アコギ初心者ガイド|値段の目安と2週間の練習メニュー【2026】

ギター

アコギ(アコースティックギター)初心者が迷いやすいのは、「どのギターをいくらで選ぶか」「何をそろえるか」「買った日から何を順番に練習するか」の3つです。好きな曲を弾いてみたい気持ちはあっても、道具やコードの名前が一度に出てくると、最初の一歩が遠く感じられますよね。

まずは無理なく抱えられるギターと、音の高さを合わせる道具を用意し、短い練習を繰り返すところから始めましょう。最初の2週間で目指すのは、難しい曲を完成させることではありません。自分で音を合わせる、少ないコードを鳴らす、一定の拍に合わせて弾く。この土台ができれば、その先の練習を選びやすくなります。

アコギを抱えた初心者の手元と、横に置いたピック・チューナー・練習メモを写す写真

この記事では、2026年にアコギを始めるあなたに向けて、価格帯ごとの目安、購入時の確認点、必要な道具と小物の単価、1日10〜15分を目安にした14日分の練習案、そして3週目以降の進め方までを順にまとめました。日数や練習時間は編集上の提案であり、上達を保証する期限ではありません。忙しい日や指が疲れた日は休み、同じ日程を繰り返して構いません。

  1. アコギ初心者は「弾きたい音」と「続けられる環境」から決める
    1. この記事で扱うアコギはスチール弦の6弦ギター
    2. 好きな曲を1曲決めても、初日から原曲どおりに弾かなくてよい
    3. 音を出せる時間を買う前に確保する
  2. 初心者向けアコギの選び方|店頭で確かめたい5つのこと
    1. 1.胴体の大きさと右腕の位置を見る
    2. 2.弦を押さえる負担を確認する
    3. 3.生音の好みと、使う場所を分けて考える
    4. 4.付属品と購入後の相談先を確認する
    5. 5.見た目の好みも長く使うための条件にする
    6. 比較の出発点になる例:ヤマハFS820
  3. アコギ初心者の値段の目安|本体はいくらで、どこで買うか
    1. 価格帯で変わるのは弾きやすさと調整の手間
    2. 初心者セットと単品はどちらを選ぶか
    3. どこで買うか|実店舗・通販・中古の違い
  4. アコギ初心者に必要なもの|最初にそろえる道具と後でよい道具
    1. チューナーは使いやすさと練習場所で選ぶ
    2. ピックは握りやすさを試し、カポは後から足す
    3. 小物の単価と、最初に払う合計の目安
  5. 初日に覚える準備|持ち方・チューニング・ピックの動かし方
    1. 体とギターを安定させる
    2. 太い弦からE・A・D・G・B・Eに合わせる
    3. ピックは先端を少し出し、下向きに小さく動かす
  6. 最初のコードはEm・Amから|押さえる弦と鳴らす弦を分ける
    1. フレットの「すぐ手前」に指を置く
    2. 1本ずつ鳴らして、止まっている音を探す
    3. Fコードは2週間の必修にしない
  7. 最初の1週間|音を合わせて、2つのコードに慣れる
    1. 1〜2日目:調弦と右手だけに集中する
    2. 3〜4日目:音の確認を「失敗探し」ではなく点検にする
    3. 5〜7日目:コードを移る時間も練習に含める
  8. 2週目|一定の拍で弾き、短い演奏をつなげる
    1. 8〜9日目:弾く前に拍を聞く
    2. 10〜11日目:間に合わないときは弾く回数を減らす
    3. 12〜13日目:4小節をひとまとまりにする
    4. 14日目:速さより、できる準備が増えたかを見る
  9. 音が鳴らない・指がつらいときの確認順
    1. 音が詰まるなら、強く押す前に位置を確認する
    2. 痛みやしびれは、上達のために我慢する課題にしない
    3. コードが移れないなら、左手だけ・右手だけに分ける
  10. 練習後の片付けと保管|拭き方と置き場所
    1. 練習後は拭き、熱と転倒を避けて保管する
  11. よくある質問|アコギ初心者がつまずきやすい点
    1. アコギ初心者はまず何をすればいい?
    2. 初心者が最初に買うアコギはいくらくらい?
    3. アコギ初心者にはどのギターが良い?
    4. 独学でも始められる?
    5. 毎日練習しないと上達しない?
    6. 手が小さいとアコギは難しい?
    7. 2週間で好きな曲を1曲弾ける?
  12. 2週間の次にやること|3週目以降の練習の進め方
  13. まとめ|今日の目標は「準備して、ひとつ音を出す」

アコギ初心者は「弾きたい音」と「続けられる環境」から決める

この記事で扱うアコギはスチール弦の6弦ギター

アコギはアコースティックギターの略で、弦の振動を胴体で響かせるギターのことです。広い意味ではクラシックギターも含みますが、ここではポップスの弾き語りなどでよく使われる、スチール弦を張った6弦のアコギを扱います。スチール弦とは金属を用いた弦のこと。巻き線で覆われた低音弦も含まれます。

ナイロン弦を使うクラシックギターとは、音色だけでなく、首にあたるネックの幅や弦を固定する構造も異なります。「柔らかそうだから」という理由だけでアコギに別種類の弦を張るのは避け、その楽器に指定された種類を選んでください。特にクラシックギターへスチール弦を張るのは、楽器を傷める原因になります。

好きな曲を1曲決めても、初日から原曲どおりに弾かなくてよい

練習の目的は、「歌いながらコードを鳴らしたい」「指で1本ずつ弦を弾きたい」など、大まかで十分です。コードとは、複数の音を組み合わせた和音のこと。まず和音をまとめて鳴らす伴奏を覚えると、弾き語りにつなげやすくなります。指で弦を順番に弾く練習は、基本の持ち方に慣れてから追加できます。

好きな曲は練習の道しるべにし、速さ、コード数、演奏する区間は小さく分けましょう。原曲に出てくる難しいコードがすべて弾けなくても、短い区間のリズムを手でたたく、歌の入りを数えるといった準備はできます。楽譜や動画を選ぶときも、「初心者向け」という表示だけで判断せず、使うコードが少なく、指使いと鳴らす弦が説明されているかを見ます。

音を出せる時間を買う前に確保する

アコギは電源を使わず鳴らせますが、音量をつまみでゼロにすることはできません。集合住宅では建物のルールと生活時間を確認し、同居人とも練習時間を共有しましょう。壁や床を通じた響きは自分の部屋だけでは判断しづらいため、「小さく弾いているから大丈夫」と決めつけないことが大切です。

夜は弦に軽く触れて音を止める練習や、楽器を置いて拍を数える練習に切り替える選択肢があります。ただし、音を抑える道具を使っても完全な無音にはなりません。日中にも音を出せる時間がほとんどないなら、購入前に教室や練習場所の利用も含めて考えると、買った後の行き詰まりを減らせます。

初心者向けアコギの選び方|店頭で確かめたい5つのこと

最初の1本は、カタログの数字だけで決めるより、抱えたときの無理のなさと、購入後に相談できることを優先しましょう。演奏経験がなくても、座って持つ、弦を押さえる、店員さんに音を出してもらうという確認はできます。「初心者なので、持ち方から見てほしい」と伝えて構いません。

店頭でのギター選びを5項目の確認図にしたもの

1.胴体の大きさと右腕の位置を見る

ギターの胴体をボディと呼びます。大きなボディに腕を回したとき、肩が上がり続けたり、体が横に傾いたりするなら、別の大きさも試しましょう。小柄な人には小ぶりなものが候補になりますが、身長だけで適性は決まりません。胴体の厚み、くびれ、椅子の高さによっても抱えた感覚は変わります。

右利き用なら、座って右太ももにボディのくびれを載せ、右前腕を自然に置けるか確かめます。左利き用を選ぶ場合は左右を逆に考えてください。小さなギターでもネックの握りやすさが合わないことはあります。「小さいから必ず簡単」と決めず、数分持って肩と手首に無理がないかを見ます。

2.弦を押さえる負担を確認する

弦と、指を置く板である指板との関係も重要です。フレットは指板に並ぶ金属の仕切りで、その位置を変えて押さえると音の高さが変わります。弦高とは、フレットの頂点と弦との間のすき間のこと。高すぎると押さえにくくなりやすい一方、低ければ低いほどよいわけでもなく、弦が触れて雑音を生むことがあります。

店頭では低い位置の弦を1本ずつ押さえ、必要以上に強く握り込まないと鳴らせないかを確認しましょう。初心者には適正な状態を判断しにくいので、「初心者が弾きやすい状態か」「購入時に点検や調整を受けられるか」と聞くのが確実です。部品を削ったりネック内部の調整棒を回したりする作業は、練習のついでに自己判断で行うものではありません。

3.生音の好みと、使う場所を分けて考える

店員さんには同じ短いフレーズを候補のギターで弾いてもらうと違いを比べやすくなります。大きな音に驚くことだけで選ばず、自分が好きな響きか、歌と一緒に使う場面を想像できるかを確認しましょう。音の感じ方は弾き方や部屋でも変わるため、動画の印象だけで最終決定しないほうが安心です。

エレアコは、弦の振動を電気信号に変える部品などを備え、音響機器につなげられるアコギです。自宅で生音の練習をするだけなら、電気系統は必須ではありません。逆に、人前で機器につないで演奏したい予定があるなら候補になります。エレアコも通常のアコギと同じように生音が出るので、ヘッドホンをつなげれば本体の響きが消えるわけではない点に注意してください。

4.付属品と購入後の相談先を確認する

初心者セットは道具をまとめて用意できる反面、何が付属しているかは商品ごとに違います。ケース、チューナー、ピックの有無を一覧で確認し、使わない機材の多さでお得さを判断しないようにしましょう。チューナーは、鳴らした音が目標の高さに合っているかを示す道具です。

中古品や譲り受けたギターでは、ネックの変形、弦を支える部品の浮き、弦を巻く金具の動作などを自分だけで見抜くのは難しい場合があります。状態が不明なら、練習を始める前に楽器店へ点検を依頼する段取りを考えてください。本体だけに予算を使い切らず、必要な道具や点検の分まで含めて検討します。

5.見た目の好みも長く使うための条件にする

色や形が好きで、手に取りたくなることも大切です。演奏しやすさを確認したうえで迷ったら、自分が気に入った見た目を選ぶ理由にしてよいでしょう。仕様表の木材名をすべて理解してからでないと買えない、ということはありません。保証の範囲、購入後の調整窓口、返品や交換の条件を先に確認して、無理のない選択をしましょう。

比較の出発点になる例:ヤマハFS820

具体例として、ヤマハのFS820は、メーカーがくびれの深いコンパクトなボディと説明しているモデルです。表板にはスプルース単板、裏・側板にはマホガニーを採用しています。表板は胴体の表側、単板は薄い板を重ねた合板と区別される木材の構成を指します。これらは仕様の説明であり、木材名だけであなたの弾きやすさが決まるわけではありません。

抱えやすさを比べたいときの候補にできますが、小ぶりでもすべての人に合うとは限りません。また、機器につなぐ用途は端子や電気系統の有無を別途確認する必要があります。ここでの紹介は公式仕様に基づく比較例で、実機を使ったレビューや性能順位ではありません。店頭で同程度の大きさのギターも触り、手に合うかで絞ってください。

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YAMAHA FS820

アコギ初心者の値段の目安|本体はいくらで、どこで買うか

アコギ初心者が最初に用意する金額は、本体2万〜5万円、チューナーやピックなどの小物を含めた合計で2.5万〜6万円が目安です。1万円台の本体でも音は出ますが、弦を押さえる負担や調弦の狂いやすさが練習の妨げになりやすく、数年使う前提なら3万円前後からが選びやすい価格帯です。ここでは価格帯で何が変わるか、セットと単品のどちらにするか、どこで買うかを順に整理します。

以下の金額はいずれも2026年9月5日時点の一般的な価格帯の目安です。実売価格は仕様変更や在庫状況で変わるため、購入前にメーカー公式サイトと販売店の表示で確認してください。

価格帯で変わるのは弾きやすさと調整の手間

価格帯が上がって主に変わるのは音そのものより、弾きやすさと、購入後に調整が必要になる度合いです。同じアコースティックギターでも、この2点が練習を続けられるかを左右します。

アコギの価格帯別の目安(2026年9月5日時点)
本体の価格帯 小物込みの合計目安 主に変わること 向いている人
1万円台 1.5万〜2.5万円 個体差が大きく、弦を押さえる負担や調弦の狂いが出やすい。購入後の調整が前提になりやすい 最小費用でまず音を出せる環境を作りたい人
2万〜3万円 2.5万〜4万円 大手メーカーの入門モデルが選べる。付属品の内容で総額が変わる 弾き語りを低予算で始めたい人
3万〜5万円 4万〜6万円 表板に単板を使うモデルが増え、弾きやすさが安定しやすい 数年使う前提で1本を選びたい人
5万円以上 6万円〜 材や仕上げの選択肢が広がる。初心者が判断に使える材料は増えない 好みの音がすでに決まっている人

本体だけで予算を使い切らないことが大切です。アコギとエレキを比べて機種まで絞り込みたい場合は、ギター初心者におすすめの最初の1本に価格帯別のモデル比較をまとめています。

初心者セットと単品はどちらを選ぶか

初日に足りない道具をなくしたいなら初心者セット、本体の質に予算を寄せたいなら単品と必要な小物だけを選びます。同じ総額ならセットは小物の分だけ本体に使える金額が下がるため、抱えやすさと音を優先するなら単品が有利です。

初心者セットと単品購入の比較
比べる点 初心者セット 単品+必要な小物
初日にそろう度合い ケース・チューナー・ピック・替え弦・クロスなどが同梱されることが多い 自分で選んで買い足す
本体に使える予算 同じ総額なら小物の分だけ下がる 総額をそのまま本体に充てられる
後で買い替えるもの ピック・弦・クロスは消耗品として使い切れる。チューナーやスタンドは買い替えることがある 最初から手に合うものを選べる
デザインの選択 組み合わせが決まっている場合がある 色や形を自分で選べる
向いている人 何を買うか決めきれない人、贈り物にする人 抱えやすさと音を優先したい人

どこで買うか|実店舗・通販・中古の違い

最初の1本は、抱えて試せて初期調整を頼める実店舗が無難です。型番が決まっているなら通販でも問題ありませんが、中古やフリマは楽器の状態を自分で判断することになるため、1本目には向きません。

購入経路ごとの強みと注意点
買う場所 強み 注意点
実店舗(楽器店) 抱えて試せる。初期調整と購入後の相談ができる その店の在庫の範囲で選ぶことになる
通販(メーカー・楽器店の公式通販) 型番で選べる。価格や在庫を比較しやすい 個体を試せない。初期調整の有無を注文前に確認する
中古・フリマ 同じ予算で上位モデルを狙える ネックの反りや弦高、修理の必要を自分で判断することになる

中古を検討するなら、弾きにくさの原因になりやすい弦の高さの見方を先に知っておくと判断しやすくなります。測り方はアコギ弦高調整を自分で行う方法にまとめています。

アコギ初心者に必要なもの|最初にそろえる道具と後でよい道具

道具は「今の練習に必要か」で分けます。初日から録音機材やたくさんのエフェクターをそろえる必要はありません。エフェクターとは、電気信号にした音へ変化を加える機器です。まずはギターを安全に扱い、音を合わせ、短く練習できる状態を作りましょう。

ギター用の道具を最初に用意するものと必要になってから足すものに分けた一覧
アコギの練習を始めるための道具
道具 用意する目安 役割と確認点
ギター本体 最初に必要 手と体に合い、点検された状態のもの
チューナーまたは調弦アプリ 初日から用意 弦の音の高さを合わせる。手持ちのスマートフォンでも始められる
ピック この記事の練習では用意 弦をはじく小さな板。硬さの違う少量を試す
ケースとクロス 最初に確認 移動時の保護と、使用後のから拭きに使う
替え弦 早めに用意 本体に適合する種類・太さを店員に確認する
メトロノーム リズム練習から 一定の間隔で拍を鳴らす道具。アプリでもよい
カポタスト 必要な曲を弾く段階 複数の弦をまとめて押さえ、演奏する音域を変える
ストラップ 立奏などで必要な場合 楽器を支える帯。本体に合う取り付け方法を確認
譜面台・スタンド 環境に合わせて 見やすい譜面位置や、転倒しにくい置き場所を作る

チューナーは使いやすさと練習場所で選ぶ

静かな部屋なら、スマートフォンのマイクを利用する調弦アプリも入口になります。調弦とは、弦の音の高さを合わせることです。周りの音を拾いやすい環境や、練習中にスマートフォンを譜面表示に使いたい場合は、ギターの先端に挟むクリップ型も候補になります。すでに使える道具があるなら、最初から重複して買う必要はありません。

たとえばKORG Pitchclip 2は、楽器にクリップで取り付け、振動を拾って音の高さを表示するチューナーです。メーカーが案内するリバース機能は表示の向きを切り替えるもので、取り付け位置に応じて読みやすさを調整できます。独立した小型の道具として使える一方、電池の用意や交換は必要です。スマートフォンの画面の大きさを好む人には、アプリのほうが見やすい場合もあります。

製品名の似た別モデルと機能を取り違えないよう、購入する型番と説明書を確認してください。チューナーを使わないときは、付けたままの保管が楽器の塗装へ影響しないか、本体とチューナー双方の注意事項を確認しましょう。

KORG Pitchclip 2

ピックは握りやすさを試し、カポは後から足す

ピックは、指で弦をはじく代わりに使う小さな道具です。薄めでしなるものと、少し硬いものを試すと感触の差が分かります。厚さの数字だけを正解にせず、握り込まずに弦を通り抜けられるか、音を出したときに手からずれすぎないかを見てください。本記事の下向きに弾く練習はピックを使いますが、指弾き自体が間違いという意味ではありません。

カポタスト、略してカポは、ネックに取り付けて弦をまとめて押さえる道具です。同じ指の形のまま、曲に合わせて音の高さを変えたいときに役立ちます。ただし、カポを付けるとどんな曲でも簡単になるわけではなく、楽譜の指定に合わせた使い方が必要です。最初の2週間の練習例ではカポを使わないので、必要な曲が決まってから追加できます。

小物の単価と、最初に払う合計の目安

本体以外に最初にかかる金額は、おおむね3,000〜8,000円です。初日に必要なのはチューナーとピックだけで、調弦アプリを使うならチューナーの分は後回しにできます。内訳は次のとおりです。

アコギの小物の価格帯と必要な時期(2026年9月5日時点)
道具 価格帯の目安 初日に必要か
チューナー(クリップ式) 1,000〜3,000円 必要。調弦アプリで代用すれば0円で始められる
ピック(数枚) 1枚50〜200円 必要
替え弦(1セット) 800〜2,000円 早めに用意
クロス 300〜800円 早めに用意
カポタスト 1,000〜3,000円 後でよい
ギタースタンド 1,000〜3,000円 後でよい
ストラップ 1,000〜3,000円 後でよい。立って弾くときに必要

ケースは本体か初心者セットに付属することが多いため、別に買う前に付属品を確認してください。価格帯は2026年9月5日時点の目安で、販売店やブランドによって変わります。

初日に覚える準備|持ち方・チューニング・ピックの動かし方

調弦する6本の弦と音名を太い順に対応させ、準備の順番も示す図解

体とギターを安定させる

足裏を床に置きやすく、腕を動かしてもぶつからない椅子に座ります。背中を丸めて指板をのぞき込み続けると、首と肩が疲れやすくなります。ボディを少し起こし、左手だけで楽器全体を持ち上げないように支えてください。ここからの左右の説明は右利き用のギターを前提にしています。

左手はネックの後ろに親指を添え、指先を弦へ近づけます。手首を無理に折り込んだり、親指と人差し指で強く挟み続けたりする必要はありません。指を置きづらいときは、いったん手を離して肩を下げ、ギターの向きや高さから調整しましょう。鏡で体全体を見ると、指先ばかり見ていたときには気づかなかった姿勢を確認できます。

太い弦からE・A・D・G・B・Eに合わせる

標準的なチューニングでは、太い6弦から細い1弦へE・A・D・G・B・Eの順に合わせます。音名を日本語で読むとミ・ラ・レ・ソ・シ・ミです。6弦と1弦はどちらもEですが、音の高さは異なります。数字の付く表示なら、低い順にE2・A2・D3・G3・B3・E4です。チューナーの「♯」は半音高い音、「♭」は半音低い音を表す記号です。

  1. 調弦アプリやチューナーを起動し、設定が選べる場合は標準的なギター調弦を選びます。
  2. まず6弦だけを鳴らし、表示される音名を確かめます。他の弦には軽く触れて響きを止めます。
  3. 弦を巻き取る金具であるペグを、その弦につながっているか確かめてから少しずつ回します。
  4. 目標の音名になり、低い・高いの表示が中央などの適正位置に合ったら、次の弦へ進みます。
  5. 6本を合わせた後、もう一度6弦から確認します。

ペグの取り付け向きは楽器によって違うため、「すべて時計回りで高くなる」と暗記しないでください。少し回して音がどう変化したかを見ます。同じEの表示にするために延々と締め続けるのも危険です。音が大きく外れている、弦が極端に張っている、どの高さを目指すのか分からない場合は手を止め、経験者や楽器店に確認してください。チューナーの表示の読み方や基準音の考え方はギターチューニングのやり方で詳しく解説しています。

ピックは先端を少し出し、下向きに小さく動かす

ピックを親指と人差し指で支え、先端を少し出します。強くつまみすぎず、かといって弦に当てるたびに落ちるほど緩めない程度を探しましょう。最初は左手を弦に軽く触れさせて響きを止め、右手だけで太い弦側から細い弦側へ小さく動かします。下向きに弾く動作をダウンストロークと呼びます。

ピックを弦の奥へ入れすぎると引っかかりやすくなります。腕全体を大きく振る前に、弦の表面を通る感覚を試してください。速さよりも、同じくらいの動きと音量を繰り返せることを目指します。最初から大きな音で弾く必要はありません。

最初のコードはEm・Amから|押さえる弦と鳴らす弦を分ける

Emは「イーマイナー」、Amは「エーマイナー」と読みます。mはマイナー、和音の種類のひとつを表す記号です。この2つは、指1本で複数の弦をまとめて押さえる形を使わず練習できます。最初から多くのコードを暗記するより、少ない形で音を確認する習慣を作りましょう。

EmとAmのコード図を並べ、押さえる指と鳴らしてよい弦を対応表示する
最初に試す2つのコード
コード 押さえる位置の例 鳴らす弦
Em 中指で5弦2フレット、薬指で4弦2フレット 6弦から1弦まで
Am 人差し指で2弦1フレット、中指で4弦2フレット、薬指で3弦2フレット 5弦から1弦まで。6弦は鳴らさない

フレットの「すぐ手前」に指を置く

2フレットを押さえるときは、2本目の金属フレットのすぐ手前、ギターの先端側に指を置きます。金属の真上や、1フレットとの中間に大きく離した位置より、少ない力で音を出しやすい場所を探してください。爪ではなく指先の腹で弦を押さえ、隣の弦を不用意に触っていないかも確認します。

「強く押さえれば解決する」と考える前に、指の位置と角度を少しずつ変えます。指先を立てるために手首を極端に曲げるのではなく、ネックを持つ位置や親指の支え方から見直しましょう。指の長さや関節の形には個人差があるので、写真と完全に同じ見た目にすることより、楽に音が鳴ることを優先します。

1本ずつ鳴らして、止まっている音を探す

Emの形ができたら、6弦から1本ずつゆっくり鳴らします。音が詰まる弦があれば、その弦を押さえる指だけでなく、隣から触れている指も見てください。問題のない指まで一度に動かすと、何が原因だったか分からなくなります。ひとつ調整してから、同じ弦をもう一度鳴らすと比べやすくなります。

Amでは6弦を弾かず、5弦から始めることが練習になります。左手の形ばかりでなく、右手がどの弦から出発するかもコードの一部と考えましょう。ここで指を使って1本ずつ確かめても問題ありません。全部きれいに鳴らない日は、鳴った弦をひとつ記録できれば十分な前進です。

Fコードは2週間の必修にしない

Fコードでよく使う形には、人差し指で複数の弦をまとめて押さえるバレーという動作が含まれます。初めて触る日にそれを完成させようとすると、握り込みや長時間の反復になりがちです。この記事の2週間ではEmとAmを中心にし、Fの完成は条件にしません。

後でFが必要な曲に進んだら、鳴らす弦を絞った形を教わる方法もあります。ただし、FをFmaj7など別のコードに替えると構成する音が変わり、曲の響きも変わります。「簡単な名前なら同じ音」と思い込まず、簡易アレンジとして説明された教材を選びましょう。Fの形に進む時期の見極め方はギターコード 初心者向けの押さえ方にまとめています。

最初の1週間|音を合わせて、2つのコードに慣れる

1日の目安は、調弦2分、前日の確認3分、その日の課題5分、短い記録1分程度です。慣れないうちは調弦だけで時間がかかっても大丈夫。時間を埋めるために無理に課題を増やさず、疲れる前に終わるよう調整してください。以下の達成目安は、先へ進むか判断するための小さな目標です。

1〜7日目の練習課題を順に追える週間計画
1〜7日目の練習メニュー
取り組むこと その日の達成目安
1日目 持ち方と6本の調弦 太い弦から順に目標の音名を確認できる
2日目 ピックで下向きに弾く 小さな動きで4回、落ち着いて繰り返せる
3日目 Emを押さえ、1本ずつ鳴らす 音の出ない弦がどれかを見つけられる
4日目 Amを押さえ、5弦から弾く 6弦を避ける出発位置を確認できる
5日目 EmとAmをゆっくり交互に作る 時間をかければ両方の形に移れる
6日目 4つ数えてコードを鳴らす 弾く間に声で拍を数えられる
7日目 復習・録音・休息 次週に直したい点を1つ選べる

1〜2日目:調弦と右手だけに集中する

1日目は弦の番号とペグの対応を覚える日です。すべてを見ずにできる必要はなく、説明を見ながら6本を確認できれば前進です。ケースから出す、安定した場所で構える、調弦するという順序を決めると、翌日に何から始めればよいか迷わなくなります。最後はクロスで軽く拭き、決めた場所へ片付けます。

2日目は左手で和音を作らず、弦に軽く触れて音を抑えた状態で、右手の下向きの動きだけを試します。4回動かして休む、を数セットで十分です。引っかかるなら、力を足す前にピックの出し方や弦への入り込み方を調整します。前日にできた調弦も最初に繰り返しましょう。

3〜4日目:音の確認を「失敗探し」ではなく点検にする

3日目にEm、4日目にAmを試します。すべての弦が同時にきれいに鳴らなくても、1本ずつ聞けば直す対象を絞れます。Emの4弦が鳴らないなら指の位置を少し直す、Amの1弦が詰まるなら2弦を押さえる指が触れていないかを見る、といった具合です。

弾いた回数より、「どの変更で音が出たか」を短くメモします。「人差し指を少し立てたら1弦が鳴った」と残しておくと、翌日の再現に使えます。疲れて形が崩れてきたら、一度指を離して休みましょう。無理に押さえ続けると、よい状態と疲れた状態の違いが分かりにくくなります。

5〜7日目:コードを移る時間も練習に含める

5日目はEmを鳴らした後、音を止めてAmの形を作ります。最初は止まって構いません。Emで4弦を押さえていた薬指を3弦へ移し、中指を5弦から4弦へ動かし、人差し指を2弦へ置く、という移動をゆっくり確認します。これはひとつの指使い例で、教材で別の指使いを習っている場合は、その説明に合わせてください。

6日目は「1・2・3・4」と声で数え、1のところだけEmを鳴らします。残りの拍を数えながらAmの準備をし、次の1で鳴らす練習にすると、動く時間が分かりやすくなります。7日目は10〜20秒ほど録音して聞き、音程、音の詰まり、拍のどれを次に直すか1つ選びます。指が疲れているなら、録音を聞く日や休む日にして構いません。

2週目|一定の拍で弾き、短い演奏をつなげる

2週目はコードを増やすことより、少ないコードを同じ間隔で鳴らすことを優先します。メトロノームのBPMは、1分間に鳴る拍の数です。たとえば60 BPMなら1秒に1拍の間隔になります。最初は60 BPM前後を試し、準備が間に合わなければ、4拍に1回だけ弾く方法に戻してください。ダウンとアップを混ぜる段階に入ったらギターストロークのやり方が次の教材になります。

8〜14日目の計画と、4拍に1回弾く練習方法を示す図
8〜14日目の練習メニュー
取り組むこと その日の達成目安
8日目 メトロノームを聞いて4拍ずつ数える 弾かずに16拍程度ついていける
9日目 Emを1拍に1回、下向きに弾く 4拍を2回、同じ間隔で続けられる
10日目 4拍ごとにEmとAmを切り替える 間に合わない箇所を特定できる
11日目 弾く回数を調整して移動を安定させる 4拍に1回なら切り替えて続けられる
12日目 短い練習パターンを繰り返す EmとAmを交互に4小節分弾いてみる
13日目 好きな曲の教材と必要なコードを確認 次に覚えるコードか短い区間を1つ選べる
14日目 録音と振り返り 1週目より変わった点と次の課題を言える

8〜9日目:弾く前に拍を聞く

メトロノームを鳴らしたら、いきなり合わせようとせず、数拍聞いてから「1・2・3・4」と数えます。1拍は一定の時間の区切りで、小節は拍をまとめた区切りです。ここでは4拍を1小節として練習します。楽器を持たず、手拍子だけで同じ間隔を感じてからギターへ戻ると、右手と左手を同時に動かす負担を減らせます。

9日目はEmの形を保ち、1拍に1回だけ下向きに弾きます。速くなったり遅くなったりしたら、音量ではなく動きの大きさを見直しましょう。大きく振り上げすぎると次の拍までに戻りにくくなります。4拍を2回できたらいったん休み、同じ速さで再開できるかを確かめます。

10〜11日目:間に合わないときは弾く回数を減らす

10日目はEmを4拍、Amを4拍という順でつなぎます。4拍目の後に急いですべての指を動かすのが難しければ、11日目は各小節の1拍目だけ鳴らす練習へ戻しましょう。2・3・4拍目は声で数えながら次の形を準備します。これは練習を分解しているのであって、できなかった分を長時間で埋め合わせる必要はありません。

慣れたら1拍目と3拍目に弾き、さらに余裕があれば毎拍へ進めます。移動の途中で音が少し途切れることより、数える拍まで止めてしまっていないかを先に聞いてください。左手を見続けて姿勢が崩れたら、テンポや弾く回数を下げ、体に無理がない条件へ戻します。

12〜13日目:4小節をひとまとまりにする

12日目の練習例は、Emを1小節、Amを1小節、Emを1小節、Amを1小節です。各小節を4拍で数え、合計16拍の短いまとまりを作ります。既存曲の楽譜を転載したものではなく、コードの切り替えを練習するための例です。1拍目だけ鳴らす形でもよいので、最初から最後まで拍を数えてみましょう。

13日目に好きな曲の教材を開き、登場するコードと演奏の速さを確認します。EmとAmだけでは弾けない曲も多いので、まだ全部弾けないことを失敗にしないでください。教材に沿って次のコードを1つ選ぶ、サビの前半だけを目標にするなど、練習範囲を具体化します。動画なら、手元が見えて説明を止めながら確認できるものが使いやすいでしょう。

14日目:速さより、できる準備が増えたかを見る

14日目には1週目と同じ条件で短く録音します。録音中だけ無理に速くせず、同じテンポとコードで比べるほうが変化を聞き取りやすくなります。「調弦の順番を覚えた」「Amで6弦を避けられた」「止まっても拍に戻れた」といった変化も立派な成果です。

次の2週間は、コードを1つ増やす、2つのコードをもう少し安定させる、短い曲の区間に取り組む、の中からひとつ選びます。すべてを同時に増やす必要はありません。まだ指が迷うなら、この2週間の計画をもう一度使ってください。日付を守ることではなく、練習の入口が自分で分かることが目的です。

音が鳴らない・指がつらいときの確認順

音が詰まるときの確認手順と、休む判断を別の流れで示す図

音が詰まるなら、強く押す前に位置を確認する

「ポコッ」と短い音しか出ないなら、指が目的の弦を押さえ切れていないか、隣の弦へ触れている可能性があります。まず1本ずつ鳴らし、問題の弦を特定します。次にフレットのすぐ手前へ位置を調整し、隣の指の接触を確認してから、必要な分だけ押さえる力を足してください。

弦が金属に触れるような雑音は、指の位置や弾く強さだけでなく、楽器の状態でも起こりえます。指を離した弦でも同じ場所で雑音が続く、以前より急に押さえにくくなった、といった場合は、無理に練習だけで解決しようとせず、楽器店で状態を確認してもらいましょう。原因が分からない段階で部品を削るのは避けます。

痛みやしびれは、上達のために我慢する課題にしない

指先が弦に慣れないうちは、短い練習でも負担を感じることがあります。つらいときは手を離して休み、押さえる力、姿勢、練習時間を見直してください。鋭い痛みやしびれ、皮膚の傷がある状態で、同じ動作を繰り返す必要はありません。気になる症状が続くときは練習を中断し、適切な相談先で確認しましょう。

楽器を弾かない日も、拍を数える、コード名と弦の番号を確認する、短い録音を聞くといった学習はできます。「触らなかった日はゼロ」と考えず、体に負担をかけない内容へ切り替えてください。指先を硬くするために長時間押さえ続けたり、皮膚を傷めたりする方法は練習に取り入れません。

コードが移れないなら、左手だけ・右手だけに分ける

移動に時間がかかる日は、左手でEmとAmの形を作る練習と、右手だけで4拍を刻む練習を別々に行います。両方を合わせるときは、4拍に1回鳴らす段階から再開しましょう。指が何本動くか、どの弦から鳴らすか、拍をどう数えるかを一度に考えすぎない工夫です。

スマートフォンで手元を短く撮影すると、指を必要以上に高く上げていないか、肩が上がっていないかも見直せます。ただし、動画の見た目だけで正しい姿勢を判断しきれない場合は、教室の体験や単発のレッスンで見てもらう方法があります。質問するときは「Amに変えると1弦が鳴らない」のように、起こる場所を具体的に伝えると相談しやすくなります。

練習後の片付けと保管|拭き方と置き場所

練習後は拭き、熱と転倒を避けて保管する

練習後は、柔らかいクロスで弦や手の触れた部分を軽くから拭きします。洗剤やアルコールなどを自己判断で使わず、塗装や部品に合う手入れを説明書で確認してください。暖房や冷房の風が直接当たる場所、直射日光が差す場所、車内に放置することは避け、温度や湿度が急変しにくい場所へ置きます。

壁や机に立てかけたままにすると、ふとした接触で倒れることがあります。ケースか適合するスタンドを使い、子どもやペットが触れにくい場所を考えましょう。毎回弦をどの程度緩めるかは、使用間隔とメーカーの案内を確認して決めます。すべてのギターに同じ保管方法を当てはめるのではなく、手元の楽器の説明書を基準にします。弦がさびて音が曇ってきたときの交換手順はギター弦交換・張り替え方法を参照してください。

よくある質問|アコギ初心者がつまずきやすい点

アコギ初心者はまず何をすればいい?

最初にやることは、6本の弦の音を合わせる調弦です。音が合っていないと、正しく押さえても違う響きになり、どこを直せばよいか分からなくなります。調弦のあとはEmとAmを1本ずつ鳴らして確認し、そのあと拍を数えて弾く練習へ進みます。

初心者が最初に買うアコギはいくらくらい?

本体2万〜5万円、小物を含めた合計2.5万〜6万円が目安です。数年使う前提なら3万円前後から選ぶと弾きやすさが安定しやすくなります。1万円台でも音は出ますが、購入後の調整が前提になりやすい価格帯です(2026年9月5日時点の目安)。

アコギ初心者にはどのギターが良い?

抱えたときに右腕が窮屈にならないボディサイズで、弦を押さえる負担が軽く、購入後に相談できる店で買える1本が良い選択です。型番よりこの3点を先に確認してください。機種の比較はギター初心者におすすめの最初の1本にまとめています。

独学でも始められる?

説明付きの教材を使い、調弦と短いコード練習から始めることはできます。ただし、自分では気づきにくい姿勢や楽器の状態は、経験者に見てもらうと判断しやすくなります。毎週通うことだけが選択肢ではなく、最初の持ち方と調弦だけ教わる、つまずいたところを単発で相談する使い方もあります。

毎日練習しないと上達しない?

練習時間を確保できる曜日は人によって違います。まずは生活に入れやすい短い枠を決め、前回どこまでできたかを残してください。休んだ翌日に最初から全部やり直す必要はありません。調弦をして、前回のコードを1本ずつ確認し、同じ小さな課題から再開すれば十分です。

手が小さいとアコギは難しい?

手の大きさだけで続けられるかは決まりません。ボディの大きさ、ネックの形、弦を押さえる負担、楽器を構える角度をまとめて確認します。指が届かないと感じたときも、強く引っ張る前に位置を見直しましょう。店頭で複数の楽器を持ち、手に合うものを選ぶことが最初の助けになります。

2週間で好きな曲を1曲弾ける?

曲の難しさや練習経験によって異なるため、2週間で1曲完成すると約束することはできません。コードが少ないゆっくりしたアレンジなら一部分に取り組める場合もあります。この記事では、1曲完成の前に必要な調弦、音の確認、コード移動、拍を数える動作を練習します。まず短い区間でできることを増やし、少しずつ曲へ広げましょう。

2週間の次にやること|3週目以降の練習の進め方

2週間の内容が一通り終わったら、次はコードを3〜4個に増やし、曲の一部分を通して弾く段階に進みます。やることを一度に増やすと迷いやすいので、左手・右手・曲の3方向に分けて、1週間ごとにどれか1つを進めてください。

3週目以降に進める方向と対応する記事
進める方向 3週目以降にやること くわしい手順
左手(押さえ方) C・G・Dを足し、Fの形に少しずつ触れる ギターコード 初心者向けの押さえ方
右手(リズム) 4拍の中でダウンとアップを混ぜる ギターストロークのやり方
コードが少ない曲を1曲選び、Aメロだけ弾く アコギ初心者の練習曲30選ギター初心者が弾ける簡単な曲15選
歌と合わせる 弾く手を止めずに歌の入りを合わせる ギター弾き語りは簡単コード4つから
指弾き ピックを置き、親指と3本の指で弦を分ける アコギ フィンガーピッキング入門
楽器の維持 弦がさびたら交換し、弾きにくさが残るなら弦の高さを確認する ギター弦交換・張り替え方法アコギ弦高調整
立って弾く ストラップを付け、座ったときと同じ位置に合わせる ギターストラップの付け方

どこから進めるか迷ったら、曲を1つ決めてから必要な要素を逆算するとやることが絞れます。2週間で身につけた調弦と音の確認は、どの方向へ進んでも毎回の出発点になります。

まとめ|今日の目標は「準備して、ひとつ音を出す」

アコギ初心者は、体に合う1本を選び、音を合わせる道具を用意し、短い練習を続けるところから始められます。費用は本体2万〜5万円、小物込みで2.5万〜6万円が目安。選ぶときは抱えやすさ、弦の押さえやすさ、好みの音、付属品、購入後の相談先を確認しましょう。道具はチューナーとピックだけ初日にそろえ、カポやスタンドは後から足せば大丈夫です。

最初の2週間は、E・A・D・G・B・Eの調弦、EmとAmの音の確認、4拍を数えながらの演奏を土台にします。難しいコードや速い演奏を急いで増やすより、自分で準備し、どこを直せばよいか見つけられることを目指してください。

これから買うなら、店頭で候補を抱えてみること。すでに手元にあるなら、今日の6本の音を確かめること。そのひとつを終えたら、できたことを短く残しましょう。次にギターを手に取ったとき、その記録が続きの入口になります。

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