トランペット初心者が最初に選ぶべき練習曲は、音域が狭く、リズムが簡単で、知っているメロディーの曲です。
結論から言うと、最初の1曲は「きらきら星」または「メリーさんの羊」がおすすめです。音が安定してきたら「かえるの合唱」「聖者の行進」、ロングトーンや表現を練習したい段階で「埴生の宿」「アメイジング・グレイス」へ進むと、無理なく上達しやすくなります。
この記事では、トランペット初心者向けに、簡単な練習曲10選を難易度・音域・習得目安つきで紹介します。さらに、1日15〜20分で進める1ヶ月練習ロードマップ、無料楽譜の探し方、つまずきやすい原因と直し方も解説します。

- 今日から始めるならこの15分メニュー
- トランペット初心者はまずこの3曲から始めよう
- 1ヶ月練習ロードマップ|10曲を使った週別スケジュール
- トランペット初心者向け練習曲10選の早見表
- この記事の選曲基準と想定レベル
- トランペット初心者が練習曲を選ぶ3つのポイント
- 【超初心者向け】まず吹けるようになりたい基礎練習曲5選
- 【初級者向け】少し慣れてきたら挑戦したい練習曲5選
- あなたに合う最初の1曲は?初心者向け曲選び診断
- 練習曲を効果的に活用する5つのコツ
- トランペット初心者が練習曲でつまずく原因と直し方
- トランペット初心者向け練習曲の無料楽譜を探すときの注意点
- 練習曲と並行して使える初心者向けトランペット教本3選
- 練習効果を高める楽器メンテナンスの基本
- トランペット初心者の練習曲に関するよくある質問
- トランペット練習とあわせて読みたい記事
- まとめ:楽しみながら着実に上達しよう
今日から始めるならこの15分メニュー
今日からトランペットの練習曲に取り組むなら、まずは15分だけで十分です。最初から曲を通して吹こうとせず、音を安定させる練習と短いフレーズ練習を組み合わせるのがコツです。
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| 時間 | 練習内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 3分 | ロングトーン | 音を安定させる |
| 3分 | 使う音だけ確認 | 曲に出てくる音を先に鳴らす |
| 5分 | きらきら星を2小節ずつ練習 | 短い単位で止まらず吹く |
| 2分 | メトロノームに合わせる | テンポを安定させる |
| 2分 | スマホで録音して確認 | 音のかすれ・リズムのズレを確認 |
15分で完璧に吹く必要はありません。最初の目標は、きらきら星の最初の2〜4小節を、ゆっくりでも止まらず吹けるようにすることです。
トランペット初心者はまずこの3曲から始めよう
まだ音を出すだけで精一杯の初心者は、いきなり10曲すべてを練習する必要はありません。まずは次の3曲から始めるのがおすすめです。
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| 順番 | 曲名 | おすすめ理由 | 目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | きらきら星 | 音域が狭く、メロディーを知っている | 1音ずつ安定して出す |
| 2 | メリーさんの羊 | 音の移動が少なく、タンギング練習に向く | 短いフレーズを止まらず吹く |
| 3 | かえるの合唱 | 繰り返しが多く、音程とリズムを確認しやすい | 同じパターンを安定して吹く |
この3曲をゆっくり吹けるようになれば、次に「聖者の行進」や「埴生の宿」へ進みやすくなります。最初から難しい曲に挑戦するよりも、簡単な曲をきれいな音で吹けるようにする方が、トランペットの基礎は早く身につきます。
1ヶ月練習ロードマップ|10曲を使った週別スケジュール
トランペット初心者は、毎日長時間練習するよりも、短い時間で同じ順番を続けることが大切です。ここでは、1日15〜20分で進める1ヶ月ロードマップを紹介します。

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| 時期 | 練習曲 | 毎日の練習内容 | 目標 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | きらきら星・メリーさんの羊 | ロングトーン5分、きらきら星5分、メリーさんの羊5分、録音確認 | きらきら星を止まらず吹ける |
| 2週目 | かえるの合唱・聖者の行進 | スタッカート3分、かえるの合唱5分、聖者の行進の前半8小節 | リズムを崩さず短い曲を通せる |
| 3週目 | 埴生の宿・アメイジング・グレイス | ロングトーン3分、埴生の宿5分、アメイジング・グレイス冒頭 | 息を流してなめらかに吹ける |
| 4週目 | 好きな曲を1曲選ぶ | 1〜3週目の復習、新しい曲10分、録音比較 | 好きな曲の1コーラスを止まらず吹ける |
このロードマップは、1ヶ月で完璧に演奏するためのものではありません。初心者が「音を安定して出す」「短い曲を止まらず吹く」「録音して改善点を見つける」ための練習順です。
うまく吹けない日は、曲を変えるよりもテンポを落としてください。速く吹けることより、ゆっくりでも音が安定していることを優先しましょう。
トランペット初心者向け練習曲10選の早見表
本記事で紹介する10曲を、難易度・音域・習得目安・練習できることで一覧にまとめました。最初は★1から始めて、徐々に★が多い曲に進むのが基本の流れです。
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| 順 | 曲名 | レベル | 難易度 | 音域 | 習得目安 | 練習できること |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | きらきら星 | 超初心者 | ★☆☆☆☆ | 狭い | 1週間 | 音を安定して出す |
| 2 | メリーさんの羊 | 超初心者 | ★☆☆☆☆ | 狭い | 1週間 | 音の移動・タンギング |
| 3 | かえるの合唱 | 超初心者 | ★★☆☆☆ | 狭い | 1〜2週間 | 繰り返し・音程安定 |
| 4 | 聖者の行進 | 超初心者 | ★★☆☆☆ | 中程度 | 2週間 | リズム感・スタッカート |
| 5 | 埴生の宿 | 超初心者 | ★★☆☆☆ | 狭い | 2週間 | ロングトーン・息の流れ |
| 6 | アメイジング・グレイス | 初級 | ★★★☆☆ | 中程度 | 2〜3週間 | レガート・3拍子 |
| 7 | 威風堂々 | 初級 | ★★★☆☆ | 中程度 | 3週間 | 付点リズム・行進曲 |
| 8 | コンドルは飛んでいく | 初級 | ★★★☆☆ | 中程度 | 3週間 | 強弱・表現力 |
| 9 | オーラ・リー | 初級 | ★★★☆☆ | 中程度 | 2〜3週間 | 抑揚・歌うように吹く |
| 10 | ラデツキー行進曲 | 初級 | ★★★★☆ | 中〜高 | 3〜4週間 | 速いテンポ・アクセント |
「順番通りに進めるのは大変そう」と感じる方も、最初の3曲(きらきら星・メリーさんの羊・かえるの合唱)だけは必ず取り入れてください。基礎が安定していないまま難しい曲に挑戦すると、フォームの癖がつきやすくなります。
この記事の選曲基準と想定レベル
本記事では、トランペット初心者が最初の1ヶ月で無理なく取り組める曲を選ぶため、次の基準で10曲を選定しています。
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| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 音域 | 初心者が無理なく出しやすい中低音域中心 |
| リズム | 4分音符・2分音符中心で、複雑すぎない |
| 知名度 | メロディーを知っている人が多く、耳で確認しやすい |
| 練習効果 | ロングトーン、タンギング、息の流れ、リズム練習に使える |
| 継続しやすさ | 1日15〜20分でも進めやすい |
想定レベル:
- B♭トランペットを始めたばかり
- 音出しはできるが、まだ曲を通して吹くのは難しい
- 楽譜を読むことに慣れていない
- 独学または部活・社会人吹奏楽で練習を始めた人
練習時間の想定:1日15〜20分。長時間練習するよりも、短時間でも毎日音を確認することを重視しています。
トランペット初心者が練習曲を選ぶ3つのポイント

10曲の紹介に進む前に、初心者が練習曲を選ぶときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
1. 音域が無理なく吹ける範囲であること
トランペットは音域が広く、初心者は中低音域(チューニングB♭付近〜上のG前後)が安定して出るのに時間がかかります。音域が広い曲や、サビで高音が続く曲は、最初の段階では避けましょう。
2. リズムがシンプルでわかりやすいこと
4分音符や2分音符が中心の曲は、リズムを取りやすく、メトロノームに合わせて練習しやすいです。複雑なシンコペーションや細かい16分音符が多い曲は、もう一段階慣れてから挑戦してください。
3. 知っている曲・好きな曲であること
知っているメロディーは、楽譜が読めなくても音の流れをイメージしやすく、間違いに気づきやすいです。「楽譜を読む練習」と「メロディーを吹く練習」を分けて考えると、心理的な負担が下がります。
【超初心者向け】まず吹けるようになりたい基礎練習曲5選
音を安定して出すことに集中できる、5つの定番曲です。すべて難易度★1〜2、習得目安1〜2週間を目安にしています。
1. きらきら星(Twinkle, Twinkle, Little Star)
きらきら星は、トランペット初心者が最初に挑戦しやすい練習曲です。メロディーを知っている人が多く、楽譜を読むことに慣れていなくても音の流れをイメージしやすいのがメリットです。
難易度:★☆☆☆☆ / 音域:狭い / 習得目安:1週間
練習するときは、最初から通して吹こうとせず、2小節ずつ区切りましょう。まず使う音をロングトーンで確認し、次にメロディーをゆっくり吹きます。音がかすれる場合は、曲を進めるよりも1音ずつ安定して鳴らす練習に戻ってください。
練習手順
- まず階名で歌う
- 使う音をロングトーンで確認する
- 2小節ずつ区切って吹く
- メトロノームをBPM60前後にゆっくり設定する
- 録音して音の安定を確認する
つまずきやすいポイント
- 息が足りなくなる → 2小節でブレスを取る
- 音の出だしが不安定 → ロングトーンで安定させてから戻る
- タンギングが強すぎる → 「トゥ」より柔らかい「ドゥ」を意識
クリア基準:ゆっくりしたテンポで最初から最後まで止まらず吹けたらOK。完璧な音色を目指す必要はありませんが、録音したときにメロディーが分かる状態を目標にしましょう。
2. メリーさんの羊(Mary Had a Little Lamb)
「ミレドレミミミ」というシンプルな音の動きで、タンギング(舌で音を区切る動作)の練習に向いています。同じ3つの音を行き来するため、楽譜を見なくてもメロディーを覚えやすいのが特徴です。
難易度:★☆☆☆☆ / 音域:狭い / 習得目安:1週間
音の移動が少ないので、タンギングの音粒をそろえる練習として最適です。メトロノームに合わせて、すべての音が同じ長さ・同じ強さで鳴るように意識しましょう。
練習手順
- まず使う3〜5音をロングトーンで確認
- 1音ずつ「トゥートゥートゥー」とタンギングして安定させる
- 2小節ずつ通して吹く
- BPM60〜80でメトロノームに合わせる
- 録音して音の粒が揃っているか確認
つまずきやすいポイント
- タンギングが強すぎて音が途切れる
- 同じ音を繰り返すうちに音が下がる(息の支えが弱い)
クリア基準:全フレーズを止まらず吹け、すべての音の粒が同じ強さに聴こえる状態。
3. かえるの合唱(Frog’s Chorus)
輪唱で有名なメロディーで、繰り返しが多いため、音程とリズムを安定させる練習に向いています。同じパターンを何度も吹くので、上達が体感しやすいのもメリットです。
難易度:★★☆☆☆ / 音域:狭い / 習得目安:1〜2週間
練習するときは、最初の8小節だけを完璧にすることから始めましょう。同じフレーズが繰り返されるので、1回目を安定させれば残りも自然に吹けます。
練習手順
- 最初の8小節だけ階名で歌う
- 2小節ずつ吹いて、止まらないことを優先
- メトロノームBPM70〜80で通し練習
- 同じパターンを3回連続で安定させる
- 録音して、繰り返しごとに崩れていないか確認
クリア基準:BPM80で最後まで止まらず、繰り返しのリズムが崩れない状態。
4. 聖者の行進(When the Saints Go Marching In)
明るく元気な雰囲気の定番曲で、トランペットらしいファンファーレ感を体感できます。スタッカート(音を短く切る奏法)とリズム感の練習に最適です。
難易度:★★☆☆☆ / 音域:中程度 / 習得目安:2週間
4分音符が中心のリズムなので、テンポさえキープできれば曲として成立します。BPM80前後から始めて、慣れてきたら少しずつ上げていきましょう。
練習手順
- 原曲を聴いてリズムを体に入れる
- 音だけをロングトーンで確認
- 4小節ずつ区切って練習
- メトロノームBPM80でテンポを保つ
- BPM90、100と段階的に上げる
つまずきやすいポイント
- テンポが走る → メトロノームを必ず使う
- スタッカートが弱くなる → タンギングを少し強めに
クリア基準:BPM90で1コーラス通せ、リズムが崩れない状態。
5. 埴生の宿(Home Sweet Home)
ゆったりしたバラード調で、ロングトーンと息の流れを練習するのに最適です。スタッカートで切る曲とは逆に、なめらかに音を伸ばす表現を体得できます。
難易度:★★☆☆☆ / 音域:狭い / 習得目安:2週間
各音をしっかり伸ばして、息のスピードを一定に保つ意識を持ちましょう。途中でブレスが切れる場合は、フレーズの区切りで一度息を吸う場所を決めておくとよいです。
練習手順
- 原曲を聴いてフレーズの長さを確認
- 使う音をロングトーンで安定させる
- 1フレーズずつ通し、ブレス位置を決める
- 息の流れを意識してゆっくり吹く
- 録音してロングトーンが揺れていないか確認
クリア基準:1フレーズを息が途切れずに吹け、ロングトーンが大きく揺れない状態。
【初級者向け】少し慣れてきたら挑戦したい練習曲5選
5つの基礎練習曲が安定してきたら、次の5曲に進みましょう。表現の幅が広がり、トランペットらしい曲を吹く達成感を味わえます。
6. アメイジング・グレイス(Amazing Grace)
世界的に有名な讃美歌で、ゆったりとした3拍子のメロディーが特徴です。レガート(なめらかに音をつなぐ奏法)と息の流れを練習する曲としては最適です。
難易度:★★★☆☆ / 音域:中程度 / 習得目安:2〜3週間
3拍子の流れを感じながら、フレーズの最後まで息を運ぶ意識を持ちましょう。最初は冒頭8小節だけを徹底的に練習し、慣れてからフレーズを伸ばしていきます。
練習手順
- 3拍子のリズムを手拍子で確認
- 使う音をスケール練習で確認
- 冒頭4小節をなめらかに吹く
- 1フレーズずつブレス位置を決める
- BPM60〜70でゆっくり通す
クリア基準:1コーラスをなめらかに吹け、フレーズが途切れて聴こえない状態。
7. 威風堂々(Land of Hope and Glory)
エルガー作曲の有名な行進曲で、トランペットらしい堂々とした音色を体感できます。音域が中音域中心で、リズムも明確なため、初級者の達成感を高めるのに最適です。
難易度:★★★☆☆ / 音域:中程度 / 習得目安:3週間
行進曲なので、テンポを安定させることが何より重要です。最初はBPM72前後で、付点音符のリズムを正確に取る練習から始めましょう。
練習手順
- 原曲をフルバージョンで聴く
- 有名なテーマ部分(Bメロ)8小節に絞って練習
- 付点音符のリズムを声で歌う
- BPM72でメトロノームに合わせる
- BPM80前後まで段階的に上げる
つまずきやすいポイント
- 付点音符が均等になりがち → 「ターアン・タ」と歌って覚える
- 音量が単調 → クレッシェンドで盛り上がりを作る
クリア基準:有名なテーマ8小節をBPM80で安定して吹ける状態。
8. コンドルは飛んでいく(El Condor Pasa)
南米ペルーの民謡で、独特の哀愁あるメロディーが印象的です。表現力を磨く第一歩として、初級者にちょうどいい難易度です。
難易度:★★★☆☆ / 音域:中程度 / 習得目安:3週間
強弱の付け方や音の余韻を意識しましょう。同じ音でも、息の強さを変えると雰囲気が大きく変わります。
練習手順
- 原曲を何度も聴いて雰囲気を体に入れる
- 使う音域をロングトーンで確認
- 4小節ずつブレス位置を決めて吹く
- 強弱(p〜mfの幅)を付けて表現を作る
- 録音して感情が伝わるか確認
クリア基準:1コーラスを吹け、聴き手に「曲の雰囲気」が伝わる状態。
9. オーラ・リー(Aura Lee)
古いアメリカ民謡で、「ラブ・ミー・テンダー」の元曲としても知られています。シンプルなメロディーながら、フレーズを歌うように吹く表現力の練習に向いています。
難易度:★★★☆☆ / 音域:中程度 / 習得目安:2〜3週間
音を機械的に並べるのではなく、「歌うように」吹く感覚を養いましょう。フレーズの頂点を意識して、自然な抑揚を付けると、曲らしさが出ます。
練習手順
- 原曲(歌バージョン)を聴く
- 歌ってメロディーを覚える
- フレーズの頂点(一番盛り上がる音)を決める
- 頂点に向かってクレッシェンドを付ける
- BPM72で通し練習
クリア基準:フレーズに自然な抑揚を付けて吹け、棒読み演奏になっていない状態。
10. ラデツキー行進曲(Radetzky March)
ヨハン・シュトラウス1世作曲の有名な行進曲で、ニューイヤーコンサートの定番曲としても知られています。リズム感とアクセントの練習に最適で、初級者の集大成として挑戦したい1曲です。
難易度:★★★★☆ / 音域:中〜高 / 習得目安:3〜4週間
テンポが速い行進曲なので、最初はBPM80程度から始めて、運指の確認を優先しましょう。原曲のテンポ(BPM116前後)はあくまで最終目標です。
練習手順
- テーマ部分8小節を音だけで覚える
- BPM80でゆっくり吹く(運指確認)
- BPM90、100と段階的に上げる
- アクセントを意識して切れ味を出す
- 原曲テンポは1ヶ月後の目標として設定
つまずきやすいポイント
- テンポが速すぎて運指が追いつかない → BPMを下げる
- アクセントがすべて同じになる → 強拍だけ強調
クリア基準:テーマ8小節をBPM100以上で吹け、アクセントの位置が分かる状態。
あなたに合う最初の1曲は?初心者向け曲選び診断
「結局どの曲から始めればいいかまだ迷う」という方のために、今の状態に合わせた曲選びの目安を表にまとめました。

※ スマホでは表を横にスクロールして確認できます。
| 今の状態 | おすすめ曲 | 理由 |
|---|---|---|
| まだ音が安定しない | きらきら星 | 音域が狭く、ゆっくり練習できる |
| 短いフレーズを吹きたい | メリーさんの羊 | 音の移動が少ない |
| 同じパターンを反復したい | かえるの合唱 | 繰り返し練習しやすい |
| トランペットらしい曲を吹きたい | 聖者の行進 | 明るく達成感がある |
| 音を長く伸ばす練習をしたい | 埴生の宿 | ロングトーン練習に向く |
| 表現力をつけたい | アメイジング・グレイス | 息の流れとレガートを練習できる |
迷ったら、最初は「きらきら星」から始めてください。簡単すぎると感じても、きれいな音で安定して吹くのは意外と難しいものです。簡単な曲を丁寧に吹けるようになることが、次の曲への近道です。
練習曲を効果的に活用する5つのコツ
練習曲を選ぶだけでは、上達のスピードは決まりません。同じ曲を吹くにしても、次の5つのコツを意識するだけで習得スピードが大きく変わります。
1. ゆっくりしたテンポから始める
原曲のテンポで吹こうとせず、メトロノームでBPM60〜70から始めましょう。「遅すぎる」と感じるくらいから始めることで、フォームと音が安定します。慣れたらBPMを5刻みで上げていきます。
2. フレーズを区切って練習する
初心者は最初から曲全体を通そうとしがちですが、苦手な2小節だけを10回繰り返す方が、はるかに早く吹けるようになります。曲全体ではなく「できない部分」に時間を使ってください。
3. 録音して自分の演奏を聴く
スマホで録音するだけで十分です。演奏中には気づかない、音のかすれ、テンポのズレ、リズムの揺れがはっきり分かります。「録音して聴く」を毎回の練習に組み込むことが、独学で上達するための最大のコツです。
4. 原曲を聴き込む
練習する曲は、楽譜を読む前に必ず原曲を聴きましょう。メロディー、リズム、強弱の付け方を耳で覚えておくと、楽譜だけで練習するよりも素早く曲のイメージがつかめます。
5. 毎日少しずつ続ける
週末に2時間練習するよりも、毎日15〜20分の方が効果的です。トランペットは唇の感覚が大切な楽器なので、日々のコンディション維持が上達に直結します。忙しい日は5分のロングトーンだけでも構いません。
「自宅で大きな音を出せない」「どこで練習すればいいか分からない」という悩みは、トランペット初心者の代表的な壁です。ミュート活用やカラオケ・公共施設など、具体的な選択肢はトランペット初心者の練習場所と自宅での静音練習法で詳しく解説しています。
トランペット初心者が練習曲でつまずく原因と直し方
「練習しているのに上達を感じない」「途中で止まってしまう」というときは、たいてい原因が決まっています。よくある6つの症状と直し方をまとめました。

※ スマホでは表を横にスクロールして確認できます。
| 症状 | よくある原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 音がかすれる | 息の支えが弱い、唇に力が入りすぎ | ロングトーンに戻り、短い音から安定させる |
| 高い音が出ない | 音域がまだ広がっていない | 高音曲を避け、中音域の曲で基礎を作る |
| 息が続かない | フレーズを一息で吹こうとしている | 2小節ずつ区切り、ブレス位置を決める |
| リズムが崩れる | 原曲テンポで吹こうとしている | メトロノームを遅く設定する |
| 指が追いつかない | 運指だけの練習が不足 | 音を出さずにフィンガリングだけ練習する |
| 曲の途中で止まる | 最初から通し練習ばかりしている | 苦手な2小節だけを反復する |
初心者の段階では、曲が吹けない原因を「才能がない」と考える必要はありません。多くの場合、曲が難しすぎる、テンポが速すぎる、息の使い方が安定していない、フレーズを分けて練習していないことが原因です。
うまく吹けないときは、曲を変える前にテンポを落とし、2小節ずつ区切って練習してください。録音して聴き返すと、演奏中には気づかなかった音のかすれやリズムのズレが分かりやすくなります。
トランペット初心者向け練習曲の無料楽譜を探すときの注意点
初心者向けの練習曲は、無料で楽譜を探せる場合もあります。ただし、インターネット上の楽譜がすべて自由に使えるとは限りません。無料楽譜を使う場合は、配布元が明確で、利用条件が確認できるサイトを選びましょう。
特に、発表会や動画投稿、演奏会で使う場合は、曲そのものの著作権や編曲の権利に注意が必要です。練習目的で使う場合でも、出典が不明な楽譜をそのまま使うのは避け、教本や公式に配布されている教材を活用するのがおすすめです。
※ スマホでは表を横にスクロールして確認できます。
| 探し方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 教本付属の楽譜 | 初心者向けに整理されている | 購入が必要 |
| 公式教材サイト | 利用条件が分かりやすい | 曲数が限られる |
| パブリックドメイン曲 | 古い童謡・民謡を探しやすい | 編曲版には権利がある場合あり |
| YouTubeレッスン | 音で確認しやすい | 楽譜の利用条件を確認する |
本記事で紹介する10曲のうち、「きらきら星」「メリーさんの羊」「かえるの合唱」「聖者の行進」「埴生の宿」「アメイジング・グレイス」「オーラ・リー」などは古典的なメロディーで、パブリックドメインに該当する原曲が多くあります。ただし、特定の編曲版や移調版には権利が残っている場合があるため、楽譜を使うときは配布元の利用条件を必ず確認しましょう。
練習曲と並行して使える初心者向けトランペット教本3選

練習曲と並行して基礎を固めたい場合は、初心者向けの教本を1冊用意すると練習が続けやすくなります。ただし、最初から難しい教本をすべて進める必要はありません。まずはロングトーン、タンギング、簡単なメロディー練習に絞って使いましょう。
1. アーバン金管教本(Arban’s Complete Conservatory Method)
金管楽器の聖書とも呼ばれる定番教本です。基礎から応用まで網羅された分厚い1冊で、長く使えますが、初心者がすべてを進めるのは現実的ではありません。最初はロングトーンと簡単なスケール練習だけに絞り、慣れてから他のセクションに広げるのがおすすめです。
2. デイリー・ルーティン(Daily Routine)
毎日の基礎練習(ロングトーン、リップスラー、タンギング、スケールなど)をコンパクトにまとめた教本です。1日15〜20分でできる量にまとめられており、初心者の継続練習に向いています。
3. クラーク初心者のための技術練習(Clarke Technical Studies)
運指と指の動きを鍛えるための定番教本です。簡単な音階練習からスタートでき、独学でも使いやすい構成です。練習曲と並行して使うと、運指の苦手意識が早く解消できます。
独学で進めるか、教室で習うか迷う方は、トランペットを独学で続けるか音楽教室で習うかも参考にしてください。練習が続かない方は、楽器練習が続かない人向けの習慣化のコツもあわせて読むと、長く続けるヒントになります。
1人での練習に慣れたら、合奏で曲を演奏する楽しさにも挑戦したくなります。社会人からでも参加できる吹奏楽団については、大人初心者が入れる吹奏楽団の探し方で、レベル・費用・入団の流れまで詳しく紹介しています。
練習効果を高める楽器メンテナンスの基本
毎日の練習で楽器を長く良い状態で使い続けるには、最低限のメンテナンスが必要です。複雑な手入れは必要なく、以下の3つを習慣化するだけで十分です。
- 練習後にマウスピースを水で軽く洗う:唾液の付着を防ぎ、衛生的にも良好。週1回は中性洗剤と専用ブラシで洗浄。
- ピストンにバルブオイルを定期的に塗布:動きが鈍くなったら塗布のサイン。初心者は週2〜3回が目安。
- 練習後に本体を柔らかい布で軽く拭く:指紋や手汗を放置すると変色の原因に。1分の作業で楽器の寿命が大きく変わります。
本格的な分解洗浄(年1〜2回)は楽器店に依頼するのが確実です。詳しい手順や、ピストン取り外しの注意点については、別途メンテナンス専用記事で解説予定です。
トランペット初心者の練習曲に関するよくある質問
Q. トランペット初心者は最初にどの曲を練習すればいいですか?
A. 最初は「きらきら星」または「メリーさんの羊」がおすすめです。音域が狭く、メロディーを知っている人が多いため、音を安定して出す練習に集中できます。
Q. トランペット初心者でも簡単に吹ける曲はありますか?
A. 「きらきら星」「メリーさんの羊」「かえるの合唱」は、初心者でも始めやすい曲です。最初はテンポを落とし、2小節ずつ区切って練習しましょう。
Q. 1曲をどれくらい練習すれば次に進んでいいですか?
A. ゆっくりしたテンポで3回連続して止まらず吹けたら、次の曲に進んで構いません。完璧を目指しすぎるより、後で戻って復習する方が続けやすいです。
Q. 無料楽譜で練習しても大丈夫ですか?
A. 配布元と利用条件が明確な楽譜であれば練習に使えます。ただし、出典不明の楽譜や無断転載の可能性があるものは避けましょう。発表会や動画投稿で使う場合は、編曲版の権利にも注意が必要です。
Q. 高い音が出ない場合、どの曲を避けるべきですか?
A. 音域が広い曲や、サビで高音が続く曲は避けましょう。最初は中音域で吹ける「きらきら星」「メリーさんの羊」「埴生の宿」などから始めるのがおすすめです。
Q. 練習曲は順番通りに進めるべき?
A. 基本的には記事の順番をおすすめしますが、知っている曲・好きな曲があれば、その曲から始めても構いません。ただし、いきなり後半の曲に挑戦すると挫折しやすいので、最初の3曲(きらきら星・メリーさんの羊・かえるの合唱)はぜひ取り入れてください。
Q. クラシックよりもポップスやジャズの曲を吹きたいのですが?
A. 練習曲としてはクラシック・童謡を経由する方が、音域・リズムともに無理なく上達できます。基礎が安定してから、好きなジャンルの曲に挑戦すると、楽しみながら上達できます。
Q. 独学でも上達できますか?
A. 基礎練習と本記事の練習曲程度までは独学でも十分上達できます。録音して自分の演奏を確認すること、メトロノームを使うことを徹底すれば、レッスンに通わなくても着実に進歩します。ただし、フォームの癖は自分で気づきにくいため、1〜2ヶ月に1回でもレッスンを受けると上達が早くなります。
Q. 練習の効果を高めるための楽器メンテナンスは?
A. 練習後はマウスピースを水洗いし、ピストン部分にバルブオイルを定期的に塗布しましょう。週に1回程度、軽く全体を拭くだけでも、楽器のコンディションが大きく変わります。詳しいメンテナンスは別記事でも解説予定です。
【一緒に練習するトランペット仲間を探したい人へ】
同じレベルの初心者トランペット奏者や、吹奏楽団・ブラスバンドの仲間とつながると、練習のモチベーションが大きく変わります。EMMUでは、トランペット仲間や吹奏楽仲間を探すことができ、楽器ジャンルごとに活動情報を共有できます。
トランペット練習とあわせて読みたい記事
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まとめ:楽しみながら着実に上達しよう
トランペット初心者が1ヶ月で身につけるべきは、「音を安定して出す」「短い曲を止まらず吹く」「録音して改善点を見つける」の3つです。最初の1ヶ月で派手な曲を吹こうとしないことが、長期的な上達への近道になります。
毎日15〜20分の練習を続け、メトロノームと録音を必ず使う。たったこれだけで、独学でも着実に上達できます。
うまく吹けない日があっても、テンポを落として続ければ大丈夫です。簡単な曲をきれいに吹けるようになったとき、トランペットを始めて本当によかったと感じる瞬間が必ず来ます。今日からまず「きらきら星」を1音ずつ吹くところから始めましょう。
※ 本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。Amazon.co.jpアソシエイトとして、EMMUSは適格販売により収入を得ています。


