ギターのストロークは、まず「オールダウン(↓↓↓↓)」と「8ビート基本形(↓↓↑↑↓↑)」の2つだけ覚えれば十分です。この2つでJ-POP弾き語りの大半は成立します。習得の目安はオールダウンが1〜2週間、8ビート基本形が2〜4週間。BPM80で止まらずに弾ければ合格です。
この記事では、5つの基本ストロークパターンを「1・と・2・と…」の8分割グリッドで1つずつ図解し、↓↑記号の読み方、4ステップの練習法、そしてコード譜にストロークが書いていないときの決め方までまとめました。
ギターのストロークとは?ダウンとアップの2種類だけ

ストロークとは、ピックや指で複数の弦をまとめて上下に弾く動作です。上から下に弾く「ダウンストローク(↓)」と、下から上に弾く「アップストローク(↑)」の2種類しかありません。この2つを並べる順番と、弾かない場所(空振り)の位置を決めたものが「ストロークパターン」です。
アルペジオとの違いは「同時に鳴らすか、1本ずつ鳴らすか」です。ストロークは複数の弦をまとめて鳴らして伴奏の土台をつくり、アルペジオは弦を1本ずつ順番に弾いて静かな響きをつくります。弾き語りの伴奏はまずストロークから覚えるのが近道です。
「コードは押さえられるのにリズムがぎこちない」「曲に合わせると手が止まる」「動画を見ても右手が速すぎてわからない」。筆者自身も始めた頃は右手を闇雲に上下させるだけでした。つまずく原因はほぼこの3つで、いずれも次章の8分割グリッドで数えられるようになれば解決します。
ストロークパターンの読み方|↓↑記号と8分割グリッド
ストロークパターンは「1拍を2つに割った8つのマス」に↓・↑・✕(空振り)を並べて読みます。4拍子1小節なら「1・と・2・と・3・と・4・と」の8マスです。記号の数だけを見ると混乱しますが、8マスのどこで弦に当てるかで考えると、どんなパターンも再現できます。

↓と↑の記号の意味
ストロークの記号は2つだけです。
- ダウンストローク:上から下へ弦を弾く動き(記号:↓)
- アップストローク:下から上へ弦を弾く動き(記号:↑)
この2つの組み合わせとタイミングによって、さまざまなリズムパターンが生まれます。初心者のうちは、この上下運動をスムーズに繰り返すことが最初の目標です。
8分割グリッドの数え方(1・と・2・と)
4拍子の1小節は「1・と・2・と・3・と・4・と」の8マスで数えます。数字が表拍、「と」が裏拍です。ストロークパターンは、この8マスのどこで弦に当て(↓↑)、どこで当てないか(✕)で決まります。
重要なのは✕のマスでも右手は動かし続けることです。右手を止めるとリズムが崩れるため、当てない場所は「空振り」します。この意識だけで演奏の安定感が大きく変わります。
多くのポピュラー音楽は4拍子です。「1、2、3、4」と数えながら手拍子を打つあの感覚です。この4つの拍を「表拍」と呼びます。
さらに、各拍の間に「裏拍」があります。「1と 2と 3と 4と」の「と」の部分です。表拍と裏拍を合わせることで、より細かいリズムが表現できます。
下の表が、この記事で紹介する基本パターンを8分割グリッドに並べたものです。まずこの形を目で覚えてから、1つずつ弾いていきます。
| パターン | 1 | と | 2 | と | 3 | と | 4 | と |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 オールダウン | ↓ | ✕ | ↓ | ✕ | ↓ | ✕ | ↓ | ✕ |
| 2 8ビート基本形 | ↓ | ✕ | ↓ | ↑ | ✕ | ↑ | ↓ | ↑ |
| 3 4拍子バラード | ↓ | ↑ | ↓ | ↑ | ↓ | ↑ | ✕ | ✕ |
| 5 16ビート(シンプル版) | ↓ | ↑ | ↓ | ↑ | ↓ | ↑ | ↓ | ↑ |
初心者が最初に覚えるべき5つの基本ストロークパターン
5つの基本ストロークパターンを難易度・使い所・習得目安で整理しました。まずパターン1から順番に練習しましょう。
| パターン名 | ストロークの記号 | 難易度 | 習得の目安 | 使われる音楽ジャンル・場面 |
|---|---|---|---|---|
| パターン1:オールダウン(4拍) | ↓↓↓↓ | ★(入門) | 1〜2週間 | ロック・パンク・フォークの力強いセクション。シンプルなリズムで弾きたい時 |
| パターン2:8ビート基本形 | ↓↓↑↑↓↑ | ★★(初級) | 2〜4週間 | J-POP・ポップスの弾き語りで最も汎用性が高い。大半の曲に対応できる |
| パターン3:4拍子バラード | ↓↑↓↑↓↑ | ★★(初級) | 2〜4週間 | スローテンポのバラード・弾き語り。柔らかく温かみのある演奏に |
| パターン4:シャッフル(スウィング) | ↓↓↓↓(跳ねるリズム) | ★★★(中級) | 1〜2ヶ月 | ブルース・カントリー・ジャズ系。「ハネる」感じを出したい時 |
| パターン5:16ビート | ↓↑↓↑↓↑↓↑(細かい刻み) | ★★★(中級) | 1〜2ヶ月 | ファンク・R&B・細かいグルーブが必要な曲。右手の動きを細かく刻む |
練習の順序:パターン1(オールダウン)→パターン2(8ビート)→パターン3(バラード)の順で習得するのが最も効率的です。パターン2の8ビートを安定してBPM80で弾けるようになれば、多くのJ-POP弾き語りに対応できます。

ここでは、実際に多くの曲で使われる基本パターンを 5つ紹介します。これらをマスターすれば、数百曲レベルの曲が弾けるようになります。
パターン1:オールダウン(4拍)|↓↓↓↓
1拍ごとにダウンだけで弾く、最初に覚えるパターンです。8分割グリッドでは「1↓・と✕・2↓・と✕・3↓・と✕・4↓・と✕」。裏拍はすべて空振りにします。
フォークソングやロック、パンクの力強いセクションで使われます。BPM60で正確に弾けたらBPM80へ。ここが5パターン共通のスタート地点です。
練習のポイント:
- メトロノームを60BPMに設定し、クリック音の真上で弾く
- 腕全体ではなく手首の回転で弾く(力を抜く)
- 4回すべてが同じ音量になるよう意識する
- 裏拍の✕でも手を下から上へ戻し、動きを止めない
パターン2:8ビート基本形|↓↓↑↑↓↑
最も汎用性が高く、J-POP弾き語りの大半をこれ1つでカバーできるパターンです。8分割グリッドでは「1↓・と✕・2↓・と↑・3✕・と↑・4↓・と↑」となります。
記号が6つしかないのに8マスある理由がわからず挫折する人が多いのですが、答えはシンプルです。↓↓↑↑↓↑は、8マスのうち2マス(1の裏と3の表)を空振りにした結果で、✕を数に入れれば必ず8になります。ここが記号の読み方の最大のポイントです。
練習のポイント:
- BPM60から始め、「1・と・2・と…」と声に出して数えながら弾く
- 右手は8マスすべてで上下させ続け、弦に当てるタイミングだけを変える
- アップが弱くなりやすいので、高音弦3〜4本を軽くなでる程度でよい
- BPM80で1分間止まらずに弾けたら合格。ここまで来れば弾ける曲が一気に増える
パターン3:4拍子バラード|↓↑↓↑↓↑
3拍分を8分で刻み、4拍目は鳴らしたまま伸ばすパターンです。8分割グリッドでは「1↓・と↑・2↓・と↑・3↓・と↑・4✕・と✕」。最後の2マスを空けることで、音の余韻が生まれます。
スローテンポのバラードや、柔らかく温かみのある弾き語りに向きます。パターン2と同じ8マスの考え方なので、2が弾けたらすぐ移れます。
練習のポイント:
- 4拍目は「弾かない」ではなく「鳴らし続ける」と考える
- BPM60〜70のゆっくりしたテンポで、音の伸びを聴きながら弾く
- 4拍目でコードチェンジの準備をすると、次の小節がスムーズになる
パターン4:シャッフル(スウィング)|↓↓↓↓を跳ねて弾く
記号はオールダウンと同じ↓↓↓↓ですが、1拍を3等分して「タッ・カ」と跳ねて弾きます。8分割(1拍を2等分)では表せないため、この記事のグリッド表には載せていません。
ブルース、カントリー、ジャズ系で使われます。難易度は中級で、習得の目安は1〜2ヶ月です。
練習のポイント:
- 「タッカ タッカ タッカ タッカ」と口に出しながらダウンだけで弾く
- 慣れたら「カ」の位置に軽いアップを入れる
- BPM70前後から。均等に割ると跳ねなくなるので、必ず口でリズムを確認する
パターン5:16ビート(シンプル版)|↓↑↓↑↓↑↓↑
1拍を4等分(1・e・と・a)して右手を動かし続け、8分の位置だけ弦に当てるパターンです。結果として「1↓・と↑・2↓・と↑・3↓・と↑・4↓・と↑」の8回になります。16分すべてを弾くわけではないので、シンプル版と呼びます。
ファンクやR&B、細かいグルーヴが必要な曲で使われます。難易度は中級、習得の目安は1〜2ヶ月です。
練習のポイント:
- BPM40程度の超スローから始め、右手の16分の動きを機械的に固定する
- 当てる位置は8分だけ。残りの16分は必ず空振りする
- 手首の振り幅を小さくすると速いテンポでも崩れにくい
番外:3拍子ワルツパターン|↓↓↑↓↑
3拍子の曲では6マス(1・と・2・と・3・と)で数えます。代表的な形は「1↓・と✕・2↓・と↑・3↓・と↑」で、記号にすると↓↓↑↓↑です。
ワルツ調の曲や民謡調、一部のポップスで使われます。4拍子とは体内リズムが違うので、独立した練習が必要です。
練習のポイント:
- 「1、2、3」のカウントに慣れる(4拍子とは異なる体内リズムが必要)
- 1拍目を少し強調すると、3拍子らしさが出る
ストロークパターンを身につける効果的な練習法
ストロークパターンを効率よく身につけるための練習ステップを整理しました。ステップ1から順番に取り組みましょう。
| ステップ | 練習内容 | BPMの目安 | 所要時間 | 次のステップに進む目安 |
|---|---|---|---|---|
| ステップ1:右手だけでリズムを刻む | 弦に触れない状態(またはミュート)で右手のストローク動作だけを練習する | 60BPMから | 1日5〜10分 | BPM80で止まらずストロークパターンを繰り返せる |
| ステップ2:コード1つで通す | Gコードなど押さえやすいコード1つに固定して、右手のパターンと合わせる | 60〜80BPM | 1日10〜15分 | 1コードで1分間通して弾けた |
| ステップ3:コードチェンジで通す | G→C→Dなど実際の曲で使うコード進行をパターンに乗せて弾く | 60〜80BPM | 1日15〜20分 | コードチェンジ中もストロークが止まらず通せた |
| ステップ4:テンポを上げる | 完璧に弾けるテンポから5BPMずつ上げていく | 80〜120BPM | 1日15〜20分 | 目標の曲のテンポで通して弾けた |

ステップ1:右手だけでリズムを刻む(メトロノームは必須)
最初は左手を使わず、弦に軽く触れてミュートした状態で右手だけを動かします。BPM60から始め、1日5〜10分。BPM80で止まらずにパターンを刻めたら次のステップです。
このときメトロノームは絶対に使ってください。リズムが一定に保てない原因のほとんどは、メトロノームなしで練習していることです。スマートフォンの無料アプリで十分始められます。
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本格的に練習したい方には、機能が充実した専用メトロノームもおすすめです。音量調整やさまざまなリズムパターン、視覚的な表示など、アプリよりも練習効率が上がる機能が揃っています。
メトロノームの使い方:
- まずは60BPM(1分間に60拍)からスタート
- 完璧に弾けるようになったら5BPMずつテンポを上げる
- 目標は120BPM前後で安定して弾けること
ステップ2:コード1つで通す
次はGコードなど押さえやすいコード1つに固定して、そのままストロークパターンを通します。BPM60〜80で1日10〜15分。1コードで1分間途切れずに弾けたら合格です。
ここで左手を1つに固定するのが重要です。初心者がつまずく最大の原因は、「左手のコードチェンジ」と「右手のストローク」を同時に覚えようとすることです。片方を固定すれば、負荷は半分になります。
押さえやすいコードの例:
- G(指の形がシンプルで音も鳴らしやすい)
- Em(2本の指だけで押さえられる)
- C(Gからの移動が多いので早めに慣れておく)
ステップ3:コードチェンジで通す
コード進行を回しながら、ストロークを止めずに通します。BPM60〜80で1日15〜20分。コードチェンジ中もストロークが止まらず1周できたら次へ進みます。
最初に使うコード進行(おすすめ2つ):
パターンA(C-G-Am-F)
ポップスで最もよく使われる進行。各コード4拍ずつ。
パターンB(G-D-Em-C)
こちらも定番。多くのヒット曲で使われています。
これらのコード進行で、先ほど紹介した 5つのストロークパターンをそれぞれ試してみてください。同じコード進行でもストロークが変わるだけで、雰囲気がガラリと変わることに気づくはずです。
ステップ4:テンポを上げて曲に合わせる
完璧に弾けるテンポから5BPMずつ上げ、目標の曲のテンポで通せたら完成です。BPM80〜120で1日15〜20分。「なんとなく弾けた」で上げるとズレが固定されるので、必ず1分間ノーミスを条件にします。
初心者向けの練習曲選びのコツ:
- テンポが遅め(80〜100BPM程度)の曲
- 使用コードが3〜4個の曲
- ストロークパターンがシンプルな曲
曲選びに迷ったら、テンポとコード数の条件を満たす曲をギター初心者が弾ける簡単な曲15選とアコギ初心者の練習曲おすすめ15選にまとめています。好きな曲から選ぶとモチベーションも続きます。
よくある悩みと解決法
初心者が必ずぶつかる3大の悩みと、その即効解決策を先に表でまとめました。表の3つに加えて、よくある2つの悩み(パターンの選び方・手や腕の疲れ)も後半で解説します。
| 悩み | 主な原因 | 今すぐできる解決策 | やってはいけないこと |
|---|---|---|---|
| アップストロークがうまくできない | ①力が入りすぎてピックが引っかかる②手首が固まって動かない | ①ピックを軽く持つ(落とすくらいの力加減)②「空ストローク」(弦に触れずに上下する動き)の練習を1日5分行う③アップは「弦をかすめる」感覚でOK | 力を入れてしっかり弾こうとする(むしろ引っかかる原因になる) |
| コードチェンジ中にリズムが止まる | ①左手と右手を同時に動かそうとしている②コードチェンジの速さが足りない | ①本記事の「4ステップ練習法」のステップ2から始め直す②コードチェンジだけを右手なしで高速練習する(1日50回往復)③「止まらずに次のコードに移る」を最優先にする(音が出なくても可) | 完璧なコードが押さえられるまでリズムを止めてから次へ行く |
| リズムが一定に保てない | ①メトロノームを使わずに練習している②テンポが速すぎる | ①今すぐスマホでメトロノームアプリを入れてBPM60から再スタート②録音して聴き返す(自分のリズムのズレを客観的に確認する) | 「なんとなく弾けた」でテンポを上げる(ズレが定着してしまう) |

悩み1:アップストロークがうまくできない
原因は力の入れすぎとピックの角度で、全弦を弾こうとしないことが解決の第一歩です。多くの初心者が最初に苦労するポイントです。
解決法:
- アップストロークでは、すべての弦を弾く必要はありません。高音弦の3〜4本だけでOK
- ピックの角度を少し寝かせると、弦に引っかかりにくくなります
- 力を抜いて、軽くなでるようなイメージで
- 超スローテンポで、動きを体に染み込ませる
悩み2:コードチェンジ中にリズムが止まる
左手が間に合わなくても右手を止めないことが正解です。音が鳴らないことよりリズムが止まることの方が問題で、上の4ステップ練習法のステップ2〜3で必ず解消できます。
解決法:
- コードチェンジは、次のコードの1拍目の直前に行う
- 最初は右手のストロークを止めずに、左手がまだ押さえられていなくてもストロークを続ける
- 「音が鳴らない」ことよりも「リズムが止まる」ことの方が問題です
- 徐々にコードチェンジのスピードを上げていく
悩み3:リズムが一定に保てない
メトロノームなしで練習していることが最大の原因です。今すぐスマホにメトロノームアプリを入れ、BPM60から「1分間ノーミス」を条件にテンポを上げてください。「なんとなく弾けた」で上げるとズレが固定されます。
悩み4:どのパターンをどの曲に使えばいいかわからない
ジャンルで当たりをつけるのが最短です。経験で精度は上がりますが、下の指針で8割は決まります。
判断の手順とジャンル別の対応表は、次章「コード譜にストロークが書いてないときの決め方」にまとめました。迷ったときはパターン2の8ビート基本形(↓↓↑↑↓↑)で通せば、ほとんどの曲でひとまず成立します。
悩み5:手首や腕が疲れる
力の入れすぎが原因です。ピックは落とさない程度の軽さで持ち、手首を振り子のように使えば15分以上続けても疲れません。
解決法:
- ピックを軽く持つ(落とさない程度の力で十分)
- 手首を柔らかく使い、振り子のように動かす
- 肩や肘の力を抜く
- 15〜20分練習したら、必ず休憩を取る
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ピックの厚さや素材も影響します。初心者にはミディアム(0.7mm前後)がおすすめです。柔らかすぎず硬すぎず、コントロールしやすい厚さです。何種類か試して、自分に合ったものを見つけましょう。
コード譜にストロークが書いてないときの決め方
コード譜にストロークの指定がないのは普通で、ジャンルとテンポから自分で決めるのが正解です。市販のコード譜やネット上のコード譜は、コードネームだけで右手の上下が書かれていないものが大半です。「書いてないから弾けない」のではなく、決め方を知らないだけです。
手順は3つです。
- 原曲を1回聴いて、1小節に何回刻まれているか数える(4回なら4分中心、8回なら8ビート、細かければ16ビート)
- ジャンルで型を当てる(下の対応表)
- 迷ったらパターン2の8ビート基本形(↓↓↑↑↓↑)で通す
| 曲の傾向 | まず試すパターン | 聞き分けの目安 |
|---|---|---|
| フォーク・カントリー | 1 オールダウン | 1小節に4回のしっかりした刻み |
| ロック・ポップス | 2 8ビート基本形 | 1小節に8回、跳ねていない |
| バラード | 3 4拍子バラード | BPM70以下で音が長く伸びる |
| ブルース・ジャズ系 | 4 シャッフル | 「タッカ タッカ」と跳ねて聞こえる |
| ファンク・R&B | 5 16ビート | 刻みが細かく歯切れがよい |
| ワルツ調 | 番外 3拍子 | 「1・2・3」で数えられる |
最終的には原曲を繰り返し聴いて右手のリズムを耳でコピーするのが一番早くなります。歌と合わせる具体的な手順はギター弾き語りは簡単コード4つからで解説しています。
レベルアップのための次のステップ
基本パターンが安定したら、強弱・ミュート・アルペジオとの併用の3つで表現力が一気に伸びます。順番はこの3つのどれからでも構いません。

ダイナミクス(強弱)をつける
基本パターンが弾けるようになったら、次は表現力を高めましょう。
すべてのストロークを同じ強さで弾くのではなく:
- 1拍目を強調する
- 裏拍を軽めに弾く
- サビで強く、Aメロで弱くなど、曲の展開に合わせて変化をつける
これだけで、演奏が劇的に「音楽的」になります。
ミュートテクニックを加える
右手の手刀部分(小指側の側面)をブリッジ付近に軽く触れながらストロークすると、「チャカチャカ」という歯切れの良いサウンドになります。これを「ブリッジミュート」と言います。
また、左手で弦を軽く触れた状態でストロークする「カッティング」も、ファンクやレゲエで重要なテクニックです。
ストロークとアルペジオの組み合わせ
曲の中で、サビはストローク、Aメロはアルペジオ(弦を一本ずつ弾く奏法)というように使い分けると、アレンジの幅が広がります。
オリジナルパターンを作ってみる
基本パターンに慣れたら、自分でアレンジしてみましょう。
例えば:
- 8ビートパターンの一部を休符に変える
- アクセントの位置を変える
- ダウンとアップの組み合わせを変えてみる
実験することで、リズム感も創造性も高まります。
ギタリスト仲間と一緒に成長しよう
ストロークパターンが身についたら、一緒に演奏できる仲間を見つけてセッションしてみましょう。EMMUアプリでギタリスト仲間・バンドメンバーを探すことができます。
よくある質問
Q. ギターのストロークとは何ですか?
ピックや指で複数の弦をまとめて上下に弾く動作です。上から下の「ダウン(↓)」と下から上の「アップ(↑)」の2種類だけで、その並べ方がストロークパターンになります。
Q. アルペジオとストロークの違いは何ですか?
同時に鳴らすか、1本ずつ鳴らすかの違いです。ストロークは複数弦をまとめて鳴らして伴奏の土台をつくり、アルペジオは弦を1本ずつ弾いて静かな響きをつくります。
Q. ギターのストロークには何種類ありますか?
記号は↓と↑の2種類だけです。組み合わせは無限ですが、初心者が実際に覚えるべき型は本記事の5パターン(オールダウン・8ビート基本形・4拍子バラード・シャッフル・16ビート)で足ります。
Q. ギターのストロークの仕方は?
右手首の回転で弾き、腕全体は使いません。ピックは落とさない程度に軽く持ち、8マス(1・と・2・と…)すべてで手を動かし続け、弦に当てる位置だけを選びます。
Q. コード譜だけでどうやってストロークがわかるのですか?
コード譜にストロークは書かれていないのが普通です。原曲を1回聴いて1小節の刻み回数を数え、ジャンルで型を当てます。迷ったら8ビート基本形(↓↓↑↑↓↑)で通せばほとんどの曲で成立します。
Q. 16ビートストロークは難しいですか?
中級レベルで、習得の目安は1〜2ヶ月です。ただしシンプル版なら右手を16分で動かし続けて8分の位置だけ当てるだけなので、BPM40の超スローから始めれば初心者でも形は作れます。
Q. ストロークの練習は1日どれくらい必要ですか?
1日10〜20分で十分です。本記事の4ステップでは、ステップ1が5〜10分、ステップ2が10〜15分、ステップ3と4が15〜20分を目安にしています。長時間より毎日続けることが効きます。
ストロークを含む毎日の基礎練習メニューは、ギターの基礎練習メニュー10選|毎日15分のクロマチック・スケール・コードチェンジもあわせてご覧ください。
まとめ:基本パターンの習得が上達の鍵
ストロークパターンの習得は「型を覚える→メトロノームで安定させる→曲に応用する」のサイクルで確実に上達します。以下のロードマップで現在地を確認しましょう。
| フェーズ | 期間の目安 | 習得目標 | 練習の中心 | 達成の目安 |
|---|---|---|---|---|
| フェーズ1(入門) | 1〜2週間 | パターン1(オールダウン)をBPM80で安定 | 右手だけのストローク練習→コード1つで通す | Gコード1つでオールダウンをBPM80で1分通せた |
| フェーズ2(初級) | 1〜2ヶ月 | パターン2(8ビート)をBPM80で安定 | 本記事の「4ステップ練習法」でパターン2を習得 | コードチェンジしながらBPM80で8ビートが通せた |
| フェーズ3(初級〜中級) | 2〜4ヶ月 | 好きな曲を1曲最初から最後まで弾き切れる | 好きな曲のコード+パターンを組み合わせた通し練習 | 好きな曲を人前で弾けた |
| フェーズ4(応用) | 4ヶ月以降 | シャッフル・16ビートなど応用パターンに挑戦 | EMMUアプリで仲間を見つけてセッション参加 | バンドのセッションで複数曲弾き切れた |
今日からの行動プラン
| タイミング | アクション |
|---|---|
| 今日(10分) | スマホにメトロノームアプリをインストールする。BPM60に設定して弦に触れずに右手のダウンストロークだけを10分練習する |
| 今週中(毎日10〜15分) | 本記事の「4ステップ練習法」のステップ1〜2を実践する。Gコード1つに固定してパターン1をBPM60→70→80に上げていく |
| 1ヶ月後 | パターン2(8ビート)のステップ2〜3を実践する。好きな曲のコード進行をBPM60からパターンに乗せて弾いてみる |
| 2〜3ヶ月後 | 好きな曲を1曲最初から最後まで通して弾けるようにする。EMMUアプリでギタリスト仲間を見つけて演奏を聴いてもらう |
ストロークで伴奏を弾けるようになったら、次はギターアドリブのやり方と基本スケールの指板図にも挑戦してみてください。同じコード進行の上で、自分だけのメロディを弾けるようになります。コードの押さえ方があやしいときはギターコード一覧表(32種×12ルートの指板図)で形を確認できます。


