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ディレイエフェクターは、弾いた音を少し遅らせて繰り返す機材です。短いエコーから拍に合わせた反復まで、10機種を反復音の作り方・テンポ合わせ・設定保存で比較します。
まず、手でつまみを合わせるだけで足りるか、演奏中に足でテンポを変えたいかを決めましょう。曲ごとに作った設定を呼び出したいなら、メモリーの有無も重要です。紹介順は順位ではなく、音質の優劣を試奏で測定した結果ではありません。

- 先に結論:足元の操作と保存の必要性で絞る
- 10機種の比較表
- ディレイの3つの操作を理解する
- アナログとデジタルは音色と機能を分けて考える
- テンポ合わせと設定保存の違い
- おすすめのディレイエフェクター10機種
- 1. BOSS DM-2W:アナログ回路と2モード
- 2. BOSS DD-8:多彩なモードと純正電源セット
- 3. BOSS DD-3T:シンプルなデジタルとタップ
- 4. TC Electronic Flashback 2:TonePrintとMASH
- 5. TC Electronic The Prophet:3つのつまみで基本を作る
- 6. Fender Hammertone Delay:上側の端子と3位置の切替
- 7. Electro-Harmonix Canyon:タップと副次設定
- 8. BOSS DD-200:複数の設定を保存して切り替える
- 9. MXR M169 Carbon Copy:アナログと揺れの切替
- 10. Ibanez ADMINI:幅51mmのアナログ機
- 曲のテンポから必要な時間を考える
- 一台のアンプと録音機材では何が必要?
- オフにした後の反復音とルーパーも確認
- 接続と最初の設定
- 電源と予算を比べる
- よくある質問
- まとめ:反復・テンポ・保存から1台を選ぶ
- 出典・参考資料
先に結論:足元の操作と保存の必要性で絞る
基本操作を少なくしたいなら、アナログ回路を使うIbanez ADMINIやMXR M169が候補です。足で曲の速さに合わせるならBOSS DD-3TやDD-8、複数の設定を保存したいならDD-200を比べます。
反復の間隔は「ディレイタイム」、繰り返しの回数を決める調整は「フィードバック」と呼びます。つまみの名前が違っても、まずこの2項目と反復音の音量を確認すれば、基本の使い方を整理できます。
スイッチを曲の拍に合わせて踏む方法は「タップテンポ」です。タップに対応していても本体だけでできる機種と、別売りスイッチが必要な使い方では準備が違います。複数の音色を選べることと、つまみを含む自分の設定を複数保存できることも別の機能です。
10機種の比較表
表では回路・反復時間・テンポ操作・保存方法を同じ条件で整理しました。最大時間はモードや接続設定で変わる製品があるため、数値だけで優劣を決めず、使うモードも見てください。
| 機種 | 方式・時間 | テンポ合わせ | 設定の保存 | 電源と接続 |
|---|---|---|---|---|
| BOSS DM-2W | アナログ、標準20〜300ms/カスタム40〜800ms | つまみ、別売ペダルで時間を連続操作 | 設定メモリーなし | 9V電池または別売電源、原音別出力 |
| BOSS DD-8(純正電源セット) | デジタル、通常のSTANDARD等20〜800ms/REVERSE 300〜5000ms | 本体または別売スイッチ | 複数の設定メモリーなし | 左右入出力、セットに純正アダプター |
| BOSS DD-3T | デジタル、12.5〜800ms | 本体または別売スイッチ | 設定メモリーなし | 9V電池または別売電源、原音別出力 |
| TC Electronic Flashback 2 | デジタル、多くのタイプで20〜7000ms | つまみ、外部スイッチ対応 | TonePrintを3枠に保存 | 左右入出力、外部タップ時はモノラル |
| TC Electronic The Prophet | デジタル、最大1300ms | つまみ | 設定メモリーなし | 9V電池または別売電源 |
| Fender Hammertone Delay | デジタル/アナログ風、最大950ms | つまみ | 設定メモリーなし | 9Vアダプター、上側の入出力 |
| Electro-Harmonix Canyon | デジタル、5ms〜3秒 | 本体または外部スイッチ | 対応モードの副次設定を保持 | 9.6V電源、1入出力 |
| BOSS DD-200 | デジタル、STANDARD最大5000ms/ANALOG最大3000msなど | 本体または外部スイッチ | 更新後127メモリー+手動設定 | 左右入出力、単3電池3本または別売電源 |
| MXR M169 Carbon Copy | アナログ、最大600ms | つまみ | 設定メモリーなし | 9V電池または別売電源、1入出力 |
| Ibanez ADMINI | アナログ、20〜600ms | つまみ | 設定メモリーなし | 9Vアダプター、幅51mm |
表の「保存」はつまみを変えた後に別の設定を呼び出せるかを判断するための欄です。 Canyonの「9.6V電源」は説明書に記載された付属アダプターを示し、本体の電源条件は9V直流・150mA・センターマイナスです。Canyonの副次設定やFlashback 2のTonePrintは、DD-200のユーザーメモリーと同じ保存範囲とは限りません。電源の付属は販売セットによって異なります。
2台のアンプを使う予定なら、まず左右出力を持つDD-8、Flashback 2、DD-200を比較します。DD-3TやDM-2Wにも原音用の別出力がありますが、左右それぞれにどの音が送られるかは、接続の方法まで含めて異なります。端子の本数だけを「ステレオ」の意味で数えないことが大切です。
ディレイの3つの操作を理解する
最初に触るのは、音が返るまでの時間、繰り返す回数、反復音の大きさの3つです。この3項目を分けると、つまみの名称が違う機種でも目的に合わせて設定できます。
TIME:原音から反復音までの間隔
TIMEやDELAYは、弾いた音が返ってくるまでの時間を変えます。単位のms(ミリ秒)は1秒の千分の一で、500msなら0.5秒です。
短い時間では原音のすぐ後に音が重なり、長くすると別の反復として聴き取りやすくなります。最大600msのADMINIと、条件付きでより長いDD-8では作れる間隔が違いますが、長ければ必ず使いやすいわけではありません。演奏する曲の速さと欲しい音の間隔が、選ぶモードの範囲に入るかを見ます。
DD-8の取扱説明書ではSTANDARD、ANALOG、TAPEなどが20〜800ms、REVERSEは300〜5000msです。ロングディレイの出力設定では時間が2倍になります。「最大10秒」という数字だけで、どのモードでも同じ長さにできると考えないようにします。
FEEDBACK:繰り返しの量
FEEDBACK、REPEAT、REGENは、遅れた音を再び回路に戻す量を変え、反復回数に関わります。少なめから始め、音が何回返ってくるかを聴きながら増やします。
大きくすると反復が長く残り、機種や設定によっては音が増え続ける「発振」が起きる場合があります。意図的な効果として使うこともできますが、最初は音量を下げて少しずつ動かすと変化を把握しやすくなります。
反復の数と、1回目の反復までの時間は別の調整です。例えばTIMEを変えずにFEEDBACKだけを増やせば、音が返る間隔は変えずに、後ろに続く反復の量を調整できます。逆にFEEDBACKを固定してTIMEだけを変えれば、反復の量の設定を保ったまま音と音の間隔を変えられます。ただし間隔を伸ばせば、最後の反復までの経過時間も長くなります。
モードによってつまみの役割が変わる例もあります。DD-8のLOOPではFEEDBACKを反復回数の設定として使わず、GLTでは別の効果のかかり具合を調整します。初めて操作するときは、選んだモードの説明を見ながら、基本の3つまみの役割を当てはめてください。
LEVEL・MIX:原音に対する反復音の大きさ
LEVELやMIXは、原音と遅れた音の聞こえ方を調整します。ただし、効果音だけの音量を変えるか、両者の混ざり方を変えるかは機種によって異なります。
例えばDD-8のE.LEVELは効果音の音量を調整し、M169のMIXは原音と効果音の混ざり具合を扱います。同じ位置に合わせても同じ音量になるとは限らないので、両方を小さめから動かして聴き比べましょう。
反復をもっと目立たせたいなら、原音と比べながら効果音量を上げます。反対に反復が重なりすぎるなら、回数を減らす方法があります。TIMEを大きく変えると演奏の拍からずれる場合もあるので、目的に応じて一項目ずつ変え、何が改善したかを聴き分けます。つまみの時計の位置は機種共通の音量を表すものではありません。
アナログとデジタルは音色と機能を分けて考える
アナログ機は信号をアナログ回路で遅らせ、デジタル機は信号を数値に変換して処理します。仕組みの違いと、実際に選べる音色は分けて比較しましょう。
DM-2W、M169、ADMINIはメーカーがアナログ回路と説明する機種です。DD-8やDD-200はデジタル処理を使いながら、アナログ風やテープ風など複数のモードを選べます。「アナログのような反復音が欲しい」という希望と、「アナログ回路の製品を選びたい」という希望では、候補の範囲が変わります。
テープ風のモードは、かつてのテープを使う機材の音の特徴を再現するためのものです。実際のテープを交換する機械が内蔵されているとは限りません。DD-200は複数の再生ヘッドの組み合わせを選ぶTAPEモードを案内しており、単に「デジタルかアナログか」の二択では説明しきれない操作があります。
回路方式の名前から音の優劣や、特定のジャンルに必ず合うことは判断できません。手持ちのギターとアンプで欲しい変化を確認し、次に必要な時間と接続、最後にタップや保存を比べると、方式の名前だけで必要な機能を見落とさずに済みます。
テンポ合わせと設定保存の違い
タップテンポは足で拍を入力する機能、メモリーは設定を後から呼び出す機能です。片方があるだけでは、もう片方も使えるとは限りません。
タップテンポは本体か外部スイッチかを見る
曲の拍に合わせてスイッチを繰り返し踏むと、その間隔を基にディレイタイムを設定できます。テンポが変わるライブで、手を伸ばしてTIMEを回しにくい場合に役立ちます。

DD-3Tは本体のペダルまたは外部スイッチでタップでき、音符の長さを3種類から選べます。外部スイッチは本体と別に用意します。Canyonも本体または外部スイッチに対応しますが、外部スイッチをつなぐと本体側のタップ操作は無効になるため、使いたい操作に合わせて接続を決めます。
Flashback 2は外部スイッチを使う場合、入力端子の接続とソフトの設定が必要です。詳しい接続条件は後の録音機材の章で説明します。本体のMASHは踏む強さで効果を変える機能で、単に「タップテンポ」と同じものではありません。
タップ機能がなくても、TIMEを手で合わせれば一定の間隔で使えます。曲ごとに足で変更する必要がなければ、つまみ式を候補から外す必要はありません。
本体一つのスイッチをオン・オフとタップで兼用する製品では、モードへの入り方や踏む時間を覚える必要があります。外部スイッチを追加すると別の操作を割り当てられる場合がありますが、その分の接続ケーブルとボード上の場所も必要です。外部スイッチの型番が合うかは、製品の指定を優先します。
保存できる範囲と呼び出し方を分ける
作った音を曲ごとに戻したいなら、保存数だけでなく、何が保存され、演奏中にどう呼び出せるかを確認します。

DD-200はVersion 1.1への更新後、127のユーザーメモリーと手動設定を使えます。本体スイッチで設定した範囲を順送りにしたり、指定番号を呼び出したりできます。古い状態の機器に最初から127件あるとは限らないので、バージョンも確認します。
Flashback 2はTonePrintという音色設定を3枠に保存でき、アプリで設定を作成・転送できます。これはDD-200のような多数のユーザーメモリーと同じ操作ではありません。CanyonはECHOとLOOPを除くモードの副次設定を電源を切った後も保持しますが、全つまみを曲ごとに複数保存する機能として扱わないようにします。
保存機能を選ぶときは、例えば「曲Aで短い反復を1回、曲Bで長めに3回」という二つの状態を用意できるかを考えます。つまみ式では現在の位置がそのまま音になるので、切り替えるたびに手で合わせ直します。DD-200ならそれぞれの設定をメモリーに保存して呼び出す使い方ができます。
ただしメモリーに保存した後も、接続先のアンプの音量やギター側の設定まで記憶されるわけではありません。同じペダル設定でも周囲の機材が変われば聞こえ方は変わります。保存できる範囲は各製品の説明書で確認し、保存番号と曲名の対応を手元に控えておくと使い分けやすくなります。
おすすめのディレイエフェクター10機種
新品の販売ページとメーカー資料を確認した10機種を紹介します。価格付きカードの表示金額は、販売セットの内容と送料を合わせて比べてください。
1. BOSS DM-2W:アナログ回路と2モード
DM-2Wはアナログ回路で、短い反復を中心に使いながら、2つのモードを切り替えたい人に向きます。
BOSS
▶ BOSS公式サイトで製品情報を見る¥26,400
Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月3日 2:50時点
※価格および在庫状況は変更される場合があります。
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標準モードの時間は20〜300ms、カスタムモードは40〜800msです。短い設定を使う場合でも、カスタムを選ぶと最大時間を広げられます。つまみは反復の速さ、回数、効果音量を扱います。
原音の別出力があり、別売りのエクスプレッションペダルを使うとディレイタイムを連続的に動かせます。ただしタップテンポや複数のメモリーを優先する人は、DD-3TやDD-200と比較してください。9V電池または別売りアダプターで使います。
2. BOSS DD-8:多彩なモードと純正電源セット
DD-8は複数のディレイとループ機能を1台で使い、左右の入出力も必要な人に向きます。
BOSS
▶ BOSS公式サイトで製品情報を見る¥25,960
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モードの位置は11種類で、そのうちLOOPは演奏を録音して繰り返す機能です。STANDARDやTAPEのほか、逆再生のREVERSEなどを選べます。LOOPの録音はモノラル最大40秒、ステレオ最大20秒です。
タップテンポは本体のほか別売りスイッチでも操作できます。一方、曲ごとの複数の設定をメモリーに保存して切り替える目的ならDD-200が候補です。紹介する販売セットはDD-8本体と純正アダプターPSA-100S2の組み合わせで、カード価格もセットの金額です。
3. BOSS DD-3T:シンプルなデジタルとタップ
DD-3Tは、デジタルディレイの基本操作にタップテンポを加えたい人に向きます。
BOSS
▶ BOSS公式サイトで製品情報を見る¥20,900
Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月3日 2:51時点
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ディレイタイムは12.5〜800msで、本体のスイッチまたは外部スイッチからテンポを入力できます。音符の長さは3種類から選べるため、踏んだ拍と反復音の間隔を使い分けられます。
原音を別に取り出すDIRECT OUTを備える一方、DD-8のような多彩なモードや左右入出力を求める人には機能が絞られています。まず一つの基本音を作り、曲に合わせて間隔を変える使い方なら比較しやすい機種です。
4. TC Electronic Flashback 2:TonePrintとMASH
Flashback 2は、複数のディレイタイプを選び、アプリで作った音色も使いたい人に向きます。
TC Electronic
▶ TC Electronic公式サイトで製品情報を見る¥20,800
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メーカーは8種類のディレイタイプと、最大3つのTonePrintスロットを案内しています。TonePrintはアプリから作成・転送できる音色設定で、音色を入れ替えて使う方法です。
MASHはスイッチを押し続ける強さで設定された効果を操作します。外部タップはステレオ入力端子を兼用し、専用ソフトで有効にすると両出力がモノラルになります。曲別設定を多数、本体の専用メモリーで順送りしたい場合はDD-200も比べてください。
5. TC Electronic The Prophet:3つのつまみで基本を作る
The Prophetは、複数の保存機能よりも、間隔・回数・音量を手で決めたい人に向きます。
TC Electronic
▶ TC Electronic公式サイトで製品情報を見る¥7,480
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最大1300msのデジタルディレイで、TIME、REPEATS、MIXを備えます。時間の範囲を切り替えながら調整する構成なので、必要な間隔を選び、反復の量を決める基本操作を覚えやすい機種です。切り替える最大時間は200ms・500ms・1300msの3種類です。
足でテンポを入力する機能や曲別メモリーを目的にする場合は別の製品を選びます。9V電池または指定の電源アダプターで使用できますが、販売セットの付属品は注文前に確かめてください。
6. Fender Hammertone Delay:上側の端子と3位置の切替
Hammertone Delayは、上側に入出力があるペダルを探し、デジタルとアナログ風の音を切り替えたい人に向きます。
Fender
▶ Fender公式サイトで製品情報を見る¥9,000
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メーカー説明書ではTYPEスイッチにDigital、Analog 1、Analog 2の3位置があり、別のMODスイッチで揺れを加えられます。製品紹介はデジタルとアナログの2系統として説明していますが、アナログ側は2位置に分かれます。最大時間は製品ページで950msです。音の種類を切り替えられる一方、設定を曲ごとに保存する機種ではありません。
端子が上側にあるため、左右にプラグを挿す機種とは必要な余白の位置が異なります。ボードの幅だけでなく、上側の配線スペースと別売りの9Vアダプターを含めて選びます。
7. Electro-Harmonix Canyon:タップと副次設定
Canyonは、反復音の種類を選び、タップテンポやループも使いたい人に向きます。
Electro-Harmonix
▶ Electro-Harmonix公式サイトで製品情報を見る¥28,490
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メーカーは5ms〜3秒のディレイと、最大62秒のループを案内しています。電源は本体が9V直流・150mA・センターマイナスを要求し、説明書の付属アダプターは9.6V 200mAです。販売商品の付属品を確かめてください。本体スイッチまたは外部スイッチでテンポを入力でき、反復の音符の長さも選べます。
ECHOとLOOPを除く各モードには、通常のつまみとは別に調整できる副次設定があります。副次設定は別モードへ移動した後や電源を切った後も保持されますが、これは全つまみの状態を曲ごとに多数保存することとは異なります。操作を少なく済ませたい人はThe Prophetなども比べてください。
8. BOSS DD-200:複数の設定を保存して切り替える
DD-200は、曲ごとに異なるディレイ設定を保存し、足元から呼び出したい人に向きます。
BOSS
▶ BOSS公式サイトで製品情報を見る¥35,200
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12モードを備え、Version 1.1以降では127のユーザーメモリーと手動設定を使えます。本体スイッチにはメモリー切替やタップテンポなどを割り当てられ、外部スイッチやMIDI機器からの操作にも対応します。MIDIは機器同士で操作情報をやり取りする仕組みです。
メーカーのサポート資料ではSTANDARDの最大時間が5000ms、ANALOGは3000ms、TERA ECHOは700msと、モードにより上限が異なります。長い反復を目指す人は希望するモードの値を見て選びます。
本体幅101mm、奥行138mmで、単3電池3本または別売りアダプターを使用します。保存が不要で小さなボードに一台だけ置きたい人には、基本操作を絞ったDD-3TやADMINIのほうが選びやすい場合もあります。
9. MXR M169 Carbon Copy:アナログと揺れの切替
M169は、アナログ回路のディレイを基本の3つまみで扱い、必要なときだけ揺れを加えたい人に向きます。
MXR
▶ MXR公式サイトで製品情報を見る¥25,500
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最大600msで、DELAYは間隔、REGENは反復回数、MIXは原音と効果音の混ざり方を調整します。MODスイッチで揺れをオン・オフでき、音の変化を加えるか選べます。
タップテンポや設定メモリーを必要としない人にはシンプルですが、曲ごとの間隔を足で切り替えたい場合はDD-3Tなどを検討します。9V電池または指定の別売りアダプターを使用します。
10. Ibanez ADMINI:幅51mmのアナログ機
ADMINIは、設置幅を抑えつつ、アナログディレイの時間・反復・混ざり方を調整したい人に向きます。
Ibanez
▶ Ibanez公式サイトで製品情報を見る¥14,667
Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月3日 2:50時点
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メーカー公表値は幅51×長さ93×高さ56mm、ディレイタイムは20〜600msです。Delay Time、Repeat、Blendの3つまみで基本項目を扱います。電池は使えず、9Vアダプターまたは対応する電源装置が必要です。
本体幅51mmはDD-200の101mmより50mm小さい一方、プラグや電源ケーブルの張り出しを含む寸法ではありません。タップや保存より設置スペースを重視する人は、実際のケーブルの余白を合わせて判断します。
曲のテンポから必要な時間を考える
四分音符に合わせる場合、1拍の間隔は「60000÷BPM」で求められます。BPMは1分間の拍数で、120なら四分音符は500msです。
同じBPM120でも、八分音符なら250ms、付点八分音符なら375msです。付点八分音符は八分音符の1.5倍の長さを指します。ペダルの音符設定が付点八分音符に対応するなら、四分音符の拍を踏んでそこから換算する機種もあります。
例えばBPM120で四分音符の500msを使うなら、600msまで調整できるADMINIは時間範囲に入ります。ただし曲中のテンポ変化に足で追従したい場合は、手でTIMEを回すADMINIとタップ対応のDD-3Tでは操作が異なります。数値が入ることと、演奏中に操作できることを分けて選びます。
別の例としてBPM80では四分音符が750ms、付点八分音符はその4分の3の562.5msです。ADMINIの最大600msには付点八分音符の値が入りますが、四分音符の750msは入りません。DM-2Wならカスタムモードの最大800msには750msが入る一方、標準モードの最大300msには入りません。使うモードの範囲まで比較する理由がここにあります。
反対にBPM160では四分音符が375ms、八分音符が187.5msです。DM-2Wの標準モードの最大300msでは四分音符をそのまま設定できませんが、八分音符の187.5msは範囲内です。同じ曲でもどの音符の間隔を反復させたいかによって、必要な最大時間が変わります。
これらは拍を数値に換算した例で、機器の目盛りをその数値に正確に合わせた実測ではありません。つまみに数値表示がない機種では耳で合わせる必要があり、演奏のテンポも人や場面によって変わります。タップがある機種では、踏んだ拍と選択した音符の関係を各製品の説明書で確かめてから使います。
一台のアンプと録音機材では何が必要?
普段のアンプ一台で短い反復を加えるなら、一つの出力を持つ製品でも使えます。左右の広がりや原音と効果音の別録音を目的にするときは、端子の役割と接続先の入力数を先に決めます。
DD-3TはDIRECT OUTに機器をつなぐと、DIRECT OUTから原音、通常のOUTPUTからディレイ音のみを送ります。録音機材に独立した入力が2つあれば、それぞれを別の入力で受けられます。一方、入力が一つしかなければ、二つの信号を別々のトラックで同時に受けることはできません。DIRECT OUTを使わないときのOUTPUTには、原音とディレイ音が混ざります。
左右に異なる効果を送る使い方では、DD-8やDD-200の左右端子が候補になります。DD-8の説明書は、入出力の接続と選択したモードで端子の働きが変わることを明記しています。片側だけを使うときと両方を使うときに同じ信号が出ると決めつけず、使う接続図を参照します。
Flashback 2をモノラル入力で使うときは、空いているステレオ入力端子へ外部スイッチをTRSケーブルなどで接続できます。TRSは先端・中間・根元の3つの接点を持つプラグです。専用のTonePrint編集ソフトで外部タップを有効にすると、左右両方の出力はモノラルになります。ステレオ音声を入力しながら同じ端子に外部タップを接続することはできません。ステレオ信号の維持が必要か、外部スイッチを優先するかで選びます。
オフにした後の反復音とルーパーも確認
ディレイをオフにした瞬間、すでに鳴っている反復音を残したいか、そこで切りたいかで必要な設定が変わります。さらに録音した演奏を繰り返すルーパーは、ディレイの反復音とは別の機能です。
反復音を残すか切るか
DD-8のCARRYOVERスイッチは、効果をオフにしたときディレイ音を残すかどうかを選びます。たとえばソロの最後に弾いた音だけが自然に消えるまで残し、次のフレーズには新しくディレイをかけたくない場合、この切り替えが役立ちます。
反復音を残す場合も、無限に鳴ることを意味するわけではありません。反復が消えるまでの長さは、直前のフィードバックや選択したモードなどによって変わります。残す設定で反復が多すぎると次の演奏に重なるため、オフにする直前の音まで含めて聴いて設定します。
一方、曲の区切りで音をきっぱり止めたいときは、残さない設定が選択肢です。購入前には、使いたい機種が反復音の有無を切り替えられるか、オン・オフとどのような関係になるかを説明書で確認します。モード切替時とエフェクトをオフにしたときの反復音も同一とは限りません。
ディレイとルーパーは何が違う?
ディレイは入力音を遅らせて反復し、ルーパーは演奏を録音して一定の長さで繰り返します。伴奏を録ってその上に別の演奏を重ねる場合は、ルーパーの録音時間と操作方法を見ます。
DD-8のLOOPはモノラル入力で最大40秒、ステレオ入力で最大20秒です。Canyonは最大62秒、DD-200はモノラルで最大60秒と案内されます。これらの時間は録音できるループの長さであり、通常のディレイタイムと同じ数字ではありません。
録音できる最大時間だけでなく、録音開始、再生、重ね録り、停止を本体スイッチでどう操作するかも異なります。DD-200は二つの本体スイッチを同時に押してルーパーモードを準備します。CanyonはLOOPモードを選びます。ライブ中に使う人は、モードへ移動する手順まで含めて比較してください。
接続と最初の設定
まずギターからディレイ、アンプの順につなぎ、音量と反復回数を控えめにして音を出します。歪みペダルを併用するなら、ギター→歪み→ディレイ→アンプを出発点にします。
歪みの後ろにディレイを置くと、作った歪み音を繰り返します。順番を逆にすると遅れた音も歪み側に入るため、反復の重なり方が変わります。唯一の正解があるわけではないので、音量を下げてから順番を変え、目的に合うほうを選んでください。
アンプにエフェクトループという外部機材用の入出力がある場合は、アンプの説明書に従って接続を検討できます。対応する入力レベルや端子の構成はアンプごとに異なり、すべてのペダルとアンプを同じ方法でつなげるとは限りません。
電源と予算を比べる
購入費用には、商品の表示価格に加え、手元にない電源とケーブルを含めます。DD-8の紹介商品は純正アダプター付きセットですが、他機種は本体のみの販売もあります。
ADMINIは電池ではなく指定の9V電源を使います。DD-200は単3電池3本または別売りアダプター、M169は9V電池または指定電源です。同じ9Vの表示でも、プラグの形、極性、必要な電流が合うかを機種ごとに確認します。
ギターとペダル、ペダルとアンプをつなぐケーブルは基本的に2本必要です。2台のアンプへ別々に送るなら追加のケーブルも必要になります。表示価格は出品や時点で変わるため、本体単品とアダプター付きセットを同じ付属条件にして比べてください。
よくある質問
ディレイを選ぶときに迷いやすい、似た効果と操作条件を短く整理します。詳しい仕様は比較表と各機種の説明を参照してください。
ディレイとリバーブは何が違う?
ディレイは遅れた音の繰り返し、リバーブは部屋やホールのような残響を作る効果です。
アナログとデジタルはどちらがよい?
回路方式だけで好みは決まりません。使いたい反復時間と音色、操作や保存機能を合わせて比べます。
タップテンポがなくても演奏に使える?
TIMEつまみで間隔を合わせれば使えます。曲中に足で変更したい場合はタップ対応機が便利です。
設定の保存と音色の切り替えは同じ?
同じではありません。モード切替に加え、つまみの設定を何件保存できるかを機種ごとに見ます。
まとめ:反復・テンポ・保存から1台を選ぶ
手動で基本の反復を作るならADMINIやM169、タップを使うならDD-3T、曲別設定を保存するならDD-200が候補です。
必要な反復時間を確認した後、演奏中にテンポを変えるか、設定を呼び出すかを決めます。エフェクター全体の種類から知りたい人は、ギターエフェクターの種類一覧と選び方も参考になります。
出典・参考資料
- BOSS DM-2Wの製品仕様
- BOSS DD-8の取扱説明書
- BOSS DD-3Tの製品仕様
- BOSS DD-3Tの出力端子
- Flashback 2の製品仕様
- Flashback 2の接続と時間の取扱説明書
- The Prophetの製品仕様
- Hammertone Delayの取扱説明書
- Hammertone Delayの製品仕様
- Canyonの取扱説明書
- Canyonの製品仕様
- BOSS DD-200のメモリーと仕様
- DD-200のモード別最大時間
- MXR M169の説明書
- Ibanez ADMINIの仕様
情報確認日:2026年10月30日。






