ウクレレで使う12キー×12種類のスケールを、指板図の一覧表にまとめました。押さえる位置がそのまま図になっているので、弾き語りやソロの途中で「ここで使える音はどれか」をすぐに確認できます。
このページには28枚の指板図を載せています。使用頻度の高いCキーとAキーに、G・D・Eを加えた構成です。標準的なHigh-Gチューニングを前提にしています。
キーやスケールを自分で切り替えて調べたいときは、ウクレレ音階ツール(EMMU)が便利です。12キー×12種を指板図で表示でき、ポジション絞り込み、左利き反転、画像保存に対応しています。
ウクレレのチューニングと弦の並び
このツールは標準のハイGチューニング(G・C・E・A)に対応しています。ウクレレで特徴的なのは、4弦のGが3弦のCより高い音になっている点です。これを再入音(リエントラント)チューニングと呼びます。
| 弦 | 開放弦の音 | 実際の高さ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1弦 | A | A4 | いちばん高い音 |
| 2弦 | E | E4 | — |
| 3弦 | C | C4 | いちばん低い音 |
| 4弦 | G | G4 | 3弦より高い(再入音) |
指板図は上が1弦、下が4弦の並びで表示しています。音の高さの順で並んでいるわけではないので、「順に再生」やポジション表示では、音の高さ順(3弦→2弦→4弦→1弦)で処理しています。
どのスケールを選べばいい?
| ジャンル・場面 | おすすめスケール | 理由 |
|---|---|---|
| ウクレレの基本 | Cメジャースケール | 3弦開放がルート。押さえやすく、ウクレレで最も使われるキー |
| ハワイアン・弾き語り | メジャースケール/メジャーペンタトニック | 明るく素直な響きで、コード弾きの合間に入れるフレーズに合う |
| しっとりした曲 | ナチュラルマイナー | 暗く落ち着いた響き。Amは開放弦を多く使えて弾きやすい |
| ブルース・ジャズ風 | マイナーペンタトニック/ブルース | 5音(+♭5)で音を外しにくく、ソロにそのまま使える |
| おしゃれな響き | ドリアン/リディアン | 1音だけ変わる響きで、コード進行に色をつけられる |
主要スケールの指板図一覧【28種】
上のツールで生成した指板図を、ウクレレでよく使う28通り分の画像にまとめました。すべて4弦・12フレット表示です。図は横にスクロールできます。ここに無いキーは、ツールのキー欄を切り替えればその場で表示できます。
Cキーの12スケール
Cは3弦開放がルートになる、ウクレレで最も基本のキーです。
Cメジャースケール|構成音は C・D・E・F・G・A・B。3弦開放がルート。ウクレレで最も使われる基本のキーで、開放弦を多く使えます。

Cナチュラルマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B♭。♭が3つ付く暗い響き。しっとりした曲やバラードに合います。

Cハーモニックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A♭・B。第7音だけが半音上がる形。G7へ進む流れを作れます。

Cメロディックマイナー|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B。第6・7音が上がり、上昇するメロディが滑らかにつながります。

Cドリアン|構成音は C・D・E♭・F・G・A・B♭。マイナー系で最も使いやすい響き。Cm7の上でのソロに向きます。

Cフリジアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G・A♭・B♭。♭2の緊張感。スパニッシュな雰囲気を出したいときに。

Cリディアン|構成音は C・D・E・F#・G・A・B。F#が特徴。浮遊感のある明るい響きになります。

Cミクソリディアン|構成音は C・D・E・F・G・A・B♭。第7音が半音低いメジャー。C7の上で使える定番です。

Cロクリアン|構成音は C・D♭・E♭・F・G♭・A♭・B♭。Cm7♭5の上で使う不安定なスケール。

Cメジャーペンタトニック|構成音は C・D・E・G・A。5音で音を外しにくい。ハワイアンや弾き語りの合いの手に。

Cマイナーペンタトニック|構成音は C・E♭・F・G・B♭。ブルージーな5音。ソロの入り口として覚えやすい形です。

Cブルーススケール|構成音は C・E♭・F・G♭・G・B♭。マイナーペンタに♭5(G♭)を加えた6音。

Aキーの12スケール
Aは1弦開放がルートです。マイナーキーのAmは♯も♭も付かないので、ソロの練習にも向いています。
Aメジャースケール|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G#。1弦開放がルート。ハイポジションでもルートを見つけやすいキーです。

Aナチュラルマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G。♯も♭も付かない7音。ウクレレのマイナーキーで最も扱いやすい形です。

Aハーモニックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F・G#。第7音がG#に上がる形。E7へ進む緊張感が出ます。

Aメロディックマイナー|構成音は A・B・C・D・E・F#・G#。第6・7音が上がり、上昇フレーズの濁りが消えます。

Aドリアン|構成音は A・B・C・D・E・F#・G。第6音が明るいマイナー。ボサノバ風の伴奏に合います。

Aフリジアン|構成音は A・B♭・C・D・E・F・G。♭2の独特な響き。エキゾチックな雰囲気になります。

Aリディアン|構成音は A・B・C#・D#・E・F#・G#。第4音が半音高く、透明感のある明るさ。

Aミクソリディアン|構成音は A・B・C#・D・E・F#・G。A7の上で使える響き。ブルース進行のソロに。

Aロクリアン|構成音は A・B♭・C・D・E♭・F・G。Am7♭5の上で使う不安定なスケール。

Aメジャーペンタトニック|構成音は A・B・C#・E・F#。明るい5音。1弦開放から始められて押さえやすい形です。

Aマイナーペンタトニック|構成音は A・C・D・E・G。♯も♭も無い5音。最初に覚えるソロ用スケールとして最適です。

Aブルーススケール|構成音は A・C・D・E♭・E・G。Aマイナーペンタに♭5(E♭)を足した6音。

ウクレレで使用頻度が高いキー(G・D・E)
Gメジャースケール|構成音は G・A・B・C・D・E・F#。ウクレレの4弦開放がルート。コード弾きでも頻出するキーです。

Dメジャースケール|構成音は D・E・F#・G・A・B・C#。明るく張りのある響き。カポを使わずキーを上げたいときに。

Eナチュラルマイナー|構成音は E・F#・G・A・B・C・D。2弦開放がルート。マイナーキーの弾き語りで出番の多い形です。

Eマイナーペンタトニック|構成音は E・G・A・B・D。2弦開放から始まる5音。ソロを組み立てやすいポジションです。

よくある質問
Q1. ウクレレのスケール表はどう見ればいいですか?
上が1弦(A弦)、下が4弦(G弦)です。丸印が押さえる位置で、Rと書かれた丸がそのスケールの中心になる音です。まずRを探して、そこから周りの丸へ広げていくと読みやすくなります。
Q2. R(ルート)とは何ですか?
そのスケールやコードの中心になる音です。コード譜にCと書かれていたら、その小節の中心はCの音です。ソロを弾くときはこのRの位置を目印にすると迷いません。
Q3. 最初に覚えるスケールはどれですか?
Cメジャーです。ウクレレは開放弦にC・E・G(Cメジャーコードの構成音)が含まれているので、開放弦を混ぜるだけでスケールらしく鳴ります。
Q4. Low-Gチューニングでもこの指板図が使えますか?
押さえる位置は同じです4弦だけが1オクターブ低く鳴るようになるので、指板図の丸の場所は変わりません。鳴る音の高さだけが変わります。
Q5. 指板図を印刷して使えますか?
このページの図はそのまま保存・印刷できます。別のキーが必要な場合はウクレレ音階ツールで表示してPNG保存してください。
Q6. スマホでも見られますか?
見られます。指板図は拡大でき、ツール側もインストール不要でブラウザからそのまま使えます。
EMMUの楽器ツール一覧
EMMUでは、ギター・ベース・ウクレレ・ピアノそれぞれに無料のスケール/コードツールを用意しています。同じスケールを別の楽器で確認すると、音の並び方の違いがつかめます。
| 楽器 | スケール(音階) | コード |
|---|---|---|
| ギター | ギタースケール一覧ツール | ギターコード表示ツール |
| ベース | ベーススケール一覧ツール | - |
| ウクレレ | ウクレレ音階ツール | - |
| ピアノ | ピアノスケール一覧ツール | ピアノコード一覧ツール |


