CDや対応ファイルを再生 CD 50nはネットワークも内蔵。いずれもスピーカー駆動は別
SACDプレーヤー SACD 30n・SACD 10 SACD・CD等の対応音源を再生 ディスク対応とネットワーク機能を分けて選ぶ
ネットワークプリアンプ LINK 10n ネットワーク再生・入力選択・音量調整 スピーカーを駆動する増幅段は別途必要
ネットワークCDレシーバー M-CR60n・M-CR612 CD・ネットワーク再生と増幅を一体化 アンプを別に買わず、スピーカーを組み合わせる
AVセパレート AV 10・AV 30/AMP 10 音声処理の前段と増幅段を別筐体にする AV側だけではパッシブスピーカーを駆動できない

アンプは小さな音声信号をスピーカーが動く大きさへ増幅する機器です。パッシブスピーカーはその増幅器を内蔵しないスピーカーで、アンプとスピーカーケーブルが必要になります。プレーヤーの赤白の出力端子へ、スピーカーの裸線を直接つないでも代用できません。

プリメインアンプは、音源を選び音量を調整する前段と、スピーカーを動かす後段を一体にしたものです。これに対してプリアンプは前段を受け持ち、パワーアンプは後段を受け持ちます。「ネットワークプリアンプ」という長い名称も、配信音源を再生できる前段と読むと不足する機器が見えます。

レシーバーには増幅機能を含みますが、スピーカー内蔵とは限りません。M-CR60nの使用例に左右のスピーカーが写っていても、本体単品とスピーカー付き販売セットは分けて扱います。一箱で机に置ける音源・アンプと、一箱からそのまま音が出るスピーカー内蔵製品は異なる構成です。

型番の数字はカテゴリを越えた順位ではない

同じ数字が付いていても、MODELはアンプ、CDはプレーヤーというように役割が変わります。数字が近い製品同士でも、必ず組み合わせなければ動かないという意味ではありません。

たとえばMODEL 50とCD 50nは外観や構成をそろえやすい組み合わせですが、MODEL 50へCD 60をアナログ接続して使うこともできます。逆にCD 50nだけを買っても、パッシブスピーカーを動かすMODEL 50の仕事までは引き受けません。シリーズの対応より、入力と出力がつながり、増幅する段があるかが先です。

末尾のnはネットワーク対応を探す手がかりになる機種がありますが、すべてを解く共通規則ではありません。MODEL M1やSTEREO 70sにもHEOSがあり、MODEL 70にはBluetoothがあります。型番だけで無線の有無を決めず、配信再生・Bluetooth・HDMIを別の欄として読むと誤解を避けられます。

代表10製品の比較表|用途・入口・追加機器

これから構成を選ぶなら、表の「別途必要なもの」まで一緒に比べましょう。CDプレーヤーとAVアンプを同じ価格順位に並べず、それぞれが置き換えられる仕事を示しました。

製品 主な用途 主な入力・再生/設置の要点 別途必要なもの 価格
MODEL 70 テレビもつなぐ2ch増幅 HDMI ARC・光・同軸・Bluetooth・MM 音源に応じた接続、パッシブスピーカー ¥117,000
MODEL 60n 配信を内蔵した2ch増幅 HEOS・HDMI ARC・MM パッシブスピーカー、ネットワーク等 ¥178,182
MODEL 50 アナログ音源の2ch増幅 アナログLINE・MM 外部音源、パッシブスピーカー ¥199,500
MODEL M1 小型の配信・テレビ用増幅 HEOS・HDMI ARC/eARC・光・LINE パッシブスピーカー、ネットワーク等 ¥129,991
STEREO 70s 複数の映像音源を左右2本へ HDMI 6入力・HEOS・MM パッシブスピーカー、必要に応じテレビ ¥90,000
CD 70 CDとUSB、薄型設置 CD・USB-A/高さ109・奥行351mm アンプとスピーカー等 ¥90,000
CD 50n CD・配信・テレビの音源集約 CD・HEOS・HDMI ARC・USB-B 増幅・音出し機器、ネットワーク等 ¥197,505
CD 60 CDとUSB、単体音源 CD・USB-A/高さ129・奥行396mm アンプとスピーカー等 ¥74,844
M-CR60n CD・配信・増幅の一体化 CD・HEOS・HDMI ARC/eARC・MM パッシブスピーカー、ネットワーク等 ¥149,997
CINEMA 70s SERIES 2 映像と多方向の音声 HDMI 6入力・HEOS・MM 構成に応じたスピーカー、テレビ等 ¥161,500

MMはレコード針側の発電方式の一つで、MM用PHONO入力はその信号を増幅・補正する入口です。LINEはCDプレーヤーなどの一般的なアナログ音声入力を指します。レコードプレーヤーが補正済みのLINE出力を出す場合は、アンプ側もLINEへつなぐため、PHONO入力の有無だけが購入条件になるわけではありません。

表の価格は商品情報から取得する表示で、本体以外のスピーカー、ケーブル、音楽配信の契約料金などを合計した金額ではありません。商品カードの色・販売型番も併記しますが、色違いを別機種として数えていません。音質や最大音量を実機で順位付けした比較ではなく、公開仕様を用途へ当てはめています。

マランツアンプのMODEL系は音源の入口で選ぶ

アナログ音源を既に持つならMODEL 50、デジタルやテレビを直接入れるならMODEL 70、配信まで本体へまとめるならMODEL 60nが候補です。小さい場所へ置く場合はMODEL M1を別に比べます。

MODEL 70|デジタル音源とテレビを左右2本へ

MODEL 70はHDMI ARC、光・同軸デジタル、BluetoothとMM入力を備える2チャンネルアンプです。テレビやCDプレーヤーなど、種類の異なる音源を一台の入力切り替えで扱えます。アナログ出力のない音源も、対応デジタル入力へつなぐ候補になります。

たとえばCDプレーヤーのデジタル出力とテレビのARCを別々に接続すれば、CDを聴くときとテレビを見るときで入力を選べます。DACはデジタル信号をアナログへ変換する回路のことで、この製品ではデジタル入力を受けられるため、MODEL 50のようなアナログ専用アンプへつなぐ場合と必要な経路が変わります。

ネットワーク再生のHEOSを内蔵するMODEL 60nとは異なり、配信音源を本体のHEOSで選ぶ構成にはなりません。スマートフォンからBluetoothで送るか、外部の再生機器を用意する使い方です。スマートフォンを音源にして構わず、テレビやレコードも左右2本で楽しみたい人に向きます。多方向のサラウンドや、本体で完結するHEOS再生を優先する人には別の候補が適しています。

今回案内するのは日本向けシルバーゴールドのMODEL70/FNです。海外の製品写真に別色があっても、日本向け販売型番と混ぜて選びません。テレビ音声の入力口が一つあることと、複数の映像機器を本体で切り替えることの違いは、後の「三つの70」で整理します。

Marantz MODEL 70

Marantz

MODEL 70

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥117,000

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

MODEL 60n|HEOSとテレビ接続を内蔵する

MODEL 60nはHEOSとHDMI ARCを内蔵するネットワークプリメインアンプです。配信再生用の別プレーヤーを増やさず、音楽とテレビを左右2本のスピーカーへまとめたい人の候補になります。

MODEL 70でスマートフォンから音を送る構成に対して、MODEL 60nでは対応サービスの曲選択と再生をHEOS経由で扱えます。アンプとネットワークプレーヤーを別筐体にする必要がないため、ラック内の箱数と両者をつなぐケーブルを減らせます。ネットワーク設定と、利用する音楽サービス側の条件は必要です。

一方でCDを直接入れるドライブはありません。CDを多く持つ人が本体一台にまとめたい場合はM-CR60n、CDプレーヤーを別に置いて選びたい場合はMODEL 60nとCD 70・CD 60などの組み合わせを考えます。アナログ接続で既存プレーヤーを残すこともでき、ネットワーク搭載を理由にディスク環境をすべて買い直す必要はありません。

MM入力があるため対応するレコードプレーヤーも接続できます。ただし、この製品を選んだだけでMC方式の針まで直接使えると考えないようにします。MCはMMと異なる発電方式で、針の出力と入力側の対応を合わせる必要があります。商品カードはブラックのMODEL60N/FBです。

Marantz MODEL 60n

Marantz

MODEL 60n

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥178,182

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

MODEL 50|アナログ音源を残して増幅部を選ぶ

MODEL 50はアナログ入力を中心にしたプリメインアンプで、HEOSやHDMI入力を内蔵しません。既存のCDプレーヤーや、別に選ぶネットワークプレーヤーのアナログ出力を受ける構成に向きます。

CDプレーヤーの赤白の音声出力をLINEへつなぐなら、プレーヤー側でデジタルからアナログへの変換が終わっています。MODEL 50へ光ケーブルを直接挿す経路とはならないので、手持ちプレーヤーにアナログ出力があるかが具体的な分岐になります。デジタル出力だけの機器を使う場合は別DACなどが必要です。

CD 50nと組み合わせると、CD・HEOS・テレビ音声の入口をCD 50n側へ集め、MODEL 50側はスピーカー駆動を担当できます。配信の機能を更新したいときに音源側と増幅側を分けて考えられる利点があります。その分、二台分の設置面積と電源、アナログ接続ケーブルを確保します。

アンプ一台でテレビと配信まで受けたい人にはMODEL 60nのほうが構成を簡潔にできます。MODEL 50は「無線がないから何も再生できない」のではなく、音源を外へ任せる設計です。MM入力も備えます。商品カードはブラックのMODEL50/FBで、写真や見た目の近さだけでMODEL 60nと取り違えないようにしましょう。

Marantz MODEL 50

Marantz

MODEL 50

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥199,500

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

MODEL M1|幅217mmの配信アンプを置く

MODEL M1は幅217×高さ84×奥行239mm、質量2.2kgの小型ストリーミングアンプです。HEOS、HDMI ARC/eARC、光、アナログLINEなどを備え、置く場所の幅を抑えながら外部スピーカーを鳴らせます。

テレビ台の一角や小さな棚で配信とテレビ音声を扱いたい場合、フルサイズのアンプと違う置き方を検討できます。eARCはテレビから音声を戻すHDMIの仕組みを拡張したものです。ただし、eARC端子があることだけで後方スピーカー用の増幅器が増えるわけではなく、MODEL M1の基本は左右のステレオ再生です。

アナログ入力はLINEで、MM用PHONO入力はありません。レコードを聴くなら、LINE出力できるプレーヤーか外付けフォノイコライザーを用意します。MODEL 60nにはMM入力がありますから、フォノ回路を持たないプレーヤーを直接つなぐ人には、この差が追加機器の有無として現れます。

本体が小さくてもスピーカーは別です。スピーカー配線をなくすための一体型卓上スピーカーを探している人には向きません。背面のプラグと曲げるケーブルの場所、熱がこもらない空間も含めて設置を考えます。商品カードはMODEL M1/FBで、複数部屋用のMODEL M4を小型版として置き換える製品ではありません。

Marantz MODEL M1

Marantz

MODEL M1

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥129,991

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

MODEL 10・30・40n・M4はどこに入るか

MODEL 10・30は単体の増幅部を重視する系列、MODEL 40nはHEOS搭載のネットワークアンプとして見ると整理できます。MODEL M4は4ゾーン対応で、家庭の一組を選ぶM1とは設置目的が異なります。

MODEL 30はMMに加えてMCのフォノ入力対応が選び分けの一つです。MCカートリッジを使う予定があるなら、MODEL 70や60nへ外付けフォノ回路を足す構成と、対応アンプへまとめる構成を比較できます。上位機へ進む理由は数字の大小ではなく、手持ちの針や音源との接点として具体化できます。

M4のゾーンは、別々の部屋やエリアへ音を配る単位です。ホームシアターの前後・高さ方向へ異なる音を割り当てるサラウンドのチャンネルとは用途が違います。複数部屋をまとめて管理する設備寄りの計画では、置き場所と各部屋への配線を先に設計することになり、単にM1の出力を増やした買い替えとして扱いません。

三つの70|テレビの音だけか、映像機器もまとめるか

MODEL 70はテレビ音声も受ける2chアンプ、STEREO 70sはHDMI入力を切り替える2ch機、CINEMA 70s SERIES 2は7基のアンプを持つAV機です。どこへ映像機器を挿し、何本のスピーカーを置くかで選び分けます。

同じ70の三機種をHDMIの役割とスピーカー本数で比較
比較点 MODEL 70 STEREO 70s CINEMA 70s SERIES 2
音の基本構成 左右2チャンネル 左右2チャンネル 7基の増幅、7.2ch
HDMIの役割 テレビからARCで受音 6入力で機器を切替、テレビへ出力 6入力で機器を切替、テレビへ出力
配信再生 Bluetoothや外部音源 HEOS内蔵 HEOS内蔵
選ぶ状況 映像入力はテレビ側へ集約 複数の映像音源を2本で聴く 後方や高さを含めて鳴らす

ARCは、テレビが受けた音をHDMIケーブルで音声機器側へ戻す機能です。MODEL 70を使う場合、映像プレーヤーやゲーム機はテレビへつなぎ、テレビから音を受け取る経路になります。これに対してSTEREO 70sやCINEMA側へ映像機器を挿す構成では、アンプ側のHDMI入力を切り替えます。

テレビの入力端子が足りないから外部でまとめたいのか、既にテレビへ必要な機器を接続できているのかで、6入力の価値は変わります。配信アプリを主にテレビで使い、外付け機器が少なければ、HDMI入力の多さを最優先にする必要はありません。将来の高さスピーカーまで考えるなら、入力数と別に増幅する本数を数えます。

STEREO 70s|HDMI機器をまとめて左右2本で聴く

STEREO 70sは6系統のHDMI入力を持つステレオレシーバーです。音楽ライブの映像、ゲーム、テレビの音を、左右2本のスピーカーへ集める構成に向きます。映像機器を挿す先をテレビから本機へ移せることが選ぶ理由です。

映像用の入口が多いため外見はAVアンプに近くても、後方や天井のスピーカーを独立して駆動するCINEMAの代わりにはなりません。スピーカーを左右2本に限定する部屋なら、その制約に合う機器として選べます。画面の周囲に多数のスピーカーを置けないリビングでも、映像機器の配線を本体へ集約できます。

HEOSとMM入力を備えるので、映像機器を使わない時間には配信やレコードの音源も扱えます。CDドライブは内蔵しないため、CDを聴くなら別プレーヤーが必要です。映画の立体音声を後方・高さまで再現したい人には向かず、まず何本置くかを決めることが選定の近道になります。商品カードはブラックのSTEREO70S/FBです。

Marantz STEREO 70s

Marantz

STEREO 70s

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥90,000

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

CINEMA 70s SERIES 2|高さ方向も含めた7基の増幅

CINEMA 70s SERIES 2は7基のパワーアンプを内蔵する7.2chのAVアンプです。高さ2本を含む5.1.2のような構成を検討する人に向き、左右だけのSTEREO 70sとは音の配り先が異なります。

5.1.2は、耳の高さ付近に5本、サブウーファー1本、高さ方向に2本を置く構成の表し方です。高さの2本も含めた7本を本体の増幅器が担当します。小数点のサブウーファー用出力は一般的なスピーカーの増幅とは別に考えます。「7.2」と書かれているからパッシブスピーカー9本を同条件で鳴らせる、という意味ではありません。

本体は幅442×高さ109×奥行384mmで、高さ109mmはアンテナを収納した状態です。アンテナを立てると高さ178mmになります。薄型でも奥行きと背面の配線、放熱の空間を必要とするため、棚の開口が109mmあればそのまま収まると判断しないようにします。質量は8.7kgです。

HDMIは6入力・1出力で、入力のうち3系統が8K対応です。背面のUSBは給電用なので、前面USBメモリー再生の入口と取り違えません。Dirac Liveは部屋とスピーカーの影響を測って補正する機能で、有償アップグレードの扱いです。本体を買うだけで追加ライセンスも含まれるとは考えないでください。

今回の商品はCINEMA70SS2/FBです。旧CINEMA70S/FBも販売ページが残るため、「SERIES 2」と販売型番のS2を照合します。後方・高さを置けない部屋では、多機能でも活用する経路が少なくなります。他社を含めて本数別に比べたい場合は、AVアンプのスピーカー構成別比較で、5.1chから高さを含む構成へ進む条件を整理できます。

Marantz CINEMA 70s SERIES 2

Marantz

CINEMA 70s SERIES 2

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥161,500

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

CINEMA 30・40・50とAVセパレートの違い

CINEMAの上位機を比較するときは、内蔵する増幅器の数と、処理できる最大チャンネル数を別々に読みます。CINEMA 30は11基、40と50は9基で、7基の70s SERIES 2から拡張できる配置が変わります。

たとえば耳の高さに5本、高さに4本を置くなら、合計9本の増幅が必要です。7基のモデルを買って端子が似ているからと高さの4本をすべてつなげても、同じ構成にはなりません。将来の本数を含めて決める場合は、最大音声処理数だけでなく、追加パワーアンプが要る計画かまで分けます。

AV 10・AV 30はAVプリアンプで、音声の処理や入力管理を担います。AMP 10は16チャンネルのパワーアンプで、その後段を担当します。別体にすると箱数、電源、信号ケーブル、設置重量が増えるため、単体AVアンプの便利機能を安く置き換えるための構成ではありません。多数のスピーカーを個別に駆動する設計を先に決める人向けです。

CD・SACD系はディスクとネットワークの二軸で選ぶ

CDを読む機能と、SACDを読む機能、ネットワーク再生機能は別です。CD 70・60・50nを比べるとき、数字だけでSACD対応まで増えると考えず、手持ちのディスクと欲しい入力から選びます。

CD 70|CDとUSBメモリーを独立した音源にする

CD 70はCDとUSBメモリー内の対応音楽ファイルを再生するプレーヤーです。MODEL 70などのアンプへ音源を足し、ディスクを一枚ずつ操作する構成に向きます。

USB-AはUSBメモリーを挿す入口で、パソコンからUSBケーブルで音声を受けるUSB-DACとは用途が異なります。パソコンを直接つなぎたい人が、前面にUSBがあるから使えると判断すると必要な入口を間違えます。PCの音をUSB-Bで受けるCD 50nとは、この接続の仕事が違います。

HEOSやHDMIは内蔵しません。ネットワーク対応アンプをすでに持っていれば、CD 70側にも同じ配信機能を重ねる必要はありません。CD再生を独立させたい人に適し、CD・配信・テレビ音声をプレーヤー一台へ集めたい人にはCD 50nが候補です。商品カードは日本向けシルバーゴールドのCD70/FNです。

Marantz CD 70

Marantz

CD 70

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥90,000

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

CD 50n|既存アンプへ配信とテレビを足す

CD 50nはCD、HEOS、HDMI ARC、USB-B入力などをまとめたネットワークCDプレーヤーです。今あるアナログアンプを残しながら、配信とテレビの音を増やしたい人に向きます。

アナログ出力にはFIXEDとVARIABLEがあります。FIXEDは出力レベルを固定してアンプ側で音量を調整する接続、VARIABLEは本機側で音量を変える接続です。通常のプリメインアンプへつなぐ場合と、パワーアンプや入力対応のアンプ内蔵スピーカーへつなぐ場合で、音量をどこが担当するかを決めます。

可変出力があっても、パッシブスピーカーを直接動かせるわけではありません。CD 50nは前段と再生をまとめる機器で、後段の増幅は外部に任せます。MODEL 50のようなアナログアンプへ加えるなら、テレビからCD 50nへ音を入れ、そこからアンプのLINE入力へ出す経路になります。

HDMIはテレビのARC音声を受ける入口です。ゲーム機を何台も本機へ挿して映像を切り替えるSTEREO 70sの機能とは違います。またSACDプレーヤーではないので、ネットワークやUSB-DACの対応ファイル形式と、光ディスクのSACD対応を混同しません。商品カードはブラックのCD50N/FBです。

Marantz CD 50n

Marantz

CD 50n

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥197,505

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

CD 60|配信機能を重ねずCDとUSBを使う

CD 60はCDとUSBメモリー再生を備え、HEOSとHDMIを持たないCDプレーヤーです。アンプ側へ配信機能をまとめ、ディスク再生だけを別の箱で扱う人に向きます。

CD 70との具体差は設置寸法です。CD 60は幅442×高さ129×奥行396mm、質量8.0kg。CD 70は幅442×高さ109×奥行351mm、6.5kgです。幅は同じですが、CD 70は高さが20mm低く、奥行きが45mm短く、1.5kg軽いため、棚の奥行きや段の間隔が限られる人に選ぶ理由ができます。

両機ともアナログ・同軸デジタル・光デジタル・ヘッドホン出力とUSB-A入力を備えます。CDとUSBを再生して同じ端子でアンプへ出す用途では、どちらも候補です。両機とも置ける場合は商品カードの実売表示と、合わせるアンプの外観・操作を比較します。接続の種類を増やしたいなら、両機の間ではなくCD 50nとの比較が必要です。

ヘッドホン出力を備えるため、部屋のスピーカーを鳴らさずCDを聴く経路も作れます。ただしヘッドホン端子があることはスピーカー用パワーアンプ内蔵を意味しません。CD 50nの配信・テレビ・PC入力が必要な人や、SACDディスクを再生したい人には、その機能を持つ別製品が必要になります。商品カードはシルバーゴールドのCD60/FNです。

Marantz CD 60

Marantz

CD 60

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥74,844

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

SACD 30n・SACD 10・LINK 10nの境界

SACDディスクを持つ人はSACD 30nやSACD 10、ディスクドライブを必要とせずネットワークの前段を選ぶ人はLINK 10nが比較の入口です。ネットワーク機器という括りだけで同じ用途にはなりません。

SACDはCDとは異なるディスク規格です。SACD 30nはSACDとCDに加えてHEOSとUSB-DAC機能を備えますが、HDMIは持ちません。CD 50nにはテレビ音声のARC入力がある一方、SACDディスクは対象外です。ディスクの規格を優先するか、テレビとの入口を優先するかで候補が分かれます。

ハイブリッドSACDにはCD層を持つものもありますが、通常のCDプレーヤーでCD層を読むことと、SACD層を再生することは同じではありません。CD再生ができたという理由だけで、SACD対応まで満たしたと判断しないようにします。手持ちの盤の表示から必要な再生機能を決めるのが確実です。

LINK 10nはネットワーク再生と前段を担い、CDを載せるトレーの代わりにはなりません。逆にSACD機のディスク機能が不要なら、ドライブを持たない前段を選ぶ理由があります。シリーズ一覧を読むときは、音源を読み出す方式、音量調整の有無、スピーカー駆動の有無という三つを一台ずつ書くと構成を整理できます。

M-CRとネットワーク機器|一体化する範囲を選ぶ

M-CRはCD再生とネットワーク再生、増幅を一台へまとめる系列です。ネットワークプレーヤーのLINKやCD 50nと比べると、外部アンプを省けることが大きな違いになります。

M-CR60n|CD・配信・テレビを幅280mmへまとめる

M-CR60nはCDドライブ、HEOS、HDMI ARC/eARCとMM入力を備えるネットワークCDレシーバーです。幅280×高さ111×奥行303mmの本体に再生と増幅をまとめ、別にスピーカーを選ぶ構成です。

これからCDと配信の環境を一式作るなら、MODEL系のアンプとCD系のプレーヤーを二台買う構成と比較できます。M-CR60nでは音源間の信号ケーブルと筐体一台分を減らせますが、スピーカーとその配線は残ります。机へ小型スピーカーを左右に置き、本体を中央の棚へ収めたいといった配置に検討しやすい製品です。

USB-Aは備えますが、パソコンの音声をUSB-Bで受けるCD 50nとは異なります。PC接続だけを目的に選ぶ場合は、PC側の出力と本機の入力で経路が成立するかを決めます。また、既に気に入ったアンプを持っていてそれを残したい人には、増幅段のあるM-CRより、プレーヤーを足すほうが役割を重ねずに済みます。

従来のM-CR612も公式ネットワークカテゴリに掲載されています。型番が近くても、新しいM-CR60nのHDMI・MM対応をM-CR612の商品説明へ移して読まないようにします。旧型を生産終了と一律に決めず、販売型番と必要端子を合わせることが大切です。今回案内するのはブラックのMCR60N/FBです。

Marantz M-CR60n

Marantz

M-CR60n

▶ Marantz公式サイトで製品情報を見る

¥149,997

Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月4日 17:40時点

Amazonで詳細を見る

※価格および在庫状況は変更される場合があります。
※Amazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

HEOSは配信・部屋の共有、Bluetoothは音を送る経路

HEOSはネットワーク上の対応機器を操作し、音楽を選び、部屋をグループ化する仕組みです。Bluetoothでスマートフォンの音を一台へ送る接続と、同じ機能として数えないようにします。

HEOSではAmazon Musicなどの対応サービスを扱えます。一方でApple MusicやYouTube Musicは、公式案内でAirPlayまたはBluetooth経由の再生として説明されています。「HEOS対応だからすべてのサービスを同じ画面と同じ経路で再生する」と考えず、普段のサービス名から入口を選ぶと、MODEL 70と60nの違いも自分の使い方へ結び付けられます。

NASは家庭内ネットワークにつなぐファイル保存装置です。パソコンやNASに置いた音楽ファイルをネットワーク経由で探す方法と、USBメモリーを本体へ挿す方法、パソコンからUSB-Bへ音声を送る方法は別経路です。端子が一つあれば残りもすべて使えるという関係ではありません。

複数部屋でHEOSを使う場合も、各部屋で音を出すためのアンプとスピーカーは必要です。HEOSで部屋をまとめることは、パッシブスピーカーが電源も配線も不要になることではありません。音楽配信の利用にはサービス側の契約やネット接続が関わるため、本体価格だけで継続費用がすべて済むとは考えず、現在の契約を使う経路を選びます。

手持ちの機器から組み合わせを決める

買い足す前に、今あるアンプ・音源・スピーカーを書き出すと、重複購入を減らせます。次の例は音質順位ではなく、必要な役割が一つずつ埋まるかを確認した構成例です。

既存アンプを残す場合と新しく一体化する場合の経路

アナログアンプを残し、CDとテレビと配信を増やす

使えるLINE入力が一つ残るアンプとパッシブスピーカーを持ち、アンプを買い替えずにCD・配信・テレビ音声を増やすなら、CD 50nをその入力へ加える構成が候補です。三つの音源はCD 50n側で選ぶため、アンプ側のLINEを三つ空ける必要はありません。

テレビのARC端子からCD 50nへHDMIで音を戻し、CD 50nのFIXED出力からアンプのLINEへ赤白のケーブルで接続します。音量はアンプ側で扱う前提なら、二つの音量調整を不用意に重ねずに済みます。テレビにARCがなければ、CD 50nは光・同軸入力も持つため、テレビ側の音声出力と合わせた別経路が候補です。

このケースではMODEL 60nやM-CR60nを買うと、すでに持つ増幅の役割と重なります。アンプを更新したい理由がないなら、まずプレーヤー側へ機能を足すほうが目的に沿います。逆にアンプも故障しており、CDと配信を一台へまとめたいなら、M-CR60nへ置き換える構成が比較対象になります。

ライブ映像を2本で聴くか、高さ2本まで置くか

ゲーム機と映像プレーヤーをまとめたいが、ソファ後方にスピーカーを置けない部屋ならSTEREO 70sが候補です。後方への配線と高さ2本の設置ができる部屋へ組み直すなら、CINEMA 70s SERIES 2で5.1.2を計画できます。

ライブ映像の収録形式が多チャンネルでも、部屋に置けるスピーカーが2本なら、その条件で使える構成を選びます。一方、高さスピーカーを設置できる部屋で5.1.2を目指すなら、本体代に加えて7本分の設置と配線、対応するサブウーファーを計画します。対応音声形式があっても、スピーカーを買わずにすべての位置から音が出るわけではありません。

将来高さを4本へ増やす予定なら、前述の9基以上を使う構成へ進みます。今の本体を長く使う計画ならCINEMA 40・50なども候補に含め、現在の左右2本だけで選ぶ場合と区別しましょう。

小型棚で配信中心か、CD棚も使うか

棚を使う例では、CDの別プレーヤーを置く段が残るかで分かれます。別の箱を置けずCDも必要なら、幅280mmのM-CR60nを一台で置く案が候補です。CDを使わず、アンプの幅を217mmへ抑えたいならMODEL M1を選べます。

この比較では、幅が63mm違うことより、CDを読む別の箱を置くかどうかが設置全体へ影響します。M1に後からCDプレーヤーを足せば、横幅の小さいアンプを選んでも全体の箱数は増えます。手持ちのCDを使う頻度が高いなら、最初からM-CRへまとめる構成と、単体アンプ+プレーヤーの二台を並べて考えましょう。

棚の寸法を測るときは、本体の奥行きにケーブルの余裕を加え、上面をふさがない配置にします。寸法表の最大外形だけが必要な空間のすべてではありません。棚へ押し込めることを目的にせず、ディスク操作ができる前面の空間、スピーカー端子へ手を入れる背面の空間まで含めると、選んだ小型機の利点を生かせます。

マランツのシリーズ選びでよくある疑問

ブランド名だけでは決まらない疑問を、製品選択へ結び付く範囲で整理します。ここまでの比較は公開仕様に基づくもので、実機の聴き比べによる音質評価ではありません。

マランツはどこの国のメーカーですか?

マランツはソウル・マランツがニューヨークで設立したブランドです。現在の日本向け製品は、国内公式の仕様と販売型番で選びます。

マランツの評価はどうですか?

音質の評価は機種と組み合わせで変わります。本稿では試聴順位を付けず、入力・増幅する本数・必要機器で用途への適合を比べています。

CDプレーヤーだけ買えばスピーカーが鳴りますか?

CD 70・60・50nだけではパッシブスピーカーを駆動できません。外部アンプを加えるか、増幅を内蔵するM-CR系を選びます。

出典・参考資料

情報確認日:2026年11月4日。日本向けの公式公開仕様と販売情報を用いた製品ガイドです。説明図は機器の役割と接続を示す概念図で、実在製品の内部構造や実測音質を表していません。

楽譜のある毎日に
EMMU Score

楽譜を、もっと自由に。

PDF・画像の楽譜を読み込み、手書きや音楽記号で書き込み。楽譜の作成や、MusicXML形式の楽譜の音を再生して確認することもできます。

App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう

弦楽器のTAB譜の作成にも対応しています。

仲間との音楽・ダンス活動に
EMMU

練習も、連絡も、ひとつに。

練習日程・出欠・演奏曲をまとめて管理。写真・動画・音源・楽譜も、グループの仲間と共有できます。

EMMU:音楽活動とグループの運営をアプリひとつで
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう