バンドのパート別性格あるある|ボーカル・ギター・ベース・ドラム診断

ヴォーカル

バンドを 組んで 数ヶ月も する と、 多くの人が ある 不思議な現象に 気づきます。 パートごと に、 メンバーの性格が きれいに キャラ分けされていくので す。 「いか に も ギターっぽい人」 「根っか らのドラマー気質」 と いった、 あの定番のある ある。 楽器を 選んだだけのは ずなのに、 なぜか 立ち居振る舞いまで 楽器に 寄っていく——そんな光景に、 あなたも 心当たりが ありません か。

試しに、 と ある リハーサルスタジオの休憩時間を のぞいてみましょう。 ギターは 足元のエフェクターと に らめっこしなが ら 「音作りが あと 一歩なんだけど」 と つぶや き続け、 ドラムは 「今のサビ、 少し走ってなか った? 」 と テンポ談義に 熱くなり、 ベースは 壁に も たれて静か に 全体を 見渡し、 ボーカルは はちみつドリンク片手に 喉を 温存しつつ次のMCの構想を 練っている ——。 誰が 決めたわけで も ない のに、 似たような配置が 全国のスタジオで 再現されが ちなのが、 バンドと いう生き物の面白いと ころで す。

この記事で は、 そんなパート別の性格ある ある を、 ボーカル・ギター・ベース・ドラムの4パートに 番外編のキーボードまで 加えて、 たっぷり紹介していきます。 記事の最後に は 「あなたは どのパート向きか 」 が 分か る適性診断も 用意しました。 現役で バンドを や っている 人も、 これか ら組みたい人も、 聴く専門で 眺めて楽しみたい人も、 どうぞ最後まで お付き合いください。

この記事で は、 バンドのパート別性格ある ある |ボーカル・ギター・ベース・ドラム診断を 厳選してご紹介します。

あわせて読みたい:バンドの写真・動画・音源・楽譜共有を まと めるアプリ|EMMUのアルバム機能

先にお断り:この記事は 「ネタ」 でできています

バンドのパート別性格あるある|ボーカル・ギター・ベース・ドラム診断 - アイキャッチ画像

本題に 入る前に、 ひと つだけ大事なお断りが あります。 この記事で 紹介する パート別の性格は、 科学的な根拠のない 「ある ある ネタ」 で す。 「この楽器を 選ぶ人は こういう性格」 と いうデータが 存在する わけで は なく、 実際の性格は 当然なが ら人それぞれで す。 世の中に は 人見知りのボーカルも、 機材に まったく興味のない ギターも、 メンバーの誰よりも 熱いベースも、 おっと りした ドラムも たくさんいます。

です か ら、 おすすめの楽しみ方は こうで す。 当たっていたら 「わか る! 」 と 笑い、 外れていたら 「うちのボーカルは むしろ逆! 」 と 突っ込む。 スタジオの休憩時間や 打ち上げで、 仲間と の会話のつまみに する。 雑誌の占いページを 友達と 読み合うくらいの温度感で、 気楽に 読み進めてください。 そして読み終わる頃に は、 「どのパートが 欠けても バンドは 成立しない 」 と、 それぞれの楽器へ の愛が 少し深まっている は ずで す。

なぜパートごとに性格が違って見えるのか

本文中:なぜ性格が違って見えるのかセクション

科学的な根拠は ない、 と 言い切ったそばか らで すが、 パート別ある ある が これほど共感を 集めるのに は、 それなりの理屈が ある と 私は 考えています。 鍵を 握るのは、 生まれつきの性格で は なく、 楽器ごと に 割り振られた 「役割」 で す。

  • ボーカル=注目を集める役割:ステージの真ん中で客席と向き合い、 バンドの顔として矢面に立ちます。 曲間をつなぐのも、 お客さんの反応を受け止めるのも基本的にこの人。 人前に立つ役目を続けていれば、 華やかで堂々とした振る舞いが自然と板についていきます。
  • ギター=音の彩りと自己表現の役割:曲の印象を大きく左右する音色づくりを一手に担うポジションです。 良い音を追いかけるほどこだわりが深くなるのは、 いわば職業病のようなもの。 表現の引き出しを増やし続けるうちに、 探究心のかたまりみたいなキャラに見えてきます。
  • ベース=全体を支えて安定させる役割:低音でバンドの土台を作り、 全員の音を下から受け止めます。 目立つことよりも、 周りをよく聴いてズレを吸収することが仕事の中心になるため、 冷静で落ち着いた人に見えやすいのです。
  • ドラム=時間を管理するエンジンの役割:バンド全体がドラムの刻むテンポの上で演奏するため、 時間への責任感がどうしても求められます。 リズムやテンポに厳しくなるのは、 役割を考えればむしろ当然と言えます。

つまり、 楽器が その人の性格を 変えるので は なく、 役割を 続けるうちに 「その役割っぽい振る舞い」 が 身に つき、 周りか らそう見えるように なっていく、 と いうのが 私なりの整理で す。 あくまで 見え方の話なので、 この後のある ある に 当ては まらなくても まったく問題ありません。 むしろたくさん当ては まったあなたは、 それだけ自分のパートの役割を 全うしている、 と いうこと なのか も しれません。 それで は、 バンドの顔・ボーカルのある ある か ら順番に 見ていきましょう。

ボーカルあるある|バンドの太陽は今日もまぶしい

本文中:ギターあるあるセクション

バンドの中心で マイクを 握り、 ステージのいちばん前に 立つボーカル。 歌は も ちろん、 MC、 ライブの盛り上げ、 フライヤーの写真うつりまで、 バンドの第一印象に か かわる仕事が なに か と 集中する、 まさに 「バンドの顔」 で す。 フロントマンと いう宿命を 背負っている か らこそ、 ボーカルに は 他のパートと は ひと 味違うある ある が 生まれが ち、 と いう説が あります。 あなたのバンドのボーカル、 ある いは あなた自身の顔を 思い浮か べなが ら読み進めてください。 「これ、 うちのこと で は ? 」 と 感じたら、 それは も う立派な共感のサインで す。

ボーカルあるある8連発

  • MCが台本の3倍になる:リハでは 「一言だけ挟みます」 と宣言していたのに、 本番でお客さんの温かい空気を感じた瞬間、 予定になかった思い出話が始まります。 後ろでギターが小さくコードを確認し始めたら、 それは 「そろそろ次の曲へ」 という無言の合図かもしれません。
  • 本番前の喉ケアが修行僧レベル:はちみつを常備し、 加湿器を抱えて移動し、 本番当日は 「声を温存するので」 と最低限の言葉しか発しない省エネモードに入りがちです。 ライブ前日の誘いを全力で回避するストイックな姿は、 もはやアスリートの自己管理と呼びたくなります。 その甲斐あって、 本番の第一声はしっかり伸びるのです。
  • リハの第一声は 「ボーカルもう少し上げてください」 :スタジオでもライブハウスでも、 まず気になるのは自分の声の返り具合です。 「もうちょっとだけ…あ、 今度は上げすぎかもしれません、 ちょい下げで」 という無限の微調整が始まり、 メンバーは温かく見守ります。
  • 機材が身軽すぎて、 搬入中に体操をしている:持ち物はマイク一本で、 下手をするとほぼ手ぶらです。 他のメンバーが汗だくで重い機材を運ぶ横で、 発声練習という名のストレッチをのびのびと行い、 少しだけ視線が痛い日もあるようです。
  • ライブ後のエゴサをがまんできない:打ち上げの席でも、 スマホをつい確認しがちです。 バンド名や日付で検索して感想をひとつ見つけては一喜一憂し、 褒め言葉がひとつあれば三日は上機嫌でいられる人が多い気がします。 逆に手厳しい感想を見つけた夜は、 静かにスマホを伏せて、 次の練習メニューを考え始めます。
  • 歌詞ノートにポエムが増えていく:曲になる予定のない言葉の断片が、 ノートやスマホのメモにどんどんたまっていきます。 深夜のテンションで書いた渾身の一節を翌朝読み返して、 そっとページを閉じた経験のあるボーカルは少なくないはずです。
  • カラオケでは本気を出すか、 一切歌わないかの二極化: 「喉のケアがあるので」 とタンバリン係に徹する派と、 一曲目からライブ本番の熱量で歌い上げる派に、 なぜかきれいに分かれがちです。 「ほどほどに楽しく歌う」 という中間の選択肢は、 あまり見かけない気がします。 どちらの派閥も、 歌に真剣だからこその選択なのでしょう。
  • メンバー紹介で全員に二つ名をつけがち: 「鉄壁のリズムを刻む守護神! 」 「音の建築家! 」 など、 ライブ中盤のメンバー紹介がどんどん凝っていく傾向があります。 紹介されたメンバーは照れた顔をしつつ、 実はまんざらでもなさそうなところまで含めて、 バンドの微笑ましい風物詩です。

でもボーカルがいないと始まらない

ここまで たっぷりいじってきました が、 忘れては いけない こと が あります。 ボーカルは、 バンドの第一印象を たった一人で 背負う存在だと いうこと で す。 お客さんが 最初に 目を 向けるのも、 最初に 耳を 傾けるのも、 たいていは ボーカルの姿と 声で す。 どれだけ演奏が そろったバンドで も、 真ん中に 立って曲の物語を 言葉と メロディーに 乗せて届ける人が いなければ、 その音は 「上手な演奏」 のまま終わってしまうか も しれません。 MCが 長くなるのも、 エゴサが 止まらない のも、 ボーカルが お客さんと バンドを つなぐ唯一の窓口と して、 ライブの空気と 評価に 誰よりも 責任を 感じている か らだと 私は 思います。 客席の緊張も 歓声も、 ステージのいちばん前で 最初に 受け止めるのは いつだってボーカルで す。 あの人が まぶしく見えるのは、 スポットライトを 一身に 受け止めて、 その光で バンド全体を 照らし返してくれている か らで す。 今日も 太陽は、 マイク一本で ステージの真ん中に 立っています。

ギターあるある|音作りという名の終わらない旅

本文中:ベースあるあるセクション

続いては ギターで す。 バンドの中で も 「自己表現の塊」 と 言われが ちなパートで、 歌を 支えるバッキングか ら、 ここぞと いう場面で 前に 出るソロまで、 担当する 仕事の幅が と ても 広いポジションで す。 そして仕事の幅が 広いぶん、 こだわりの幅も 無限に 広が っていきます。 その行き着く先が、 通称 「機材沼」 で す。 エフェクター、 弦、 ピック、 アンプ、 シールドと、 こだわりは じめたら最後、 気づけば部屋が 小さな楽器店のように なっている 人も 少なくない 気が します。 ステージの上で は 華や か に 見えます が、 その裏に は 信じられない ほど地道な試行錯誤の日々が あります。 それで は、 ギター担当のあなたなら思わず目を そらした くなる (か も しれない ) ある ある を 見ていきましょう。

ギターあるある8連発

  • エフェクターが気づくと増えている:ボードに空きスペースがあると、 なぜかそこは埋まる運命にあります。 「もうこれで完成」 と宣言した翌月に、 新しい歪みペダルがしれっと仲間入りしているのはギターあるあるの王道。 本人に増やしている自覚がないところまで含めて、 ひとつの様式美です。
  • 「音作りあと5分だけ」 の5分は30分:スタジオでメンバーが待っているのに、 ツマミを1ミリ動かしては首をかしげ、 また元に戻す作業が終わりません。 本人の体感では本当に5分なのですが、 時計の針は確実に30分進みがちです。 その先に、 本人にしか聴き分けられない理想の音があるのです。
  • リフを思いつくと今すぐ誰かに聴かせたい:ふとした瞬間にかっこいいリフが降ってくると、 居ても立ってもいられなくなります。 スマホで録音してメンバーに送り、 感想を待つ間も自分で何度も聴き返しがちです。 返信が 「いいね」 の一言だけだと、 少しだけ物足りない顔をする人も多い気がします。
  • 自宅のギターが気づけば複数本: 「これは歪み用」 「これはクリーン用」 「これは眺めて幸せになる用」 と、 どの1本にもきちんと役割があると説明してくれます。 本人の中では完璧に整理されたラインナップなので、 「同じような色じゃない? 」 と聞くのは禁句です。
  • ピックと弦のこだわりを語りだすと止まらない:厚さ、 素材、 形、 弦のゲージと、 小さなピック1枚にも語れる要素は無限にあります。 いったんスイッチが入ると話が止まらないので、 聞く側にはそれなりの体力が必要です。 ただ、 真剣に聞くととても喜ばれます。
  • アンプ直かエフェクター派かで一晩語れる: 「アンプ直こそ至高」 派と 「ボードで音を作り込んでこそ」 派の論争は、 ギター界の永遠のテーマです。 どちらの言い分にも一理あるため決着はつかず、 気づけば外が明るくなっています。
  • チューニングの狂いに世界一敏感:ほんのわずかなズレも聴き逃さず、 曲間では必ずチューナーを確認します。 周りにはほとんど分からないレベルの違和感とひとり静かに戦っている姿は、 もはや職人の域です。 スタジオの空調で弦の状態が変わることまで気にしている人もいる気がします。
  • ギターソロの前はステージ前方に出る準備をしている:ソロの8小節前あたりから、 さりげなく足元のケーブルと立ち位置を確認しはじめます。 前に出るか、 その場で弾き切るか。 最後は当日のテンションとケーブルの長さが決め手になりがちです。

でもギターの探究心がバンドの音を作る

冗談は さておき、 ひと つだけ断言させてください。 ギターの果てなき探究心こそが、 そのバンドのサウンドの個性を 作っています。 同じ曲で も、 ギターの音色が ひと つ変わるだけで 曲の景色は が らりと 変わります。 歪みの深さ、 コードの響か せ方、 ソロのニュアンスと いった細部へ の飽くなきこだわりの積み重ねこそが、 「このバンドに しか 出せない 音」 の正体なのだと 私は 思います。 メンバーか らは 「またや ってるな」 と 見えるあの長い音作りも、 遠回りのようで いて、 実は バンド全体の財産に なっている ので す。

音作りと いう旅に、 おそらく終わりは ありません。 で も それは、 バンドの音が これか らも 進化し続けると いうこと で も あります。 あなたのバンドのギターが 今日も アンプの前で ツマミと に らめっこしていたら、 それは バンドの未来の音を 探している 時間。 「あと 5分だけ」 を、 どうか 温か く見守ってあげてください。

ベースあるある|静かなる参謀、 実は全部見ている

本文中:ドラムあるあるセクション

続いては ベースで す。 バンド界隈で 「地味」 と 言われが ちなポジションの筆頭で すが、 実際に バンドを 組んで みると、 いちばん頼れる のは だいたいこの人だったりします。 ステージの端で 静か に 全体を 支えなが ら、 メンバーの調子も 客席の空気も、 実は ぜんぶ見ています。 スタジオ代の割り勘計算が いちばん速いのも、 なぜか ベース担当だったりします。 多くは 語らない けれど、 何も 見ていない わけで は ありません。 そんな 「静か なる参謀」 ベーシストのある ある を、 愛を 込めて8連発で お届けします。

ベースあるある8連発

  • 「ベースの音って聞こえてる? 」 と一度は聞く:ベーシストなら誰もが一度は通る道のようです。 ライブの感想を友人に聞いても、 返ってくるのはボーカルとギターの話ばかりで、 少し切ない思いをしがちです。 でも安心してください。 この質問への答えは昔から決まっていて、 「いなくなった瞬間に分かる」 です。
  • メンバーのもめごとを一歩引いて見ている:アレンジの方向性でギターとボーカルが熱くなっているとき、 ベーシストは静かに弦を拭いています。 そして議論が煮詰まった絶妙なタイミングで、 「両方録って、 良かった方にしません? 」 と一言で着地させるのです。 参謀と呼びたくなる冷静さがあります。
  • ライブは 「微動だにしない派」 と 「誰より暴れる派」 に二極化する:仁王立ちのまま指先だけが高速で動く求道者タイプか、 ステージを端から端まで使い切る大暴れタイプか、 どちらかに寄りがちです。 しかも本人はどちらの場合も 「目立つ気はない」 と言い張るのが、 ベースらしいところです。
  • 実は出している音圧はバンド随一: 「聞こえない」 と言われがちな一方で、 体に響く低音の圧はメンバーでいちばんだったりします。 ライブハウスでお腹の底にズンと来るあの感覚、 その正体はだいたいベースです。 耳より先に内臓が聴いている、 と言いたくなるほどの存在感があります。
  • ドラムと目が合うだけで通じ合う:リズム隊の絆は、 しばしば言葉を超えます。 サビ前にアイコンタクトを一回交わすだけで 「次、 少しタメよう」 が伝わるのだから不思議です。 リハ終わりにドラムと二人だけでリズムの反省会が始まるのも、 リズム隊あるあるかもしれません。
  • コード理論の話になると急に早口になる:普段は物静かなのに、 コード進行やスケールの話題になった途端、 人が変わったように語り出す人が多い気がします。 ルート以外の音の選び方だけで三十分語れる知識量なのに、 本人は 「いや、 ベースは地味なんで」 と言い張るのが不思議なところです。
  • 機材はシンプル派が多いのに、 こだわりは深い:ギタリストほど足元のエフェクターは増えないのに、 弦の太さや張り替えのタイミング、 指弾きかピック弾きかについては一家言ありがちです。 シンプルに見えて、 その一本と一音に全部を懸けている職人タイプと言えます。 「結局この一本に戻ってくる」 と言いながら、 なぜか本数は少しずつ増えていきます。
  • 「ベースやってる」 と言うと 「渋いね」 と返される:初対面の人と楽器の話になると、 高確率でこの反応が来る気がします。 悪い気はしないけれど、 どこか距離を感じる褒め言葉です。 でも大丈夫です。 その渋さこそがバンドの土台だということを、 このあとの項で証明します。

でもベースが消えた瞬間、 音楽は床が抜ける

さんざん 「地味」 ネタを 並べてきました が、 ここか らが 本題で す。 ベースが 支えている のは、 実は 音程と リズムの両方で す。 コードの土台に なる低音を 鳴らしなが ら、 ドラムと 一緒に 曲の推進力まで 生み出しています。 だか らベースの音が 抜けた演奏を 聴くと、 曲全体が ふわっと 宙に 浮いたような、 床が 抜けたような心細さに 襲われます。 「いなくなった瞬間に 分か る」 は、 なぐさめの言葉で は なく、 音楽の仕組みか らくる事実に 近いので す。 そしてベーシストが ステージの端で 静か に 構えている のは、 前に 出られない か らで は なく、 そこが バンド全体を いちばん見渡せる特等席だか らで す。 静か なる参謀は、 今日も いちばん低いと ころで、 バンドの全員を 支えています。 も しあなたのバンドに ベーシストが いる なら、 次のスタジオで は ベースの音だけを 追いか けて聴いてみてください。 いつも の曲の景色が、 まるで 変わって聴こえるは ずで す。

ドラムあるある|バンドのエンジンは今日も汗だく

本文中:パート適性診断セクション

両手両足を フル稼働させて、 バンド全体のテンポを 一手に 引き受ける——それが ドラムと いう楽器で す。 楽器隊の中で ただひと り椅子に 座っている のに、 演奏後の消耗度は おそらくバンドいちで す。 全身で リズムを 生み出す体力担当に して、 テンポのわずか なずれを 誰よりも 早く察知する 「テンポの番人」 で も あります。 そんなドラマーに は、 ステージの一番後ろの席で 静か に 培われた、 独特のある ある が たくさんある ようで す。

ドラムあるある8連発

  • 「今ちょっと走った? 」 に人一倍敏感:テンポが上がる 「走り」 、 遅れる 「もたり」 への感度はバンド随一です。 リハ中に誰かがテンポの話を始めると、 静かに目つきが鋭くなるドラマーは多い気がします。 ただし自分が走ったときだけは、 なぜか少し早口になりがちです。
  • 機材運搬のために車を買うか本気で悩む:スネアにペダルにシンバルケースと、 持ち込み機材が増えるほど電車移動の限界を感じ始め、 気づけば車の情報ばかり調べています。 荷物の総量はバンドでぶっちぎりの第1位という説が有力です。
  • スティックの消費量が食費を圧迫しがち:スティックは完全な消耗品で、 折れる、 欠ける、 手からすっぽ抜けて飛んでいくと、 買い足す理由には事欠きません。 「また買うの? 」 と聞かれて 「これは主食です」 と答えたくなるドラマーもいるとかいないとか。
  • リハスタのドラムセットをまず自分仕様に直す:スタジオに入って最初の数分は、 椅子の高さ、 シンバルの角度、 スネアの位置を整えるセッティングタイムです。 前の利用者の配置のままでは一音も叩き始められない、 という人が多いようです。
  • 自宅練習は練習パッドと二人三脚:生ドラムを自宅に置ける人はごくわずかで、 多くのドラマーは机に練習パッドを置き、 脳内に組み上げた架空のドラムセットを相手に黙々と基礎練を重ねています。 傍から見ると静かなのに、 頭の中では大爆音が鳴っています。
  • 夏のライブは終わったころにTシャツの色が変わっている:全身運動ゆえ、 汗の量は他パートの比ではありません。 替えのTシャツとタオルは、 ドラマーにとってスティックに次ぐ必需品と言われています。
  • 曲を聴くと手が勝手にリズムを刻む:良い曲に出会うと、 机の上でも膝の上でも、 指先が自動的にドラムパターンをなぞり始めます。 本人に自覚がないことも多く、 周囲に指摘されて初めて気づくところまでがセットです。
  • メトロノームとの付き合いがバンドいち長い:正確なテンポキープはドラマーの生命線です。 クリック音と向き合って基礎練習を積み重ねる時間は、 おそらく全パートで最長です。 あの無機質な電子音に、 いつしか相棒のような愛着が湧いてくるという声もあります。

でもドラムが数えなければ曲は始まらない

ところで、 ライブの一曲目、 最初に 音を 出すのは 誰か 思い出してみてください。 スティックを 掲げて 「ワン、 ツー、 スリー、 フォー」 と 数えるドラマーの合図が なければ、 どんな名曲も 永遠に 始まりません。 演奏が 走りそうに なれば静か に 引き戻し、 も たつけば後ろか ら押し上げる。 全員が 安心して自分のプレーに 集中で きるのは、 ドラムが どっしり構えてテンポを 守ってくれている か らで す。 ドラムは バンドの心臓で あり、 正確に 時を 刻み続ける時計で も あります。 ステージの一番奥か らバンド全体を 支えるその背中に、 私は 最大級のリスペクトを 送りたいと 思います。

そして、 ドラマーに 限らずバンド活動を 長く続けたいあなたに、 ひと つ実用的な話を 添えておきます。 スタジオや ライブハウスの大音量と 長く付き合っていくなら、 耳の保護も 大切で す。 ライブ・スタジオ用の音楽用耳栓 (イヤープロテクター) を 使うミュージシャンも 多く、 音量を 全体的に 下げなが ら音のバランスは 保ちや すい設計と されています。 一般的な防音用の耳栓と 比べて、 演奏に 必要な音の輪郭が 残りや すいのが 特徴で す。 ただし、 着けると 聞こえ方そのも のは 確実に 変わるため、 いきなり本番で 使うのは あまりおすすめで きません。 まずは リハーサルで 試して、 自分の演奏や 耳と の相性を 確か めてか ら本番に 持ち込むと 安心で す。

番外編:キーボードあるある

本文中:まとめセクション

最後に、 バンドに よっては 在籍している 頼れる 存在、 キーボードのある ある も 少しだけ紹介させてください。

  • いつの間にかコーラスも兼任している: 「歌えるでしょ? 」 という空気のもと、 気づけば目の前にマイクが立てられているのがキーボードの宿命。 鍵盤とコーラスの同時進行という高難度タスクを、 涼しい顔でこなす人が多い印象です。
  • 機材の重さはドラムに次ぐ第2位:本体に加えてスタンド、 ペダル、 さらに謎に増え続けるケーブルの束と、 荷物は着実に大所帯になっていきます。 「鍵盤は優雅そう」 というイメージとは裏腹に、 搬入口では立派な力仕事担当です。
  • 音色選びで時間が溶ける:ピアノ系だけでも無数にある音色の中から 「この曲のこのフレーズに合う一音」 を探す旅は果てしなく、 気づけばスタジオ練の休憩時間が終わっています。
  • 実は音楽理論にいちばん強い説:コードやスケールと日常的に向き合っているからか、 アレンジ会議で理論的な相談が持ち込まれるのは大体キーボードの席。 バンド内の音楽室のような存在です。

和音の彩りひと つで 曲の世界観を 一変させる、 キーボードは まさに 影の立役者で す。

簡易診断|あなたはどのパート向き?

ここまで 各パートのある ある を 眺めてきて、 「じゃあ自分は どのパートに 向いている んだろう? 」 と 気に なってきた人も いる は ずで す。 そこで 最後に、 これか らバンドを 組みたいあなたのための簡易診断を 用意しました。 も ちろんこれも ここまで のある ある と 同じく、 あくまで お遊びの診断で す。 進路相談のような真剣な顔は せず、 おみくじを 引くくらいの気軽さで、 直感で 答えてみてください。

4つの質問でチェック

質問は 4つだけで す。 それぞれAか Bか、 深く考えずに 選んで いきましょう。 答え終わったら、 自分は どちらの傾向が 多か ったか を ざっくり覚えておけば準備完了で す。

  • Q1:みんなの前で注目を浴びるのは? :A 「正直、 快感だ。 視線は多いほど燃える」 /B 「どちらかというと苦手だ。 少し後ろから全体を見ていたい」
  • Q2:音楽でこだわりたいのは? :A 「自分の音色や表現を、 納得いくまで突き詰めたい」 /B 「全員の音が気持ちよく混ざる、 バンド全体のバランスを大切にしたい」
  • Q3:コツコツした基礎練は? :A 「好き、 というより苦にならない。 同じフレーズの反復も平気だ」 /B 「正直飽きやすい。 早く曲を演奏したくなる」
  • Q4:バンド内でもめごとが起きたら? :A 「自分が前に出て引っ張り、 方向性を示して解決したい」 /B 「一歩引いて両方の言い分を聞き、 間を取り持つ調整役に回りたい」

タイプ別の結果

それで は 結果発表で す。 自分の答えの組み合わせに 近いも のを 探してみてください。

  • 注目大好き×表現重視タイプ→ボーカル・リードギター向き:ステージの真ん中で視線を浴びるほど力が出るあなたは、 バンドの顔になれる素質があります。 表現へのこだわりを、 そのまま歌やソロにぶつけてください。 MCが台本の3倍になる未来まで含めて、 フロント適性は高めだと私は見ています。
  • こだわり職人×コツコツ型タイプ→ギター・キーボード向き:細部を突き詰めるのが好きで、 地道な反復も苦にならないあなたには、 音作りや音色選びに終わりがない職人ポジションが合いそうです。 気づけば自宅の機材が増えているかもしれませんが、 その探究心こそバンドの音を進化させる原動力になります。
  • 全体バランス×調整役タイプ→ベース向き:自分が目立つことより、 バンド全体が気持ちよく鳴っている状態に喜びを感じるあなたは、 土台と参謀を兼ねるベースにぴったりかもしれません。 もめごとの仲裁まで任されがちですが、 その冷静さは何にも代えがたいバンドの財産です。
  • 基礎練が平気×リズムに厳しいタイプ→ドラム向き:反復練習が苦にならず、 テンポのずれがどうしても気になってしまうあなたは、 バンドのエンジンであるドラムの適性が高そうです。 体力と根気が求められるぶん、 メンバーからの信頼も厚くなりやすいポジションです。

……と、 それらしくまと めました が、 実際のと ころ、 結果が どうで あれ 「か っこいい」 と 憧れたパートを や るのが 一番長続きします。 音楽は 「好き」 の気持ちで 続けるも のなので、 Bばか り選んだ人が ボーカルに 立っても いいし、 Aばか りの人が ベースで 職人に 徹する のも 最高の選択で す。

まとめ|どのパートも、 いないと成立しないから面白い

最後に、 この記事の要点を 振り返っておきます。

  • キャラでまとめるなら:ボーカルはバンドを照らす太陽、 ギターは音を追い続ける探究者、 ベースは全体を支える参謀、 ドラムはバンドを走らせるエンジン。 番外編のキーボードは、 彩りと理論を支える頭脳派サポーターでした。
  • あるあるはあくまでネタ:パートと性格の話に根拠はなく、 実際は同じパートでも性格は人それぞれです。 「当てはまる! 」 も 「うちのメンバーは全然違う! 」 も、 どちらも正しい楽しみ方だと私は思います。
  • どのパートが欠けても音は成立しない:太陽だけでも、 エンジンだけでもバンドは走りません。 全員の音が重なって初めて、 あの一体感が生まれます。
  • 診断はきっかけにすぎない:向き不向きより、 やりたい気持ちが正解です。 迷ったら、 一番心が動いたパートを選んでください。

今日のスタジオで、 隣のメンバーの 「ある ある 」 を ひと つで も 見つけたら、 こっそりニヤッと してみてください。 そして帰り際に、 「いつも ありが と う」 と 一言だけ伝えてみてほしいので す。 パートの違いは、 ぶつか る理由に も なれば、 笑い合える最高のネタに も なります。 お互いの違いを 笑い合えるバンドは、 きっと 長続きします。 まだバンドを 組んで いない あなたも、 まずは メンバー募集の掲示板を のぞくと ころか ら始めてみません か。 あなたの 「ある ある 」 を 一緒に 笑ってくれる 仲間は、 案外近くに いる も ので す。

EMMU APP
音楽・ダンス活動をスマートに

EMMUは、音楽やダンス活動を支援するアプリです。
バンド・吹奏楽・合唱・ダンスチームの練習日程、出欠確認、
演奏曲、譜面、音源、動画、連絡を簡単に整理して共有。