Ibanezのギター・ベース種類一覧|主要シリーズと価格帯の違いを整理

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ギター

Ibanezは、RG・AZ・SRなどの「モデル系統」と、Standard・Premium・Prestigeなどの「仕様シリーズ」を分けて整理できます。まず欲しい楽器の形と機能を決め、同じ系統内で比較します。

たとえばRGとPrestigeは同じ分類の言葉ではありません。RGの中にも複数のシリーズがあり、AZにもPrestigeが存在します。この記事ではエレキギター、ベース、セミアコ、アコースティックの主要系統を一覧にし、販売ページを確認した10モデルを弦長・ネック幅・機能と現在価格で比べます。

モデル系統と作りのシリーズを別の軸で示す分類図

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  1. Ibanezの種類一覧|最初に楽器の系統を選ぶ
    1. RG・RGA・RGD|似た名前でも変わる部分がある
    2. AZ・AZES・S・SA・Q|握り方と持ち運びで分ける
    3. SR・BTB・EHB・Talman Bass・Mode|ベースの主要系統
    4. AS・AM・AF・AGとAE系|セミアコとエレアコを分ける
  2. Standard・Premium・Prestigeなどの違いと価格帯の読み方
    1. 予算帯は代表モデルの現在価格と組み合わせて読む
    2. メーカー希望価格・販売価格・生産国を混ぜない
  3. 代表10モデルを弦長・ネック幅・機能・現在価格で比較
  4. エレキギターの代表5モデル|RG・AZ・Qを選び分ける
    1. AZES40|635mmの弦長と9種類の音色切り替え
    2. RG421EX|アームを使わない24フレットの基本機
    3. RG550|薄いSuper WizardとEdgeを使いたい人向け
    4. AZ2204|Prestigeの22フレットとHyperionを選ぶ
    5. Q54|弦長を保ったヘッドレス・ギター
  5. ベースの代表3モデル|弦数・弦長・弦間をそろえて比較
    1. SR300E|4弦のまま音色を細かく調整する
    2. BTB745|35インチと19mm弦間の5弦ベース
    3. EHB1005MS|ヘッドレスとマルチスケールを組み合わせる
  6. セミアコとエレアコの代表モデル|AS73とAE140
    1. AS73|センターブロックを持つArtcoreのセミアコ
    2. AE140|生音と会場への接続を両立するエレアコ
  7. 買い方を決める3ケース|条件が変わると候補も変わる
    1. 最初のエレキ|24フレット指定の曲を弾く場合
    2. 買い替えのエレキ|635mmより短い弦長が欲しい場合
    3. 4弦から5弦へ|弦間18mm以下を条件にする場合
  8. 年式・付属品・新シリーズを購入前に読み分ける
  9. Ibanezの種類でよくある質問
    1. Ibanezは日本のブランドなら全部日本製ですか?
    2. RGとPrestigeはどちらが上ですか?
    3. QやEHBはヘッドがないのでショートスケールですか?
    4. AS73とAE140は同じようなアコースティックですか?
  10. 出典・参考資料

Ibanezの種類一覧|最初に楽器の系統を選ぶ

エレキならRG・AZ・S・Q、ベースならSR・BTB・EHBが比較の出発点になります。中空の胴を持つギターやアコースティックも別に展開されているため、「Ibanezは薄いネックのメタル用だけ」と考えると候補を狭めすぎます。

弦長は弦が振動する部分の長さ、フレットは音程の位置を区切る金属の仕切りです。通常の24フレットなら開放弦から2オクターブ上まで押さえられます。指板は弦を押さえる表面の板です。以下の系統一覧はブランド内を探す入口で、詳しい購入比較は後半の10モデルに絞っています。

楽器の分野 主要な系統 最初に分ける条件
ソリッドのエレキギター RG・RGA・RGD・AZ・AZES・S・SA・Q・ARなど 弦数、ネック形状、アームの有無
新しい多弦ギター系統 ALPHA 7・8弦、弦ごとに長さの異なる設計
エレクトリックベース SR・BTB・EHB・Talman Bass・Modeなど 弦数、弦長、弦間、ヘッドの有無
ホロウボディ系ギター AS・AM・AF・AGなど 胴内部の構造、胴幅、胴の厚さ
アコースティック系 AE・AEG・AC・AW・FRHなど 弦の種類、胴形状、電気出力の必要性
アーティスト仕様 JEM・PIA・JS・TODなど 専用のネック、回路、ブリッジ

ソリッドは胴の大部分が詰まった構造、ホロウは胴の内部に空間がある構造を指します。ホロウのうち、中央に木のブロックを設けたものがセミホロウで、日本では一般にセミアコと呼ばれます。ASとAEは名前が似ていますが、ASはホロウボディ系、AEはアコースティック系の分類です。

RG・RGA・RGD|似た名前でも変わる部分がある

RG系を選ぶときは、外観だけでなく弦長とブリッジの違いが決め手になります。RGの名前が付くことだけで、すべて同じネックや同じアーム機構だとは判断できません。

RGには固定式ブリッジのモデルと、弦を固定するロック式トレモロのモデルがあります。ブリッジは弦のボディ側の支点で、トレモロはアーム操作で音の高さを変える機構です。固定式ならアームは使えませんが、調弦を変えるときにトレモロのばねとの釣り合いを取り直す作業がありません。ロック式を選ぶ価値は、アームを積極的に使う曲で具体的になります。

RGAは立体的なトップ形状を持つ系統、RGDは低い調弦を視野に入れた設計を探す入口です。ただし文字だけから全モデルの弦長を決めつけず、個別仕様の数値を読みます。7弦を増やしたいのか、6弦のまま低く調弦したいのかでも候補は変わります。弦数と調弦は別の条件です。

AZ・AZES・S・SA・Q|握り方と持ち運びで分ける

AZ・AZESは幅広い音色の切り替え、S・SAはボディ形状、Qはヘッドレス構造に注目すると違いをつかめます。これらをすべてRGの価格違いとして並べると、演奏時に欲しい機能を見落とします。

AZの代表例AZ2204は丸みのあるAZ Oval Cネックで、RG550の極薄なSuper Wizardとは握りの方向が異なります。AZES40はAZと似た雰囲気でも、弦長635mm、22フレット、専用ピックアップとブリッジを持つ別設計です。上位AZの名称を省略しただけの同一製品ではありません。

SやSAは薄いボディや身体への収まりを重視して比較する系統です。一方のQは、ネック先端の糸巻きがないヘッドレス・ギターで、ボディ側で調弦します。Q54も弦長は648mmなので、外形がコンパクトだから弦が短いミニギターだという理解は当てはまりません。収納の短さと左手が押さえる距離を分けて考えられます。

SとSAの代表例では、S520AHが24フレット・HH配列・Edge-Zero IIのロック式、SA360NQMが22フレット・SSH配列・T102の非ロック式トレモロです。どちらも648mmですが、音域、音を拾う部品の並び、アームの機構が異なります。薄い胴だけで両者を同じとせず、これらの操作差から選べます。この値は代表型番の比較で、全S・SAへ一律に当てはめるものではありません。

SR・BTB・EHB・Talman Bass・Mode|ベースの主要系統

ベースはSRのスリムなネック、BTBの長めの弦長と広めの弦間、EHBのヘッドレス構造を基準に分けると比較しやすくなります。Talman BassやModeもあり、全機種が同じ現代的な外観や回路というわけではありません。

SR300Eは4弦でナット幅38mm、BTB745は5弦で47mmです。ナットは弦のネック側の支点で、ここの幅は低い位置を握ったときの感触に関係します。同じ「細いベース」という言葉より、弦数と幅を一組で読む方が、4弦から5弦へ持ち替える場面を想像できます。

EHBには弦長の異なる仕様があり、EHB1005MSは低音側889mm、高音側838mmのマルチスケールです。マルチスケールは弦ごとに振動する長さを変える設計で、フレットが斜めに並びます。EHBすべてが同じ弦長ではなく、型番末尾のMSの有無も比較に必要です。ModeのMDMは伝統的なベースの要素を踏まえた新系統で、24フレット、専用ボディ、Deltaピックアップなどを採用しています。

AS・AM・AF・AGとAE系|セミアコとエレアコを分ける

エレキの音色を中空の胴で楽しみたいならホロウボディ系、生音を軸にアンプや会場設備へつなぎたいならアコースティック系を比べます。どちらにも穴のある外観が見られますが、役割と出力の仕組みが異なります。

ASはセミアコを探す代表的な入口です。AS73はセンターブロック構造と2基の磁気ピックアップを持ち、一般的なエレキ用アンプへつなぐ使い方が中心になります。磁気ピックアップは金属弦の振動を電気信号へ変える部品です。似た外観のAM・AF・AGは、代表型番の胴幅と厚さをそろえると抱える形の違いが具体化します。

代表型番 胴の最大幅 胴の最大厚 フレット数
AS73 15 3/4インチ 2 5/8インチ 22
AM73G 14 1/2インチ 2 5/8インチ 22
AF75 15 3/4インチ 3 5/8インチ 20
AG75G 14 1/2インチ 3 5/8インチ 22

AM73GはAS73と厚さが同じで幅が狭く、AG75GはAF75と厚さが同じで幅が狭い代表例です。幅の差1 1/4インチは約31.8mm、厚さの差1インチは25.4mmです。小さな胴幅を望むのか、薄い胴を望むのかを別に判断できます。これらの寸法は各代表型番の値で、胴の空洞の構造まで寸法だけから決める比較ではありません。

AE140はスチール弦のエレアコで、弦の支点の下に設けたピックアップと電池駆動のプリアンプを備えます。プリアンプは拾った信号の音量や音質を整える回路です。エレアコではアンプを使わない生音も選択の中心に入り、エレキのASと同じ用途で買う楽器とは限りません。ナイロン弦を使うFRH系などは、弦の種類からさらに分けます。

Standard・Premium・Prestigeなどの違いと価格帯の読み方

価格を比べる前に、モデルの系統とシリーズの名前を分けます。Standardから上位仕様を探す方向はありますが、Iron LabelやGenesisなどを含めて、全製品を一本の価格階段に並べることはできません。

表示名 比較するときの意味 取り違えやすい点
GIO 手に取りやすい価格の製品を探す入口 AZESと同じ製品名ではない
Standard 各系統の基本的なラインアップ RG StandardとAZ Standardで共通仕様になるわけではない
Premium 部品、握り心地、フレット端の仕上げなどに特徴 全系統に同じ仕様があるわけではない
Prestige 日本製の上位シリーズ RGとAZではネックや回路の方向が違う
j.custom 選別された材と細部の加工を重視したシリーズ 装飾や価格だけで演奏用途は決まらない
Genesis Collection・J-LINE それぞれの設計思想を持つ日本製シリーズ Prestigeの単純な下位互換ではない
Iron Label・Axion Label・Axe Design Lab メタル向け、現代的仕様、実験的設計などの目的 名称だけから価格や生産国を一律に決められない

シリーズ表の役割は作りの位置付けを読むことで、GIOからj.customまでの全機種の最安値・最高値を表すものではありません。次の予算帯は、照合できた代表個体から購入の入口を示しています。StandardのRG421EX、GenesisのRG550、PrestigeのAZ2204では、系列の違いを実際に購入する機能と組み合わせて比べられます。

予算帯は代表モデルの現在価格と組み合わせて読む

少額で始める候補はAZES40・RG421EX・SR300E、機構の違いまで選ぶ候補はQ54・RG550・BTB745・EHB1005MS、上位AZを探す候補はAZ2204です。現在価格を下の表で見ながら、同じ楽器分野の中で予算を配分すると無理がありません。

購入予算の区切り 代表個体・系列 現在価格 その支出で選ぶもの
5万円未満を入口にする AZES40・AZES ¥44,000 22フレットと幅広い音色切り替え
5万〜10万円未満を入口にする RG421EX・RG Standard ¥55,042 24フレットと固定式
10万〜20万円未満を入口にする RG550・Genesis Collection ¥181,500 日本製、極薄ネック、Edge
20万〜30万円未満を入口にする AZ2204・Prestige ¥202,934 日本製AZの部品と仕上げ

予算の区切りは情報確認時の販売個体を分類した目安で、各シリーズ全体の価格範囲ではありません。右の価格表示が変わり境界を越えたときは、表示中の金額を予算と比べる読み方になります。GIO・Premium・j.customまで同じ予算で一律に買えるとは扱わず、ここでは比較条件をそろえた4個体を例にしています。

ベースではSR300EからBTB745へ移ると弦が1本増え、弦長とネック幅も変わります。これは同じ4弦ベースの単なる高級化とは違います。5弦が不要な人は、BTB745より価格が高いか安いかに関係なく、4弦SRを残す判断が成立します。表の価格欄は商品情報の取得値が更新される表示で、特定の日の金額を本文に固定した相場表ではありません。

メーカー希望価格・販売価格・生産国を混ぜない

販売価格の比較には同じ販売条件をそろえ、生産国は別の仕様として読みます。希望価格がある製品とオープン価格の製品を、そのまま値引き率で競わせる比較にはしません。

オープン価格はメーカーが一律の希望小売価格を示さない方式です。AZES40とAZ2204のように公式がオープン価格としているモデルでは、販売店の現時点の条件が予算判断の入口になります。新品と中古、単体と初心者セット、ケース込みとケース別売りでも支出が変わるため、比較表では原則として楽器本体の販売ページを対応させました。

日本のブランドであることと、すべての製品が日本製であることも別です。Prestige、Genesis Collection、J-LINEの公式説明には日本製という位置付けがありますが、ブランド名全体へ広げません。生産国を優先する場合でも、弦長やブリッジが用途に合わなければ候補から外す方が、購入後の使い方につながります。

代表10モデルを弦長・ネック幅・機能・現在価格で比較

以下は用途の異なる10モデルを同じ項目で整理した表です。ギターとベースの弦長を優劣として競わせず、まず種類の列で自分が必要な楽器を絞ってから比較してください。

型番 種類・弦数 弦長 ナット幅 フレット数 特徴的な機能 現在価格
AZES40 エレキ・6弦 635mm 42mm 22 SSH・T106トレモロ ¥44,000
RG421EX エレキ・6弦 648mm 43mm 24 HH・F106固定式 ¥55,042
RG550 エレキ・6弦 648mm 43mm 24 HSH・Edgeロック式 ¥181,500
AZ2204 エレキ・6弦 648mm 42mm 22 SSH・T1802トレモロ ¥202,934
Q54 エレキ・6弦 648mm 42mm 24 ヘッドレス・SSH ¥148,500
SR300E ベース・4弦 864mm 38mm 24 3バンドEQ・Power Tap ¥46,430
BTB745 ベース・5弦 889mm 47mm 24+ゼロフレット ネックスルー・標準弦間19mm ¥110,000
EHB1005MS ベース・5弦 889〜838mm 45mm 24 ヘッドレス・標準弦間18mm ¥160,875
AS73-TCD セミアコ・6弦 628mm 43mm 22 センターブロック・HH ¥78,375
AE140 エレアコ・6弦 634mm 43mm 20 XLR・標準フォーン出力 ¥49,674

価格は Amazon.co.jp 調べ ・ 2026年11月3日 2:50時点です。価格および在庫状況は変更される場合があります。

ピックアップ配列のSはシングルコイル、Hは2つのコイルを使うハムバッカーです。SSHはシングル2基とハムバッカー1基、HSHはハムバッカー2基の間にシングル1基を置いた配列を示します。EQは音の低域・中域・高域などを調整する回路です。表の機能は音色の優劣ではなく、操作と構造を見分けるための情報です。

ナット幅が同じでもネックの厚さ、裏側の形、指板の丸みで感触は変わります。木材や色に年式違いがある機種は個別節で説明します。共通表の寸法を、すべての旧年式の木材まで共通だと読み替えないためです。

エレキギターの代表5モデル|RG・AZ・Qを選び分ける

最初の比較は、22フレットと音色切り替えを重視するAZES40、24フレットと固定式を重視するRG421EXです。そこからアーム操作、上位部品、ヘッドレス構造のどれが必要かで候補を広げます。

RG421EX・RG550・AZ2204のフレット・幅・厚さ・機構を比べる図

AZES40|635mmの弦長と9種類の音色切り替え

AZES40は、1本で歪ませないクリーンな音と、歪んだ音を使い分けたい人の入門候補です。SSH配列とdyna-MIX9の切り替えにより、単に3基のピックアップを順番に鳴らすだけではない音色の組み合わせを使えます。

22フレット、ナット幅42mm、弦長635mmという組み合わせで、AZ2204の648mmより弦長が13mm短くなります。ただし小型ギターとは異なり、通常の6弦ギターとして使う設計です。弦を押さえるときの距離や張り具合に関わる差なので、価格差に埋もれさせずに比較したい数値です。

T106トレモロはアームを使える利点がある一方、RG421EXのような固定式ではありません。調弦変更の単純さを最優先する人や、24フレットまで必要な曲を弾く人にはRG421EXの方が条件を合わせやすくなります。逆に、標準調弦を基本にさまざまな曲を試す人なら、AZES40の幅広い音色と手に取りやすさが生きます。

Ibanez AZES40

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AZES40

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RG421EX|アームを使わない24フレットの基本機

RG421EXは、24フレットと薄めのネックを使いたいが、アーム機構は不要という人に向きます。F106固定式ブリッジを採用し、RG550と同じRGでも弦交換や調弦の扱い方が異なります。

Wizard IIIネックはナット幅43mm、1フレット部分の厚さ19mmです。RG550の同じ幅43mm・厚さ17mmに対して、幅を大きく変えずに2mm厚い設計になります。薄ければ誰にでも握りやすいわけではないため、数字を「高級な方が薄い」という順位ではなく、手の収まりを比べる材料にします。

Quantumハムバッカー2基と5ウェイ切り替えを備え、外観がHHだから音色が2種類だけというわけでもありません。繰り返す短い音型であるリフや、高い位置のフレーズを固定式で弾きたい人には実用的な構成です。大きなアーム操作が曲の要になる人には不向きで、その機能を後から欲しくなる場合は初めからRG550などを比較する方が明快です。

Ibanez RG421EX

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RG550|薄いSuper WizardとEdgeを使いたい人向け

RG550を選ぶ理由は、日本製Genesis Collectionの中で、Super WizardネックとEdgeの操作を組み合わせて使えることです。固定式のRG421EXとは、アームを使うかどうかで明確に選び分けられます。

1フレット部分17mm、12フレット部分19mmのネックに、V7・S1・V8のHSH配列を組み合わせています。中央のシングルコイルも使いたい人には、HHのRG421EXとは異なる回路上の選択肢です。ロック式のナットで弦を固定するため、通常の糸巻き操作に加えて固定・微調整の手順を扱うことになります。

アームを積極的に使う演奏や極薄の握りを求める人には有力ですが、曲ごとに調弦を頻繁に変更したい人には手間が増える点が制約です。今回の購入例はBlackの販売個体で、公式現行ページの限定カラーとは色展開が異なります。色名を現行ページへ読み替えず、ネック・ピックアップ・ブリッジという照合できた共通仕様で比較しています。

Ibanez RG550

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AZ2204|Prestigeの22フレットとHyperionを選ぶ

AZ2204は、22フレットの汎用的な構成を維持しながら、Prestigeの部品と仕上げを求める人向けです。24フレットのRG550を上位AZへ置き換えるというより、握りと音色の方向から別に選ぶモデルです。

AZ Oval Cネックはナット幅42mm、1フレット部分20.5mmで、RG550より厚みがあります。加熱処理したメイプルのネックと指板、ステンレス製フレット、Seymour Duncan Hyperionピックアップ、Gotoh T1802トレモロを備えます。ステンレスはフレットの材質であり、それだけで好みの音色になるという意味ではありません。

AZES40と同じSSH・22フレットでも、弦長は648mmで、ネック処理とピックアップ、ブリッジは別です。音色切り替えを多用し、長く使う1本の部品構成まで選びたい人に向きます。一方、635mmの弦長を理由にAZESを選んだ人や、24フレットが必要な人には、そのまま予算だけ増やした買い替え先にはなりません。

Ibanez AZ2204

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Q54|弦長を保ったヘッドレス・ギター

Q54は、24フレットとヘッドレス構造を必須にし、アームを使わない人に向きます。648mmの弦長を保ちつつ外形の取り回しを変えるので、音域を残して機構を絞る選択です。

24フレット、ナット幅42mm、Wizard Cネック、Mono-Tuneブリッジを備えます。R1・Q58のSSH配列とdyna-MIX9により、ヘッドレスでも音色の切り替えを多く使える構成です。先端で弦を固定し、ボディ側の調弦機構を操作するため、通常のヘッド付きギターとは糸巻きへ手を伸ばす位置が変わります。

QXなどフレット配置の異なる関連モデルと同じ仕様を求める人には不向きです。Q54という型番まで一致させる必要があります。ヘッドレスという一語だけで別モデルの仕様をまとめないことが選び分けにつながります。

Ibanez Q54

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ベースの代表3モデル|弦数・弦長・弦間をそろえて比較

表の弦間は、ブリッジ側で隣り合う弦の中心から中心までの距離です。ナット幅は左手の握り、弦間は右手で弦を選ぶ間隔というように、測る位置と役割を分けると比較値の意味がつかめます。

SR300E・BTB745・EHB1005MSの弦数・弦長・ナット幅・弦間の比較図

SR300E|4弦のまま音色を細かく調整する

SR300Eは、4弦で始める人や、低いB弦を必要としない人の候補です。38mmのナット幅と864mmの弦長に、3バンドEQとPower Tap切り替えを組み合わせています。

PowerSpan Dual Coilのピックアップ自体は電池を使わないパッシブ方式で、電池を使うEQを持つ構成です。「アクティブベース」という呼び方から、ピックアップ自体も電池式だと取り違えない方が回路を理解しやすくなります。Power Tapはコイルの使い方を変える切り替えです。低域・中域・高域を楽器側で調整したい人に向き、ノブという操作つまみが少ない回路を求める人には複雑に感じられる可能性があります。

購入例のSR300E-IPTには、販売説明にマホガニーボディとローズウッド指板の表記があります。一方、現行公式ページはオコウメとジャトバを記載しています。ここは年式差のある販売情報として区別し、掲載個体の木材を現行仕様と断定しません。共通表の寸法・弦数・回路を軸に候補へ残し、木材を購入理由にする場合は販売個体の仕様書で確定する扱いです。

Ibanez SR300E

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BTB745|35インチと19mm弦間の5弦ベース

BTB745は、低いB弦を加えつつ、ブリッジ側で19mmの標準弦間を使いたい人向けです。889mmの弦長と47mmのナット幅を持つため、4弦SRからは左手の距離感も変わります。

ネックスルーはネックの中心材が胴の奥までつながる構造です。BTB745はその構造に、Bartolini BH2と3バンドEQ、中域の周波数を選ぶ切り替えを組み合わせます。24フレットに加えてゼロフレットがあり、ゼロフレットは開放弦の高さを支えるためのもので、通常の演奏音域を1フレット増やす数え方とは区別します。

EHB1005MSより標準弦間が1mm広く、右手で弦を選ぶ間隔を重視する人に向きます。ただし47mmのナット幅と35インチの長さは、狭い握りや短い弦長を優先する人には負担になり得ます。「5弦はどれも同じ大きさ」と考えず、従来の平行フレットで低いB弦まで使いたいかを判断するモデルです。

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EHB1005MS|ヘッドレスとマルチスケールを組み合わせる

EHB1005MSは、5弦の低音側を長く、高音側を短くしたヘッドレス・ベースです。持ち運びの外形だけでなく、弦ごとの張り具合や左手の移動を含めて比較したい人に向きます。

低音側は889mm、高音側は838mm、ナット幅45mm、標準弦間18mmです。BTB745と低音側の長さは同じでも、全弦が889mmではありません。Bartolini BH2、Vari-mid 3バンドEQ、EQを通さないバイパス切り替えを備え、EQを外したときにも高域を調整するパッシブトーンを使える構成です。

斜めのフレット配置とボディ側の調弦に慣れる必要がある点が制約です。平行フレットの感触を保ちたい人はBTB745、4弦で足りる人はSR300Eを先に残せます。5弦同士の弦間とネック幅をさらにメーカー横断で比べたい場合は、5弦ベースの弦間・ネック幅の比較が次の判断材料になります。

Ibanez EHB1005MS

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セミアコとエレアコの代表モデル|AS73とAE140

AS73の磁気ピックアップは電池を使わず、AE140の増幅回路は9V電池を使います。アンプ接続の準備では、楽器ケーブルに加え回路用の電池を管理するかという違いも選択条件になります。

AS73|センターブロックを持つArtcoreのセミアコ

AS73は、2基のハムバッカーとセミアコの胴構造を使いたい人向けです。アコースティックギターへ後付けで音を拾う機材を足すのではなく、エレキギターとしての操作が初めからまとまっています。

弦長628mm、22フレット、ナット幅43mmで、Classic Eliteピックアップと固定式ブリッジを搭載します。RG421EXの648mmより弦長は20mm短い一方、胴の外形は異なります。弦長だけを見て身体の小さな人へ一律に勧めず、右腕が乗る胴の厚さと幅も試奏時の比較項目になります。

掲載したAS73-TCDの販売説明はウォルナット指板、現行公式ページはローズウッド指板です。色と型番が一致しても木材の説明を混ぜないよう、販売個体は旧仕様を含む候補として扱います。AE140のような生音中心の弾き語りを求める人には別の楽器で、エレキ用の音作りを中空の胴で楽しみたい人に向く選択です。

Ibanez AS73-TCD

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AE140|生音と会場への接続を両立するエレアコ

AE140は、スチール弦のアコースティックを弾き、必要なときに会場の設備へ接続したい人向けです。トップにオコウメ単板を使い、ピックアップとチューナー付きプリアンプを装備しています。

弦長634mm、ナット幅43mm、20フレットで、AEQ-TP2の回路を9V電池1本で駆動します。出力は標準フォーンとバランス型XLRの2種類です。標準フォーンは一般的な楽器ケーブルの端子、XLRは会場の音響機器でも使われる3ピン端子です。出力先とケーブルが合えば、演奏場所で接続を組みやすい利点があります。

奏者側へ音を届けるA.I.R.portと、胴内部の力木を組んだX-Mブレーシングも特徴です。ただし電池式の回路があるから、エレキの歪んだ音と同じ用途へ置き換わるわけではありません。自宅で生音の響きを楽しむ人や弾き語りの接続をまとめたい人に向き、ヘッドホンだけで小さく練習したいという条件なら、楽器本体の生音も含めて別に検討する必要があります。

Ibanez AE140

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AE140

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買い方を決める3ケース|条件が変わると候補も変わる

欲しい条件を一つ固定すると、価格が予算内でも外れる候補が分かります。予算帯に収まることと、目的の機能があることの両方を通すための適用例です。

最初のエレキ|24フレット指定の曲を弾く場合

手元の譜面に24フレットを使う指定があり、アームは使わないケースなら、22フレットのAZES40を外してRG421EXを残せます。価格が予算内でも音域を満たさない方を買わない、という順序です。

買い替えのエレキ|635mmより短い弦長が欲しい場合

AZES40を使っていて、次は635mmより短い弦長を必須にするケースでは、RG550・AZ2204・Q54はいずれも648mmなので3本とも条件から外れます。シリーズの上位化やヘッドレス化と、短い弦長への変更は別の目的だと判断できます。

4弦から5弦へ|弦間18mm以下を条件にする場合

低いB弦に加え、標準の弦間18mm以下を希望するケースなら、比較した2本の5弦ではEHB1005MSが残ります。BTB745は標準19mmなので、広い弦間を好む人とは違う結果になります。

年式・付属品・新シリーズを購入前に読み分ける

購入する個体は、型番に加えて年式・色・販売セットまで特定します。現行カタログの説明は系列を理解する地図として使い、旧在庫や限定色の細部へ自動的に当てはめないことが重要です。

今回の比較ではSR300EとAS73に木材表記の差、RG550に色展開の差が見つかりました。これらは同じ名前でも販売時期が異なる場合があるという具体例です。木材を選択条件にする人は、販売者へ型番末尾・色・製造時期・該当する仕様書を一組で伝えると、現行ページを見せるだけより照合対象が明確になります。回答が現行の一般説明だけなら、その個体の材まで確定したとは扱いません。

ケースの付属も価格差の理由になります。AZ2204の公式仕様にはハードケース、AZES40の販売説明にはソフトケースの記載がありますが、販売セットの状態まで同じとは限りません。楽器本体に加えて、持ち運ぶケース、アンプまたは録音・ヘッドホン用の機器、ケーブルの不足を分ければ、手持ち品を買い直す重複も避けやすくなります。特定のセット価格を、本体だけの価格と同じ列へ混ぜない考え方です。

新しいALPHAは7・8弦のマルチスケールを前提とする系統で、RGの全モデルを置き換える名称ではありません。Modeもベースの独立した系統です。公式トップに新製品が載っていても、販売中のすべての色・仕様を確認したという意味にはならないため、本記事の購入例10本と新シリーズの位置付けは分けています。シグネチャーはアーティストの専用仕様で、通常モデルの見た目違いだけとも限りません。

Ibanezの種類でよくある質問

最後に、名前から誤解しやすい関係を短く整理します。各モデルの細かな寸法や選び分けは、上の比較表と個別解説へ対応させて読めます。

Ibanezは日本のブランドなら全部日本製ですか?

すべて日本製ではありません。Prestige・Genesis Collection・J-LINEなどの日本製シリーズと、ほかの製品を分けて判断します。

RGとPrestigeはどちらが上ですか?

分類が異なります。RGはモデルの系統、Prestigeは作りや仕様のシリーズで、RGの中にもPrestigeが展開されています。

QやEHBはヘッドがないのでショートスケールですか?

ヘッドレスと弦長は別です。Q54は648mm、EHB1005MSは889〜838mmで、外形の短さだけでは弦長を判断できません。

AS73とAE140は同じようなアコースティックですか?

AS73はセミアコ、AE140はスチール弦のエレアコです。磁気ピックアップ中心のエレキと、生音も軸にする楽器として分けます。

出典・参考資料

情報確認日:2026年11月2日。試奏・重量の独自実測ではなく、メーカー公表仕様と販売ページに基づく比較です。

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