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ギターの演奏を止めたときのノイズを抑えたいなら、ノイズゲートの接続方法と調節のしやすさを比べます。

この記事では10機種の端子、操作、電源を比較し、つなぐ位置と音が途切れにくい設定の考え方まで説明します。掲載内容はメーカー公表仕様に基づく整理で、実機を使った試奏や騒音測定ではありません。
- 先に結論:接続したい機材と操作数で選ぶ
- ノイズゲートの働きと選び方
- 10機種の接続・操作・電源を比較
- BOSS NS-2|SEND/RETURNを備えた定番
- BOSS NS-1X|3モードとDAMPで調節
- Electro-Harmonix Silencer|3つのつまみで抑制を調整
- TC Electronic SENTRY|モードの切替も検討したい人に
- MXR M135 Smart Gate|周波数モードを選ぶ
- Behringer NR300|2モードと専用経路
- Ibanez PTGATE|基準信号とゲート経路を分ける
- Free The Tone IG-1N|MIDIを使うボードに
- Donner Noise Killer|一つまみと2モード
- SONICAKE Noise Wiper|FASTとSMOOTHを選ぶ
- 接続例と用途別の選び方
- つないだ後の設定とよくある疑問
- まとめ
- 出典・参考資料
先に結論:接続したい機材と操作数で選ぶ
シンプルに追加したいなら入出力と一つの調節つまみを備える小型機、複数の歪みペダルをまとめて扱いたいなら専用の接続端子を備えた機種が候補です。
ノイズゲートの働きと選び方
ノイズゲートは、入力の音量が設定した境目より小さくなったときに信号を抑え、演奏を止めた間のノイズを目立ちにくくする機器です。
この境目を「しきい値」と呼び、製品ではTHRESHOLDなどと表記されます。ギターを弾いて信号が境目を超えると音を通し、弦を止めて信号が小さくなると抑える、という動きです。しきい値を上げるほど静かな音を抑えやすくなる一方、小さく弾いた音や消えていく余韻も抑えられる場合があります。
ゲートは電源の不具合やケーブルの接触不良を修理するものではありません。演奏中に音と一緒に混ざるノイズが必ず消えるわけでもありません。購入前にギターとアンプを1本のケーブルで直接つなぎ、エフェクターを一台ずつ戻して変化を聞くと、どの接続で問題が増えるかを絞れます。
歪みや空間系など、手持ちのペダルがそれぞれ何を変える機器なのか整理したい場合は、ギターエフェクターの種類と選び方で、役割や接続順の基本を確認できます。
ケーブルの抜き差しはアンプの音量を下げて行い、ケーブルや電源に異常があれば交換・点検を優先します。ピックアップの向きや電気機器との距離でノイズが変わる場合もあります。原因を減らしたうえで残る無音時の音を抑えたい場合に、ゲートを追加するという順番が分かりやすいでしょう。
直接接続でギター側の音量を下げたとき、ノイズも小さくなるか、変わらず残るかも観察できます。変化があれば音量つまみより前の経路を調べる手掛かりになり、変わらなければアンプやその後の経路も候補に残ります。ただし、この一つの操作で原因を断定せず、同じケーブルとアンプで接続を一つずつ戻して確かめてください。
複数の場所で使う人は、静かな自宅だけでなく、よく利用する練習場所でも同じ接続を試すと、環境による違いを把握しやすくなります。
直列接続と専用経路の違い
直列接続は、ギターからアンプまでの信号を一列に流す方法です。専用経路のある機種は、製品ごとに定められた端子を使って歪みなどを途中に組み込めます。

直列では、ゲートの前にある機材から届く音を基準に抑制を判断します。歪みの後に置くと前段で増えたノイズも含めて扱えますが、判断に使う音にも歪みが加わります。
NS-2やNS-1XのSEND/RETURN接続は、ギターをINPUTに入れ、SENDから歪みへ送り、その出力をRETURNへ戻し、OUTPUTからアンプへ送る例です。ギター本来の信号を基準にしながら、間に入れた機材を含む経路を扱えます。歪み1台とゲートを直列にする例はケーブル3本、SEND/RETURNを使うこの例は4本なので、ボードの空きと取り回しも考慮します。
Ibanez PTGATEにはGUITAR IN、GUITAR OUT、GATE IN、GATE OUTという別の端子構成があります。ギターをGUITAR INに入れ、GUITAR OUTから歪みの入力へ、歪みの出力からGATE INへつなぎ、GATE OUTからアンプに送る接続が一例です。GUITAR IN側の信号を基準に、GATE INから入る音を抑えます。SEND/RETURN型とは端子の名前や役割が異なるため、使う機種の説明図で経路を追いましょう。
しきい値と余韻の調節
THRESHOLDは抑制を始める境目です。DECAYやRELEASEは抑制の時間に関わる調節ですが、音が小さくなった後の抑え方を調整するものと、しきい値を再び超えたときの抑制解除の速さを調整するものがあり、機種によって働きが異なります。

つまみが一つの製品は迷いにくい一方、境目と音の消え方を別々に追い込めないことがあります。NS-2やEHX Silencerのような複数つまみの機種なら、それぞれの取扱説明書で役割を確かめながら調節できます。製品名が似ていても、DECAYの目盛りが別機種と同じ時間を示すとは限りません。
もう一つの違いは、ゲートが閉じたときにどれくらい音を下げるかです。SilencerのREDUCTIONやNS-1XのDAMPは、この抑える量を調節できます。境目を超えている間は演奏を通し、境目を下回ったときに強く抑えるか、差を緩やかにするかという別の判断です。つまみを増やせば必ず自然になるという意味ではなく、状況に合わせて調節できる範囲が増えます。
曲の中で短く弦を止める場面が多いなら、止めた瞬間の区切り方が気になるでしょう。ゆっくりと音を伸ばす曲では、最後の小さな余韻が消えるまでの動きが気になります。同じ機材でも両方を弾いて設定を試すと、自分が調節したいのが境目なのか、抑える速さや量なのかを見分けられます。
電源と置き場所
必要な電圧、プラグの極性、消費電流を、手持ちの電源の出力と照らし合わせます。極性とは電源プラグの内側と外側のプラス・マイナスの向きで、センターマイナスは中心がマイナスの形式です。消費電流は機器が必要とする電流で、mA(ミリアンペア)という単位で表示されます。
電源の出力容量が接続する機器の必要電流以上でも、電圧や極性が異なればそのまま使えません。
たとえばBOSS NS-2の公表消費電流は25mA、NS-1Xは60mAです。SENTRYはメーカーが100mAを超える容量の電源を案内しています。複数のペダルを同じ電源で使う場合は、各出力の容量と電源側の説明を確認し、合わない組み合わせを使わないでください。電源は別売りの場合があるため、商品に含まれるものと予算を一緒に見ます。
例えば、対応する9V・センターマイナスの出力が1口あって容量が100mAの場合、60mAを必要とするNS-1X単体は電流容量の条件を満たします。ただしプラグ寸法や電源の説明も合っていることが前提です。一方、メーカーが100mAを超える電源を案内するSENTRYは、この100mA出力では条件を満たしません。複数台を分岐する場合は電源側の許容条件と接続方法も考慮します。
複数台での計算例として、NS-2の25mAとNS-1Xの60mAを足すと85mAです。100mAという数値だけを見ると差は15mAですが、それだけで任意の分岐方法が使えるとは判断できません。電源本体の合計容量に加え、各出力や分岐先に許される容量、電圧・極性、メーカー指定の接続方法を照らし合わせます。
寸法は本体の数字だけでなく、ケーブルのプラグと電源線が曲がる余裕を含めます。Noise Wiperの公表幅42mmに対し、ボードの空き幅が45mmなら左右合わせて3mmしか残りません。横向きのプラグが隣の機器に当たる可能性があるので、ペダルの端子位置を見て実際のケーブルを置く余地を考えます。
10機種の接続・操作・電源を比較
電源欄は対応する方式を示し、アダプターや電池が販売品に付属するという意味ではありません。価格は各商品のカードで確かめられます。
| 製品 | 接続 | 操作の特徴 | 電源 |
|---|---|---|---|
| BOSS NS-2 | 入力・出力・SEND・RETURN・DC OUT | THRESHOLD、DECAY、2モード | 9V電池または対応ACアダプター、25mA |
| BOSS NS-1X | 入力・出力・SEND・RETURN・DC OUT | THRESHOLD、DECAY、DAMP、3モード | 9V電池または対応ACアダプター |
| Electro-Harmonix Silencer | 入力・出力・SEND・RETURN | THRESHOLD、REDUCTION、RELEASE | 9V電池または対応電源 |
| TC Electronic SENTRY | 入力・出力・SEND・RETURN | THRESHOLD、DECAY、DAMP、モード | 9V電源、100mA超を推奨 |
| MXR M135 Smart Gate | 入力・出力 | 3種の周波数モード、TRIGGER | 9V電池または対応電源 |
| Behringer NR300 | 入力・出力・SEND・RETURN | THRESHOLD、DECAY、2モード | 9V電池または対応電源、30mA |
| Ibanez PTGATE | GUITAR IN/OUT・GATE IN/OUT | THRESHOLD、HIGH/LOW | 9V電池または対応電源 |
| Free The Tone IG-1N | 入力・出力・MIDI入力 | しきい値と入力インピーダンス | 9V電池または対応電源 |
| Donner Noise Killer | 入力・出力 | THRESHOLD、2モード | 9V電源、500mA以上を案内 |
| SONICAKE Noise Wiper | 入力・出力 | THRESHOLD、FAST/SMOOTH | 9V対応電源、26mA |
BOSS NS-2|SEND/RETURNを備えた定番
NS-2は歪みペダルをSEND/RETURNの経路に入れ、ギター側の信号を基準に扱いたい人に向きます。THRESHOLDとDECAYでしきい値と消え方を分けて調節できます。
小さな一つまみ製品を最優先する人はNoise Wiperも比較候補です。
NS-2には他のペダルへ電源を分けるためのDC OUTもあります。メーカーは別売の対応アダプターでNS-2を動かし、対応する分岐コードを使う方法を案内しています。音を送るSEND/RETURNとは用途が違い、接続する機器の電圧や極性、電流容量が合っていることが前提です。電池動作時にも同じように分配できると考えず、説明書の条件に従います。
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BOSS NS-1X|3モードとDAMPで調節
NS-1XはREDUCTION、GATE、MUTEの3モードと、THRESHOLD・DECAY・DAMPを備え、抑え方を調節したい人に向きます。操作を一つに絞りたい人には多機能なので、必要な調節があるかで選びます。
REDUCTIONは演奏のニュアンスを保ちながらノイズを抑える用途、GATEは深く歪ませた演奏の音と無音を明確に分けたい用途としてメーカーが案内しています。MUTEは足元で信号を消すモードです。普段はREDUCTIONで、曲間だけ音を止める使い方を考える人にとって、ひとつの本体で選べる点が判断材料になります。抑え方は実際の機材と演奏で調節が必要です。
本体にはノイズ抑制のかかり具合を表示するインジケーターもあり、弾いているときと弦を止めたときの動きを目で追えます。表示は設定を探す手掛かりであり、音を聞く代わりにはなりません。
NS-1Xにも9Vをほかのペダルへ供給するDC OUTがあります。メーカーは別売のPSAアダプターとPCS-20A分岐コードを指定しています。音声用のOUTPUTとは別の端子なので、電源コードと楽器用ケーブルを取り違えないようにします。
BOSS
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Electro-Harmonix Silencer|3つのつまみで抑制を調整
SilencerはTHRESHOLD、REDUCTION、RELEASEの3つのつまみとSEND/RETURNを備え、抑制の量や時間を調節したい人に向きます。一つまみの製品より、それぞれの意味を理解する時間が必要です。
メーカー説明書ではRELEASEを8ms(1000分の8秒)から4秒の範囲で調節できるとしています。
SilencerのREDUCTIONは、閉じたときの音量をどれだけ下げるかの調節です。メーカーは最大まで抑える設定だけでなく、12時から3時の位置でより自然に聞こえる場合があると説明しています。音量差をはっきりさせたい場合と、余韻とのつながりを重視する場合で使い分けられます。なお、効果を切ってもSEND/RETURNの経路自体は信号の通り道に残ります。
メーカーの設定例では、まずTHRESHOLDを最小、REDUCTIONを最大、RELEASEを最小にし、弦を止めたときにノイズが消えるまでTHRESHOLDを上げます。その後、RELEASEを調整して音の消え際を聞き、REDUCTIONも必要に応じて戻します。これはSilencerの説明書にある出発点で、すべての機種に共通する目盛りではありません。
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TC Electronic SENTRY|モードの切替も検討したい人に
SENTRYはTHRESHOLD、DECAY、DAMPに加え、複数の帯域を扱うモードやTonePrintを選べるため、制御方法も選びたい人に向きます。機能を使い分けない人には設定項目が多く感じられることもあります。
帯域とは音を低い部分から高い部分までに分けた範囲のことです。TonePrintはメーカーが用意する対応設定を利用できる機能です。設定の入れ方や対応環境は製品の案内に従います。音を消す速さ・量を本体上のつまみで調節できることと、追加の設定を利用できることを分けて考えると選びやすくなります。
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MXR M135 Smart Gate|周波数モードを選ぶ
M135はHISS、MID、FULLのモードとTRIGGERの調節を持ち、ノイズの性質に合わせてモードを選びたい人に向きます。歪みを専用経路にまとめたい場合は、SEND/RETURNを備えるNS-2やSilencerと比べてください。
メーカー説明書は、HISSを高い周波数、MIDを中域、FULLを低域まで含む範囲のノイズに対する選択肢として説明しています。歪ませたエレキギターにはHISSとMIDの両方を例に挙げています。TRIGGER LEVELはゲートが働く境目の感度を調節するつまみで、HI TRIGGER RANGEは非常にノイズが多い場合に調節範囲を広げるスイッチです。耳で違いを聞きながら選び、電源や接触の問題は別に切り分けます。
メーカーはM135について、長く伸ばす音には緩やかに、短く区切る音には速く反応する設計と説明しています。SilencerのようにRELEASEの時間を別のつまみで連続調節する方式ではありません。音の伸び方に対する反応を自分で細かく設定したい場合は、調整できる項目を比べると判断できます。
電池を取り付ける際は本体の底板を外す方式です。メーカー公表の消費電流は15mAなので、電源から複数の機材に供給する人は、他の機器の必要電流と合わせて容量を考えます。
M135の説明書は、最初にTRIGGER LEVELを左端にし、HISS・MID・FULLから目的の範囲を選ぶ方法を示しています。エフェクトをオンにして音を伸ばし、不要なノイズが消えるまでつまみを右に回します。ゲートが働くと黄色のランプが点灯するため、どの時点で抑制が始まるかを目でも追えます。この手順はM135の設定例であり、別の機種の目盛りにはそのまま当てはまりません。
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Behringer NR300|2モードと専用経路
NR300はTHRESHOLDとDECAY、REDUCTIONとMUTEの2モードを備え、専用経路と足元での消音を検討したい人の候補です。NS-1Xのように抑える量をDAMPで個別調節する構成ではありません。
SEND/RETURN端子を持ち、説明書はDECAYを、入力がしきい値を再び上回ったときに抑制が解除される速さの調節と説明しています。
NR300の説明書では9V電池は別売です。また独立した電源スイッチはなく、入力端子にプラグを差すと動作を始めるため、電池を長持ちさせたいときは使用後に入力側のプラグを抜くよう案内しています。ボードに常設する場合は、この手間も電源選びに含められます。
Behringer
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Ibanez PTGATE|基準信号とゲート経路を分ける
PTGATEはGUITAR IN/OUTとGATE IN/OUTを備え、ギター側の基準信号と実際に抑えたい位置を分けてつなぎたい人に向きます。配線を増やしたくない人は、通常の入出力だけの機種も比べてください。
THRESHOLDつまみで境目を調節し、HIGH/LOWスイッチで調節範囲を切り替えます。メーカー説明書はHIGHの方が早く抑制が働くと案内しています。
メーカー公表の本体寸法は幅70×奥行き116×高さ63mm、電池を含む重量は455g、必要電流は9Vで45mAです。Noise Wiperの公表幅42mmと比べると本体だけで28mm広く、四つの端子に接続するプラグのスペースも必要になります。どちらも電源線やケーブルの曲がりを含む実際の設置寸法ではありません。
Ibanez
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Free The Tone IG-1N|MIDIを使うボードに
IG-1Nはギター用の入出力に加えてMIDI入力を備え、対応する制御機器からエフェクトのオン・オフを切り替えたい人に向きます。MIDI入力は音声用のSEND/RETURNではないため、専用経路を求める人は別の機種を検討します。
MIDIは機器同士で操作情報をやり取りする規格です。入力インピーダンスはつながる機器から見た電気的な受け方の値で、Hi-ZとLo-Zを切り替えられます。単純な足元操作だけを求めるなら機能が必要か比較しましょう。
メーカー説明書による入力インピーダンスはHi-Zが800kΩ、Lo-Zが300kΩです。どちらを選ぶか迷うときは、切り替えて自然に聞こえる側を選ぶと案内されています。合っていない場合は低音が減ったり、高音が強調されたりすることがあります。電池は使用できますが、本体には付属しないと説明書に記載されています。
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Donner Noise Killer|一つまみと2モード
Noise Killerはしきい値のつまみと2つの動作モードを持ち、限られた場所に追加して操作を簡単にしたい人に向きます。専用のSEND/RETURNや独立した余韻の調節を望む人は、複数つまみの機種と比べてください。
HARDはより速く、SOFTはより滑らかに抑えるモードと案内されています。公表消費電流は26mAですが、同じメーカーの商品案内は9V・センターマイナスで少なくとも500mAのアダプターを指定しています。消費電流の数字だけで電源を決めず、メーカーが指定する電源条件を優先してください。
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SONICAKE Noise Wiper|FASTとSMOOTHを選ぶ
Noise WiperはTHRESHOLDつまみとFAST/SMOOTHの2モードを備え、簡単な直列接続を望む人に向く小型機です。SEND/RETURNの専用経路やMIDI制御は利用できません。
メーカー公表の大きさは奥行き93.5mm、幅42mm、高さ52mmで、電源はセンターマイナスの9V、消費電流26mAです。
消え方は独立したつまみで連続的に調整するのではなく、速い動作と滑らかな動作から選びます。同じ小型機のNoise Killerとは、電源条件や端子位置、必要な置き場所を比べてください。
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接続例と用途別の選び方
ゲートは前にある機材の信号を扱えますが、その後ろにあるアンプ側で発生するノイズまで抑えるとは限りません。発生場所に合わせて、置く位置を考えます。
歪み1台とアンプを使う
歪み1台を使う場合、ギター→歪み→直列型ゲート→アンプの順につなぐ方法があります。ゲートの入力と出力を逆にしないよう、本体の表示をたどります。
SEND/RETURNのあるゲートに歪みを入れる
NS-2やNS-1Xの専用経路に歪みを2台入れる場合は、SENDから1台目、2台目、RETURNへとつなぎます。1台だけの接続と比べ、ペダル同士を結ぶケーブルがさらに1本必要になります。
アンプのSEND/RETURNも「エフェクトループ」と呼ばれますが、これはアンプの前段と後段の間に機材を入れるための端子です。ゲート本体のSEND/RETURNと同じ場所ではありません。アンプ側に端子がある場合も、機種の説明書で信号の流れと接続例を確かめます。異なる機種の図をそのまま重ねると、入出力が分からなくなるためです。
一台だけ追加し、操作を簡単にしたい
歪みの後ろに空きがあり、直列の入出力だけで足りるなら、Noise WiperとNoise Killerを電源条件や設置場所で比べられます。どちらもつまみは一つですが、メーカーの電源案内は同一ではありません。
Noise Killerのメーカーは9V・500mA以上の電源を指定し、どちらの公表消費電流も26mAです。Noise Wiperの商品情報でアダプターの最低容量は確認できませんでした。消費電流とメーカー指定の電源容量は同じ数字として扱わないでください。場所が限られる場合は、奥行きと幅に加えてプラグが隣へ出る方向を見て、実際に配線できるほうを選びます。
複数の歪みを使い、余韻も調節したい
複数の歪みを専用経路に入れたい場合、NS-2とSilencerはどちらもSEND/RETURNを使えます。NS-2はDECAY、SilencerはRELEASEで、音が小さくなってからの抑え方に関わる時間を調節でき、Silencerにはさらに抑える量を決めるREDUCTIONつまみがあります。
つないだ後の設定とよくある疑問
普段使う歪みの量で弦を止め、しきい値を調節するつまみを動かして無音時の音が気にならない位置を探します。次に弱いピッキングや長く伸ばす音を試し、演奏の末尾が不自然に切れるなら設定を見直します。
NS-1XのTHRESHOLDは、REDUCTIONでは左端からノイズが聞こえなくなるまで右に、GATEでは右端から弾いた音が出るまで左に回す方法をメーカーが案内しています。DECAYやRELEASEを備える機種は、そのつまみが抑制の開始と解除のどちらに働くかを説明書で確認して調整します。静かさだけを優先して設定を上げすぎると、弾きたい音まで抑えられる点がトレードオフです。
歪みを2台持っている場合は、両方を同時に使うときだけでなく、片方だけを使うときも試します。入れる機材や歪みの量が変わると、ゲートに入る信号と無音時のノイズの大きさも変わるためです。よく使う組み合わせで音が自然に消えるかを確かめ、どの状態でも一つの目盛りが最適だと決めつけないようにします。
通常のノイズ抑制モードで、オフでもオンでも音が出ない場合は、まず電源やケーブル、入出力の向きを確認します。SEND/RETURNやPTGATEの4端子を取り違えると意図した経路になりません。オンにしたときだけ弱い音が切れる場合は、しきい値を下げ、必要なら抑える量も緩めます。MUTEは音を消すためのモードなので、この切り分けとは分けて考えます。
ディレイやリバーブは前後どちらに置く?
反復音や残響を残したい場合は、ゲートの後ろに置く方法が出発点です。目的の音とノイズの出る位置に合わせて調整します。
ディレイは音を繰り返し、リバーブは空間の残響を加える効果です。これらの後ろで強くゲートをかけると、小さく消える反復や残響も境目を下回り、途中で途切れることがあります。一方、後段に置いた機器自体のノイズは前のゲートでは抑えられません。配置を入れ替えて、残したい余韻と無音時の音を聞き比べて決めます。
弾いている間のノイズも完全に消える?
音を通している間は、演奏音に重なるノイズも一緒に出ることがあり、完全に消えるとは限りません。発生源の切り分けが先です。
ノイズサプレッサーと何が違う?
呼び方や制御方法はメーカー・製品で異なります。名前だけで決めず、接続端子と調節できる内容を比べましょう。
電池に対応する機種は?
NS-2やPTGATEは9V電池に対応します。Noise Wiperはメーカーの製品情報に9V電源の指定があり、電池対応の記載は確認できません。記載がないことだけで非対応と決めず、使いたい電源と付属品を購入前に確認してください。
NS-1Xも9Vのアルカリ電池に対応し、メーカーの目安では連続使用で約6.5時間です。使用条件によって変わるため、本番や長い練習では予備電池や対応アダプターの準備を考えます。メーカーの標準付属品には電池が含まれますが、購入する販売品の条件も見ます。
まとめ
ギターの無音時ノイズには、まず発生源の切り分けを行い、必要ならノイズゲートを追加します。直列型なら小型で簡単に組み込みやすく、専用経路を備える機種は歪みを含めた接続を検討できます。
THRESHOLDを上げすぎると余韻が切れる場合があります。接続端子と電源を合わせたうえで、無音時と弱い演奏の両方を聞きながら設定してください。
出典・参考資料
- Behringer NR300説明書
- BOSS NS-2製品情報
- BOSS NS-1X製品情報
- BOSS NS-1X仕様
- Electro-Harmonix Silencer説明書
- TC Electronic SENTRY製品情報
- MXR M135説明書
- Behringer NR300製品情報
- Ibanez PTGATE製品情報
- Free The Tone IG-1N製品情報
- Donner Noise Killer製品情報
- SONICAKE Noise Wiper製品情報
情報確認日:2026年10月30日。






